はい、追いかけっこですね。当然原作のまま行くつもりはありません。
あと、今一応僕テスト期間中なんですが…何やってんですかね。
では、本編どうぞ!
「読めそうか?」
「うん。なんとか。」
そう返事をして、Friskは石版を読み始めた。
『なぜニンゲンはモンスターを襲ったのか?彼らには脅威など存在しないかのように思われた。人間は圧倒的な力を持つ。全モンスターのタマシイを集約してようやく…一人のニンゲンのタマシイに匹敵するほどその力の差は歴然としているのだ。』
『だがニンゲンにも弱点が一つある。その弱点には皮肉にも彼らのタマシイの強さが関係している。ニンゲンのタマシイは死後も肉体を離れ、存在し続けることが可能なのだ。』
『このためニンゲンを倒したモンスターはそのタマシイを奪うことができる。モンスターがニンゲンのタマシイを取り込めば、底知れぬ力を持つ恐ろしい怪物となるのだ。』
と、最後の石板には、また形容しがたい姿の生き物が描かれていた。見ていると目を背けたくなるような、少し恐怖心を煽る絵だった。
「っ…お兄ちゃん、これって…モンスターを地下に閉じ込めたのって…人間ってこと…?」
「…そうだな。2つの種族間で戦争があって…いや、人間がモンスター側に戦争をふっかけて、その戦いでモンスター側は敗北。地下に閉じ込められる羽目になった、って感じか。」
人間もそのタマシイの強さとかなんとかの仕組みは分かってて吹っかけたんだろうか。…まあ、この石版もかなり古いみたいだし、モンスター側にその知識が当時あったってことは人間側も知ってたか…
「…そんな…」
と、Friskの表情が暗くなる。…もう…
「フリスク。あんまり気に病むな。…気にするなとは言わんが、こんな所で立ち止まってても何にもならねえ。なら、自分のできる最善を尽くせ。人に迷惑のかからない程度でやりたいことをやれ。」
「っ…うん。わかった。進も。」
「おう。」
んー…やっぱ少しショックだったみたいだな。まあ、ここまで触れ合ってきたモンスターもみんないい人だったし、そんな人たちを地下に閉じ込めたのが自分と同じ人間だったとなれば、ちょっとショックか…本当に優しい。
と、ここでフリスクが気付いた。
「…あれ、ここからどう進むの…?」
道がないのである。先にあるのは人一人が乗れるか、というレベルの小さな木の板だけ。…これは実世界の初見じゃ気付けんだろ…。
「フリスク、ちょっと失礼。」
「?わっ!」
Friskを抱っこし、木の板に乗る。…これ大丈夫だよな…?
てま、恐る恐る足を前に出すと、木の板も前に進む。おおぉ…こんな感じなのな…
「わっ!?すごい、お兄ちゃんよく分かったね…」
ははは…元プレイヤーですとか言えねー…
で、木の板を降り、木でできた足場を渡って進む。
と、
「…なんか不穏だな…」
後ろからの光で前に影ができている。Friskの後について長い木の足場を渡っていく。……あー、ここは…
と、上に水色の光が見え…
「!フリスク!」
「えっ?」
咄嗟にFriskの手を引いてこっちに引き寄せる。と同時に…
ドン!
目の前に水色に光る槍が落ちてきた。
「っ!」
と、向こう岸に鎧姿のUndyneが見えた。
…来たか。
と、Undyneは3本の槍を出現させ、こちらに放ってきた。
「チッ」
Friskの手を引いて、先へ走る。が、
「っ!?」
なんと、外れたはずの槍が若干追尾しながら追ってきていた。
「っの野郎…!」
何だ!?何やってんだよ!?Sansとかなら確かに骨だし、何ならガスブラは半分生き物みたいなところあるから動けてもまだ納得するぞ!?なんで槍をそんな簡単に追尾させてんだよ!?
「っこの…!」
と、後ろから迫ってくるやりに少し掠った。と、背景が白黒に切り替わる。
「っ!」
と、上から大量の槍が降ってきた。急いでポケットからサバイバルナイフを出し、背で弾いていく。
と、少し経つとまた色が戻り、逃走を再開する。
そういや、ここは進んでちょっと戻ってを繰り返せば当たりにくいんだったか?と思うも、後ろから槍が追尾してきている以上、戻ることは許されない。なら…
「追いつかれないぐらいで全力疾走するのみ…!」
Friskはちょっとついていけないと判断して、再び抱っこし、全力疾走する。
「フリスク。かなり揺れるが我慢してくれ!」
「わ、わかった!」
そうして走っていると、また背丈の高い草むらが見えてきた。よし…
そしてその草むらに駆け込んでFriskを下ろし、しゃがむ。片膝をついて体勢を低く、また反撃もできるように念の為右手にサバイバルナイフを持っておく。と、
ガサ、ガサ、と音が近づいてくる。と、目の前で音が止まった。そしてUndyneは腕を振り上げ、そして…
ブン!
と、左側から何かがゆっくり上がっていった。…Monstar Kid君がいた。いつの間に…
と、UndyneはMonstarKid君を
何…?
…おいおいおい、嘘だろ…!?
Undyneはゆっくりと右手を上げ、そしてその右手に光る槍を出現させた。
「っ…!」
どうする…どうする…!
最終、俺のソウルを相手に引き渡せばFriskは守られるか…?いや、こいつのことだ。何かと理由をつけて二人とも殺していくだろう。クソ…どうする…下手に動けば更に見つかる…どうすれば…どうすれば…!!
と、Undyneは槍を振り下ろ…
フルフルフル
「?」
そうとした瞬間、ガサガサと草を分ける音がし、Undyneの足元でフルフルと体を揺らしながらチビカビが出てきた。…なんでここにいるのか知らんが…
と、Undyneは槍をかき消し、そのチビカビをまじまじと見たあと、後ろを向いて帰っていった。
「…っは…」
そうして十分離れたのを確認してから息を吐く。
心臓の鼓動が早い。我ながらめちゃめちゃに緊張してたんだな…ま、生死の境界にいたようなもんだしな…
「お、お兄…ちゃん…」
ふとその声で横を見るとまだ少し震えながらFriskが袖を掴んでいた。
「…もう大丈夫だ。あいつは来てない。」
「っ怖…かった……!」
脱力したようにそのままふっ、と後ろに倒れそうになったFriskを支えて、草むらから出た。と、ヒョコ、とMonstarKid君も出てきた。
「やべェ…今の見た!?アンダインに…触られたぜ!!俺もうぜーったい顔洗わないもんね!」
「いやそれは洗えよ。」
思わず出た。
「いやいやだってよ!あのアンダインに触ってもらったんだぜ!?なんだ?羨ましいのか?もーちょっと左の方にいたらどストライクだったのにな!」
君の言うどストライクは、俺らにとっちゃ、どStrikeになるんだよ。つまり死だ。
「ま、元気だせって!アンダインにはまたきっと会えるよ!」
と言うと、MonstarKid君は走っていった。で、顔面からコケた。…こりゃ帰ったら顔洗わざるを得なくなったな。
まあ、そんなことも気にせず、Monstar Kid君は何ともなかったかのように走っていった。流石はダイヤモンドメンタル…
…つーかできればもう会いたくねえなー…Undyne。
次の投稿ちょっと遅くなるかもです。書く時間が無い可能性がありまして…
普段なら投稿する頃には次の話の半分くらいはできてるんですが、今まだ4行ぐらいしか書いてないんですよね…
では、最後まで読んでくださり、ありがとうございました!