前回のメッセージの部分のフォントを文字化けから滲みに変更しました。あと、ガスター(主人公の方)にはそのまま見えてるわけではなく、「なんか見たことある気がするけどうまく読めない字」として認識されてます。うまい表現ができなかったんで…
では、本編どうぞ!
目を覚ますと俺の顔を覗き込んでるFriskの顔が目に入ってきた。
「わ、起きた?」
「ってて…あぁフリスク、いま起きた。怪我とかないか?」
聞いときながらだが俺が全身痛ぇ。
いや、打撲とかそういうんじゃないけど、関節。めっちゃパキパキ鳴ってる。
「うん、大丈夫。お兄ちゃんは?」
「…俺も大丈夫だわ。どーなってることやら」
上を見るとおおよそ10mほどまた落とされていた。上半身を起こして、足元…というか床の部分を見ると敷き詰められた花が。
……もういい加減ご都合主義にも慣れてきたぞ。
座っている花を軽くめくってみると、その下は紛れもなく石の地面。花一枚や二枚でどうこうできる厚さじゃない。
やれやれ…と軽く頭を振りながら立とうとする…おっと、ちょっと平衡感覚が。
「!大丈夫!?」
「あー、悪ぃ。ちょっと急に立ち上がったからふらついた」
「………お兄ちゃん、なんかあった?」
ふと視線を落とすと少し心配そうなFriskの顔が。
…何か、か。
「いや、特には?考えすぎだろ」
ポンポンとFriskの頭を払ってから軽く笑って言う。
…全く、変なところで勘が鋭いんだからなぁ。
「んじゃ、そろそろ行くか。ちょっと道草食いすぎたし、元のルートからもかなり外れちまったからな…」
まあしゃーない、と言いつつ、Friskを連れて水の中に足を突っ込んだ。
…濡れてる感覚がしないのも、もう慣れてきた。
────
Friskがセーブしているのを見つつゴミ溜まりを進みながら眺める。
…うーん完全なまでのスクラップ。この自転車とかどれぐらい放置したらこんななんの?チェーンはまだ良いにしてもホイールとかが錆びつくってこれマ?ベッコベコに変形してるし。確かこれ押したら…
キィィィィ~……
「………いやヤベェ」
この錆び具合はやべぇ。ホントに悲痛な声出してんじゃん…つかこの錆び具合でよくハンドル動いたな。なんかふつう錆とかって酸素と結合するから体積が増えたりザラザラになって摩擦力が増えたりで動かなくなるだろ。確か。
「お兄ちゃんどしたのー?」
と、じゃぶじゃぶと水を蹴りながらFriskが走ってきた。元気だなぁ。
「ん?あぁ、錆びてる自転車で遊んでた」
「えぇ…?」
ごめん半分くらい冗談。でもちょっと楽しかったのもある。動かすたびにギィギィ言うんだよ、面白くない?…そうでもない?そうか…いやごめんてFrisk、そんなよくわからないものを見るような目で見ないで。
で、まあそんなこんなもありつつそのまま一緒に先に進んでいると、ポツリ、とFriskが呟いた。
「それにしても…すごいゴミの量だね」
「ああ。…ただ、9割方以上人間が出したゴミだろうがな」
「えっ、」
ふと驚いたようにFriskがこっちを見てきた。
ちょっと連れてゴミの方に近づいて、一つ落ちていたカバンを手に取る。
「ほら、このカバンとかブランド物だし、ゴミ袋も大量。さっき自転車もあったし、明らかに地底で出るゴミじゃないのが混ざってる。まあもしかしたら地底で出たゴミも混ざってるかもしれんが…」
混ざってたとしても一割切るだろうな、と小さくため息をつく。
人間の身勝手さが目につくねぇ…まあ俺も人間だけど。なんでわざわざこんな山奥に捨てに来るのやら。
いやまあ人目につかないようにするためってのは分かるぞ?けどさ、わざわざそんなことするくらいだったら自治体の指示に従ってゴミ出そうぜ?絶対そっちの方が楽だって。
「…一応言っとくがフリスク、こんなのマネすんなよ?ビニールとかは自然に分解されねえからな」
「分かってるよ。でも、これはひどいね…」
ホントそう。
ゴミ溜まりっていうかこれもう山だからな…積みすぎ。ハ○ルの動く城かよ。あれも外見なかなかゴミかき集めただけみたいになってたろ。
「そうだな…さ、そろそろ行くぞ」
切り替え大事!とちょっと元気づけるように背中をポンポンと押して言ってから足を先に進める。
─────
これまたベコベコに変形したコンピューターを調べて、その近くにあったクーラーボックスの中から宇宙食を取るのも忘れずにしてから更に進んでいく。
…さてさて、そろそろMad Dummy戦か?
あいつ何気に面倒なんだよなぁ…前半はいいとしても後半のあの追尾ロケット爆撃。
おもちゃだろお前ら、勝手に動いてんじゃねーよ。
とか考えながら進んでいると、見覚えのある人形が現れた。
黄色…というよりはオレンジの生地でできたお人形、Dummyだ。
「あれ、ダミーだ」
「そうだな」
綿で出来てるだろうに、水に浸かってるにもかかわらず一切水を染み込ませずに、目を閉じてDummyが佇んでいた。
…こいつ、ちょっと動いてね?気のせい?…あぁ気のせいじゃねえわ、こいつ水の中で浮いてやがる。水に浸かってる部分から波紋出てるし。なんかプルプルしてる。
「こんにちは!」
と、Dummyの前に立ってニコニコしながら挨拶をするFrisk。かわいい。
「…行こ!」
しばらくじっと見て、首を傾げたり頭(?)をぽんぽんしたりしていたのだが、変化も反応もないと判断したのか手を引かれる。…そろそろ来るな。
そういやあいつ、攻撃方法綿だったよな。ナイフで切れるか?
ポケットに手を突っ込んでのサバイバルナイフに手をかけておく。…が、
「…?」
反応がない。おかしいな、もうちょっとか?と思って進むもなんの反応もなし。
振り返ってみると…Dummyの姿はいつの間にかゴミの山から忽然と消えていた。
………は?
「は?」
「うん?お兄ちゃんどうしたの?」
「あぁ、いや…」
あれ…あれ?
俺の目の錯覚か?Dummy消えてんだけど。
攻撃もされてないし、そもそも戦闘になってないどころかもはや話しかけられてすらないぞ?
えぇ?まじでどういう状況?
「…フリスク、ダミー消えてんだけど心当たりないか?」
「え?ホ、ホントだ…!?なんで!?」
…反応を見るにFriskが何かしたわけでも無し、となるとあとはWoshua辺りがどっかに持って行ったか…Dummyが自分から逃げたか。
………何で?本当にナンデ?
まあ無駄な戦闘を省けたってのはあるが…それにしてもだろ。違和感の塊じゃねえか。
あいつ確かソウル吸収して高級人形屋の店頭に並ぼうとしてたんだよな?割と決心固い感じだったし、そんじょそこらの理由じゃ野望とか曲げそうにないイメージあるんだが…
「まあ…とりあえず行くか」
それよりも、とりあえず進むことを選択する。
…そういやこの場合ってNapstablockとのエンカどうなるんだろ。無くなるのかまた別の感じになるのか…
そんなことを考えながら進んでセーブ部屋に入ると、道が2つに分かれていた。あぁそういやそうだ、ここで分岐なんだったっけ。
「あれ、道がいっぱいあるけど…どれだろ?」
…どれだったっけ。
確か感覚的に真ん中の坂になってる道が家の方だった気がする。もしかしたら違うかも。
左があの鳥のいる所で、右が進行方向か。
「どっちに行くよ?」
「んー……こっち!」
で、Friskが指したのは左側の道。あー、鳥の方だな。
「んじゃ、行くか」
というかここ、Mad Dummyのイベント完全にすっぽかしてるがNapstablockの家行ったとしても会えるのか…?
まず、てすてすさん高評価ありがとうございます。
えー…そして、とりあえず多分今年度最後の投稿です。ここから受験が終わるまで休載させていただきます。
ただ、本当にもしかしたら息抜きとかで書いて、一話くらい出す可能性も…まあゼロじゃないです。
その時はその時でまた読んでやってください。
では、最後まで読んでくださり、ありがとうございました!