FALSENESS TALE   作:謎の通行人 δ

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どうもただの謎存在です。

タイトルにガッツリ名前出てるくせに出てくるのは最初の方だけというね。
タイトル詐欺とか言うのはやめてください。サブタイ考えるの大変なんです。



では、本編どうぞ!


Gaster&ガスター

<とある部屋のとある人物side>

ふむ…これはかなり予想外だ。

本来ならこれは起こり得ない事象だ。そもそも()自体、ここにいるような人物ではないはず…いや、そもそもいるわけがない存在だろう。

だが、存在してしまっている以上、肯定せざるを得ない。

…にしても、()()のロード、リセット時、記憶の削除が上手くいかなくなってきた時から色んな事を試し、起こり得る事象を引き起こしてきたにも関わらず、こんなことは今まで起こらなかった。さらに、今の状態は私は何もしていない…つまり、最初の状態と同じだ。その状態に介入できる存在……()()か…まあ、()()自体私の仮説上の存在で実在するのかは別としておいて…実在するとするなら、これはまた厄介な問題を押し付けられた気がしないでもない。だが、()()からしてみればそれも全て想定内…というより、この感情を引き起こすように上手く事を運んだのだろう。…本当に厄介にもほどがある。

 

「…ただ…」

ひとまず、()は脅威と言える存在ではなかろう。()()の兄。今まで存在してこなかった謎の存在だが…それよりも気になることがある。あれはどういうことだろうか。soulが自然体で二色に分割されているなんて聞いたこともない。

 

「…実に面白い。興味深い限りだ」

いつかは少し研究も再開させたいものだ。

 

<主人公side>

…?何か変な感じがするな…まあ、気のせいか。

そういや、さっきFriskがNapstablookと再会して、ちょっとテンションあがってたな。良かった。

…にしても、さっきの落下パズルはちょっとビックリしたなぁ…。

いや、落ちることは分かってたんだけどさ?プレイヤーの状態だと落ちる場所が分からなくなってたけど、ここは現実だからさ、ちょっと葉っぱめくったら確認できるのよ。ずるじゃんって?何回も数メートル落とされる側の気持ち考えてみろ。

まあつまりはいちいち確認しに行く必要がなくなったってこと。実際にやってみてやりやすくなるパズルもあるんだなぁ、って思った。

 

まあ、そこはさておき。

そろそろTorielさんの所か。

そんなことを考えていた周りを見回していた時、

 

「大変…予定よりずいぶん時間がかかっちゃったわ…」

そんな声と同時に電話が鳴った。

同時に、木の向こうから走ってくるTorielさんが見えた。

 

「!まあ!二人でここまで来たの!?怪我はない?こっちへいらっしゃい。回復してあげましょうね」

 

「あ、大丈夫です。二人とも特に怪我とかはしてません」

いや、実際は若干打撲とかあったけど、言うほどのものじゃないし。

 

「ああ、それなら良かったわ…。あまり長く二人だけにしておくなんて無責任だったわね」

本当に安堵したような表情をするTorielさん。めちゃ優しいやんけ。

 

「もう隠しきれないわね。いらっしゃい!我が子達!」

そう言ってTorielさんは家の中に入っていった。

Friskもセーブしてから入っていく。

 

「……そうか。ここが一つの山か…」

そう。ここでは初めてのボス戦がある。

言わずもがな、Torielさんとの戦闘だ。

 

「…絶対に殺させるわけにはいかないな…」

そう呟いて俺も家に入る。

 

 

 

「良い香りでしょう?

サプラーイズ!バタースコッチシナモンパイを焼いたの。あなた達が来てくれたお祝いにね。…ここで楽しく暮らしてもらいたくて…」

フッ、とTorielさんの顔に影がかかった気がしたのは俺だけだろうか。

 

「だから、今夜はカタツムリパイは我慢するわ」

 

「カタツムリ!?」

急にFriskが声をあげた。

 

「うお焦ったぁ…」

 

「あ…カタツムリパイは苦手かしら…?」

 

「あ、いえ…聞いたことがなかったので…」

まあそりゃあな、と心の中で思っておく。俺も聞いたことねえわ。エスカルゴみたいなもんか?

 

「まあ、確かに他では聞かないわね。お料理の本にも載ってなかったし…あ!さあ、入って入って。他にも見せたいものがあるの」

と、横の部屋に入っていくTorielさん。

それに続いてFriskと俺も進む。

 

「ここが…」

と、Friskの手をとって一つの部屋の前に行く。俺もそれに続く。

 

「あなた達のお部屋よ。少し狭いかもしれないけれど…気に入ってもらえるとうれしいわ」

そう言って俺とFriskの後ろに回り、頭を撫でるTorielさん。手、柔らかいな…

と、

 

「あら?焦げ臭いわね…大変!ゆっくりしていってね!」

お?いつの間にTorielさんは生首饅頭になったんだ?

…ゆっくりの事を生首饅頭とか言ってるとゆっくり実況の方々に怒られそうだな…

そんなことを考えながらFriskと一緒に部屋に入る。

 

その後、部屋の中を一通り調べて回ったりしていると、Friskが小さくあくびをした。

 

「、フリスク、眠いなら寝ておいた方がいいぞ。」

 

「…あふ…うん…そうする…」

やっばめっちゃかわいい。

 

そうして一つしかないベッドの壁の方に寄って、Friskは横になると、すぐに、すぅすぅ、と寝息が聞こえてきた。さて、俺の活動時間だ。

Torielさんに気付かれないように部屋を出る。

そして、とりあえずおもちゃのナイフがある部屋に行く。

 

「………あったな」

ゲーム通りおもちゃのナイフは部屋の端に置かれていた。

 

「…やっぱプラスチックだよな。アルミとかだと一応切れちまうし。…プラスチックのナイフって武器になんのか?」

よくよく考えればそうだ。

プラスチックのさして尖ってもないナイフで切られたとしても、少々痛いとはいってもそれは打撲。もしくは擦り傷だ。切り傷にも致命傷にもならない。…ま、そこんところは良いか。ご都合主義ってやつだ。

 

「…悪いな」

誰に言うでもなく、そう呟いて俺はポケットにナイフを入れ、部屋を出る。そして、特に何の気なしに鏡を覗いてみる。

 

「………俺だ」

俺が前世を思い出したのは昨日。前々から見ていたはずの顔なのに何か違和感があるなぁ…

 

ところでだが、モンスター達の攻撃の話だ。

蛙が飛んできたり、弾が飛んできたり、色々攻撃のバリエーションはあるが、そのどれもが見た目通りの怪我を引き起こすのだ。まあ、具体的に言えば、Napstablookの酸の涙は地面に当たってジュッ…とか鳴ってたし、Vegetoid(ベジトイド)の野菜の弾幕は当たったら普通に痛かった。あれ固すぎだろ…人参のくせに生意気な。

まあ、要は何が言いたいかと言うと、Torielさんのあの火の玉弾幕。あれは紛れもなく火であるということだ。戦闘中はダメージを感じにくいとはいえ、終わったらその分一気にダメージが入ってくるし、下手にダメージを食らいすぎれば全身やけどで気絶なんてざらの可能性もある。

しかも、感覚しか鈍らないため、見た目相応のダメージを食らうことになる。つまり、Torielさんが攻撃をそらし始めたら相当注意しないといけない。

 

「……さて、どうしたものか…」

戦闘前に水を被っておきたいが、そんなことをすれば怪しまれるだろう。Torielさんにも、Friskにも。

まあ、最終当たらなければいい話なのだが、こっちはFriskを守らなければいけない。

……最終、ターンが終わる前に体力を全回復させておけば問題ない…か?

 

「……ふゎ」

やべ、眠い。

そろそろ思考は明日の俺に任せるか。

そう思って俺は部屋に戻り、Friskを起こさないようにカーペットの敷かれた床に横になる。

ま、数十秒後には意識なくなってたんだけど。




はい、察しのいい人は気づくと思いますが、あと2、3
話でRuins編終わりです。
つまり、次は…ってことですね。はい。

ではでは、最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
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