亜人佐藤の経験値と亜人としての能力と錬金術チートを勝手に押し付けられた挙げ句女の子に性転換までさせられた主人公がこのすば世界で銃を使って無双する話。

ぶっちゃけ銃で無双する作品が見たかったから自給自足する事にした。ほぼオリジナル小説と化した。どうしてこうなったし。

1 / 1
なんで転生先をこのすばにしたのかと思う今日この頃。


プロローグ

「あーめんどくさ…ん?うわっまた来たし。もういいや適当に特典ポポポーイっと…」

 

「は?ちょっ、何がなんだか…」

 

気が付いたら見知らぬ空間にいて天使っぽい姿した奴が居た件について。て言うか言ってる言葉に物凄く不穏な気配を感じるんだが?なんだよ適当に~って。本来は「こいつに当てはまるだろう」的な意味だからね?…うん?これよく考えたら別に悪くない言い方なんじゃ…?

ってオイなんか足元光始めたんだが!?うわっ体が浮いた!?これが無重力…!ってそんな場合じゃねぇ!なんか消えてってる!?えっ怖ッ!?

 

「はーいそれじゃ…なんだっけ?確かー…そうそう思い出した。貴方の行く世界は「このすば」らしいよ。まぁガンバってね。はー仕事仕事…」

 

「はぁ!?そんな、もう少し説明を…!」

 

「あーハイハイメンドいから一言だけねー。言語はちゃんと分かるから気にしなくていいよー。はい終わり。」

 

「違う、そうじゃない!」

 

待ってもっと詳しく説明して──……

 

 

 

 

 

 

「っ!?」

 

ガバッと起き上がったら辺り一面草原でした。あ、でもなんか所々にクレーター出来てる。クレーターばっかでデコボコした草原だなー…でも、すごい寝心地いい。ずっと寝転がっていたいくらい気持ちいいや…日差しも気温もちょうどよくて眠気が…ってそうじゃない!

 

「えー何ここ…僕確か家に居たよね?えっ何?これ新手のドッキ…リ…?」

 

あれ?立ち上がろうとしても立てないし、なんか頭ふらふらして…あがっ…うわ、これ倒れちゃった?あっなんか平衡感覚消えてる…どっちが地面か分からない…

 

あれ、なんか知らない記憶を()()()()()()。走馬灯とは違うよね…なんだろう?こう、頭は知らない記憶と認識しているのに心は懐かしい光景だと思っている…そんな感覚だ。どうやら外国人の男性の記憶のよう…わぁ…なんて大きさだ…これがおっきくなったらどんな業物に──って!

 

「これ漫画亜人じゃん!しかも佐藤さん視点!」

 

なんか見覚えあると思ったら佐藤さんかよ!しかも変な認識まで付いてきてるし!なんだよ「大丈夫、君は不死だから死なないよ」って!アレなんか佐藤さんに意識乗っ取られかけてない!?あっ

 

頭が混乱している時唐突に記憶が甦った。フラッシュバックと言うのだろうか、記憶が閃光のように脳裏を過ったおかげで幾分か冷静になれた。いや、どちらかと言えば一周回って冷静になったと言うべきか。

 

はぁー…うわぁなんか思い出しちゃったよ…

 

僕の記憶が全て正しかったら…嫌だなー。

 

「ここは()()始まりの街の近くで、さらに言えば僕の転生先であり異世界って訳だね…」

 

ハハっふざけんな。

 


 

「このあわ!」

 


 

まぁまずは定番の特典確認だよね。ふむふむ?

 

「えーっと何々?[佐藤さんの経験値]に?[亜人の能力]に?はへー錬金術(なんでもあり)かー。

 

え、何?あの天使は僕に無双しろって言ってるの?」

 

まず佐藤さんの人生経験値+記憶付き。

 

正直これだけあればこの世界を安全に暮らせるレベルで強力な特典その一だね。これがあれば大抵の人間あるいはヒトガタの怪物は格闘術で捩じ伏せれちゃう。一見すぐにパワー負けしそうだが佐藤さんの納めている武術の中には練度が高ければ力で劣っていたとしても拘束していられる物もあった。当然何事も楽しむためなら全力で取り組む佐藤さんだ、高レベルで扱える。

佐藤さんあんた生まれる世界間違えてるよ…

 

次に亜人の能力。たしか正式名称?はinvisible・black・matter(インビジブル・ブラック・マター)だったかな。この粒子による不死性やもう一人の自分等々の能力は全部使えるみたいだ。ただ幽霊は原作主人公の永井君みたいに大量に出せる訳じゃないけど田中さんのように戦闘向きな形なのは幸運だった。鋭い鉤爪と狼のような鋭い牙…まるで人狼のような形だ。しかもムキムキマッチョメンで脳ミソのリミッター無しだから超強い!最高だね!(思考放棄)

 

さて、問題の錬金術(?)だけど…なにこれ?ふざけてるの…?ガチでチートの名に恥じない性能してるから最初「佐藤さんの経験値だけで余裕よw」とか言ってたけどこれと比べるとそんなに強く見えないんだが?(困惑)

 

ハガレンの等価交換とかアインシュタインのE=MC2なんかに喧嘩売ってるよこれ。物理法則めちゃくちゃ無視するマジもんのチートだよこれ。亜人とかちっぽけに見えるレベルだよこれ。等価交換ガン無視にさらに体力も魔力も使わないとかなにそのチート。僕いつのまに心理の扉開いたの?扉はおろかその欠片も見てないんだけど。しかもその気になれば人造人間(肉体だけ)どころか命(魂)すら簡単に作れるとかどんだけ???

 

まさかあの天使、天使の皮を被った神話生物か新種のSCPか???絶対天使とは別の何かだろ。

 

それに特典の合わせ技で佐藤さんの知恵から戦闘服や武器も簡単に取り出せてしまう。僕の頭が悪いからあんまり詳しくない車とかは無理だけど銃は経験値判定に引っ掛かって簡単に作れる。これはガチートですね間違いない(確信)

 

はぁ…

 

「別にすること無いんだけどなぁ…」

 

僕は命がけの冒険がしたい訳でもなければ力を振り回して見せびらかしたい訳じゃない。この気持ちをどこかの殺人鬼風に言えば「大きな幸福は要らない、その代わり深い絶望もない。植物の心のような人生が目標だ」って奴なのかねぇ。

 

頭の痛みが引いてきた。そろそろ立てるかな?よいしょっと。ん?

 

…んー?

 

一瞬感じた違和感。なんだろう。

 

まぁいいや。そう言えば先ほどから遠くに石作の壁が見える。おそらくあそこが始まりの街アクセルなんだろう。衣食住が無いのは人としてアレだし郷に入っては郷に従えに基づき冒険者になってみよう。

 

歩を進めるとまた違和感。

 

…股間?

 

気になって下を見る。するといつも着てるパーカーに膨らみが出来ていた。

 

…?

 

もう一度見る。膨らみがあった。

 

触れるとそれはとても柔らかくマシュマロのようだ。それになんだか少し気持ちいい。

 

「…。」

 

そっと股間に触れる。いままでずっと一緒に居た相棒が姿を消していた。

 

歩こうとすると若干違和感がある。消えた相棒の事を抜きにしても何かおかしい。おそらく骨格の違いで起こる筋肉の動かし方の差だろう。長年染み付いた動作信号が肉体に対応されず体が混乱しているようだ。

 

…。

 

「あのクソビッチィィィィィ────ッ!!」

 

拝啓、お父様お母様。僕は異世界で女の子に生まれ変わってしまったようです。どうか僕の幸運を祈っててください…。あっ、それと冷蔵庫の食べ物なんとかして二人で消化してね。勿体無いから。

 


 

「このあわ。(殺意の波動)」

 


 

あの壁に近付いた。思ったより大きくてビックリ。僕の居た現代だと世界遺産待ったなしだね。えーっと…あ、居た居た。

 

この街に入るための門、その前に衛兵が立っていた。さーてうまく行くかな~?

 

「おいお前!そこで止まr」

 

「うわぁー!おじさん助けてぇ~!もう散々なんだよぉ!さっきモンスターにカード奪われたと思ったら変な熊に追いかけ回されて…しかもお財布落としたし!無一文だよ!?カード取られるわ財布落とすわモンスターに追いかけ回されるわで…う、うぅ…」

 

「お、おい大丈夫か?とりあえずギルドに迎え、冒険者ならギルドでなんとかしてくれるだろ…ほら、1000エリス渡すからさ。」

 

「うぅ、おじさんいい人だね…この借りはきっちり返すよ…」

 

「いいんだよ別に。ホラ、とっとと行きなさい。」

 

「うん、ありがとうおじさーん!」

 

「今度はカード無くすなよー。」

 

はい、侵入完了。いやぁおじさんがお人好しで助かったよ。どうやら初心者の冒険者と誤認してくれたみたいだね!しかも1000エリスまで貰っちゃった。これは嬉しい誤算だなぁ。

 

門を通って何事もなかったかのように表情を戻しギルドへ向かう。いやぁしかしこれでは悪女だよ…まぁ、安全な生活のための必要な悪だし問題ナッシング!だね。

 

「すみませーん!ギルドって何処にあります?」

 

「あん?なんだネェチャンここは初めてか?ギルドならこの先右に曲がって真っ直ぐだよ。」

 

「ふむふむ!サンキューおじさん!」

 

そんな風に所々聞き込みをしてギルドに向かう。一人目の言葉が正しいとは限らないのである!変な場所に連れ込まれたら面倒だしね。

 

そんなこんなでギルドへ到着した僕は中に入る。そう言えば僕偽装のためにちょっと土汚れついてるけど大丈夫かな?まぁこの程度で門前払いは流石にされないでしょ。

 

中はまさにファンタジー世界って感じで大体はイメージ通り。お、あそこが登録場所かな?この行列に並ぶんだね。しかしすごい行列だなぁ~。どれくらい時間掛かるんだろう。

 

あれ?今誰かお尻触った?…まさか、ね。

 

~数分後~

 

行列は思ったよりも早く消えた。とは言え後ろを見れば新たな行列が作られているので今日はこのまま消えることは無いのだろう。

 

「次の方どうぞー。」

 

「ハイ、冒険者登録お願いします!」

 

「登録ですね、手数料に1000エリス必要ですが…」

 

「これでいいですか?」

 

「…はい、1000エリス丁度ですね。ではステータスを図るのでそこの水晶に触れてください。」

 

「よーし!」

 

さて、どんなステータスになるかな。できれば接近ができて中距離もカバーできる戦闘スタイルがいいんだけどなー。あ、これが冒険者…?

 

「わぁ…全体的に平均値より高いですね!あ、ですがソードマスターやアークウィザード等になるには少し足りないようです。これではなれるのは冒険者だけですね…」

 

「なるほど…では冒険者でお願いします!」

 

ふむふむやはり冒険者でしたか。しかし受付のお姉さん若干残念そうって言うか…哀れんでる?あ、もしかして冒険者職って弱いのかな?

 

そう言えば僕このすばあんまり見たことないけど同じ冒険者の主人公が最強の最弱職って言われてたらしいし冒険者にも希望はあるよね!多分だけど。

 

「ではこれが冒険者カードです。どうか素敵な冒険を!」

 

さて、何から始めようかな!

 


 

「このあわ…!」ワクワク

 


 

地面に触れてイメージする。すると一瞬で土が膨れ上がり金属に豹変して形を作る。それは偉大なるカラシニコフの作り出した傑作銃「AK-47」、その複製だ。

 

他と比べ単純な工造でとても頑丈、故障の心配が少なく信頼性が高いので選んでみた。弾も反動の軽減を狙って5.56mmNATO弾にしてみたし炸薬の量も少し減らしたので試し撃ちには問題ないだろう。筋力は佐藤さんと同等あるので撃ち慣れたら炸薬戻して慣らし練習しよっと。

 

さらにもうひとつ作る。手に触れた土は一瞬で合成樹脂と鉄で出来たL字型の物体に豹変。名前は「G18」、分かりやすく言えば拳銃の姿をしたガトリングガンだ。弾は9mmパラベラム弾でストッピングパワーはライフルに劣るがこのグロックはそれを連射レートでカバーする。動画を見れば分かるがコイツの連射はヤバい。再装填が追い付かず弾詰まりを起こした事もあるとかないとか。

 

ついでに軽量防弾チョッキとAK、グロック用のマガジンポーチを作ってそれぞれの予備マガジンを入れる。腰にグロック、胴体にAKだ。

 

錬金術(?)万能だねホント…(苦笑い)

 

さて、準備万端!

 

クエスト内容は「ジャイアントトード三匹の討伐」で追加料金の条件はさらなる討伐!つまり狩れば狩る程お金になるし食べ物にもなる!いやぁ蛙君優秀だね!それに一回蛙食べてみたかったんだよね僕!

 

いやぁ、ワクワクがとまんねぇ!某殺人鬼みたいな事言ってたけど撤回するよ!

 

これは確かにワクワクする…!

 

 

 

 

 

しばらく大きな蛙と戯れること数十分。

 

「あは…!あぁ、なんて楽しいんだ…この魅力に取り付かれたらもう止められないや…!」

 

足元に転がるジャイアントトードの死体を見下ろしながらそう呟く。表情は恍惚とし涎を垂らして今にでも銃に頬擦りしそうな勢いだ。

 

僕って、トリガーハッピーだったんだなぁ…銃を撃って生き物の命を刈り取る事に快感を感じてる。アレ?これってもしかしなくてもトンでもない変態なのでは?

 

いやぁぁぁぁ──っ!!カズマ助けてぇぇぇ──っ!!!

 

おまっ、待て!そっちじゃねぇ!

 

「ん?」

 

なんか聞こえた。あっちかな?

 

声の聞こえた方に歩を進めるとあら不思議!なにやら派手な格好をした水色の女の子がジャイアントトードに追いかけ回されているではありませんか!しかし汚いなぁ鼻水ダラダラじゃないか。

 

助けるべきかなぁ?でもなぁ、なんか絡まれたらヤバいって本能が…ん?待って、なんか見覚えあるぞあの娘。んー?どこかであったっけー?

 

首を傾げていると水色はどんどんこっちに近付いてきた。どうやら僕をカズマって人と間違えているようだ。っと…

 

またもやフラッシュバックが起こる。脳裏を過るのはとあるギャグアニメの断片的な情報。しかしそれだけで十分、このあとの結末は見えてきた。

 

…いやぁ、これ故意的に擦り付けようとしてる可能性が濃厚になってきたかなぁ?だってあの水色女──駄女神アクアはそう言う奴らしいし。

 

ハハッ(乾いた笑い)まさか初日で原作キャラに会えるなんてツイてる(憑いてる)なぁ…しかもアクアからなんて。あんな悪評だらけの奴から会うなんて全く勘弁してほしい…がまぁ、今のうちに恩を売っといたほうがいいかなぁ?

 

サッとAKを構えてジャイアントトードの頭に照準を合わせる。

 

タタタァンッ!!

 

と乾いた発砲音が鳴り響いたと思うとジャイアントトードは脳漿をぶちまけながらズシンッ!と倒れた。的が大きいと弾が当てやすいなぁ。それにタップ撃ちのおかげかさらに命中率がいいし弾の消費が少ないからリロードの隙が出来ない。これ考えた人天才じゃないかな?

 

ちなみに水色は「ぴッ!?」と悲鳴を上げて地面に座り込んでしまった。腰が抜けたようで立ち上がる様子は無い。ん?よく見ると全身が蛙の唾液で濡れて…って湯気?あっ、ふーん…(察し)。

 

なにも気付かなかったフリをして話し掛ける。気遣うのは逆にトラウマになると思うんだ、僕。

 

「やぁ、大丈夫かな?当たらないようにしたけど念のため、ね。」

 

「えっ、アッハイ助かりました…」

 

あらら完全に怯えちゃってる。

 

「クソッこの駄女神っ!お前他の冒険者に擦り付けようとしただろテメェ!あの、うちのアクアがすみませ…ファッ!?」

 

「やぁ。心配ご無用、僕は大丈夫だよ。そこの水色ちゃんもね。…これ、気になるかい?」

 

走ってきた少年は水色を罵倒しながらこちらに謝ってきた。しかし少しすればその目線は僕の持ってる銃に釘付けだ。まぁ彼は日本人だしこう言うのに興味持つよね、わかるとも!

 

恐る恐ると言った表情で少年は口を開いた。

 

「えっと、もしかして君…日本人?」

 

「正解!ま、厳密に言えば日本人とイギリス人のハーフなんだけどね。」

 

あれ?僕ってハーフだっけ?…まぁいいや。確かに()()()()()()()()()し間違いではないでしょ。

 

少年──佐藤和真とはその後すぐに意気投合した。あの小うるさい水色が空気になるレベルで楽しくお話しながらギルドに帰投した。彼話上手だね、話してて楽しい。

 

ギルドで報酬を貰った僕らはお互い別れようとしてカズマが思い出したように口を開いた。

 

「そうだ、聞き忘れるところだった。えっと、名前何て言うんですか?俺、佐藤和真って言います。」

 

「ほいほい、サトウカズマね。僕は──」

 

一瞬、考える。ほんの一瞬、瞬きすらしない刹那の瞬間確かに僕は自分の名前を忘れた。でもそれはすぐに終わってちゃんと名前にたどり着く。

 

「…僕は、楓。戸崎 楓(とさき かえで)って言うんだ。まぁ好きに呼んでよ、カズマ君。」

 

…なんで一瞬、考えたんだろう?

 

まぁ、いいか。


  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。

評価する
一言
0文字 一言(任意:500文字まで)
※評価値0,10は一言の入力が必須です。参考:評価数の上限
評価する前に 評価する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。