FALSENESS TALE   作:謎の通行人 δ

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どうもただの謎存在です。

多分今年はこれが最後の投稿になるんじゃないかなーと思っております。
今年度ではあと一、二話位かなーと。
…コア行くのいつになるんだろ…というか完結するのいつになるんだろ…いやそもそも完結するのかな…?
……あんまり考えないようにしときましょう。



ではでは、本編どうぞ!


Memory

財宝の部屋から一回離れてから道なりに進んでいくと。

 

「あ、なんだろうこれ?」

 

「石像…かね」

ゲームで見た通りの石像が置かれていた。その場所だけに雨が降っている。

 

「…なんか…怖い」

と、Friskが腰にしがみついてきた。

…確かに、これなんか生きてるみたいだな…そういや子供とかって想像力が高くて無機物とかに対して擬人化的な表現を感じたりするんだっけ。んで一部それに対して恐怖心を覚えることがあるって聞いたことがある…気がする。なんだっけ、アニメイトみたいな感じの名前のやつ。*1

 

「怖いことあるかよ。ほら、Sansのギャグでも思い出しときな」

とりあえず紛らわすか。アレなぁ…

つか割とFriskSansのギャグとかああいうノリ好きだったりするよな。

SansとPapyrusと一番最初に会った所で隠れていたFriskのニコニコした顔を思い出しながらそんなことを考えていると。

 

「あれ…?」

 

「どうした?」

Friskが首を傾げながら石像に少し寄った。ちょっと慣れたか?

 

「なんの音だろう?」

 

「ん?」

そっちだったか。

俺もFriskに続いて石像に寄ると、小さく、本当に小さく音が聞こえてきた。あー、あれか。いや、にしても聞こえにくいな…確か…His theme…いや、Memoryか。

 

「うーん、水の音がおおきくて聞こえない…」

それな。本当に耳を立てて聞いてると若干聞こえては来るけど、オルゴールの音がうっっっっすらと聞こえるぐらいで音楽とは到底思えない。ピン………ポン………みたいに聞こえてる。

 

「傘は…持ってねえな。天気予報晴れだったからなぁ…待てなんでここ雨降ってんだ」

地下水とかか?だとするなら地上で穴とかそのうち空きそうなんだが。いつだったか忘れたがそんなニュース見たことあるぞ。

 

「とりあえず行くか、無いもんはしょうがない」

 

「…うん」

少し留まって聞こえないかやってみていたが、どうにも聞こえにくい。あまりここで時間を使うのも問題だからな。

そう言うとFriskも若干名残惜しそうに石像から離れた。

 

そんなこんなで進んでいると…

 

「あ、傘だ」

ふとFriskが言った。道の端に「ご自由にどうぞ」と書かれた傘立てが置かれていた。中には傘が一本置かれている。

 

「これ使っていいのかな?」

 

「良いだろ、ご自由にどうぞって書いてるし」

そう答えるとFriskは少し声の調子を上げて、

 

「じゃあさっきのところ戻ってあの石像さんに傘さしてきてもいい?」

 

「おう良いぞ、行こうか」

石像さん…か。

もちろん断るわけもなく来た道を戻る。そしてFriskは石像の手…と思われる部分に傘を差し込んだ。と、

 

〜♪〜〜♪

 

「…きれいな音だね」

 

「ああ」

雨の弾かれる音が消え、石像からオルゴールのような音がか細く、それでもしっかりと聞こえてきた。

と、ふとFriskが呟くように言った。

 

「……うん?あ、もしかしてあそこのお宝の場所で使うしらべ?ってこれのことかな」

 

「ん?あー、そうかもな」

と、Friskは曲に合わせて少し頷きながら何かを数えるようにしてから…

 

「うん、8個覚えたよ。戻ろう!」

 

「…おう。」

8個、か。見えてんのかな?あの記号。俺には見えてないんだが…まあ音の数え方もよくわからんから個で統一してる可能性もあるが。

まあそうこうしながら進んできた道を戻っていく。そして…

 

「…あった!えっと…」

そう言いながらFriskはピアノに近付き、ポーンポーンと鍵盤を押していく。そして8音を鳴らし終わると…

 

「!」

ガラガラガラガラ…と音を立てて少し狭まったところが崩落し、道が出来上がった。

 

「わっ!?」

「うお、」

思ったよりうるせぇな…そして来るとわかっててもビビるなあれ…

それと、崩落したのはいいんだが落ちた土が消えたんだが。地面に触った瞬間煙みたいに消えた。まあ確かに崩れた土とか石とか残ってなかったけどさ?もうむちゃくちゃだぞおい…

 

「道だ!?」

 

「道だな…マジでどうなってんだここ」

いやそれにしてもこんな機械仕掛け作るって技術力すごすぎだろ。ピアノの音色八音をキーにするって…どんな発想だよ。

 

「行こっ!」

「おう」

そうして狭めの穴をくぐると、少し大きめな部屋に出た。部屋の真ん中には赤く光る玉が置かれてあった。

綺麗だな、あれ。何か不透明のビー玉みたいだ。

 

「あれが…お宝?」

 

「そうっぽいな、フリ…ス…ク…?」

Friskの方を向いてぎょっとする。いや、何で、って…

 

「…フリスク、その犬はどっから…?」

 

「え?」

Friskの背中。白い犬…Toby犬がしがみついてわふわふ言ってたからだ。…重くないのかあれ…?

 

「ワン!」

 

「あっ!わんちゃんだ!」

背中からToby犬を下ろすと、Friskが少し撫でる。Toby犬もそれに答えるように身ぶるいしてから体を反転、赤い玉に向かって突進して…ぶつかった瞬間。

 

「…は?」

消滅。いや本当にそうとしか表現できないように、赤い玉が一瞬歪んだかと思ったらその場から消滅した。…どちらかというと犬が吸収していったようにも見えるが…

んで、その件の犬はというとそのまま走って行って…壁を貫通して何処かへと走っていった。…本当にぶっ飛んでやがるなあの犬…物理法則どこいった。

 

「…え、な、何…え?」

 

「…わからん。とりあえず財宝とかいうのはあの犬が吸い取っていったっぽいが…」

本当に訳が分からん。…いやまあネタ空間的なのもあるからあり得る…いやあり得はしないんだけども。

まあいつまでも立ち往生してるわけにも行かず、ちょっと後ろ髪を引かれているFriskを連れて部屋を出る。

そして石像の前も通って進んでいると、ポツポツと雨が降ってきた。

 

「うわ、マジで降ってきたよ…フリスク、入っとけ」

 

「うん」

パシャパシャと水たまりを蹴りながらフリスクと進んでいく。…これでも濡れないってんだからなぁ…手とか出したらどうなるんだろ。

 

「……あー、」

という事で傘から手を出してみる…と、普通に濡れた。

傘持ってて本編じゃ濡れることはなかったが、ここではこれは普通に雨として機能してるわけか。うーん…複雑。

それにしてもこれマジでどっから漏れ出てきてんだよ…

最初のところからあんまり下ったり登ったりみたいな傾斜は無かったから同じぐらいの深さだとして大体10メートルぐらい…天井の高さも考えると大体地上から6メートル位か?いや、山の高さがあるから地上から何メートルとかいう感じで言ったらせいぜい1、2メートル位か。少なくともその程度の深さで地下水はないな。だとすると…川の水とかか?とかそんなことを考えていると、視界の端に見覚えのある黄色いと茶色の縞々の子がいた。

 

「おっ!傘持ってんじゃねえか!やりぃ!」

やりぃ!じゃねえ、ちゃんと許可ぐらい取りなさい。まあ良いけども。

 

「いやー、傘持ってくんのすっかり忘れてたから助かったぜ!ありがとなっ!」

カラカラと笑いながらその子…Monster Kidは言う。

 

「そりゃ良かった、今度から忘れんなよ?」

 

「そうだな!」

ニカッと笑ってぴょんぴょんするMonster Kid。元気なこった。

…あ、そういえば…

 

「そういや自己紹介してなかったな、俺はガスター、この子の兄だ」

 

「!おう、俺はモンスターキッド!兄弟はいないぜ!」

待て待て待て、お前それ名前だったのか!?モンスターの子供って名前なのか…えぇ?成長したらどうする気なんそれ…親のネーミングセンスが疑われる。

 

「ちなみによくキッドって呼ばれてるぜ」

 

「そうか、ならそう呼ばせてもらおうかな」

ふふん、と胸を張るMonsterKidを横目に、某怪盗かな…?いや、某海賊という線もあるか…?とか考えながら返事を返すと、おう!お前らはもう友達だもんな!と笑いながらの返答が来た。それを見てFriskも友達ーっ、おーっ!と腕を上げる。

…見てて和むねぇ…

いやまあ正確な年齢は分かんねぇけど、だいたい小学生だとするとMonsterKidって同年代からモテてそうな性格してるよな。元気で勇気もあって身体能力…は見る限り不器用なところもあるけど低からず。クラスに二人ぐらいいる陽キャ寄りのやつっぽい。

…伝わるかな…?伝わるといいな。

*1
アニミズム




まず、ただの青い山羊さん、なめくじ(ひからびたすがた)さん、キャストリアが好きさん、高評価ありがとうございます!とても嬉しいです!

Monster Kidって子供…なんですかね?というかモンスターって成長するんでしょうか。いやまあ一応成長はするんでしょうけど、サンズとかも何年もあのままだって言ってたじゃないですか。
まあそんなことより、またちょこっと過去改変能力使いました。進行にはあんまり影響しないところなので気付くかどうか…?まあ気付かなくても。



ではでは、最後まで読んでくださり、ありがとうございました!
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