ゴミでカスなクズトレーナーは今日も今日とてウマ娘を虐待する。   作:カチュー

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ここからクラシック期が開始いたします。

大晦日に密会したスズカさんとの会話内容はまだ秘密。

さて、ライスシャワーさんは一体どれだけのウマ娘たちの笑顔を曇らせていくのでしょうか……。

それと誤字脱字報告、感想、評価ありがとうございます!
励みになりますので、もっと頂戴頂戴!


#22 確定と罰

 

 

「あけましておめでとう! お兄さまっ!」

「はは、もうUMINEでも電話でも何度も見聞きしたよ。あけましておめでとう、ライス」

 

 

 学生ウマ娘にとっての短い冬休みが終わり、我が愛しの虐待ウマ娘も学園へ戻ってきた。

 実家に戻り、オレという鬼畜な存在がいない束の間の幸福を味わったことだろう。……クク! 早速だが、ライスシャワーには救いの無い現実を見せてやろう!

 

 

「……ライス。少し太ったな」

「……え! ど、どうしてわかったの!?」

「トレーナーを舐めるな。ウマ娘の体重の増減なんて、見ただけでわかる。実家に戻って気がたるんでいるようだな」

「う、うう……」

「今日はトレーニング後に……厳しめのアレ、確定な」

 

 

 ライスシャワーは体重を見破られた恥ずかしい感情とあっさり女性の体重を暴露したオレに対して恨めしそうな顔を向ける。幸せ太りなんか、このオレが許すわけねえだろうが!

 

 

「もしかして……アレをやるの、お兄さま!?」

「嫌がってもダメだ。罰だから」

「ううん! 嫌じゃないよ!」

 

 

 必死に強がるライスシャワーだが、頬を赤らめているのを見ると相当堪えているようだ。ただでさえ、トレーニングが過酷なのに終わった後に更なる苦痛が待っているとわかると、憂鬱でたまらなくなるだろう! ククク! フハハハハ!

 

 

「じゃあ、早速だが……新年初のトレーニング、気合を入れてやるぞ」

「はい、お兄さま! がんばるぞー、おー!」

 

 

 

 

● ● ● ● ● 

 

 

 ウォーミングアップを行わせた後、三冠ウマ娘になるための最初の関門である皐月賞に向け、芝2000mのタイムを測ることにした。さて、オレの想定通りのタイムが出ていればいいんだが。

 

 

「ど、どうだった!?」

「……全然ダメだ! スタートが遅い! コーナリングが甘い! 姿勢がブレるから、直線で加速が乗り切れていないんだよ!  話にならん! 休憩後にもう一本行くぞ!」

「はい!」

 

 

 オレは必死に走り抜けたライスシャワーをボロクソに貶してやった。うーん! 実に気持ちイイ! 

 だがしかし、ストップウォッチに表示されたタイムは――去年の記録より僅かながら早くなっていた。

 

 が、その事実をあえて伝えなかった。虐待対象を調子に乗らせたらいけねえ。

 

 

 ライスシャワーの体重が増えるのも予想通り。ホープフルステークス後からライスシャワーのトレーニングメニューは自主練用も含めて、すべて軽い調整にしてあったからだ。狙いは――休息を取ることによる肉体の超活性化だ。

 今は肉体のアップデートに自分の感覚がついてきていないだけ。ここからだ。ここから……オレの担当ウマ娘のライスシャワーは更に覚醒するだろう。

 あの“皇帝”や“スーパーカー”にも――“異次元の逃亡者”にだって、引けを取らない大器へと昇華するはずだ。

 

 

 ウマ娘の頂点へと立つべくして立つ至高の存在へとコイツなら絶対になれる。

 

 

「さあ、休憩終了だ。いけるか、ライス?」

「うん、お兄さま! 何本でも走ってみせるよ!」

「言ったな。今日も軽めの調整にしてやろうかと思ったが……気が変わった。徹底的に絞りにいくぞ!」

「は、はい! お兄さま、お願いしますっ!」

 

 

 ――だからこそオレがもっと、もっと徹底的に虐待してやらないといけねえ。苦痛と絶望と虐待の末に待つ夢と栄光を掴ませてやるためにな。

 

 

● ● ● ● ●

 

 

「……よし! 今日はここまで!」

「……ぜえ、ぜえ、はぁ」

 

 

 スタミナ自慢のライスシャワーも今日の鬼畜メニューには相当体に堪えたようだ。話す余裕すらないぐらいウマ娘を甚振ってしまうなんて、オレはなんて惨たらしい虐待野郎なんだ! ククク! 息を荒げて、クッソマズイ特製ドリンクを飲み干している姿……唆るぜこれは!

 

 

 しかしまあ、よく耐え切ったな。肉体面ではギリギリ耐えられるメニューだったが、精神的に並みのウマ娘なら100回は根をあげているはずなんだが。

 クク、いつの間にか精神面が鍛えられているじゃねえか。いつも無理難題を押し付けてくるオレへの憎悪が増してきたようだな。

 

 

「ちょっとは落ち着いたか?」

「はあ……うん。ドリンク、ありがとうお兄さま」

「今日はかなり厳しめのトレーニングだったが、よく最後まで食らいついたな。偉いぞ、ライス」

「えへへ……」

 

 喜べ! お前の黒き原動力、オレ自らがさらに伸ばしてやろう!

 

 

「が、忘れていないだろうな。この後の罰を」

「わ、忘れてはいないけど……その。やさしくしてね?」

「ダメだ。罰だから」

「ひ、ひどいよぉ。お兄さま!」

 

 

 虐待ウマ娘の意思を無視して、トレーニング後にトレーナー室に呼び出して何の虐待をしたかというと……。

 

 

「お、お兄さま♡ も、もうちょっとやさしく……あぁん♡」

「ククク! ダメだ。素直に罰を受け入れろ!」

「はあ……♡ ふう……♡」

 

 

 通常のマッサージに加えて、ライスシャワーのたるんだ全身へリンパ節のマッサージを行った。それはもう、ねっとりと腋からお腹、腰、臀部まで徹底的にくまなくだ! クク、マジでリンパ節のマッサージは激痛が伴うからなァ。

 

 

 クハハッ! さらにさらにさらにぃ! 

 

 

「これでも喰らいやがれ!」

 

 今日は特大電気マッサージ器を両手に携えて、幼気なウマ娘の全身にぶち当てるッ!

 

「……ああああああっ!? は、はあぁん……♡」

 

 実にグッドな反応じゃあないか! ほんと、ライスシャワーはいい声で鳴いてくれるなァ! まったく、虐待しがいのあるウマ娘で最高だぜェ!

 

 ――本当にオレにはもったいないウマ娘だよ、おまえは。




お兄さまの前だけは可愛いウマ娘。
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