終わりなきあべこべ世界   作:将軍

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誰かこの先作ってくんねーかな


第38話

 

地底入り口

 

「新たな門出に祝いを!」ピョンッ

 

地底

 

グギッって音が鳴ると同時に景色が一変する。地面の中なのに、まるで祭りの神社。懐かしい。あの時俺もよく行った。

 

「いつつ…」

 

「…どうしたの?地底に落ちてくるなんて、地上で嫌なことでもあったのかしら?」

 

「…はて、誰なのか…」

 

「名乗るなら自分から名乗りなさいよ」

 

「確かに。俺は養子。よろしゅう」

 

「変な名前ね…妬ましい。そして死ね。私はパルスィよ」

 

「お前の方が変な名前だばーか」

 

「口の中で大爆発起こすわよ?」

 

「すまん」

 

水橋パルスィ…女神らしい。自由の女神像みたいな人ではないが、かなり良い人みたい。よう知らんけど、妬むのが大好きな人種。

 

「…ところでここの病院はどこかご存知でございましょうか」

 

「え?ああ、そう言えば上から落ちてきた時どっか折らなきゃ死ぬものね。ないけど」

 

「ないの!?」

 

パルスィ宅

 

「…ま、男に料理出すことなんて私からしては奇跡に近いことだから、あまり期待しないでね。妬ましい」

 

「ハマーンかあんたは…ま、期待しておくべ」

 

「期待しないでって私言ったわよね。そのお花畑な頭が妬ましい…チッ」

 

「今のガチだったろ」

 

さて、新天地で他人に世話になるのを競うゲームでもしているのだろうか。俺自身、なぜこんなことになっているのかわからない。いや、多分『病院はないから私の家で療養してあげるわ』的なアレだろう。都市伝説かと思っていたが、あながち現実にもあるものだ。

 

「はい、ハンバーグ」

 

「いただきます」

 

数分後

 

「ごちそうさまでした」

 

「はやっ」

 

「美味しかったで候」

 

「…?」

 

「あと、数日間ほどここに泊めてください」

 

「…その足の骨が治るまでなら良いわよ」

 

「ありがたやありがたや!」

 

「なんでそんなにありがたがるのかわからないわね…妬ましい」

 

「こじつけ論」ボソッ

 

「なんですって?」

 

「イイエナンデモ」

 

翌日

 

「…あの、すいません」

 

「何かしら?」

 

「エプロンつけた状態でこっちじっと見るのやめてもらえますか…せめて、布団から出た後に…」

 

「なんでよ。別に良いじゃない」

 

「良くないの…その、着替えれないって言うか…」

 

「…あら、男ってのはそう言うの気にしないと思ってたけど…それじゃ、着替えたらご飯食べて」ガララッ

 

…ん?待て、俺着替え持ってたか?持ってたとしてここ、妙に湿っぽいから乾いてるか?…わかんねー…

 

「とりあえず着替えるか…あっ少し湿ってる…しゃあないしゃあない。最悪上半身裸でも良いように暮らすしかない」

 

「今なんて言った?」ガララッ

 

「…いや、何も」

 

「そう?それじゃあ良いや」

 

…え、なに、いまの…こわっ

 

「…良いや、着替えよ」

 

それから数分!短い!

 

「…ウィッス」

 

「朝はパン一択よ。さて…」スチャッ

 

「いや…せめて布団から出た時って言いましたけど…カメラは流石に…」

 

カメラ<ジー

 

「何よ。別に録画してるだけじゃない。さ、早く食べなさい。全部記録してあげるから」ジー

 

「…ええい、ままよ!」モグモグ

 

「良い食べっぷり」

 

「んぐっ…はぁ…食った」

 

「早いわね」

 

「早かろう早かろう。それじゃ、食後の運動を」

 

「だめよ。地底はかなり危険なの」

 

…地底ってそんな危ない場所だったんだ…いや、地底ってまずどんなとこ?とパルスィさんに聞いてみた。すると、『人間を食う妖怪がいる』『鬼がいる』『毎日どんちゃん騒ぎ』『何があっても自己責任』『たまに閻魔がやってくる』とのこと。たまに閻魔が来るってどんな世界線?

 

「…いや、すげーな。地底って。幻想郷って本当なんでもありだな」

 

「あと、地獄の女神っていう汚らしい女に魅入られたら私たちじゃどうしようもできないの。わかった?」

 

「地獄の女神ぃ?やべーな、俺ぁ女神様を手駒にできるほど偉くはないんだが」

 

「違うのよ。女神に魅入られるということは、あなたがどれだけあいつを嫌っていても、あいつの権利は地底内部を支配するくらいなの」

 

「はえー…」

 

「そうなったら地上に出なきゃいけない。それは嫌でしょう?」

 

「いや、まぁ」

 

「だったら、外に出ず家でひっそりと暮らすことをお勧めするわ妬ましい」

 

「妬ましさが途中で出たなおい」

 

「…ま、そんな地底に来るのは命知らずか事情を知らない外来人かくらいなの。わかった?」

 

「ああ、わかった」

 

「フフ…それで良いのよ。全く、逃げ場があるなんて妬ましい」

 

「ほぼこじつけだろうが」

 

というかこれ、今後どうなるんだ?俺、その地獄の女神様とやらに出会わなけりゃ寿命全うして死ねるのか?…ってもう死んでるような奴だけどな!ヒーハー!

 

「…なんか、もう考え方がネガティブになってきたな。ポジティブポジティブ!」パンッ

 

「ところでさっき言ってた上半身裸は」

 

「ブブァッ!?」

 

このやろうガッチリ覚えてやがった!?

 

「…やらないの?」

 

「いや、そのうち…そのうち、な。だからほら、睨むなよ」

 

「…妬ましい。私にこれだけ話す「」をよこすあなたが妬ましい」

 

「それは作者に言えよ!?」

 

「まあ良い。それにしても本当に綺麗…」

 

「ん?なんか急に話が変わったような」

 

「この透き通るような目…綺麗な耳、綺麗な髪、綺麗な…」

 

「やめんか恐怖しか感じねえ!」

 

「なぜだめなのかはわからないけど、そういうならやめるわ。妬ましい」

 

「おい、誰かこいつに嫉妬以外の感情分けてやれ」

 

「この家私とあなた以外誰もいないわよ」

 

 

 

 

 




コトリバコがどっかで盗まれた事件ってあったらしいですね。
結構前に。作者、そう言うの割と信じないタイプなんですが、幻想郷の世界では信じるのが当たり前だと思ってます
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