原作:ドールズフロントライン
タグ:ガールズラブ ドールズフロントライン 少女前線 ドルフロ スプリングフィールド WA2000 AA-12 UMP9 UMP45 ディビジョンコラボ ネタ 百合 一話完結
三体の人形が充電されに来ました。
その様子をご覧ください。
スプリングフィールドのよしよし充電。それは頑張った人形をスプリングフィールドが頭をなでながら褒めるとバッテリーが充電されることである。
※グリフィン入植の手引きより引用
ただし過充電で思わぬ引き起こす場合もあります。今日はその例を紹介します。
ケース1:WA2000
ツンデレの戦術人形WA2000。彼女は閉店間近のカフェに訪れた。この時間は客がおらず、店主のスプリングフィールドと二人きりになれるのだ。もちろん、WA2000にその事を指摘すれば「ち、違うわよ。この時間帯の方が静かでメニューも早く出てくるだけで、スプリングフィールドに膝枕してほしいなんて考えてないんだからねっ」と感想を教えてくれる。
WA2000はコーヒーを頼み彼女とたわいものない話をする。
「おかわりいりますか?」
WA2000はおかわりではなく「い、いつものあれお願いしようかしら」と言う。
スプリングフィールドは奥のソファに移動する。
「さあ、ワルサーさんきてください」
スプリングフィールドは自らの太ももをぽんぽんとたたく。WA2000は吸い寄せられるようにソファに横になり、スプリングフィールドの太ももに自らの頭をのせる。
そしてWA2000の頭をよしよしとなでる。
「ワルサーさんは頑張っていますね」
充電率70%
「ワルサーさんは誰よりも皆さんの事を思ってて立派ですね」
充電率80%
「ワルサーさんが陰で努力しているのは知っていますよ。少なくとも私は見ていますから」
充電率90%
「ワルサーさん、私の前だけでは素直になってくださいね」
充電率100%
「ワルサーさんじゃなくて、ワルサーって呼んでもいいですか?」
充電率150%
「あらら、顔を赤くしちゃって。ワルサーはかわいいわね」
充電率250%
ここでWA2000の頭部から煙が出てWA2000は修復所送りになった。
ケース2:AA-12
ディビジョンコラボイベントでもともに戦った二人。以前のAA-12はスプリングフィールドのカフェに来るなど月に一回程度だが、イベント後は戦闘任務の前に訪れるようになった。
戦闘前にはコーヒーを飲み眠気を覚まし、軽食を食べエネルギーを補充するのだ。
そしてスプリングフィールドのよしよし充電を頼む。AA-12はツンデレではないので昼間でも普通に頼める。
「スプリングフィールド、よしよし充電して~」
「AA-12さん、新人さんの面倒をみているそうですね。いつもお疲れさまです」
充電率80%
「AA-12さん、戦闘では率先して敵に向かって行って立派ですよ」
充電率90%
「AA-12さん、あなたのお肌だってきれいですよ」
充電率120%
「今度私の部屋で、一緒にラジオを聞きましょうね」
充電率150%
充電を終えたAA-12は瞳孔が開き眼が充血し覚せい剤を摂取した人のような笑顔になっている。
「ありがとう、スプリングフィールド。任務行ってくる!」
そう叫びAA-12は走っていった。
ここは戦場。AA-12が率いる部隊の前に大量の鉄血が現れる。後衛はマシンガンだが、まだ入って間もない。ダミーリンクだって二体しか扱えない。
AA-12は叫びながら突撃した。
「うおー!戦闘なら任せろ!バリバリー!」
その言葉通りバリバリーという音がするとともに鉄血の人形の攻撃が止まった。AA-12が謎の放電現象を起こし鉄血の武器の電子回路をショートさせてしまったようだ。
ただしこちらの武器についている光学機器や戦闘補助用端末も動かなくなった。
武器は破壊で来たものの鉄血人形本体はまだ動いている。人形達はスコープやドットサイトを取り外して射撃をし、敵を殲滅させた。
戦闘終了後、いつもなら連絡して迎えのヘリを寄こしてもらうのだが、連絡用端末も壊れたため報告ができない。彼女たちはかなりの距離を歩くことになった。
幸いにも途中で指揮官が異常に気付いてくれたからよかったものの、気づかれなければ徒歩で基地まで戻る羽目になっていた。
ケース3:UMP9
最近メンタルアップグレードが実装された彼女。任務出発まで少し時間があるのでスプリングフィールドのカフェにやってきた。出発までに何か食べて気持ちを落ち着けるのとテイクアウトが可能なら45姉たちへのお土産にしよう。
UMP9はカフェのドアを開ける。UMP9の外見に驚くスプリングフィールド。UMP9は電子戦強化のために、改造を受けたと説明する。
「それはおめでとうございます。お祝いしなければいけませんね」
UMP9はコーヒーとイチゴのショートケーキを注文した。
「かしこまりました」
数分後、コーヒーとイチゴのショートケーキが運ばれてきた。イチゴが一個多い。UMP9が指摘するとこれは改造祝いだそうだ。UMP9はありがたくいただいた。
美味しいケーキとコーヒーで心を満たされたUMP9だったがあることを思い出した。
「スプリングフィールド、私にもよしよし充電やってくれる」
スプリングフィールドからしてみればUMP9は疲れているようには思えなかったが、改造は思ったより負担をかけるのかもしれないと考え、引き受けることにした。
スプリングフィールドがソファーに座り、彼女の太ももにUMP9が頭をのせる。
「UMP9さん、改造おめでとうございます」
充電率90%
「改造後のお姿もとっても可愛らしいですよ」
充電率100%
「仲間もきっとよろこんでいるでしょうね」
充電率110%
「戦闘でも活躍できると思いますよ」
充電率140%
「45さんもお喜びだと思いますよ」
充電率200%
「うおぉなんか元気になった気がするありがとうスプリングフィールド充電された後45姉たちにお土産持っていきたいんだけど何かいいのある?これから任務に出かけるから軽食的なの」
なにかを悟った人みたいにハイテンションなUMP9。ハイテンションすぎて句読点を忘れている。
スプリングフィールドは軽食にできそうなパンを箱に詰めUMP9に渡した。彼女は代金を払い去っていく。
「お釣り、忘れてますよ」
忘れたのは句読点だけじゃなかったようだ。
どこかの戦場で404小隊がパラデウスの下級兵士達と戦っている。数が多く404小隊だけでは厳しい。
UMP45はいったん引くよう言ったがUMP9は「任せて45姉」と言いパラデウスの前に出てしまった。慌てて援護射撃に入るHK416とG11。
パラデウスの前に出たUMP9は息を吸い込む。そうすると彼女の体から電流がほとばしる。
「ピィーカ●ーチュ『やめなさい』」
UMP45は近くに落ちてあったパイプ椅子でUMP9の頭を叩き彼女の暴走を止めた。ピカチ〇ウのマネなんかして、DクラスE.I.L.Dより怖い法務部が来たらどうするのだ。
パラデウスにも生前の頃の本能が残っているのだろうか、法務部が来ることを恐れて撤退していった。
今回ご紹介した例はほんの一部にしかすぎません。
指揮官の皆さま、バッテリーの過充電には十分注意しましょう。
私も過充電になってボンってなっていいから充電されてみたいです。
作者メイン作品『AK-12の禁止リスト』
https://syosetu.org/novel/222350/
感想ください。
作者ツイッターID:@Luna_Ichinose