FALSENESS TALE   作:謎の通行人 δ

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どうもただの謎存在です。
ここ最近匿名でブルアカの小説を書いてたせいでガスター博士が黒服に見えてきてなんか複雑です。
黒服の顔を白黒反転させたら博士(顔の割れ方亜種)みたいになるんじゃ…?



Player

鈍く響くような右腕の痛みで目が覚めた。

 

「!お、お兄ちゃん起きた!?」

で、目の前に泣きそうな妹の顔がありました。どうしましょ。

 

「お、おう起きたぞ…っつつ…あー…」

無茶したなぁ…。これ絶対怒られるやつだよなぁ…とか考えていると。

 

「…目が覚めたか」

…なんか若干バツが悪そうにしてる見覚えのあるお魚がいます。なんででしょーか。制限時間は0.2秒、お考えくださーい。

 

「は?」

「いや、そうなるのもまあ、なんというか…仕方がないことなんだが」

は、え?なんで?ナンデUndyneいんの?ってかここどこ?家?俺路上で倒れなかったっけ?あれ?

 

で、再起動し始めた脳で事情を聞いてみると、路上で急に倒れた俺をUndyneがわざわざ家まで運んでくれたらしい。どうやらFriskが泣きながら頼んだらしいが…ほんとにごめんて。あと二、三回くらい死にかけるつもりだけど許してくれ。後で何でも言うこと聞くから。

あ、ちなみにKidはUndyneが家に帰したらしい。

 

「…その、あー……」

と、Undyneが座っていた椅子から立って目をめっちゃ泳がせながら近づいてきた。どうしたお前顔面が作画崩壊しかかってんぞ。さっきまでの威圧感はどうした。

 

「……本当にすまなかった、どうやら、全て私の勘違いだったようだ」

…????????

 

「は?」

「最初、私はお前達が地下を襲撃し、モンスターたちを虐殺して回るようなものだとしか考えられていなかった。だが…お前に聞かれ、思い出してみたんだ。自分の記憶を、触れたくもない過去を………するとどうだ、確かにそっちのニンゲンは居た記憶はあるさ、だがその後ろで指示を出していた貴様が──いや、貴様だと思っていたモノがどんどんあやふやになっていった…」

…は?

いや、は?

 

「ち、ちょっと待てアンダイン、整理…は?え、…は??」

待て待て落ち着け俺。ま、まだあ、あわあわわわあわああわ慌てるような時間じゃない。

え、何勘違いで襲われたん?とかそこはまあ最悪良いわ、いや良くはねえけど一旦良いものとしよう。

…えどういう事?マジで、え?ちょ、博士ー?博士ー!?なんか厄介なことがまた出てきたんだか何か知らねぇー!?

 

……ふぅ、さて一通りふざけ倒したらある程度落ち着いてきたな。

 

「んで…一応色々聞いていいか?」

返答をもらって聞いたところ、どうやら元々Undyneには俺がFriskを操って地下世界を蹂躙するような記憶があったらしい。

が、俺が言った「記憶」の話を聞いて一度思い出し直してみたところ、俺のいた場所の人間が俺じゃなく、なにかあやふやなものに置き換わった、と…そういうことらしい。どういうことやねん。わけわかめなんだが。

 

…いや、まあ正確に言えば仮説はあるんだが…え、だとするとこれ結構めんどいぞ?えー…

 

まあ多分だが、まずUndyneの状況。これは多分胡蝶の夢的なやつだろ。

ちょっとメタい話にはなるが、この記憶の蓄積ってのが殺された回数に比例するんならUndyneはPapyrusよりも蓄積してる可能性は高い。

なにせPapyrusは見るからに戦闘回避する方法が丸わかりだが通常Undyneは《逃がす》じゃなくて《逃げる》とかいう見たことないコマンドなんだし、そもそも戦闘から離脱して追いかけっこするとかいうの誰が初見ですぐ分かんねんって感じだしな。その上Undying The Undyneに関しては戦闘回避できねえし。殺すか殺されるかしかねーんだわ。あとは…まあ単純にアンチ・ヘイト?そもそもの人間への好感度がアレだったし。Papyrus本当に人間に対する好感度初期から高かったもんな…逆にUndyneからの好感度は地に落ちてたワケだが。

で、まあ夢と認識するレベルよりもはっきり記憶が残っちまった結果それが現実と混同されて記憶として定着した…と考えればまあ一応筋は通る。

一般のモンスターも全て同じ種類のモンスターが殺されてるだけで個体としては違うモンスターが殺されてたと考えれば記憶が残らなかったのもまあ理解できなくもない

中ボスみたいな立ち位置に立ってるモンスターもボスモンスターよりは殺される可能性低いし、そもそも殺せないやつとかもいるしな。それでも多少挙動が変わってたりしたのが多かったのはそういのが関わってるんだろうか。

それに、一応とはいえボス判定食らってるFlowyとかほぼ全てのPlayerと顔を合わせてるはずのショップの店員さん達とかが俺のことを知らなかったのも頷ける。殺してねーもんな。Sans?知らん。どっかで薄々は勘づいてはいたんじゃね。

Torielさん?……あの人はホントに分からん。でも最後らへん挙動おかしかったし、やっぱどっかで思う所はあったんだろうかな。

 

…で、問題はその()()()()()()()()()の正体なんだが……これやっぱPlayerじゃね?っていうのが正直な仮説。

Papyrusの時も思ったんだが、そもそも俺が通ったルートなんてNが一回、Pが二回、Gが一回でそんなもんなんだよ。ちな順番はN→P→G→Pな。

しかも最初のNだって、その…ミスでTorielさん殺しちゃった以外は誰も殺してねえんだから、そんな俺の記憶溜まるわけ無いんだよな。

じゃあ何かっていうと…そもそも相手側から観てるのが()じゃなくてP()l()a()y()e()r()だったら?っていう事なんだよ。

俺だって元とはいえPlayerであることに変わりはない。だが画面の向こう側の存在だったはずのPlayerはキャラクター側からしてみれば認識はできないはずだ。なのに口を揃えて「(Gaster)がFriskを操って」って言ってた。

よく考えてみろよ、そもそも俺転生して姿形変わってんだよ。

つまり、本来見てたのはまあ…なんと言うべきかなぁ、P()l()a()y()e()r()()()()()とでも呼ぼうか。Undertaleをプレイしていた人の姿を全部ごちゃ混ぜにしたようなモノで、人の形をしたナニカのようにしか見えない。でもキャラクターからしてみればそれがP()l()a()y()e()r()であり、目の前に現れた俺も元とは言えP()l()a()y()e()r()。それが呼応して、記憶の中の操作する者(Playerの集合体)(Gaster)として認識してた…ってところが仮説だな。

 

……え、ま?

 

いやまあまだ仮説段階だし、自分で言っといて何なんだが無茶苦茶めんどくない?構造。

まあ仮に俺の仮説が当たってるとしても進行上はそんなに問題はなさげ…か?道中ボスの殺意が上がるくらいかな。……まだあとMettaton戦とAsgore戦があるんだよなぁ…特にAsgoa戦ヤバそう。

それに、仮にMettaton戦にNEO出てきてみろよ、詰みやぞ。Undyne戦はまあ前後がある程度予測できたし、回避する術も何とか見つけられたよ、勘と運に頼ったところもあったけどそれでもギリギリ。でもアレは流石に無理あるぞ。逃がせねぇもん。

………まあでも向こうがどんなふうにこっちを認識してるかによるもんなぁ…いま考えても取らぬ狸のなんとやらみたいなもんか。今はこっちだな。

 

「まあ…とりあえず誤解は解けたみたいでよかったが…キッドの方にも謝っとけよ?あの子もあの子でかなり怯えてたから」

「…ああ、一度謝りはしたが後に正式に家にでも謝りに行こう」

なら良し。

……で、この空気どうすんだ…と考えていたところに、Friskの携帯が着信を鳴らした。

 

「…フリスク、別に出ていいぞ」

が、ここで出ていいのか迷ったのか、ちょっとオロオロしだした。まあFriskに携帯持たせてなかったからな…結構マナーとかそこら辺気にする子だし。

…にしても電話中の声も聞こえねえんだよな。これ。

 

「…─、────…───!?───!?」

…おーおーなんかびっくりしてら。どした?

 

「……──、────…─────…?」

と、ちょっと首を傾げながらFriskが電話を切った。誰からだ…はまあ大体見当つくが、そんな驚くこと言われたのか?

 

「フリスク、どうした?」

「あー…えっと、ね…パピルス、今からこっち来るみたい…」

「ほー、パピルスが…は?」

「何?パピルスと番号を交換しているのか!?」

あーもう変なのが食いついてきたよ。

 

「全く…甘いとは思っていたがまさかここまでとは…」

いや、まあ人間に対する好感度が高かっただけで俺殺されかけてるんですけどね?Disbelief Papyrusほんとにやばかったなぁ…Undying The Undyneもやばかったし…えーあと最低でも2回はあんなやつ出てくんの?俺生きて帰れるかな…今更ながらに自信なくなってきたわ。

…ま、なんとかなるかぁ?




このごろ寒いっすね。
あ、余談ですけどPixivにも上げ始めました。理由は特にないです。
大して中身変わりませんが目次ページにリンク貼っとくのでよければどーぞ。
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