FALSENESS TALE   作:謎の通行人 δ

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どうもただの謎存在です。

全然本編と関係ないんですけど、一日に5000文字とか書いて毎日投稿してる方ってどうやってるんですかね…?ちょっと凡人には理解しがたい境地におるんか?と心の中で疑問を呈しております。
まあ3000字位ならまだ書け…書け……いや、書けねえわ。無理だわ。




Undyne戦前

Temmie村を出て光るきのこの道を戻って上の道を通っていくと、新しい道に出た。

あっ石版!とFriskがとててっと走って俺が転びそうになる。危ないねぇ。 

 

『魔法の光もロウソクも持たないモンスターたちはホームへの道をクリスタルで照らした』

 

「クリスタル?」

 

「あれじゃないか?」

道の向こうの方にある小さな結晶みたいなのを指して言うと、なるほどー、と帰ってきた。

…それは良いが、やっぱなんかだんだん暗くなってね?

 

「…やばいこれ何も見えなくなるぞ」

急いで道を走って、結晶の一つに触ると、パッ、と再度光って明るくなる。

 

「こうやって進むわけだな」

「なるほど!」

で、消えかかったクリスタルをつけ進んでまたつけを繰り返していくと、また水のエリアに入った。

 

「うわっ、」

「おっと、」

急な段差に躓いたFriskを支える。

 

「ありがと…っていうか、暗い……」

 

「な。ここはクリスタル無ぇみたいだし…気ぃつけて進むぞ」

Friskの手を握りつつざぶざぶと水の中を進むと、急に水の感覚が途切れた。

抜けたか…と。

 

「あれ、エコーフラワー…?」

!

そうだった、忘れてた!ここ、Undyneとの邂逅場所…!

なんて俺の心境を知る由もなく、Friskがエコーフラワーに耳を近づけて……

 

『後ろだ』

ゾッとするような冷たい声が聞こえてきた。

背後に、気配。

突如背景が明るくなり、その声の主が姿を現した。

鎧を被った騎士のような見た目の彼女…Undyne。

ガシャガシャと鎧を鳴らして一歩、また一歩とこっちに近づいてきた。

Friskは…完全に怯えてるな。

後ろに下がらせるよりも俺が前に出てFriskの壁になるように立つ。と、ひたりと足を止めてUndyneは口を開いた。

 

「……7つ」

 

「…え、」

初めて聞いたくぐもった声に、Friskが声を漏らした。

 

「7つのニンゲンのタマシイ…それさえ手に入れば、我らが王は…アズゴア・ドリーマー王は、神となる」

怒気をはらんだようなその声につ、と汗が落ちた。

…ヤバいな、これちょっとマズイかもしんねぇ。

 

「それさえ手に入れば、アズゴア王はついにバリアを破ることができる」

「人間どもから地上の世界を奪還し…我らが味わった苦しみをそっくりそのままお前たちに返してやるのだ」

どこか震えたような声がにじみ出るように紡がれる。

 

「……だが」

…ん?

 

「足りぬ…それだけでは足りぬ」

…え待ってこんなのあったっけ。え、差異?ここで?

 

「7つのタマシイを以てして神になる…ならばそれ以上のタマシイを捧げれば、貴様らをさらなる絶望へと陥れることができるだろう」

……は、

 

「…良いか、人間。これは貴様らにとって最初で最後の償いのチャンス。己のタマシイを差し出せ…さもなくば、」

ザリ、と地面を踏みしめる音がした。

ボワ、とその手に青い槍が現れ、同時に彼女の背後に数十の槍がこっちを向いて現れた。

 

「私が、この手で貴様らの体から引きずり出してやる」

ひっ、と後ろから息を呑む声が聞こえた。

少し意識を割いてみるとFriskが少し涙をためながらも決意のこもった表情でUndyneを見つめていた。

 

……ポケットの中のサバイバルナイフに触れる。

 

ガシャガシャと構えられた槍とともにUndyneが近づいてくる。ポケットからナイフを抜き、俺も構える。

槍とナイフがぶつかり、背景がモノトーンに塗り替えられ──

 

「アンダイン!オレも一緒に戦うぜー!」

──る直前。

…そういやいたね、君。

黄色い顔を俺とUndyneに交互に向けて、キラキラした目でおおおー!と感嘆して、オレの腰をパシパシと叩き始めた。

 

「!!すっげえ!アンダインに会えたじゃん!やったな!しかも戦うとここっんな近くで見られるぜ!?」

と、周りをキョロキョロしてから不思議そうに首を傾げるKid。

 

「…あれ?アンダイン…誰と戦うの…??」

と、Undyneはどこか呆れた様子で…というか若干雑にため息をつきながら槍を消失させ、Kidの首根っこを掴んだ。

 

「わ、わぁーちょっと! このこと、とーちゃんとかーちゃんには言いつけないよね…??」

そこかい。

多少気の抜けた空間で、Undyneがいなくなってから息をついてポケットにナイフをしまい直す。と、後ろでどさ、と音がした。

 

「!フリスク!!」

「あ…ご、ごめん…ま、また、立てなく、なっちゃった……」

小さく笑いながらも目尻に涙を浮かべて言うFrisk。

…うん、そりゃ怖えよ、俺も怖えもん。正直立ててんのほぼ虚勢だし。プライドと意地だけで立ってるようなもんだわ。

…あんな真正面から敵意むき出しで対峙されて…原作のFriskよく平然としてたな…?

 

まあそんなこと考えながらも腰が抜けて立てなくなったFriskをまたおんぶして先の道へ進む。

 

「…ここだったか」

水路の途中に足場があり、そこから右に進むとエコーフラワーが群生した水路に出た。

蛍のように黄色い光を放つ虫が数え切れないほど飛んでいる。

 

「綺麗…」

そんなFriskの声も聞きながら手前からエコーフラワーに干渉してみる。

 

『……うーん…ぼくの願いを聞いても…笑わないって約束してくれる?』

『もちろん!笑わないって!』

『……いつか、僕らを閉じ込めている山を登るんだ。いつか空の下に立って、世界中を見て…それが、ぼくの願い事』

『…あははは!』

『…もう、笑わないって言ったじゃないかぁ!』

『あはは…ごめんね、何だかおかしくて。ぼくの願い事も同じだから』

しんみりとした声も、少し気恥ずかしそうな声も、笑い声も、責めるような声も。

打ち解けていて、楽しそうに聞こえた。

 

「……仲良しだったんだね」

「だな」

いつの録音かは分からんが…生きているんだろうか。

それとも、この声は…彼(・)ら(・)だったのか。

 

「…お兄ちゃん、もう立てるよ」

と、Friskが背中でモゾモゾと動いた。だいぶ復帰早いな。

まあでも水の中っていうのもあるからちゃんとした道に出るまで背負うよ、という旨を伝えて進む。と、道にはすぐに出た。

 

そこで降ろして、近くにあった石板を読む。

 

『だが…地底の世界にはこんな予言も伝わる。「地上を見し者…すなわち天使は舞い戻る… 天使が戻るとき、地底は無人となるだろう」』

 

「!これ、ガーソンさんの…」

「そうだな」

地底世界を解放して地上に出る(Pルートに進む)のか、地底のモンスターを皆殺しにする(Gルートに進む)のか…

とはいえ、Pルートの最後でも一応地底に残ったモンスターいたよな。…Asrielとかか。

とはいえGルートでもAlphisとかが一部モンスターを保護してたりで無人になったわけでは…いや、結局Charaが世界ごと消失させたから無人っちゃ無人か。

なんて、特に意味もない思考を回しつつ先に進むと、問題の吊り橋が見えてきた。

 

「う、うわ…」

隣から悲鳴に近い声が聞こえてきた。

…うん、これはそうなるわ。

なんか下からガッツリ風吹いてきてんの。でもピクリとも揺れはしねえの。こっわ。いろんな意味でこっわ。平衡感覚やられそう。

そんな事を考えつつ恐る恐る足を踏み出してみると…あ、うん大丈夫だわ。コンクリの橋かと思うくらい安定してらぁ。えぇ…

そんなこんなで真ん中の腐りかけっぽい所も気をつけて通りつつ、少しずつ後ろにも気を割いておく。

…来たね。

 

「…おーい待てよー」

「!」

一見陽気なようで、それでいて少し沈んでいるその声の方を向くと、まあ予想通りにkidがいた。

 

「オレ、こんなところにいたら怒られちゃうんだけど…ちょっとオマエらに聞きたいことあって…」

kidはしどろもどろになりながら周りをキョロキョロして、やべえ…誰かにこんな事聞くの初めてだ…よし…と気合を入れるようにつぶやいてから話し始めた。

 

「オマエたちってさ…ニンゲンなんだろ?ハ…ハハ…」

少しだけ間をおいて、Friskが首を縦に振った。

 

「やっぱな!絶対そうだと思った!……てかまあ、絶対、は言いすぎか。…実はさ…アンダインに言われたんだ。「あのニンゲン共とは関わるな」ってさ…ってことはさ、俺達敵同士ってことに…なるっぽい」

バツが悪そうに顔を歪めながら無理して作った笑いを貼り付けて、そんな事を言い出した。

 

「でもさ〜、オレなんかニガテなんだよね、そういうの。ハ…ハハハ……。だからさ、どっちか、ちょっと意地悪なこと言ってくんない?嫌いになれるようにさ」

一瞬、Friskが固まった。ふっ、と俺の方を向いて…kidに向き直した。

少しの間悩んだようにして、コク、と首を縦に振った。そして…

 

「──、───…──────っ!」

…相変わらず聞き取れない。叫ぶように発したはずの言葉は俺の鼓膜をすり抜ける。

でもkidには届いたようだし、Friskの顔には耐えられないというような悲痛そうな顔が浮かんでいた。

 

「…は、え?オマエ…それ、本気で意地悪のつもりで言ってんのか…?……そんなの、姉ちゃんにいっつも言われてっぞ!」

kidの顔も、少し歪んだ。

 

「しょーがねーなぁ…じゃあオレから言うよ…」

目を閉じて深呼吸をして、その息を吐き切るようにkidは叫んだ。

 

「オマエ…オマエたちなんか…だいっキライ!!」

恐る恐る開いたその目が、固まった。

…俺はともかく、Friskがどんな顔をしているか想像がついた。

 

「…はぁー……何やってんだ、オレ…帰るな」

後ずさるように2歩、3歩と戻ってからくるりと踵を返してkidは走りだして…

 

腐りかけて段差になっていた、吊り橋の縁に躓いた。

 

「わあっ!?ちょちょちょちょっと!助けて!足が滑ったっ!!」

奇跡的に、ほとんど物理的にかじりつくように吊り橋に掴まってるから落ちてはいないが、時間の問題だ。

 

「!お兄ちゃんっ!!」

「ああ!」

奥にUndyneが来たようだが、Friskの眼中にはもはや入っていないらしい。多分kidを助けることで頭がいっぱいになっているんだろうな。

走って駆け寄り、近くにしゃがみ込む。

 

「掴まって!…掴まれない!?」

そりゃあ手が物理的に出てないからな…

 

「任せ、なっと」

体を抱きかかえて持ち上げる。…うお、軽っ。こりゃFriskでも引き上げれるわ…もうちょっとちゃんと食べたほうが良いぞ、kid。

 

なんて思いながら地面に下ろすと、kidはいきなりすぎて驚いたのか少しぼーっとしていた。Friskはそんな彼をペタペタと触って怪我がないか聞いてる。

…さて。

二人を庇うように前に一歩出て一番目先の問題のUndyneの前に出る。

…が、その横からするりとkidが躍り出た。

後ろからみてもわかるくらいに大きく深呼吸をして、声を張り上げた。

 

「…お、おお…おおいッ!オレの友達には…指一本触れさせねえぞ……ッ!オレが、っ相手だ…!!」

…ああ。

なんてやつだよお前は。

こんなしっかりと真正面から敵意をぶつけられて、声も震えて。それでも尚ここまで啖呵を切れるか。並の人間じゃ無理だろう。

 

と、Undyneは一歩、右足を引いて……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ヴ(・)ゥ(・)ン(・)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

………は?




次回、アンダイン戦!
主人公死す!デュエルスタンバイ!!(大嘘)(かもしれない)

正直アンダイン戦程書きにくいもの無いんですよね…だって本来逃がせないんですし。逃げ切って判定勝ちに持っていくか倒すしかないってもうこっちの話聞く気無いじゃん…って思いながら書いてます。

もしかしたら…来週また投げれるかも…?

では、最後まで読んでくださり、ありがとうございました!
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