FALSENESS TALE   作:謎の通行人 δ

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どうもただの謎存在です。

はい、Toriel戦の前話です。大変ですね、はい。



では、本編どうぞ!


Toriel戦前

目が覚めたらすでに数時間経っていた。まあ、地面で寝ていたから体も少々痛いかな…と思ってたが、そうでもなかった。まあ、カーペット敷いてくれてたしな。体を上げると、何かが被さっているのに気づいた。

毛布だった。恐らくTorielさんが掛けてくれたのだろう。

そんなことを考えていると…

 

「…………んん……」

 

「、フリスク、起きたか」

 

「あ…お兄ちゃん…おはよう……ぁふ」

まだ少し眠いのか、寝起きだからか、少し小さくあくびをしたんだろう。まあ、実際のところほとんど見えてない。真っ暗だから。

 

「さて、電気付けるぞ」

 

「うん」

カチ、と音を鳴らしてスイッチをつけると真っ暗だったのから一気に明るくなって思わず目を瞑る。これ動力源どうなってんだろうな。…いや、Coreか。

 

「!お兄ちゃん、これって…」

 

「あー、多分バタースコッチシナモンパイだな」

二切れ、シナモンのいい香りのするパイがラップに包まれてお皿に乗せられていた。

こういう感じなんだな。

 

「………じゃ、行こっか」

とりあえずFriskに預けられたパイも潰さないようにリュックに入れておく。

 

 

───────────────────

──────────

─────

部屋を出て進むとFriskがTorielさんに質問攻めにしていた。

ああ、外に出たいっていうイベントか…あ、Torielさんが立った。…渋い顔してるなぁ…

 

「……………」

 

「フリスク?」

ふと見るとFriskは大分何かを悩んでいるようだった。

 

「どうした?」

 

「…お兄ちゃん、トリエルさんが行った所って…」

 

「ああ、十中八九あの階段の下だ」

正確には十中十なんだが。

 

「…行こう」

 

「ああ」

Friskは決意を固めたらしい。だったら俺はそれに乗っかるまでだ。

そうして階段を下りると、紫色の廊下の先にTorielさんが見えた。

 

「…ママ…」

あ、Friskがママって呼んだ。

 

「…お家に帰る方法が知りたいのね…?この先に、遺跡の出口があります。…その向こうは地底の世界。一度出たらもう中へは戻れません。」

Torielさんは少しためらったような素振りを見せ、

 

「…これから私は、その出口を壊します」

 

「!」

Friskが一瞬ビクリ、とする。

大丈夫か。いや、でも確かに展開が分かっててもこいつはちょっとショックが強いな。

 

「もう二度と…誰もここからいなくならないように…いい子だから、お部屋に戻っていなさい」

そう言ってTorielさんは早足に先へ進んでいった。

 

「…お兄ちゃん、」

 

「うん?どうしたフリスク」

Friskが不安そうな目でこっちを見ながら話しかけてきた。

 

「進んでも…いいのかな…?」

 

「…それは、フリスクが決めることだ。俺の決めることじゃない。でも、後悔しない方を選べよ」

 

「…わかった」

そう言って先に進むFrisk。OK、分かった。

そうして進んでいるとまた前にTorielさんが見えてきた。

 

「…ここに落ちた人間は皆同じ運命をたどる…私は、この目で何度も見てきました。…ここへ来て…ここから出ていって…そして死んでしまう。あなた達は何も知らないの。この遺跡から出たら、あなた達は彼らに…アズゴアに…殺されてしまうわ」

一瞬、Asgore(アスゴア)王の名前が出た瞬間Torielさんの顔が歪んだ。ように感じた。同時に声にも憎悪が混じってる気がした。それぐらい嫌いなんだろうなぁ…

 

「…これはあなた達を守るためなの。分かってちょうだい。……お部屋に戻るのよ」

最後にまた少し悲しそうな顔をしてTorielさんはまた進む。Friskも、少し迷った感じもあったが、すぐに追いかけ始めた。

そして、また曲がり角にTorielさんはいた。

 

「…止めても無駄よ。これが最後の警告です」

最後の警告です…か。次はバトルだ。確かにTorielさんはこっちを倒す気は微塵もないのだろう。優しすぎるから。でも、だからといって倒させるわけがないし、Friskを傷付けさせる訳もない。

 

「…フリスク、多分そろそろトリエルさんとのバトルになると思う。…良いか、絶対に[FIGHT]は押すんじゃないぞ」

 

「…うん、もちろんだよ。ボク達にあんなに良くしてくれたいい人だもんね」

…良かった、分かってくれてた。

しかし…いい人、か。ま、いい人なんだけど…あ、人ではないか。

 

そして、最後の部屋に入る。

Torielさんはこちらを背に、大きな扉を前に立っていた。

 

「…トリエルさん」

…少し躊躇ったが、声をかける。

 

「どうしても出ていくというのね…」

 

「…はい」

 

「…そう。あなた達も他の人間達と同じなのね…なら、残る手段は一つしかない…」

…来る、と俺は身構える。

 

「私を納得させてごらんなさい。あなた達の強さを証明するのよ」

そうTorielさんが言うと背景が少しずつ白黒に切り替わっていき、俺とFriskの胸にハートが浮かび上がる。…相変わらず何で俺のsoulは二重なんだろうか。

 

そこは置いといて。同時にToriel戦BGM、「Heartach」が流れてるな。

曲自体は本当に良い曲なんだけどなぁ…和訳だと「心の痛み」…だったか。確かに、Torielさんと戦うのは心苦しいよな…。だが、ここでもやるべきことはただ一つだ。Friskを不殺にさせること。それが最大の目的であって俺のすべき事だ。

 

「…さて、」

 

『*Torielに行く手を塞がれた!』

 

アナウンスが流れ、俺はポケットからサバイバルナイフとオモチャのナイフを取り出す。

目の前のTorielさんは、無表情に見えてどこか、悲しそうで苦しそうだった。




さて、次こそTorielママとのバトルですね。
あ、言っておきますが、原作通りに進める気は更々ありません。…まあ、流れは沿わせますけど。
まあ、二次創作だから良いんですよ。ええ。



では、最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
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