FALSENESS TALE   作:謎の通行人 δ

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どうもただの謎存在です。
サブタイトルって考えるの面倒ですよね。…それだけです。


Ruins 2

次の部屋に入ると、Torielさんは立ち止まって振り返り、話し始めた。

 

「これから、二人にはとても辛いことをさせなければいけないの。…この廊下は…二人だけで進んで行ってちょうだい。…悪く思わないでね」

そう言ってTorielさんはさっさと先に行ってしまった。

 

「…悪く思うような事なのかな?」

 

「さあな?」

 

「でも、ボクにはお兄ちゃんがいるからね!」

あ、やべえ超可愛い。…流石にそろそろ変態って呼ばれそうだから止めておこう。…もう呼ばれてる可能性あるけど。Alphysとかに。何気に言ってないだけでRuinsに監視カメラが…いや、向こうからはここ入れないからそれはないか。

で、この時間に色々考えていた俺だが、一つ、とんでもないことを思い出してしまった。

 

俺は恐らくデータセーブやロードの能力を持っている。さっきセーブ画面確認できてたし。つまり、Friskがデータロード、リセットしても記憶はある程度引き継がれるだろう。だが、そうだとすればここの記憶はないため、ここは一周目ということになる。つまり何が言いたいかというと、

 

 

 

()()()()()P()()()()()()()()()()()()ということだ。

 

 

 

…マジか…え、じゃあFriskにAsgore王とFlowey(OmegaもといPhotoshop)は少なくとも戦わせなきゃいけない感じか?え、嘘だろ。…確かに、二週目ではPルートも選択可になるが、Friskは記憶を引き継いでしまう。…本当の辛い選択肢ってここじゃねえの。

いや、まあ別に自分から殺させなきゃいけない訳じゃないけど、Asgoreは結局どっちでも死ぬし、Floweyは…見逃しも一応できるが…あいつ、見逃す場合、最後に何回も選択肢が出てくるから、もしFriskが「FIGHTを押さないと先に進まない」と考えてしまえば殺してしまう可能性だってある。

阻止するしかないが、俺が止めれるのかどうか…そもそも俺が介入していい問題でもないからな…本来なら俺ここにいるはずのない存在な訳だし、Friskの判断に任せ

 

「…お兄ちゃん?」

 

「、おっと、フリスク」

Friskが顔を覗き込んでいた。

 

「…どうしたの?難しそうな顔してるよ?」

 

「いや、何でもない。ちょっと考え事してただけだ」

 

「?ならいいけど…トリエルさんがここで待っててって言ってたけど、どうしよう?」

おお、思いの外結構考えにのめり込んでたんだな。話が飛んでいやがったぜ。

 

「どうしようって?」

 

「…先に進もっかな…なんて」

 

「…ま、俺はフリスクの意見を尊重する。フリスクがどうするかによるな」

 

「うん……じゃあ、進む」

 

「オーケー。じゃあ行こう」

そう言って次の部屋に入った瞬間、結構大音量で携帯が鳴った。

で、漫画ならビクゥッ!とでも効果音がつけられていそうなほどFriskが跳ねた。

ちょっとばかし落ち着かせてから携帯に出させよう。

 

「もしもし、トリエルです。部屋から出たりしてないわよね?」

おっと、やるなTorielさん。さっき出たところだ。

 

「その先にはまだ説明してないパズルがあるのよ。二人には危険だから、いい子でいるのよ?いいわね?」

そう言って電話は切れた。

 

「…トリエルさんって予知能力とか第三の目とかあったりするのかな…?」

 

「さぁ?もしかしたら持ってるかもな。さ、進むんなら進むぞ」

さっきの「最後のいい子でいるのよ」が俺が初見プレイの時に間違ってTorielさんを倒しちまった時の最後の台詞と同じだったなあ…あーバカだったなぁ、あのときの俺。

そんなことを考えながら、FriskがFroggitに話しかけるのを聞いておく。

そして、セーブポイントにFriskが触れたとき、

 

セーブしますか?

はい   いいえ

 

セーブしました

遺跡の入り口→落ち葉の山

 

…あれ、俺はセーブしてないんだけどな…もしや、セーブデータ共有される感じか?…ま、確かに、アンテにはセーブファイル一個しかなかったからそうなるのか。

 

その後にFroggitの横にある部屋に入る。そこには、「お一つどうぞ」と書かれた看板と飴の入った籠があった。

 

「お一つどうぞだってよ」

 

「じゃあ…一個もらおっかな」

 

「じゃあ俺も」

 

「あれ、一つでしょ?」

 

「いいや、()()()()だろ?」

へへ、と笑う。いや、屁理屈こねてるように見えるかもしんないけど、俺だって死にたくはないんだよ。

 

まあ、そんな弁解をしながら部屋を出て少し歩くと、突然世界が白黒になった。

 

「うおっ!ああ、戦闘か…」

 

『*Froggitが現れた!』

そんなアナウンスが響く。相変わらず音楽も流れるようになっている。

と、FriskはACTを押す。

 

…が、何言ってるのか分からねえ。いや、何か言ってるのは分かるが、ぼそぼそ言ってる感じか?だが口が動くのははっきり見える。コマンドの選択時の会話は聞こえない感じか?確かにFriskの言ったことはコマンドには現れてなかったが……

…まあ、最終FIGHTを押さなければいいか。

 

『*Froggitは言葉の意味を理解できなかった様だが、それでも嬉しそうにしている。』

 

「ゲコッ…」

ああ、ほめてたのか。

そのまま虫のような追尾弾幕が出現する。

 

「うわっ!」

 

「おっと、」

弾幕に当たりそうになったFriskを俺は抱えてそのまま避けていく。が、

 

「あ、」

一個当たった。

まあ、一応痛みはすぐに引いたが、というか当たったという感触だけあり、あとは目の前のHPバーらしきものが少し減った位。

 

『*Froggitはあなたと戦いたくないようだ…。』

そんなアナウンスが流れた瞬間、Friskは[MERCY]を押す。

 

『You win! 0EXPと0ゴールドを入手した!』

その直後、世界が元に戻る。と同時に、

 

「!ってて…」

さっきの戦闘で当たったところが少し痛むようになった。なるほど、戦闘中は当たっても当たった、という事しか分からないが、どうやら戦闘が解除されればダメージはその瞬間に感じれるようになるのか。

 

「!お兄ちゃん、大丈夫!?」

 

「ああ、何、問題ない」

3や4のダメージ食らっても基礎体力が150あるんだ。問題ない。

 

「さて、進むか」

そう言っても心配そうな顔で見てくるFrisk。

本当に優しいな。大丈夫だ、という意味も込めて、頭を撫でてあげた。

 

「…えへへ」

…うん、かわいい。




前書きにも後書きにも書くことがなくなってきたー…
ではでは、最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
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