前回の投稿が1年前だと!?
4巻の内容がほぼ吹き飛んで、次回から5巻に入ります。ご注意を
万里花出したい。
鶫殿がラブレターを貰い、断った事を集殿から聞いていた。すると、廊下から千棘殿の誕生日パーティーの話が聞こえて来た。
「よし! 剣心俺たちも行くぞー」
集殿は右手を掲げて話している。
「呼ばれてないが、行っても良いのだろうか?」
「プレゼント持って向かうぞー」
疑問は無視され、肩を組んで千棘殿の家に向かう事が決定した。
誕生日パーティー当日、楽殿と小野寺殿を抜いた4人は千棘殿の家の前に立っていた。
「楽たち遅いな」集殿がそう呟いた
鶫殿が電話をかけ「何をしておるのだ一条楽!! 早く来い!!」
そう怒鳴りつけると勢いよく携帯を閉めた。
楽殿たちが到着して千棘殿がギャングだった事を話しながら、家の中に入って行った。
注文した林間学校の写真を出席番号順に受け取っていると、外で雨が降り始めていた。
「あ、服干しっぱなしだ! 洗い直しかよ……」
庭に服を干していた事を思い出し、落ち込んでいた。
次の日、朝のホームルームで日原先生が「はーい全員注目〜!! 今日は突然だけど、転入生を紹介するぞ〜!」そういうと、クラスはざわついていた。
「それじゃあ入って橘さん」
「はい」
橘さんと呼ばれた瞬間、机に顔を伏せ山田の後ろに隠れていた。
「まずい……おそらく楽殿に好意を抱いていない、とゆうことは」
「……皆さん初めまして、橘万里花と申します。何卒よろしくお願いします」
万里花殿の自己紹介に、口笛を吹く者も居るようだが、顔を上げず(バレないでくれ)そう思いながら、息を潜めていた。
肩を叩かれ、伏せていた顔を上げると万里花殿が横に立っていた。
「剣心様〜〜!! ずっとお会いしたかったですわ〜〜!!」
パァ……!!と効果音がつきそうな笑顔で、抱きついてきた。
周りのざわめきなんて気にせず、抱きついている万里花殿を引き剥がした。
「まっ……、橘殿いきなり抱きつかないでくだされ」
万里花殿といいそうになったが、なぜか咄嗟に橘殿と言い直した。
「私この瞬間を、夢見て来たものですから……! 昔のように万里花とお呼びください」
集殿が手を上げ振りながら「あ! あの〜! 橘さんって……もしかして剣心のお知り合い……?」そうクラスメイトの皆が疑問に思っていた事を質問した。
その答えは「あ、はい。私は剣心様の許嫁でございます」と、剣心自身も驚きの答えが返され、クラスメイトの皆の声はシンクロして「「許嫁〜〜〜!!?」」そう叫んだ。
「どぉ〜いう事だ剣心ー!!」
「許嫁とは誠なのかー!!」
クラスメイト達に詰め寄られる中、万里花殿は肩にスリスリと頬擦りしている。
一日中付き纏われながら学校が終わり、万里花殿とは生徒用玄関で別れ、家に向かって歩き出した。
「今日は疲れたでござる」
語尾が変化していることも気にせず、ため息を吐いていた。
場所は変わって校舎裏の水飲み場にて、万里花とお目付役の本田忍が話していた。
「……どうでしたか? 剣心様は」
顔を洗う万里花の隣りに立つ本田はそう話した。
「……素敵な方に育ってらしたわ。私の予想通り……」
タオルで顔を拭きながら話す。
「……ですが、後ろめたそうな顔をしていましたが?」
顔を拭き終わり、流しっぱなしだった蛇口を閉めて「おそらく、施設に行くと言った嘘のせいでしょうね」そう言った。
顔を拭いていたタオルを水道台にかけ……
「さぁ行きましょう。剣心様の家に」
……万里花は本田にそう言って歩き出した。
短いですが、年内に何とか納得いく物が描けました。次回万里花とのデート、なるべく早く出せるよう努力します。
一年があっという間に過ぎ去って行く。小学生の頃時間の流れこんなにも早かったっけ?
皆さん良いお年を。
書くとしたら少し先になるけど、設定いる?
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いる
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いらない
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気が向けば