終わりなきあべこべ世界 作:将軍
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「あー疲れた…」
「まさかお兄さんが外の世界から来るとはねぇー」
「…そうだなぁ。昔っから、心配性だったからなぁ。捻れた、拗れた、とかだろうなぁ」
兄は昔っからそうだった。何事かと思えばそうでもないことだったり、俺に関することだったり。大袈裟で、心配性。
「…つっても、俺自身、よく覚えてないんだが…」
「せんぱーい!」
「おわっ!?」ドカッ
「えへへ〜♪」
「せん…ぱい?」
「せんぱいってなんだ?」
「年上の人のことを言うのよ!ねえ、先輩。最近、メリーに霊が取り憑いてるらしいの」
「霊が?…またか」
「でも、神主さんが言うにはね?かなり神秘的な霊で、それこそ並の霊が三桁集まってようやくってとこらしいの」
「そりゃすげぇ」
「でも、その代わり攻撃力も半端なくて」
「ほー」
「先輩に対する独占欲がって神主さん言ってたの。だから…」
スルッと音がするように落ちて来たのは…メリー?あの隙間は…八雲か。約束でもしたのだろうか?
「メリー、髪の毛がこんなに伸びちゃって」
「ああ、どっかで聞いたことがあるな。髪の毛は霊力がなんたらって。巫女様はそれで髪切ってないらしいが…」
「霊夢の髪の毛長いのそう言う意味だったのか」
「チルノちゃん急に知的なこと言い始めたね」
「…で、どうすれば良いんだ?」
「1日、八尺様みたいに閉じ込めておくね」
「…おい、その話はやめなさい」
「え?」
八尺様…俺がこの世で1番聞きたくない単語だ。1番、そう、1番。母親か八尺様なら母親を選ぶほど。
「…いや、なんでもない。ただ、1日泊まる場所がないんだな」
「それならもう許可取ってるわよ?」
「…どこの?」
「紅魔館♪」
用意周到な後輩は出来がいい。だが、用意周到すぎて引く。
「…はぁ。出来がいいのか悪いのか…」
紅魔館 とある部屋!
「ご飯はここに3食。二人分置いておきますので」
「ああ、ありがとうございます」
「それでは」ガチャンッ
「…本当に覚えてないんだなぁ…メリーや蓮子、兄貴が覚えててくれたのは嬉しいなぁ…」
「んぅ…」
「寝てたか。添い寝ってやつでもするかな…ほい、布団を…ん?」
「れん…こ…そっ…ちは…」
「なんか夢でもみてんのか…なんか冷えて来たな。さむさむ、布団に入るが吉よ吉」
「…フフッ…」ニヤリ
「…メリー…」ギュッ
「!!」
…あったけぇ…これが人の温もりというものか。肌の温もりか?なんだっけな。忘れたからいいや
「…?」
「zzz…」
「ほんっと空気読めないですよね先輩って…!」
数時間後
「…んぁ」
「起きましたか先輩。ここ、どこですか?開かずの扉なんですけど」
「1日過ごせば出れるさ。ご飯を食べるか…」
「…待て、この密室空間なら襲っても文句ないのでは?」ピキーン
「お前本当そういうところで台無しにしてるからな」
「…ま、良いか。先輩の守護霊よこっちに寝返れ!」
「こーら好き勝手やるんじゃありません。ほら、メリー。ご飯を」
「ところで蓮子は?」
「蓮子は今席を外してる。水入らずで楽しめってさ」
「もうやだ蓮子ったら///」
「…とりあえず。お前風呂入ってこい」
「え?お楽しみが?」
「あるわけねえだろ」
この後輩、一体何を楽しみにしているのだろうか。いまだにわからん。ただ、俺は案外こいつとの二人っきりもそう悪く思わないということだけは確かだ。
「久々にあったなぁ…兄貴。確か幻想入りする前の3年は絶対会ってないから…6年くらいかな!」
「せんぱーい、お風呂いいですよー!」
「おう、すまん…」ガララッ
「裸待機は気持ちが」
「な!」ピシャァッ
「せんぱーい!」
「服着ろ!」
「んな!?」
数分後
「…メリー?待て、何をしようとしてる?」
「え?いや、一緒にお風呂に」
「誰が行くか誰が!」スパァンッ
…最近、俺には後輩の性格がわからなくなって来た。十中八九おそらく大体ほぼほぼ蓮子が原因だろう。メリー?あいつはマシだよ
翌日
「…ほれ、出せー!」
「どうだったメリー!?」
「むっちゃ気持ちよかった…」
「お前盗撮してたもんな」
「先輩の肉体美先輩の肉体美先輩の肉体美先輩の肉体美先輩の肉体美先輩の肉体美先輩の肉体美先輩の肉体美先輩の肉体美先輩の肉体美先輩の肉体美先輩の肉体美(ry」
「何言ってんだメリー」
「メリー!…後で私にも見せて」ボソッ
「聞こえたぞおい」
「え?意外と聴力いいんですねぇ先輩」
「腹立つねぇ」
とまぁ威勢を張る後輩は少し嫌いだ。どれくらい嫌いかっていうと廃れてしまったコンテンツ並みにきら
「嫌わないでください先輩!」
「うわっ!?」
「先輩が命綱なんです!文字通りの命綱!」バギッバギッ
「す、すまんかった!謝るから!やめてくれ!」
「先輩!なんで外の世界に」バゴッ
「蓮子!やめなさい!」
「いやよ!だって、だって!」
「蓮子…ワガママが行きすぎてないか…?」
恐る恐る確認する。かなり面食らった様子だ。俺自身、面食らっている。体全体が軋むように痛い。なんでだろうか?
「…いつっ…」
「だ、大丈夫!?お、応急箱…違うこれ魚用だ!」
「冷却治癒法!」
「なんかいきなり知的になったね君」
「…多少はマシになったがな。多少だな」
全く妖精が治療を行う幻想郷とは不思議でたまらん。足の裏が歩くときにつっちまうくらいたまらん。
何かたまらんのかは知らん。
WOW!WOW!釘パンチ!