FALSENESS TALE   作:謎の通行人 δ

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どうもただの謎存在です。

Torielさんとのバトルですね。くっそ、このバトル形式の書き方慣れてねぇ…

あ!それと、ものすごい今更ですが、
しにゃ様、東方大好きさん様、高評価ありがとうございます!
モチベーションが上がります!



では、本編どうぞ!


Toriel戦

…まずはTorielさんを殺さないようにFriskを誘導する必要があるな…

 

「…フリスク、再三言うが、絶対に[FIGHT]は押すなよ。…後悔する」

 

「…うん。分かってる」

そう言ってACTに触れ、まずは調べるFrisk。

 

『*Toriel

 ATK80 DEF80

あなた達にとって何が最善かを知っている。』

最善…なぁ。

と、前でTorielさんが火の玉を上下に出してきた。おっと、思いの外避けづらいな。

 

『*Torielは目を合わそうとしない。』

そして、避けきったあと、話そうとするFrisk。

が、

 

『*適当な話題が思い浮かばない。』

…うん。知ってた。なら考えろって言いたい所だけど…流石にね。うん。

上から火の玉が揺れながら落ちてきた。つか多いな…捌ききれるか…?あ、ナイフで火の玉切れたわ。

 

『*Torielは魔法攻撃を準備している。』

 

で、何とか躱しきり、Friskはそのまま再びACT、話そうとするが…

 

『*皮肉なことに話し合いでは解決できそうにない。』

 

…そうなるんだよな…ちっ、実際聞いたらふざけんなってなりそうなんだが。

っと、再びTorielさんの出した火の弾幕が迫っていた。何とか躱す。

Friskの方は…問題なさそうだな。だが、何が起こるか分かんねえし、あんまり離れないようにしとかねえとな…

 

『*Torielは目を合わそうとしない。』

 

と、おもむろにFriskが[MERCY]に手を伸ばした。

 

「…………」

何も言わずに火の弾幕を投げてくる。確かに体力が1/10になれば攻撃を避けるようにしてくれるため、ここでGAME OVERにはならないだろうが、Friskには出来るだけ怪我はさせたくない。それに、俺は体力だけならLOVEが20の時よりはるかに多い。ある程度なら大丈夫だ。

とか考えてたら目の前に来た。咄嗟に手を振ってガードする。

 

「っと…!」

一被弾か。

 

「お兄ちゃん!大丈夫!?」

 

「俺は大丈夫だ!Friskは避けるのに専念しろ!」

まあ、とか言ってもFrisk優しいからこっちに気をかけながら避けてくれてんだよな…いい子すぎかよ。

 

『*Torielは魔法攻撃を準備している。』

 

「…もしかして…」

すっ、とFriskは再び[MERCY]に手を伸ばす。

よし、正しい方法を見つけたか。

 

「……………………」

再び同じように火の玉が揺れながら大量に落ちてきた。ただ、二回目だ。途中でFriskが当たりそうになってたから避けさせながら、何とかノーダメで避けきった。

 

『*Torielは目を合わそうとしない。』

 

 

「………………………」

相変わらずTorielさんは無表情を貫いて半円状に火の玉を投げる。

半分追尾みたいなシステムに順応しきれずにちょっと当たった。あれ、俺もしかしなくても避けるの下手?体力既に10以上減ってんぞ?

 

『*Torielは態度がよそよそしい。』

 

コマンドを選択する音が聞こえた。

 

「…?」

再び上下に火の玉が出される。

というか、これ当たったら痛みはないけど服に当たったら火が燃え移ったりしてないか…?

…あ、余計なこと考えてたら足当たった。…って!

 

「ヤッベ!」

普通に燃え移るじゃねえか!

急いで地面で擦って消す。

 

「!お兄ちゃん!?」

 

「ああ、問題ない」

こいつは…ちょっと気を付けないとな。

 

『*Torielは態度がよそよそしい。』

 

「何をしているの…?」

Torielさんが怪訝そうな目で見てくる。

そんな彼女の前で、俺はナイフ二本をカランカラン、と地面に落とした。

もう必要がない訳ではないが、戦いたくない、という意志の主張だ。

 

横に上下に動く火の玉を出され、動きが制限された状態で上から火の玉が揺れながら落ちてくる。

やっべ、これめっちゃ避けづらい…!

 

『*Torielは目を合わせようとしない。』

 

「戦うか逃げるかしなさい!」

 

「いえ、もうここで引くわけにはいきません。逃げる気もありませんし、戦う気なんて毛頭ありませんよ」

本心だ。

再び上から火の玉が揺れながら落ちてくるが、流石に避けられるようになってきている。というかFriskめっちゃ避けるの上手いよな。ドッジボール上手い系の人か?

まあ、そんなこと考えてるから当たるんだけども。あぁあ。これで俺が体力20だったら残りHP1になってたな。多くて良かった。瀕死にはなりたくない。

 

『*Torielは魔法攻撃を準備している。』

 

「力を証明するんでしょう?」

 

「いえ、そんな気は全くありません。それに、モンスターと会ったときは、お話しすれば良い、っていってくれたのは、Torielさん、あなたですよ」

一瞬肩が震えた気がした。

と、さっきの言葉が効いたからか、まだ体力は有り余っているにも関わらずTorielさんは火の玉を避けるように出し始めた。…あ、もしかして、体力バー、Torielさんには見えてないから当たった回数とかでカウントされる感じ?

 

『*Torielは魔法攻撃を準備している。』

 

「戦うつもりがないなら逃げて!」

 

「だからそんな気はないんですよ!」

もうもはや喧嘩みたいになってるが…いや、そんなレベルじゃないか。そもそも喧嘩で片方が火の玉撃ってくるのはおかしいし…というかやばいが。…まあ、当たらないようにしてくれてるんだけど。

 

『*Torielは態度がよそよそしい。』

 

「やめなさい」

 

「………………」

無言の時間が流れる。

 

『*Torielは魔法攻撃を準備している。』

 

「そんな目で見るのは、やめて」

 

「………………」

ふと後ろを見るとFriskが苦しそうな表情をしていた。…うん…苦しいよな…ちょっとだけ耐えてくれ…ごめん。

そう思って手を繋ぐ。

 

『*Torielは大きく息をついた。』

 

「逃げなさい!」

 

「………いえ、逃げませんよ」

Friskの、手を握る強さが少し強くなった気がした。

 

『*Torielは目を合わせようとしない。』

 

「…」

 

「……」

再び、無言が流れる。俺の中ではずっと少し小さめにBGMが、流れ続けている。

 

『*Torielは魔法攻撃を準備している。』

 

「……」

 

「………」

重苦しい時間が流れる。

 

『*Torielは目を会わせようとしない。』

 

「分かっているわ…あなた達はお家が恋しいのよね?でも…」

ふと、BGMが止まった。

火の玉も飛んでこなくなった。

 

『*…』

 

「お願いだからお部屋に戻って…」

懇願するように、声を絞り出すようにTorielさんは言った。でも……

 

『*…』

 

「私がちゃんとお世話をする…約束するわ。」

 

「…そういうわけにいかないんですよ…本当にすみません…」

一層、Torielさんの顔が歪んだ。

 

『*…』

 

「確かに、ここは何もない場所だけれど…」

 

「………」

 

『*…』

 

「私達、きっと楽しく暮らしていけると思うの。」

 

「……」

ふと、Friskの手が離れた。

 

『*…』

 

「これ以上、私を困らせないでちょうだい…!」

 

「…………っ」

今にも泣きそうな顔になるTorielさん。

…そうだよな…今まで六人の子供達…いや、八人か。八人の子供達を育てようとしてきて…みんな死んでしまった。…本当なら狂ってしまってもおかしくないような物だよな…。

 

『*…』

 

「お願いだからお部屋に戻って…」

それが、俺には心からの叫びのように聞こえた。

 

『*…』

 

「止めて!お願いだからもう諦めて!」

ふと本来無かったであろう叫びが飛び出た。

同時に、さっきまでのとはレベルの違う火球がFriskに飛んで行った。俺は咄嗟に体の向きを反転させ、Friskの前に立った。

 

「はっ………」

 

「………っか、は……」

Torielさんの息を飲む声が聞こえた瞬間、一瞬だけ目の前が真っ白になった。

熱さや痛みは言ってもすぐに消える。が、目の前のゲージが一気に減り、数字が130から10に下がった。嘘だろ。そして、今なんかよく分からん黄色いドームのバリアみたいなの出たぞ。まあ、そのおかげでだいぶダメージ減ったんだろうけど…

しかも、軽減されてるはずの反動まで来て倒れちまったぞおい。Torielさんよ、どんな威力で撃ったんすか。

 

「…あ……ああ……」

 

「お兄ちゃん、大丈夫!?これ、食べて!」

こっちを見て、口の中にパイを突っ込んでくるFrisk。詰まるから突っ込むのは止めてくれ、なんて言える立場ではなく、大人しくパイを咀嚼する。あー、優しい甘さだなぁ。

 

「…!うーわ、身体中の傷消えた…どーなってんだこれ…」

いやマジで。跡形もなく傷跡すら残さず消えやがったよ。何がどうなってんだこれ…

 

「良かった…」

 

「…ああ、ありがとな。……つつ…さて…()()()、」

立ち上がって、再びTorielさんの方を向く。何か若干関節がパキパキ鳴る。

 

「!」

 

「もう、退いてください。大丈夫です、Friskは何があろうと俺が守ります。」

 

「…それではダメよ。あなたも私の我が子だもの」

 

「……ありがとうございます。ですが、俺達はここを通ることを望みます。…でも、もうあなたと不必要に戦いたくはありません」

Torielは目に見えて驚愕していた。ま、目の前に自分が傷つけてしまった我が子が、それでも依然として自分の前に立ち、説得を試みているとなったら、そうもなる…のか?が、それでも戦いたくないのは事実だ。絶対に。

 

「…フフフ……私、本当にダメね…子供二人、満足に救えないなんて…」

 

「…そんなことありません。ちゃんと助けてもらいましたよ」

もしもTorielさんが手加減なしだったら本当にやばかったのだろう。俺、ハードモード知ってるからな?ようつべで。手加減無かったらマジでヤバい。

 

「……良かったわ…」

本当に安堵したようなTorielさんのその言葉と同時に世界に色が戻ってきた。




これでRuinsは終了です。
いや、まあ次の最初だけちょこっと出てきますけど。
つまりは次出てくるのはアンダーテールといえばこいつ、の某スケルトンが出てきますね。



では、最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
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