FALSENESS TALE   作:謎の通行人 δ

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どうもただの謎存在です。

話の関係上とても短いです。テミー村から出たらもうかなり先まで区切りつけられなくなるので…


てみー!

「わ、何ここ…」

 

「テミー村、だってよ。ここで間違いなさげだな」

看板を見ながら言うと、へぇー、とあちこちを見渡しながら歩いていくFriskに付いていく。

 

…うん、なんか…パッと見ただけでも結構情報量多いな。

とりあえず、という風にFriskはTemmieの集まりの内の一番近くにいた一人に話しかけた。

 

「ホイ!手ミーだ!となりは友達の……手ミーだ!」

 

「?…??」

 

「フリスク」

そういうもんなんだ、と混乱するFriskの頭をなでる。

こいつら呼び分けどうやってんだろ…東京で「佐藤さーん!」とか呼んだりしたときの比じゃねえ割合振り向くぞ。何なら下手すりゃボブ以外全員振り向く。

と、Friskは困惑しつつもその隣に話しかけてみて…

 

「ホイ!手ミーだ!となりは友達の……手ミーだ!」

 

「あれぇ?」

 

「…うん」

そりゃそうなるわな…

三人目にも話しかけてみると…

 

「ホイ!手ミーだ!友達もヨロ!」

 

「…!」

…気付いたな。最後の三人目、明らかに台詞が違った。つまり、四人目は…

 

「ども。─────僕はBob(ボブ)です」

思わず吹き出した。

なんだコイツ…なんなんだこいつ…っ!

 

「声渋いなおい…」

 

「ありがとうございます」

やめろ…!ボイスが津田健◯郎さんなんだよ…!!謎にナナミンボイスでの脳内エミュが完璧なんだ…!!

そんなBobとちょっとだけ世間話をしてから進むと、セーブポイントがあったためFriskがセーブしている間に看板を読む。

 

「フリスク、こかテミーショップだってよ。行くか?」

 

「行くー」

というわけで入店。

段ボールに書かれた“Tem shop”の文字を見ながらどこかGarsonさんの店に似た雰囲気を感じる。

…なんかほらあっちこっちから物を寄せ集めたみたいになってんのがさ…ほら、あの紙の山とか絶対ゴm…いや、そういやテミーフレークスって紙くずだったっけ。

 

「ドモネ!ここ、手ミーみせ!!よくきたナ!」

若干舌っ足らずな感じのする店長Temmie。

キョロキョロと店内を見回してると案外早く話が終わったらしく、Friskに手を引かれた。

あー…まあ、Temmieの言及マジで何も無いもんな…

 

「あ、悪いちょっと先に出て待ってくれ」

思いつきでな。

はーい、と反応を貰って店長Temmieの方に行く。

 

「ホイ!なんダヨ?」

 

「ちょっと待ってな…ほい、これ」

リュックを前に回して、400Gほどとってトレーに置く。

 

「ウン?何買うネ?」

 

「違う違う、大学行きたいんだろ?…あいにくうちも裕福ってほどじゃないからあんまりポンポンあげられねえが…まあ投資ってやつだ、足しにしてくれ。頑張ってな」

 

「!!キャヮワ…!ありがと!手ミー、がんばる!」

 

「おう」

キラキラした目を向けてきた店長Temmieに手を振って、今度こそ店から出る。

 

「ん、何してたの?」

 

「…や、なんでもない」

 

「?」

あんまりこういうのはバレると良くない気がしてな。家の家計的にも400Gって結構大きいんだよな…

まあ、無理するようなレベルじゃないから問題ないが。

 

で、Tem shopを出て色んなところのTemmieに話しかけた。

 

 

「ぁばばばば〜!ニンゲン…メっっっちゃ…きゃわわわわ〜!!」

「おー!だろー?フリスクは可愛いんだよ!」

「ゃ、やめて…」

横でそんな絞り出すような声を出すFriskの頭を撫でたり。

 

 

「手ミー…タマゴみてる!タマゴ…ヒナ出てくるノ!手ミー…リパなおかさん!」

「……お兄ちゃん、これ…

「(しー)」

ゆで卵を見続けるテミーと話して困惑するFrisk。

卵を貸してもらって地面でくるくる回す俺。

…はい、しっかり回ります。かたゆでのゆで卵です。

 

「ワヮ…ヒナ!メ!め、まわちゃう!」

 

「あ、ああ悪い悪い」

なんてことがあったり。

 

 

「マッシュルームダ〜ンス マッシュルームダ〜ンス 一体どんなイミ〜?」

ポップで若干乗りづらいリズムの音楽とともにゆさゆさと動き出した青い笠のきのこが踊りだし、少しキラキラしたような目を向けるFrisk。

だがおそらく予想していた状況にはならず、きのこは傘の下から青い目をぎらりとのぞかせる。怖えなおい。

 

「それは、私のナイヒマクに囚われた内なる痛み」

「それは、この場から逃れようにも逃れられぬ、我が苦しみ」

 

「怖えわ」

思わず突っ込んじまった。

いや声の変わりようよ。なんかポップな声してたじゃん最初。何でそんなドス効いた声になるわけ?どこぞの面倒臭い玉ねぎよろしくお前ら声の変わりよう半端ねえなおい。

と、Friskがうっすら笑顔を浮かべて手を若干伸ばした状態でフリーズしたり。

 

 

「ぷぅ…ニンゲン…手ミーあれるぎぃなのネ…?」

まあ…人間というかFriskが、な。

Friskが頷くと、むしゅっ、とした顔になるTemmie。

 

「でもだぃジョブ…モーマンタぃ…手ミーも…手ミーあれるぎぃ、だ!」

と、Temmieの顔中にぷつ、ぷつ、に赤い発疹が出てきた。

 

「わ、わっ!?大丈夫!!?」

 

「ぢンマシン、ダ!」

ダ!じゃねぇ。

まあ聞くところによるとちょっとしたら勝手に収まるらしい。…TemmieなのにTemmieアレルギーとかどうなってんだ、自分で自分触ったらアレルギー起こすんか…?

Friskがワタワタする隣でぐるりと周りを見渡してみると、デカめのTemmieの像の隣の壁にあるヒビの間から視線を感じた。…やっほ、と小さく手を振ってみるとその体が小さく揺れた…気がした。

まあそんな事があったり。

 

「これで全員…かな?」

 

「だな」

最後に一人…一人?一体一体に挨拶をしてからFriskと一緒にTemmie村を出た。

 




そろそろお魚さんの出番ですね…ん?ストック?もうありませんよ?


では、最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
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