FALSENESS TALE   作:謎の通行人 δ

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どうもただの謎存在です。
何か変なところがあれば言ってください。調整できるところは調整します。多分結構あると思いますが。


Ruins3

さて、次は…何だっけ?

 

「フリスク、疲れてないか?」

 

「うん、大丈夫。」

 

「良かった。足元とか気を付けとうわぁっ!」

足元の地面がなくなった。

フリスクに気を付けろとか言った瞬間自分がやられるとかだっせえ…

落とし穴のところだったか。

 

「だ、大丈夫っ!?」

 

「あてて…大丈夫!葉っぱが敷いてある!」

 

「わかった!ボクもそっち行くよ!」

ヒュウゥゥ…ポス

落ちてきたFriskをそのままキャッチする。あ、すごい軽いな。

そのまま俺はFriskを下ろして、上がる所を見つけた。

 

「こっから上がれるか。」

あ、階段だったんだ、ここ。ポータル的なやつかと思ったら普通に階段だった。

で、次の部屋に入った瞬間、

 

プルルルルルプルルルルル

 

電話がなった。Friskはまたビクッとなっていた。

 

「…お兄ちゃん、シナモンとバタースコッチ、どっちが好きかって。」

ああ、バタースコッチシナモンパイの電話イベントか。つーかバタースコッチがなんなのか知らねえからどうとも言えないからなぁ…確か実在はしてたっけ?Co○kpadとかで再現レシピとかあった気がする。

 

「シナモン…かな?」

 

「分かった!」

そしてまた携帯に向かって何か言って、電話を切った。

 

「終わったか?」

 

「うん。行こう!」

で、歩きだした瞬間、

 

プルルルルルプルルルルル

 

あ、そういや間髪いれずに電話かかってくるんだったな。

 

「…お兄ちゃん、バタースコッチが嫌いって訳じゃないよね?」

 

「ああ、そうだな」

だって知らねえもん。好きも嫌いもない。

 

「よし、進もう。」

まあ、岩動かすだけだけどな。…あれ、この岩でかくね?Frisk位あるぞ?

とは思ったが、力を加えてみれば結構簡単に動いた。

 

カチャッ

 

ドドン!

 

うお、針山が下がる音思いの外でかいな。地面揺れてんぞおい。

で、その後の迷路らしき落下ありのパズルを解く。

 

────────────────────

──────────

─────

 

あーもうパズルに気をとられ過ぎててエンカウントの事すっかり忘れてた!

 

「やべっ、」

躱し損ねた弾幕が腕に直撃する。

当たった感触しかないものの、後が怖いな…

 

で、ターンが譲られる。

FriskはMERCYを選び、戦闘が終了する。

 

「ふぅ…よし、解くか。」

打撲の感覚があるな…体力は全く問題ないものの…まあいい。とっとと岩動かすか。

そうして二つ、岩を動かし、最後の一つに手をかけると…

 

「おっと!俺を押そうってのはどこのどいつだ?」

ああ、ここ喋る岩だったな。つーか口無いのにどうやって喋ってんだこいつ。

 

「あー、悪い、俺はGasterっていう者なんだが、そっから4メートルほど俺の向いている方向に進んで欲しい。」

 

「おっと…こりゃあ的確に指示されちまったな。言葉遊びでもするつもりだったが、しょうがねえな。動いてやるよ。」

ズズズ、と岩は動いていく。

それを横目にFriskと俺は進んでいく。……が、油断し、一つ言うのを忘れていた。

Friskが針山の所を渡っている瞬間、岩が動くのが見えた。

 

「!フリスク!」

 

「えっ、わわっ!」

そのままFriskを突き飛ばした。同時に針山が飛び出してくる。

 

「いたた…!お、お兄ちゃん!」

 

「っつ…!これは…」

足が針を避けきれなかったのか、いくつか刺さってしまったらしい。深くはないが、引っ掻き傷のように縦に四本、傷が入っていた。

が、そこはいい。

 

「おい岩!フリスクを殺すつもりか!」

 

「わ、悪い!驚かそうとしただけだ…岩だから前が見えてねえから感覚でやるしかなくてよ…」

 

「んな訳ねえだろ!前が見えなけりゃどうやって俺が向いてる方向なんて分かるんだ!」

 

「!!」

まあ、驚かそうとしたのは本当らしいが、俺が気づいてなけりゃ、Friskが串刺しになってた可能性さえあり得るからな。驚かそうとするのもほどほどにしていただきたい。

 

「…本当にすまねえ…」

 

「…もういいよ。…フリスク、行くぞ。」

 

「…足…大丈夫なの…?」

泣きそうな顔で言ってくるFrisk。優しすぎかよ…

 

「なーに、かすり傷だ。問題ないさ。」

 

「…なら…良かったけど…」

心配そうにうつむくFrisk。

 

「…フリスク、お前は悪かねえよ。心配すんな。俺なら大丈夫だから、ほれ、笑っとけよ。フリスクは笑ってる顔が一番似合ってんだから。」

 

「………うん!」

うん、やっぱり笑ってないとだな。

で、次の部屋ではFriskがセーブして、いつから置かれているかわからないチーズを引っ張って転んだりしていた。そんなところまで可愛いかよ。

んで次は…ああ、ナプスタ戦か。

 

で、次の部屋に入ると、赤い花の上にシーツオバケが寝転がっていた。

…というか、グーグーってほんとに言ってたんだ…口で?

そりゃどうなんだか…

 

「…寝てるのかな?」

おいFrisk、お前純粋すぎだろ…寝てるやつは口でグーグーとは言わねえし目が開いてる訳ないんだぞ。…いや、一部目開けたまま寝れる人もいるらしいけどよ。

 

「うーん…でも、退いてもらわないと進めないからな…」

 

「どいてもらえないかお願いしてみるね。」

 

「ああ。」

とか言った瞬間から背景は白黒に変わるんですけどね!

 

で、いつものアナウンスが流れる。

 

 

『*Napstablookが現れた!』

 

 

BGM : Ghostfight




そういやナプスタ戦BGMってGhostfightっていうんですね。しょっちゅうDummy!と混ざります。遅い方がGhostfightですかね?
ではでは、最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

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