FALSENESS TALE   作:謎の通行人 δ

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どうもただの謎存在です!

デートを書く予定だったんですが、展開上Gaster君はデート不参加ということにさせました。
まあ、どうであれシリアスがちょっと続くぐらいどうってことないよね!…ね!



では、本編どうぞ!


パピルスとデート…の間にサンズと…

「おー…っと、」

やっぱバタースコッチパイは偉大だな。あんだけがっつりダメージ食らってたのに、戦闘状態が解除されても痛くもなんともない。

しっかし…なーんでバタスコだったら回復するんだ…?何か変な設定でもあんのか?とか考えていると、霧が完全に晴れた。

…ま、今はそれより…

 

「フリスク、どうする?一回パピルスの家行くか?」

 

「うんっ!」

満面の笑みで答えるFrisk。

おけおけ…っと…?

…なるほどな。

まあ、Papyrusとデートするのは俺じゃなくてFriskだし、その間…俺にもちょっとやることができたらしい。

 

「フリスク、ちょっと俺用事ができたからパピルスとデート、一人で大丈夫か?」

 

「?用事…って?」

っと、それ聞かれるか…いやま、そうだよな。

 

「ちょっとフリスクには早い話かな。」

…まだ知るべきじゃない、知らせるわけにいかない、って意味ではな。

 

「…まあ、大体デートって一対一でやるもんだし、俺がいなくてもちゃんと出来る、って信じてるが。」

一度Friskの目線に合わせてしゃがんで言う。

 

「むー…ちゃんと戻って来てくれるんだよね?」

ちょっとだけ頬を膨らませて言うFrisk。…かわいい。

 

「勿論。そんなに時間はかからねえから、デートが終わるまでには戻れる。」

 

「…分かった…約束だからねっ!」

 

「ああ。パピルスによろしく言っといてくれ。」

ちょっとだけ右手を振ってFriskを送る。……さて、

 

「…はぁ…覗き見か?趣味が悪いな、サンズ。」

立ち上がって、後ろを向かずに言う。と…

 

「っへへ、バレてたか。」

シュッ、とSansが目の前に出てきた。…わざわざ後ろ向かなかったのに方向まで揃えたのか。

 

「…ま、どうせ監視だろうがな。そんなに信用が無いか?」

 

「まあな。…現に一度、クソガキはパピルスを攻撃した。」

…明らかに敵意を持ってるな。

 

「ありゃフリスクの意思じゃない。」

 

「根拠は?」

 

「俺の直感。」

 

「根拠って何か知ってるか?」

知ってるに決まってんだろ何言ってんだこいつ。

…ま、冗談はさておき。

 

「冗談だ。今回、確かにフリスクは[FIGHT]を押した。…が、赤閃は勝手に通ったんだ。フリスクが斬りつけたわけじゃねえ。…そもそもフリスクには武器になるものを渡してない。」

そう。

フリスクには万が一に備えて武器を全くもたせてない。強いて言うなら拳だけ。それは打撲になるはずだから斬る残像である赤閃にはならないはずだ。

 

「…じゃあ誰がやったってんだ。あの場にはお前とクソガキしかいなかっただろ。」

 

「いいや、もう一人いる。」

ポケットに手を突っ込む。…いや、カッコつけとかじゃなくて…いや、ちょっとそれもあるけど、単純にちょい寒い。

 

「何?弟とか言うんじゃねえだろうな?」

 

「バカ言え。パピルスだとしても自分を斬りつける理由なんかねえだろ。」

ある意味、第3視点から見下ろしてる奴で、相手に赤閃を入れたりできる奴、そして防御のための骨を一撃で砕いてダメージを入れれるやつ。

 

「……キャラ。」

 

「っ!」

そう言った瞬間Sansは一歩足を引いて、少し苦い顔をした。

 

「……あいつか。」

 

「そ。多分、だけどな。今頃はフリスクとパピルスのデートでも見守ってんじゃねえか?」

 

「お前何を呑気に…!」

 

「あぁ、待て待て。」

急いでショートカットを使おうとするSansの腕を掴み、待ったをかける。

 

「お前何を…!」

 

「大丈夫だ。デート中にあいつは攻撃できねえ。」

 

「何でそんな事が言い切れる…!」

苛ついてんな、血管浮き出てるし。…まあ無理もないか。つーかあの血管どこに通ってんだ。

 

「本体がフリスクで、まだフリスクの方の意思が強い から。あと、デート中に攻撃、なんて事が出来るようにプログラムされてないから。」

は?とSansは眉をひそめた。…眉ないけど。眉間にシワが寄った感じだな。…あくまで感じ。骨だから詳しくはわからん。

 

「まさか気付いてねえわけじゃねえだろ?この世界は一律のルールに則って存在してる。そのルールに反するのは不可能だ。…言うなら、ゲームのプログラム。…ピッタリの表現だな。」

 

「………」

一度、Sansは抵抗をやめた。…おーけー。

 

「これは仮説だが…そのプログラムは大まかに、どういう行動をキャラクターに取らせるかは決められても、詳細には決められない。そこを決めるのはプレイヤーだからだ。…その、()()()の部分が緩くなってんだ。何でかは分からんが…ま、十中八九セーブ&ロードとかの関係だろうな。あと俺っていう元プレイヤーの存在か。まぁ言いたいことは、最早プログラムは本当に()()()()しか制御できてないって事だ。だからパピルスの記憶の一部が継承されて、お前やら博士やらフラウィーの記憶も鮮明になる。パピルスもあんな感じに暴走しかけるし、色んな所で差異が起こる。」

 

「待て、だったら今も…」

再び力を入れようとするとSansの腕をもう少しだけ強めに握る。

 

「だから話を最後まで聞け。ここで重要なのは、逆に言えばある程度はプログラムに沿ってる、って事だ。だからキャラも、コマンドの司令なしには攻撃は出来なかったから無理矢理フリスクに[FIGHT]を選択させるような真似をとった。…つまり、こっち側の人間が攻撃するにはコマンドが必要なんだ。いくらなんでもデート中にいきなりFIGHTコマンドを出現させたりする事はある程度プログラムが沿ってる今現在不可能だろ。だから、今キャラがパピルスを攻撃するのは無理だ、って事だ。」

…まあおそらくだが、プログラムが存在してて、かつN、Pルートを通る限りは勝手に攻撃は出来ねえだろうな。コマンド選択による攻撃はUndertaleにおいてルール、というか、Undertale自体が「そういうゲーム」だからな。

そこを覆す、っつーのは、それこそゲーム自体のプログラムの破壊、もしくはGルートの完遂を意味する。そんな事になったらUndertaleじゃなくなるか、データを消すしかなくなるから無理だろ。…チートとかで破壊しない限りは。

 

「はぁ…ったく…」

と、Sansはため息をつき、片手で顔を覆って首を振った。

 

「だが、あくまでこれは仮説だ。もしかしたらそんなに難しい事にはなってないかもしれないし、もしくはもっとややこしい事になってる可能性もある。」

…これよりややこしい事となると…ま、俺が大部分の原因になるだろうな。

 

「…ま、どうであれおいらはお前の監視を続けるぜ。…何が起こるかわからないこの世界でお前が何か間違ったりしないようにな。…前にも言ったが、もし虐殺なんか選ぶなら…」

少しSansの左目が青く光るが、Sansが言う前に俺は、

 

「容赦なく殺す、だろ?わーってるよ。俺とてそこまで馬鹿じゃない。…んじゃ、俺はフリスクの所に戻らねえといけないんでね。お前も来るか?」

と聞くとSansは軽く笑って、いやいい、とだけ言って踵を返した。

 

「…あ、そうだ。お前ウォーターフェルまで着いてくんのか?」

ふと思い、聞くとSansは首だけ振り返って、

 

「当たり前だろ。生憎おいらはそこでも仕事があるんでね。2つ仕事をすればその分休憩時間も2倍、ってな。」

 

「馬鹿言え。」

こっちも少しだけ笑って返した。Sansからの返答は無く、そのままSansはスノーフルの街の方に歩いていって、物陰に入り込んだ。…どうせショートカット使うんだろ。

 

 さて、俺もPapyrusの家に急ぐとするかな。




よし、次こそは…次こそはウォーターフェルに行かせなければ…話が進まない…
まあ、流石にもうスノーフルでやることないので、次はちゃんとお魚さんが待ってる所に行きますか。



では、最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
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