ゴミでカスなクズトレーナーは今日も今日とてウマ娘を虐待する。 作:カチュー
爽やかさもクソもない生暖かくなった初夏の風が吹き抜ける夕暮れ時。
そんな中、オレは何度も急傾斜な坂道を往復ダッシュしているウマ娘を眺めている。
そう、オレは有望なウマ娘を輩出する超名門であるトレセン学園の一トレーナーである。オレがトレーナーを志したきっかけはただひとつ。
……かわいい女の子の苦痛や苦悶で歪む表情を間近で見るのがたまらなく大好きだからだよお! そこに耳や尻尾がついていたら尚のこと最高! フゥハアアアハハッハッハ!
そんなゴミでクズな俺の願望を合法的に満たせる職業がウマ娘のトレーナーになることだった。だって、『調教』っていうマジックワードで何でもさせられちゃうんだぜ。
おいおい、ちょろすぎんだろ。神はこんなゴミカスにも平等に生きる喜びを与えてくれるってんだからなあ!
「あ、あの……お兄さま」
「ん、ああ。ライスか」
人には決して見せられない歪んだ表情を出さないように口を真一文字に結んでいると、オドオドとオレに片目を髪で隠したウマ娘が遠慮がちに話しかけてきた。
コイツが今回オレが選んだ初めての専任ウマ娘のライスシャワーだ。ケッ、いつ見ても陰気で内気そうな面だ。だからこそ、従順で扱いやすそうと思って熱烈にスカウトしたわけなんだがなあッ!
「え、えっと、坂道往路10セット終わったよ……次はなにすればいい?」
「次は外周3周だ」
「……うん、わかった! ライス、がんばるから……見ててね? お兄さま」
「ああ」
ククク、しっかりと見ていたぞ! 幼気で小柄な少女が肩で息をするほど疲れきっている姿をな!
さらに! オレだったら即逃げ出すほどの苛酷な追加トレーニングの報告に目を見開きながらも、逆らえない自分に絶望している瞬間を! 反抗の意思を隠すために顔を一瞬俯かせたのを!
フゥハハアアアアアアアハハハ!!! ああ、これだ。これなのだ! たまらんッ! 濡れるッ! 何が濡れるかわからんが濡れるッ!
まさに人生の有頂天ッ! 虐待こそ至高である! ガハハハハハッ!
いや、ほんとウマ娘のトレーナーって最高だぜッ!
※ ※ ※
「……あ、あの! シャワー浴びてきたよ……」
「よし。なら、いつもの“アレ”やるぞ」
「あ、うんっ。お兄さま、今日もおねがいします……!」
このオレに捕まったウマ娘に練習後とて安息の時間はない。憐れにもトレーナー室にやってきたシャンプーとリンスの香り漂う体操服姿のライスシャワーを……さらに苛め抜いてやるぜえ!
「さあ、ライス。こっちに来な」
「うん、お兄さま……あっ」
ライスシャワーを軽く抱き寄せ、準備しておいたマットにゆったりと寝そべらせ……陰湿かつ苛烈な虐待のはじまりだ。
「……あっ、ああっ。お、お兄さま……!」
「ふんッ! ふんッ」
「……あっ、あんっ……ふうっ……ああっ! ……ふ、深いとこにっ、来てるよぉ……」
「ふんッ! そらッ!」
「あっ、やめ、あっ……激しいよぉ……。お、おねがいっ……も、もうちょっとやさしく……!」
「うぇーい! わっしょいッ!」
「……ふあっ……あんっ! も、もう許してぇ……!」
これだ、これなのだ! 余りの辛さから許しを請う無様な姿、たまらんッ!
何を隠そう、地獄のスペシャルマッサージタイムをライスシャワーにプレゼントしている真っ最中である!
しかも! ただのマッサージではない。全身をこれでもかと苛め抜き、蹂躙する悪魔のマッサージである!
学園指定の体操服姿となっているライスシャワーの白い柔肌、鍛えられた足や腿に直接触れ、刺激を与えていく。
いいねえ、風呂上りなのに脂汗が滲んだその顔! 体がめちゃくちゃに固いコイツにとってはトレーニング以上に苦しい時間だろう。辛いよね、苦しいよねえ、今すぐやめて欲しいよねえ! くははははっ!
まあまあ、ゴミカストレーナーなオレでも引き際は弁えている。負荷を掛けすぎることで、非常に大事な玩具を壊すわけにもいかない。明日以降もコイツにはオレの欲望を満たしてもらわなければならないからな。
そろそろ今日はこの辺で勘弁してお……。
「……ふう、あんっ……あ、あれ?」
「どうした?」
「……えと、もう終わり、なの? も、もうちょっと、おねがいしたい、んだけど……ご、ごめんなさい! ワガママ、いっちゃって……」
「……え、あ、ああ。うん、いいぞ」
コ、コイツッ!? 露骨に煽ってきやがった……!? 早くもこのヘルズタイムに適応し始めてきたというのか!? うっそだろ!? オレがこの技術を文字通り体得するまで何度も悲鳴と怒号を上げた苦痛しか生まないキング・オブ・ペインマッサージのはずだぞッ!
「あ、ありがとう、お兄さま! あ、あの、そのっ! もうちょっと太ももの上の方にもふ、ふれて、ほしゅッ! あぅう……噛んじゃった」
く、ククク! さすが、このオレが選んだウマ娘だぜ。オドオドした態度の奥底に隠された根性は正に一級品だぜ。恐怖から言葉を嚙みつつも、あえて触れずにいておいてやったデリケートで敏感な部位を自分から弄ばれに来るとはな!
「わかった。やるからには徹底的にやってやるから、覚悟しておけ」
「えへへ……うんっ」
「……おらっ!」
「……あああっ♡ あんっ♡ ふあっ……♡」
――痛さを堪え、気持ちよさそうな声を出す反骨ウマ娘にオレは負けじと鞭を入れ続けるのであった。
ライスシャワーを虐めたくなっちゃうのは自分だけではないはずッ……!
次回はライス視点です。