白き翼の物語~Trail of klose ~   作:サンクタス

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初めはこういう説明は付けないつもりでしたが、都合により『第零話』という形で追加しました。必要最低限の事しか書いありませんが、足りない部分は本文内で説明していくつもりです。

全部覚えなきゃ何が起こっているかわからなくなるとか、そういう事は全くないはずなので、読むのが面倒な方はスルー推薦。

四月二十日更新。


第零話

~世界設定~

 

 

・ゼムリア大陸

 

『軌跡シリーズ』の舞台となる世界。『空の軌跡』の舞台であるリベール王国はこの大陸の西部に位置する。七耀暦という暦が用いられており、本作の本編(第二章以降)は軌跡シリーズの一作目、FCスタート時と同じく七耀暦1202年。

 

 

・リベール王国

 

『空の軌跡』、そして本作の舞台となる小国。千年以上の歴史を持ち、豊富な資源と高い導力器技術を持つ。北に『エレボニア帝国』、東に『カルバード共和国』の二つの大国があり、国境を接している。国内は主に五つの地方に分けられ、それぞれ中心となる街を持つ。首都は王国中央に位置するグランセル。

 

 

・遊撃士(ブレイサー)

 

民間人の安全と地域の平和を守る事を目的とした職業。彼らは遊撃士協会(ブレイサーギルド)という団体に属し、国家間の仲介から落し物の捜査まで行う。魔獣(後に説明)の掃討等も行うため、戦闘能力にも長けた者が多い。名前の通り、篭手をモチーフにした紋章を持つ。

 

 

 

 

 

~用語説明~

 

 

・『導力』

 

七耀石(セプチウム)と呼ばれる鉱物から取り出されたエネルギー。平たく言えば『電気』ののようなもの。消費しても時間が経てば元の状態に戻る特性がある。50年前に発明され、30年前の『導力革命』によって爆発的に全世界に広まった。この導力を使った機械類全般を『導力器』(オーブメント)という。

 

 

・『七耀石』(セプチウム)

 

導力を生み出すエネルギー体。見た目は結晶状になっている。セプチウムには合計七つの属性があり、それぞれ『地』『水』『火』『風』『時』『空』『幻』の種類がある。この七つの属性によって、この世界の万物が構成されている。

 

 

・導力魔法(アーツ)

 

戦闘用のオーブメントによって生み出される魔法のようなもの。セプチウムを精製して作られた『クォーツ』を専用のオーブメントにセットすることで、クォーツの属性に応じたアーツを放つ事ができる。クォーツをたくさんオーブメントに装着することで、より多くのアーツが使えるようになる。戦術オーブメントの使い方さえ習得すれば誰でも使用できるので、この技術は軍や遊撃士協会、民間人にも多く利用されている。

 

 

 

・戦術オーブメント

 

オーブメントの一種。大きさは大体手のひらサイズくらいで、平べったい。内部は導力駆動の歯車構造。見た目のイメージとしては懐中時計。蓋を開けると先述のクォーツをはめるための穴(スロット)が複数空いている。スロット同士は導力のラインで結ばれていて、その形は人それぞれ異なっている。また、スロットにも相性があり、特定の属性しか組み込めないスロットも存在する。

 

 

・『魔獣』

 

つまり、魔物の事。街と街を結ぶ街道などによく出没し、通行人を襲うこともたまにあるため、遊撃士協会から退治依頼が出ることもある。セピスを好んで食し、アーツを使うものも多数存在する。

 

 

・『空の女神(エイドス)

ゼムリア大陸全土に信仰されている神。『七耀教会』という宗教団体が五百年前に布教し、当時『暗黒時代』と呼ばれていた大陸をまとめ上げた。今や民衆の生活にまで根付いており、『教会』が治めている『アルテリア法国』は大陸でもかなりの影響力を持つ。


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