偽・さよなら糸色亡月王先生   作:ポロロッカ星人

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祝、「さよなら絶望先生」原作カテゴリ内総評ランキング1位!……って作品4つしかないじゃないか。
総合のランキング、ウマ娘だらけで草。
面白いからね、そうなるわな。




2のへ学級の担任になってから最初の日曜日。

休みを満喫すべきであり、特にこれといって部活の顧問にでも任じられているわけでもない私は、仕事もないので家で本でも読もうと考えていた。

しかし今は、使われなくなっていた旧校舎の宿直室にいる。

釣った魚に餌をやらねば刺される。そういった男性を前世でいろいろ見てきた。

なので、自己保身的な意味合いもあったが、そもそも私のいないところで鉢合わせてトラブルになっても敵わぬと、小森さんと常月さんを互いに紹介することにした。

話は昨日、土曜日の半日授業を終えた放課後に遡る。

 

 

 

「そっか……」

 

小森さんは、私が常月さんと関係を持ったことを説明すると一瞬悲しそうに下を向いた。

だが、その事を責めたりはしないようで、こういった所が一夫多妻であることの違いかと再認識したのだった。

 

「仕方ないよね、男の甲斐性だし」

「これからよろしくね小森さん。先生の同じペットとして」

「一番は私だけどね」

「「…………」」

 

そこからは、どちらが私の一番かを競い、二人でマウントの取り合いであった。

しかし一時間もすれば互いを認めてはいるようで、少なくとも表立って争いはしなくなった。

 

「先生のことだから、多分来週にはどうせ女の子増えてるだろうし」

「この場の二人で優劣つけても、どうせ後で序列考え直さないといけなくなりますし」

 

そういう考えのもとの仲直り。

言外に節操がないとも揶揄されている。

誰でもいいわけではないのだが、この数日で二人となると反論できる要素がない。

 

「別に先生の手が早いってだけじゃないよ」

「ええ、私達と同じように、きっと先生でなければいけない娘が必ずいる。そんな予感がするんです」

 

彼女達と同じように。

彼女達の共通点、容姿も声も性格も嗜好も違う。

二人から見た共通点は、私を愛したこと。

それも、出会いからさして時間のかかっていない状況であっても、躊躇いもなく私に生死を委ねられる程に深い愛。

では私から見た共通点は?───首だ。

本来面影のないはずの、赤木杏に似た何かを感じ取って、気づけば狂おしいほどに絞首の欲が溢れた。他の女性を見ても、今までこのようなことは無かったというのに。

二人ともが同じく私の担当生徒。

もしかしたら、まだあの2のへにいるのだろうか。彼女達の共通点が。

 

「せんせー」

「先生、二人で考えたのですが……」

 

そういうわけで、土曜の夜から学校で、三人で過ごしていたのだった。

あとは、他の生徒の目のない所では名前で呼んでほしいとも頼まれた。これは私の考えが至らなかったのが悪い。将来的に籍を入れる予定なのに、そのまま姓で呼び続けるのも味気なかった。

夜はまぁ、当然のことながらやることはやったわけだが、思っていたよりも激しいものにならず、お陰で無事に腰を守れている。

意外だったのは、まといが女性の悦ばせ方を知っていたこと。過去の恋愛遍歴の中に女性と付き合っていることもあったようなので、その時に覚えたのだろう。あとは、まといを自由にさせると限界まで私が搾られるので、思い付きで拘束してみた所、彼女も私に束縛される行為をいたく気に入ったようで、私の体力的にも、互いにとって良い結果となった。

朝と呼ぶには遅めの時間に起き出し、霧の作った朝昼兼用の食事を三人で食べた。

後はのんびりと読書を楽しんだ。

30分おきに交代でどちらかが私の膝の上を、どちらかが背中にぴとりと寄り添っていたので、桜の咲く今の季節には心なしか暑くも感じたが、拒絶する気にもなれず、二人のしたいようにさせていた。

この一週間で最も穏やかに過ごせた1日だった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

小節あびる───私の担任する生徒の一人である。

10代の若者らしく姦しい生徒達の中において、どこか大人びた印象をうける。物静かで人と話さないのではなく、あまり物事に動じず冷静に見ているところなどが、精神的に他の生徒よりも成熟している。

身長も同級生の女子の中で一番高く、相応に女性的な凹凸のある発育をしているため、より大人びた雰囲気を醸し出している。

髪型も左右におさげを作って垂らす、昔ながらの女学生らしいもので、最近流行りのものとは無縁であった。

しかし、彼女を一目見れば、誰しもが最初に注目するところは別にある。

 

「家庭内暴力の疑いですか」

「ええ、糸色先生にはご家庭を訪問していただいて、確認していただきたいのです」

 

新井先生が、新たに私に提案してきたことは、今朝の職員会議で議題にあがった小節さんの事だった。

普段から眼帯をしているが、毎日どこかしらに包帯や絆創膏、ガーゼといった治療痕がある。

初日に全員を抱き締めた時、他の女子達は、中には薄くコロンをつけている娘もいるのに、彼女からは湿布のような薬品臭がした。

特にここ最近で事故にあったわけでもないのに、あまりにも生傷が絶えない様子に、以前から家庭内暴力を疑われていたらしい。

そして今日は新たに左腕を折ってきたらしく、ギプスで固定したそれを首から吊っていた。

勿論、思春期特有の心の病などではなく、正真正銘の怪我である。

 

「しかし、本当にDVなんですかね」

 

それにしては本人に悲観した様子が見受けられないのだが。

小節さんの家庭は、珍しいことに父子家庭とのこと。

数ヶ月前に母親が離婚し、他の義母達はそれぞれの子供達と一緒に住んでおり、小節さんとは別居している。

父親がどこの女性とも一緒に住まず、年頃の娘一人と一緒に住んでいるというのは、かなり変わった家庭である。

特殊な家庭環境なりの問題もあるのかもしれない。

例えば別居の理由に、父親が家族に暴力を振るうなど……だとすれば、他の女性達が自分の子供を連れて逃げたとしても不思議ではない。

 

「写真を見る限りでは普通ですが」

「人は外見だけでは判断できませんしね」

「いたんですか?」

「ええ、ずっと」

 

新井先生に渡された小節父の写真を見ていると、背後からぬるりと覗き込んだまといが、私の独り言に反応した。

なんだか先程から、周囲の視線を感じると思えば、学校からずっと背後をついてきたようだ。

自分でいうのも何だが、最近は袴を普段着として着る人間は少ない。それも私のような男が。

そんな袴を着た男が、同じく袴を着て婚約首輪をつけているうら若き乙女を連れ歩いていれば目立つ。

何故か、まといは私の隣を歩かず、数歩離れた位置を付かず離れずついてくる。隣に来させようと立ち止まれば、彼女も足を止めた。

 

「隣を歩かないのですか?」

「大和撫子たるもの、男の三歩後ろを歩きませんと……」

 

男を立てるというやつか。

 

「それに私、ずっと先生を見ていたいので」

 

隣を歩くと、前を向かないと危ないから───と、私のペットになった今もストーカー気質は治っていないようだ。

最早校内に私が手の早い男だと広まってしまったので、周囲の目を気にしても仕方がない。

影で桃色教師とかヤ○チン先生とか滑稽な渾名で呼ばれているに違いない。

仕方がないのだが、その事に軽い絶望を覚えた。

 

「貴女は小節さんの事について知ってますか?」

「そうですね、私はあまり彼女と交流もないので詳しくは……ただ、一年の頃から怪我は絶えなかったようですが」

「ふむ……ん?」

 

商店街に差し掛かった所で、写真と同じ人物を見掛けた。小節さんの父親だ。

仕事帰りなのか、スーツを着た中年男性で、眼鏡をしている。見た限りではどこもおかしくはない。

まぁ、えてして家庭で暴力的な人程、外面は善人にしか見えなかったりするのかもしれない。

小節父は、まっすぐ家に帰ることなく、一件の金物屋に入っていった。

 

「普通、スーツを着たまま、仕事帰りに金物屋寄りますかね」

「さぁ」

 

小節父は店に入ると、買うものを決めていたのかフライパンを手に取った。

手に馴染むかを確認するようにひっくり返し、底をこんこんと指で軽く叩いている。

一見調理道具の具合を確かめているようだが、果たして、本当にそうだろうか?

家庭の調理場は、女子力をアピールするための女性の戦場であり、一人暮らしや料理人でもない限り、普通は家庭を持つ男が料理などしない。

あの動きは炒め物でもした時の動きを確かめたのではなく、テニスラケットのようにして娘を殴打する動きなのでは?

思えば、小節さんの腕や足には打撲傷の痕もあったはず。

 

「そのフライパンを何に使う気ですか!?」

「……え?」

「店主!」

 

急に大声を出した私に、戸惑っている小節父。

その間に、店主に駆け寄り耳打ちする。

 

「何ぃ!? 熱したフライパンで娘の尻を叩くだと!? そんなやつに売る商品なんかない! 帰れ!」

 

店主、私はそこまで言ってないが……

塩を撒かれた小節父は、何故ばれたのか解らなくて戸惑っているのだろう。困惑した顔で退散した。

次に彼が入っていったのは自転車屋。

空気入れを手にとって値段を確認している。

 

「さすがに空気入れは普通の買い物でしょう」

「いいえ先生、そうとも限りません」

 

私の後ろを歩くまといには、何か思いあたることでもあるのだろうか。

 

「もしかしたら、口から空気を送り込んで虐待する気やもしれません……店主!」

 

まといは素早く店主のもとへ駆け寄ると、そっと耳打ちした。

 

「……何ですってえ!? 娘のし、し、し、下の口から空気を送り込んで虐待する!?」

 

店主は鬼の形相で、小節父に塩を叩きつけた。

再び、彼は困惑した顔で退散していく。

 

「何て危険な奴かしら。緊急の連絡網で商店街の皆に知らせなきゃ」

「よろしくお願いします」

 

FAXで拡大コピーした彼の写真が、各店舗に流れていく。

その後、様々な店舗を回るも全てで塩を撒かれて追い返され、小節父のスーツは塩で白くなっていた。

 

「凄まじいですね。日常に溢れる物を何でも虐待のための道具にしてしまうとは」

「えぇ、まさかここまで恐ろしい相手とは」

 

私とまといが戦々恐々していると、一通の電話がかかってきた。

私の携帯は学校支給のもので、番号は家族と学校関係者しか知らないため、必然的に内容が限られる。表示されている番号は新井先生の業務端末だった。

 

「どうされました?」

『糸色先生、緊急事態です! すぐに来てください! 風浦さんが!?』

 

どうやら、家庭訪問は後回しになりそうだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

急いで駆け付けたのは、隣の市にある動物園の猛獣ゾーン。

高い塀で出られないように囲まれた場所は、ベンガルトラの展示場所。

数メートルの高さの塀など、虎の身体能力では越えてきそうだが、何故に檻で囲っていないのか?

その塀の中をたん瘤を作った風浦さんが、目尻に涙を溜めながら、くの一のような身のこなしで虎から逃げ回っていた。

何でも、ぼうっとしていて落ちたらしい。

だから塀ではなく檻でなければならないのに。

確か今日の彼女は、左目の下に泣き黒子のある加賀さんだっはず。

近い場所にいたとはいえ、タクシーで飛ばしてもらっても到着に15分はかかっている。その間、ずっと逃げ回っていたらしい。

 

「すごい身体能力ですね。今なんてちょっとだけ壁走りましたよあの子」

「あら忍者みたい」

 

それでもさすがに、この高い塀を昇りきることはできそうにない。

 

「二人とも感心してる場合ですか!?」

 

いけない。一瞬現実逃避してしまった。

状況が状況なので、新井先生が珍しく狼狽えている。

 

「係の人には?」

「もう既に連絡していますが、虎が興奮しすぎで飼育員の人でも危ないそうで」

 

それで客に被害が出ては駄目だろう。

ついに、隅の方に追い詰められた風浦さん。

このままでは襲われてしまう。

 

「わ、私なら大丈夫です!」

「風浦さん!?」

 

泣きながら逃げていた風浦さんは、どうやら覚悟を決めたようだ……食べられる方向に。

その表情は聖母のようで、自分に今にも食らいつかんとする猛獣を慈しんでいた。

 

「金光明経という仏教の本に『捨身品』という章があります」

 

釈迦が、前世で空腹の虎に自らの体を食べさせて、徳を積んだ結果、来世でお釈迦様として敬われるようになったというものだ。

 

「だから虎に食べられても大丈夫! 来世で私神だなら!!」

「こんな時にまでなんてポジティブな意見」

「さすが風浦さん」

「ポジティブなんかじゃありません!!」

 

虎が飛びかかろうとし、見守っていた誰もがもう駄目だと思った時───「ラインバック!」と大きく響く声がした。

そこにいたのは、Tシャツとツナギ姿の小節あびるであった。

教室では見せたことのない満面の笑顔で、明るい声で、体中ボロボロなのに怪我を感じさせない姿で虎を呼ぶ。

 

「グルル」

「おいでーラインバック! いいこいいこ!」

 

小節さんの声に反応した虎は、まるで大きな猫が甘えてじゃれつくように彼女に飛び付いた。

自身よりも大きな虎を抱き留めきれず、そのまま背後に倒れる小節さん。

ゴチッという、頭をぶつけたらしき音が塀の上にいる私の所まで聞こえてきた。

しかし、気にする素振りも見せずに、彼女は虎と戯れている。

 

「いいこにちてまちたか~? よ~ちよちよち!」

「グルグル」

「今日も元気いっぱいでちゅね~、わしゃしゃしゃしゃ!」

「ゴロゴロ」

 

どこぞのムツゴ○ウさんのように、文字通り猫可愛がりする。

その、猫を買い始めた独身女性を彷彿とさせる、普段からは想像もできない声の高いトーンと赤ちゃん言葉に、小節あびるを知る周囲の人間は軽くひいてしまっていた。

しかし、きゃっきゃと満面の笑顔ではしゃいでいた彼女が急に真顔になった。

 

「あっ……」

 

軽い声を出して固まる小節さん。

何かを言っているが、ここからでは声が小さくて聞こえない。

 

「今、あの子『折れた』って言いましたよ」

「この距離で聞こえたんですか?」

「いえ、読唇術です」

「……すごいですね」

「先生のお役に立てて何よりですわ」

 

……これは迂闊な独り言も言えない。

ストーキングで培ってきたであろう、無駄に高いまといのスキルに戦慄した。

ラインバックという虎と小節さんが戯れている間に、風浦さんは他の飼育員に無事回収されていた。

虎には新しい餌が与えられ、負傷したらしい小節さんも出てきた。

 

「大丈夫でしたか、小節さん?」

「あら先生、と常月さん……動物園デート?」

「そうよ」

「違います」

 

私は、小節さんの仕事が一段落するのを待って話しかけた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ふむ。つまりDVではなくて、動物と戯れていた結果、怪我をしてしまっていたと?」

「ええ、私動物が大好きで、一緒にいるとすっごく癒されるんです。だからここでバイトを」

 

将来は、趣味と実益をかねて動物に携わる仕事をしたいらしい。随分としっかりとした考えを持った子である。

父親からの暴力は完全な杞憂だったようだ。

小節父には悪いことをした。今時しっかりとした娘さんを育てたいいお父さんではないか。

私が子供を育てたらこうはいくまい。もし仮に、私が男手一つで育てようものなら、きっと父に似て根性無しの、他人に後ろ指刺されるような子供に育つに違いない。

背後で、私の考えを読んだまといが、「私、私」と自己主張しているが、ストーカー気質な彼女では、男に尽くすいい女にはなりえても、良き母になるかと問われれば、まぁ、変な教えとかしそう。

 

「私、本当に動物が大好きで……正確には動物のしっぽが好きなんです」

「尻尾ですか?」

「先生、尻尾じゃありません。しっぽです。漢字使わないでください」

「どちらも一緒では……?」

「違います。しっぽの方が可愛いんです」

「はぁ……」

 

何か、並々ならぬ拘りがあるようだ。

教室ではいつも疲れた目をしていたが、今は見たことがない程に爛々と目に活力が漲っている。

 

「あんまり可愛いから、いつしかしっぽを引っ張る癖がついてしまって……あのぴょこっとしたものを見ると引っ張らずにはいられないんです! でも、動物って基本しっぽを引っ張ると嫌がるから、その時に反撃されたりで、怪我をするのはそういう時が一番多いかな?」

「それはある意味、貴女が動物を虐待しているのでは……」

 

呆れている私に、風浦さんの件を学校に電話で報告していた新井先生が声をかけてくる。

 

「何にせよ、糸色先生は改めて彼女の家に行って、父親と話をしてきてください」

「まぁ、結果的に勘違いでご迷惑をおかけしたわけですしね」

 

行くしかないか、と嘆息する。

家庭内暴力の疑いは晴れたと思うが、このまま帰ってめでたしめでたし、とはいかないだろう。

今頃、小節父は商店街をまともに歩けなくなっているかもしれないのだから、せめて謝罪せねばなるまい。

それに、娘の怪我ばかりするバイト(趣味)をどう考えているのかは聞かねばなるまい。

普段、駅から少し離れている動物園へはバスで通っているとの事だったが、今日は私も同行するので、タクシーを使うことにした。

さすがに余所様のお宅を訪問するので、付きまとってきたまといはここで別行動に。

彼女は新井先生と一緒に学校方面へと帰っていった。

謝罪も含めた訪問なのに、首輪付きの女子同伴は誠意がないと見られかねないからだ。

まといは私から離れまいと抵抗していたが、結局のところ新井先生に首輪を捕まれて連行された。

 

「ここです」

 

小節さんの案内のもと、タクシーが止まったのは普通の一軒家。

 

「あっ、お父さん……どうしたのそれ」

「どうしたんだろうな、俺にも解らん」

 

丁度父親の方も帰ってきたらしく、玄関前で鉢合わせた。

先程見たよりもボロボロで、スーツも塩がついて所々白くなっている。

おそらく、あれからも商店街の店主達に塩を撒かれたのだろう。申し訳ない。

 

「お父さん、この人担任の先生」

「どうも、初めまして。糸色望といいます。突然の訪問で申し訳ありません」

「おぉこれはこれは、担任の先生でしたか。てっきり娘が彼氏を連れてきたのかと……こちらこそ初めまして。小節あびるの父です」

「では、汚い所ですけどどうぞ」

「お邪魔します…………え、何これ?」

 

家のなかに案内される。

汚いとはいったが、社交辞令的なものであって、本当にゴミが散乱していたり散らかっているわけではない。

ないのだが、玄関に入って正面の壁に、何かのしっぽが一本生えている、

 

「それはイリオモテヤマネコのしっぽ」

「……何故、玄関入ってすぐにそれが?」

「なんかいいでしょ」

 

自信満々に答える小節さん。

振り替えれば、背後にいる小節父は何か諦観のこもった表情をしていた。

 

「ここがリビング、今お茶出すから先生は座ってて」

「ありがとうございます……何でしょう、所々の壁にしっぽが」

「いや、お恥ずかしい限りで」

 

スーツの上着を脱いだ小節父は、はにかみながら後頭部をかいている。

壁に動物の頭の剥製を飾るのは見たことがあるが、しっぽのみ、それも場所を考えずに無造作に壁につけたような印象のため、何か余計に奇妙に見える。

しかも促されて座った椅子の背後には、背もたれの腰のあたりにしっぽが生えている。

 

「いつからか、娘が動物のしっぽにはまってしまい、自分の部屋にはもう飾るところがないからと、あの子の母親……今は離婚していないのですが、元妻の部屋もしっぽだらけにしてしまいまして。ついには飾るところがないからと、リビングや玄関にまで……」

「それはなんとも……」

 

家族のパーソナルスペースまで侵食するほどの蒐集癖に戦慄していると、小節さんがグラスに入ったお茶を持ってきてくれた。

 

「あびる、私は先生と話しているから、お前も着替えてきなさい」

「わかった」

 

小節さんが自室に向かい、リビングに二人きりとなる。そこで私は謝罪することにした。

 

「お父さん、この度は大変申し訳ありません」

「何か謝られることでも?」

「はい」

「はっ! まさかあびると関係を!?」

「いえ、違います」

「……そうですか」

 

何故、残念そうなのだろうか?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

私はこれまでの経緯から説明した。

学校側で虐待疑惑が持ち上がっていたこと。

その確認のため、家庭訪問することになったこと。向かう過程で商店街の各店舗の店主達に謝った情報を伝えてしまったこと。

しかし、その後たまたま娘さんと出会い、怪我の理由が判明し、虐待が誤解だったと知ったこと。

話を聞いている間、小節父は苦い顔をしていた。

最悪は怒鳴り散らされ殴られるかもしれぬと覚悟はしてきたが、幸いにして彼が感情にまかせて怒りだすことはなかった。

 

「それで商店街のあの反応ですか」

「誠に申し訳ない」

「いえ、誤解が解けたのであればもういいですから。それに、後で商店街の方々には説明していただけるんですよね?」

「それは勿論。ウチが責任をもって誤解を解いて参ります」

「まぁ、こちらも誤解されそうだなとは思っていたのですが……実際、以前にも一度疑われたことがありました。それでも、そのまま録に対策もしないでいた訳ですから」

 

怒りよりも諦観が感じられたのは、前にもあったことだからか。

娘が怪我ばかりであれば、そういった疑いがかけられるのを解っていながら、何故に今のバイトを許容しているのか。

 

「……あの娘は、中学に上がった頃に自殺未遂をしていまして」

 

着替え終わったのだろう。

廊下に小節さんの気配を感じたが、リビングに入ってくることはなかった。話を止めようとはしてこないので、彼女的にも私には聞かせても構わないのだろう。ただ、自殺未遂をして、死にきれずに生き残ってしまったというのは、今はその意志があるかどうかに関わらず、気不味いはずだ。

私も前世で入水自殺で心中した身としては、自殺を試みる人間を非難はできない。

例えその先が絶望的なものであっても、絶望すら救いと思える人間はいるのだ。

事情は人それぞれであるし、当人でなければ解らない苦しみというのは確かに存在する。

 

「今はふっきれておりますが、暫くは人間不信もひどく、そこから動物を好きになったようで」

 

人間は平気で裏切るが、動物なら裏切らない。愛情を持って接すれば自分を受け入れてくれる。

つまりは、そういったことなのだろう。

世の中にはアニマルセラピーというものがある。愛するものを喪った悲しみだったり、戦場で兵士が発症したPTSDなどを、動物と接するうちに緩和してくれることだ。

 

「確かに、そういうことであれば、彼女から動物と接する機会を奪うのはいけませんね」

「……先生は、危険なバイトだと辞めさせようとしないのですね」

 

小節あびるの両親が離婚する程に仲違いした直接の原因は、そこにあるらしい。

母親は、怪我ばかりする娘のバイトを快く思わなかったらしく、何度も辞めさせようとした。

父親は、娘が怪我するよりも本人の意志を優先させた。

 

「動物園で娘さんの見せた笑顔、私は教室では見たことがありませんでした。担任になってまだ一週間しか経っていませんが、あの子が自分を出せる場所なのだということくらい解ります」

「……あびるは良い先生に恵まれましたね」

「よしてください。私はそんな立派な人間でもないんです。ただ……私も誰かに裏切られたり、自分の居場所を無くしたことがあって……その時には本当に死にたくなって……何の因果か今は教師なんてものになりましたが、今でも色々なものから逃げてばかりです」

 

だから、誰かに逃げるななんていえない。

だから、誰かに立ち向かえなんていえない。

だから、逃げればいい。

だから、立ち向かわなくていい。

人生の道は一本道ではなく、複雑怪奇に枝分かれしている。

大事なのは進むこと。嫌な道からは外れていい。

外れた先で自分の居場所が見つかったなら万々歳ではないか。

まぁ、それすらも実践できていない自分が言ったところで何の説得力もないのだが。

 

「私は教育者として、誰かを教え導くことはできません。ですが、せめてありのままの彼女を受け止めるくらいならいたしましょう」

 

しっかりものの小節さんなら、なにがしかの道を見つけてこれからも進めるだろう。

自殺未遂するほどの人間不信だった少女が、ここまで人と話をできるだけの社交性を持てたのだ。

動物に逃げたのではなく、きっとそれは回り道だったのだ。

これからも怪我をする? 心の怪我よりはよほど良い。幸いにして私の兄は優秀な医者だ。きっと大概の怪我なら治してくれるだろう。

 

「しっぽ好きはどう思います?」

「まぁ、世の中には様々な蒐集物を集めるコレクターがいますし、法を犯したわけでもないのだから、趣味としては問題ないですよ」

 

他人に迷惑をかけたわけでもなし……町内の猫を筆頭とする動物達には迷惑かもしれないが。

それを除けば、オタクがエッチな美少女フィギュアを集めて悦に浸るのと、しっぽを眺めて悦に浸っている小節さんは大差ないとも言える。

……やめよう、この例えは乙女には酷だ。

何故か小節父が、『法を犯したわけでもない』のところであからさまに目を反らしたのだが……え、まさか法とか条例とかに違反しているのだろうか?

 

「そうですな。他者に迷惑をかけなければ」

「ええ、迷惑をかけなければ」

 

それが、一番大事。

 

「……」

「……」

「……」

「……人に迷惑をかけないですよね?」

 

動物にとってはあれでも、しっぽを触ったり集めるだけだ。

 

「自分の気に入った相手には、しっぽをつけようとする性癖が……」

「駄目じゃないですか」

「他の妻子は、あの子のしっぽから逃げて出ていってしまって……」

「もっと駄目じゃないですか」

 

他の奥さん達と別居しているのは娘のせいか。

ただ、一度つけてみるくらいならともかく、出ていくくらいなので相当にしつこかったのだろう。

 

「先生は、娘のありのままを受け入れてくださるんですよね?」

 

これは断れない流れだろう。

解ってて向こうも切り出したのだ。

この父親、中々にいい性格をしている。

だから、ここはあえての明言を避ける方向で。

私の中の、当初の大人びていて怪我以外は優等生な小節あびる像は砕け散っていた。

ひきこもりとストーカーと並べても遜色ない面倒くささだ。

 

「時に先生、ご結婚はされているのでしょうか?」

「あぁ、この流れでそれ聞いてくるんだ……」

「してるんですか?」

 

私にはわかる。

いませんと正直に答えたら、ぜひにうちの娘をと勧めてくるし、いると嘘を言っても、二人目三人目でいいですからと娘を娶らせようとしてくる。

経験則からわかる。私は詳しいのだ。

余所様に嫁に出すには難を抱えている女性の親というのは、娘の将来の旦那を確保しようと、適齢期の男を見るとやれ見合いだなんだと申し込んでくる。

 

「まだならうちの娘なんてどうですか。お恥ずかしながら、あの子の趣味を受け入れてくれるいい人なんて先生以外にはこの先出てこないでしょうし」

「駄目よお父さん。先生はもう婚約者いるんだし」

 

小節さんがリビングに入ってきた。

先ほどまでのツナギ姿ではなく、ジーンズにTシャツという普段着姿になっている。

 

「なんと」

「一週間で二人も作ったんだよね?」

「ほぅ、お盛んですなぁ」

 

あー、この話題は分が悪い。

私もこの一週間で、自分の性欲の強さを実感はしたものの、誰でも良いというわけではない。

 

「あー……それよりも小節さん。先程の怪我は大丈夫でしたか?」

 

露骨な話題転換。

何かを小節父が無言で訴えかけてくるが、眼鏡の下の目は、角度のせいか光って見えない。

 

「……うん。折れたと思ったけど、そこまではいってないみたい」

「そ、そうですか……それは良かった」

「うん。心配してくれたんだ? 優しいね」

 

やんわりと口角があがり微笑んでいるが、小節さんの目は笑っていない。

何だろう、底冷えするような不穏な気配を彼女から感じる。逃げようとする私に怒りを感じているわけではなさそうなのだが。

 

「……先生、私のコレクション見る? ここじゃお父さんしつこくてうざいし」

「あぁ、いえ、そんな事は「見よ?」……み、見せてもらおうかな?」

 

目を泳がせながらなんとか逃げる算段をしようとするも、食いぎみに言われて押しきられた。

 

「こっち」

 

ゆらゆらと歩く小節さんの後を無言でついていく。

彼女の部屋は二階にあるらしく、先行して階段を一段ずつゆっくりと進む小節さんの尻が目の前にあった。

健康的で張りのある尻肉の柔らかさや丸みが、固いジーンズ生地に包まれているために、生地にできた皺から視覚的にもよくわかる。

二度あることは三度ある、と諺にもある。私は意識しないように、可能な限り前を見ないようにした。

扉の前につくと、彼女は首だけを捻らせてこちらを流し目で見やりながら、「ここだよ」と小さく呟いた。

知らず、ごくりと喉を鳴らしてしまう。

キィィィ───と蝶番が軋む音をたてながら、ゆっくりと開いていく扉。

そこにあったのは、元は六畳程の何の変哲もない部屋だったのだろうが、壁一面どころか天井にまで、様々な動物のしっぽが所狭しと生えている異様な空間。

家具は二つのみで、部屋の中央に鎮座しているベッドと、唯一の女子らしいデザインの姿見のみ。

 

「さぁ、先生……入って」

「これはまた、凄いですね」

 

興味の無いものでも、これだけの数が陳列されているのを見れば、それがまるで芸術品のように錯覚してしまいそうになる。

いや、無理だな。普通に怖い。異様でしかない。

小節家の他の妻子達が出ていってしまったのも無理からぬ事だろう。

 

「私、お父さん以外の男の人を部屋に入れるの初めて」

「……そ、そうですか」

 

部屋の前で頬がほんのりと朱に染まる姿を見れば、ただ単に異性を部屋に招く事に照れているだけのように見える。

何故だろう。そんなはずはないのに、彼女の部屋には見えない蜘蛛の糸が張り巡らされているような、なんともいえない危機感を感じる。

彼女に手を引かれ、部屋の中へと誘われた。

 

「たくさんあるでしょ。集めるのに苦労したんですよ」

「凄いですね」

「先生はどれが好き?」

「え?……ええっと、そうですね……これなんかいいですね」

 

実際は良し悪しなど、とんと解らぬ代物ではあるが、近い壁の無難そうなものを選んだ。

 

「それはクロシロエリマキキツネザルですね。うん、先生に似合うかも……でも普通にキツネとかタヌキとかでも似合いそう」

「そ、そうですかね?」

「……先生は私の趣味、気持ち悪い?」

「人それぞれですから、気持ち悪くなんてないですよ」

「うん。ありのままの私を受け入れてくれるって言ってたものね」

 

やはり、先程の会話を聞いていたらしい。

小節さんは壁から生えている一本のしっぽを選ぶと、ずるりと抜き取った。壁に埋まっていた部分は小さな玉が一列に数珠繋ぎになっていた。

あぁ、そういう用途にも使える玩具でもあるのか、と感心するわけもなく、健全な女子高生が所持して良いものではないために動揺が勝る。

 

「これなんて、先生似合うかも………なんで?」

「え?」

「今、足が少し下がったよね? なんで?」

 

先程までの嬉しそうな照れ笑いから一変。

私が無意識に足が逃げる方へほんの少し動いてしまったのに対し、小節さんの顔からは表情が消えた。

 

「いえ、これは体勢を崩しただけで」

「先生も逃げるの? ありのままの私を受け入れてくれるって、嘘なの?」

「け、けして嘘では……」

「嘘、嘘嘘嘘嘘。逃げた人はみんなそう言ったけど、先生みたいに目が泳いでた」

 

思春期の女子高生というのは、大概が情緒不安定なものであるが、それにしてもこの子のは飛び抜けている気がする。

テンションの落差が激しすぎる。

扉の前では、初めて男を部屋に入れるという行為に、恥ずかしそうに、それでいて嬉しそうに照れていた。

その数分後には、無表情になったかと思えば、今は私を見る彼女の瞳、眼帯に隠れていない右目には、憎悪にも似た感情が宿っている。

 

「お父さん以外の男の人で、初めてだったのに。私のままでいいって言ってくれたの、嬉しかったのに……お父さんだってそう、本当は私のこと面倒臭いって思ってる。みんな、みんな嘘つきばかり」

「こ、小節さ……うひぃ!?」

 

彼女の左腕に巻かれていた包帯が独りでにほどけ、生き物のような動きで伸びてきて、私の右腕に蛇のように絡み付いた。

思わず情けない悲鳴が口から漏れた。

気がつけば、何処からか現れた無数の白い包帯の群れが、彼女の背後で、鎌首をもたげた蛇のようにぐねぐねと踊っている。

なんだこれは、どういうことだ。

彼女は超能力でもあるのか、それとも心霊現象の類いか、どちらにせよ尋常ではない。

 

「逃げちゃ駄目逃げちゃ駄目逃げちゃ駄目逃げちゃ駄目逃げちゃ駄目逃げちゃ駄目逃げちゃ駄目逃げちゃ駄目逃げちゃ駄目逃げちゃ駄目逃げちゃ駄目逃げちゃ駄目逃げちゃ駄目逃げちゃ駄目逃げちゃ駄目逃げちゃ駄目逃げちゃ駄目……私から逃げないで」

 

しゅるしゅる、しゅるしゅると、包帯の擦れる小さな音が聞こえる。

私の肉体は、まるで金縛りにあったかのように動くことは叶わなかった。

腕を、足を、胴を、包帯がゆっくりと拘束し、締め上げてくる。

その度に、彼女の傷を塞ぐ役目をしていたはずの包帯がほどけていく。

 

「私を好きって言ったじゃない! 結婚してくれって言ったじゃない!! 私を見てよ、逃げないで」

「何を……ぐっ……」

 

包帯が、私の首を締め上げる。

小節あびるに告白した過去など、勿論ない。

二人きりになったのも今日が初めての事だ。

しかし、反論しようにも気道を塞がれていて声が出ない。

ほどけた包帯の奥から見えた彼女の腕。そこには動物との触れ合いによる傷だけでなく、手首を切ろうとして躊躇したであろう古傷が見えた。

眼帯の上から額を覆っていた包帯がほどけると、まるでひどい事故にでもあったかのような大きな傷痕が額にあった。

事故か、はたまた投身自殺でもして助かってしまった跡なのか。

 

「私は受け入れてくれたじゃない。愛してくれたじゃない……私の事も受け入れてくれた! なのに、なんで私からは逃げるの!? ……私と私の何が違うの……全部受け入れてくれなきゃ私になれない……」

 

支離滅裂な事を口にする彼女に、何をすればいいのか。視界が霞む中、小節さんの眼帯が外れ、隠されていた瞳が露になった。

その瞬間、心臓が止まるかと思った。

左右で瞳の色が違う、虹彩異色症の瞳。

 

「あ……あぁ……」

 

小節あびるの右目には、踠く今の私の姿が。

彼女の左目には、かつての私の姿が映っている。

それを見て、頭部に雷が落ちたかのような感覚を覚えた。

あぁ、あぁ、理解した───この子も彼女だ。

彼女達は、私が求めていた赤木杏であり、私の事を彼女もまた求めていてくれるのだ。

傷だらけの両手が、私の首へと伸びる。

 

「この世で一つになれないなら、来世で結ばれるしかないよ……愛してるの。愛してる」

 

愛している、愛していると繰り返す。

何度も、何度も、何度も。

小節あびるの肉体で、小節あびるの声で。

しかしてそれは、彼女の私への返答だった。

ついに、私は答えを聞けたのだ。彼女の声ではなかったけれど、彼女の気持ちを聞けたのだ。

こんなに嬉しい事はない。

私の愛は永遠に。

死が二人を分かつまで、否、死してなお分かつこと許さず。

私の使命を理解する。

私の愛を、過去、現在、未来の全ての赤木杏に捧げるのだ。

彼女の魂を満たし、楔を解かなければ輪廻に戻ることができぬ。

戻らねば、未来永劫来世での邂逅は果たされぬ。

 

「やっと、私を見てくれた」

「ええ、お待たせしました」

 

いつのまにか、拘束していた包帯の力が弛み、肉体の自由を取り戻していた。

非力な力で私の首を絞めているだけで、話すことに支障がないほどに両手には力が籠っていない。

 

「もう逃げない?」

「ええ、逃げませんよ」

「……先生(望君)、大好き」

 

私は、首を絞められたまま、彼女の唇に口付けた。

 

 

 

 

 

 

 




風浦可符香
CV加賀愛

本日の欠席生徒
■■■
加賀愛
関内太郎
日搭奈美───以上4名。


絶望少女紹介
小節あびる───被DV疑惑少女。
実際は父親に虐待などされていないし、むしろ父親にたまに理不尽な暴力を振るうこともある。
お色気担当の一人で、あまり羞恥心はないのか下だけ水着になったり、全裸に包帯だけになったりする。見た目に反して運動音痴。
途中から包帯を自在に操ったりする謎の技を持つようになる。鼻先を舐められるほど舌が長い。
この作品では、トラウマスイッチが入ると本人と取り憑いている人の人格が混ざって不安定になる情緒不安定さん。普段は冷静ないいこ。
幼い頃に角膜の移植手術をして、それ以降時々望の告白シーンを夢で見るようになった。初恋は夢の中の望で、そっくりな絶望先生を初めて見たときからポーカーフェイスの下で舞い上がっていた。
中の人を私が知ったのは「禁則事項です」の人。
空鍋の人でも有名。
ポンコツキャラの声を出させたら天下一。故にシリアスなキャラとのギャップでご飯三杯はいける。

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