春を導くは偉大な赤いアイツ   作:ヒヒーン

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偉大な赤いアイツ、春と出会う

 日が沈み始め、世界がほんのりと暗みを帯び始めた頃、セクレタリアトとそのトレーナーであるクリストファーはようやくトレセン学園へと辿り着いた。

 

【おぉ、校門バカでけぇな! さすが日本一なだけはあるわ!】

 

【……はしゃぎすぎだ。みっともないぞ】

 

【むっ……これぐらい別にいいだろ。これから暫く世話になる学校なんだから少しは堪能させてくれよ】

 

【……ダメだ、そういうのは後にしろ。あといい加減そのサングラスと帽子は取れ】

 

【えー、これ結構イカすのになぁ……分かった。外すからそんなに睨むなって】

 

 実際に見るトレセン学園の規模に驚きはしゃぐセクレタリアトを言葉と無言の視線でクリストファーが軽く嗜めていると、校舎の方から緑色の服を着た女性がセクレタリアト達の方へと駆け寄ってきた。

 

「セクレタリアトさんに、クリストファー・チェネリーさんですね?」

 

「えぇ」

 

「ハイ、ソウデス」

 

 女性の問いにセクレタリアトは流暢に、クリストファーは少し片言な日本語で返事をした。

 

「お待ちしておりました。ようこそ、日本ウマ娘トレーニングセンター学園へ! 私はこの学園の理事長秘書を務めている駿川たづなと申します。今日は私がこの学園の案内をさせていただきますので、よろしくお願い致します!」

 

「ご丁寧にどうもありがとうございます。こちらこそよろしくお願いします」

 

「オネガイシマス」

 

 そう言ってたづながペコリと一礼すると、セクレタリアトも素を見せないようにするために仕事用の仮面を被りながら丁寧に言葉を返しつつ頭を下げ、クリストファーもそれに倣って頭を下げた。

 

「セクレタリアトさん、とても日本語お上手ですね。今まで日本へ来られたことがあるんですか?」

 

「いえ、まぁ、来たことは無いですね」

 

 前世で住んでましたとは流石に言えず、内心で苦笑しながら言葉を濁して答えるセクレタリアトとは反対に、たづなの胸の内は驚愕で包まれていた。

 

(セクレタリアトさん本当に日本に来たことないのかしら……?)

 

 容姿からして見るからに日本生まれではないのは明らかであるが、その話し方や態度はどこからどう見ても日本慣れしすぎていた。

 

 トレセン学園にも外国生まれのウマ娘達は居るが、彼女達は幼い頃に日本へとやって来て日本で育った者ばかりだ。それならばまだ日本語に慣れていたり日本の文化に通じていたりしても話は分かる。

 

 だが、セクレタリアトはアメリカのウマ娘だ。日本のウマ娘から生まれた訳でもなく、日本で育った訳でもない、生粋のアメリカウマ娘である。

 

 だというのに、日本語もペラペラで丁寧な態度も自然に出来ている。それが逆にたづなにとって違和感でしかなかった。

 

 基本的に海外から来たばかりの外国の方というのは3通りのタイプに分かれる。日本語が全く出来ないタイプ、日本語は少し出来るけど気を抜いたら母国語で話し出すタイプ、日本語はかなり出来るけど難しい表現が分からずたまに片言になってしまうタイプ。この3つだ。

 

 例えば、セクレタリアトのトレーナーであるクリストファーは2つ目の日本語は少し出来るタイプだ。片言にはなってしまうが、挨拶だとか簡単な表現であれば問題なく話せるだろう。

 

 では、セクレタリアトは? と聞かれると、答えとしては彼女はそのどれにも当てはまらないのだ。

 

 日本に来たことも無いのに日本語がかなり出来る上にマナーも守れている。これまで理事長秘書として数多くの外国の方とも知り合ってきたたづなにとって、そんな人物は初めてと言えた。

 

 たづなからしたらセクレタリアトとの会話は日本人と話しているような奇妙な感覚さえ覚えた。

 

「ちなみに差し支えなければ日本の勉強はいつ頃から始めたのかお聞きしてもよろしいでしょうか?」

 

「えっ、と、そうですねぇ……」

 

 疑問を感じ、たづなが思わずそう聞いてみればセクレタリアトは考えるフリをして露骨に視線を逸らした。

 

(なんでそんなこと聞く!? 別に俺が日本語話せるからといって何か問題でもあるのか!?)

 

 中身が元日本人だからこそ、セクレタリアトにとっては日本語は出来て当然のことだと思っている。

 

 それ故に、彼女は日本語が出来すぎていること事態が不可解なのだということに気付けなかった。

 

「まぁ、もう正確には覚えてないので、小さい頃からとしか……すみません、ちゃんと答えることが出来なくて」

 

「い、いえいえ! こちらもいきなり変なことを聞いてしまって申し訳ございません!」

 

「いえいえ、こちらこそすみませんでした」

 

 セクレタリアトが申し訳なさそうな表情を浮かべながら頭を下げるとたづなも慌てて謝罪した。

 

 勿論、内心ではさらに驚愕していたが。

 

(子供の頃から日本の勉強をしていた!? なんのために……?)

 

 セクレタリアトが子供の頃から日本の勉強をしていたなんて初耳であるが、そんな時からずっと日本を勉強していたら日本のマナーも詳しくなって日本語もペラペラになれる……かもしれない。

 

 だが、それにしたって何かしらの目的が無ければ続けられないだろう。子供の頃から日本の何に興味を持っていたのか。たづなはその答えと思わしき情報を一つだけ持っていた。

 

(まさか……セクレタリアトさんはずっと前から日本のウマ娘と勝負をしたかった?)

 

 セクレタリアト達が到着するよりも数時間前に学園へと駆け込んできたアグネスデジタルによるセクレタリアトの留学目的についての噂話。

 

 日本のウマ娘に興味を持ち勝負しに来たとアグネスデジタルは言っていたが、もしかするとセクレタリアトは子供の頃からずっとそう思っていたのではないだろうか? 

 

 何がきっかけでそうなったのかは分からないが、今の時代ネットやテレビでいくらでも情報を収集することは出来るのだから何かしらのレースでも見て興味を持ったのだろう。

 

 そしてずっと日本のウマ娘達と勝負したかったが日本に渡るための伝手が用意できなかったせいで留学することが出来ず、代わりにアメリカで三冠を成し遂げてから引退したことでネームバリューを持ちつつ実質的にフリーとなった今だからこそ勝負できると踏んでやって来たのではなかろうか。

 

 それが本当かどうかは分からない。全てはたづなの妄想でしかない。だが、どうにもたづなはこの推測が外れているようには思えなかった。

 

 何故なら───

 

「まぁそれはそうと、そろそろ施設を紹介してくれませんか? 日本のウマ娘達がどんな日常をここで送っているのか是非ともこの目でじっくりと拝見させて頂きたいので」

 

 朗らかに笑うセクレタリアトの瞳には熱意が篭っており、単なる留学だけが目的の者とは明らかに違うプレッシャーを伴っていたからだ。

 

「は、はい! では校舎から案内致しますので私の後を着いてきてください!」

 

 セクレタリアトの視線に晒されたことで緊張感が増し、ドキドキとする心臓を抑えながら学園紹介を始めるたづなは内心で憂う。

 

(理事長……これは大変なことになるかもしれません……)

 

 ……ちなみに。

 

(やっとだ……やっと日本のウマ娘達と会える! 待ってろよルドルフ達ィ〜!!)

 

 このウマ娘、ようやく会えるかもしれない日本の名ウマ娘達との邂逅に期待で胸を膨らませ、溢れ出る熱情という名のファン魂が瞳に現れるぐらい迸っているだけであった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ◆◆◆

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 日本ウマ娘トレーニングセンター学園。通称トレセン学園は名実共に日本一のウマ娘育成学校である。

 

 日本一という名に恥じぬように、トレセン学園にはプール、スタジオに練習用屋外ステージ、ジム、実寸大のコースを数種類備えたグラウンドなどなど……ウマ娘にとって必要な物や場所が全て揃っている。

 

 一流のトレーナーも何十人と在籍していることから、ウマ娘にとっては一流になるに当たって絶好の環境が整っていると言っても過言ではない。

 

 そのため、毎年全国から数多くのウマ娘達が入学を志望し、今や在籍生徒数は2000人を超えている。

 

 生徒数で見れば日本屈指の超マンモス校だ。しかし、その中から一流のウマ娘になれるのは一握りの生徒だけである。

 

 何故ならば、レースの勝者は常に1人だから。どれだけ頑張っても、どれだけ思いが強くても、レースで勝てなければ一流のウマ娘にはなれない。

 

 レースに敗れ、夢も敗れたウマ娘は後を絶えない。そういった心の弱い者達から順番にこの学園を去って行く。

 

 そして今日もまた、一流のウマ娘になれる者となれない者の篩にかけられようとしていた。

 

『では只今より、チームリギルの選抜模擬レースを始めたいと思います! 参加者の方は各コース場の受付に並んでください!』

 

 グラウンドに大きくメガホンで拡張した声が響き渡る。内側のダートコースから外側の長距離用ターフコースにかけて、今年になって入学してきた新入生達のほとんどが集められていた。

 

 彼女達がどうしてこんなにも集まっているかというと、今日はチームリギルというトレセン学園においても最強のチームが新メンバーを募集するという大事な日だったからだ。

 

 ウマ娘がレースに出るにはチームに入る必要がある。そして、チームに入るにはチームトレーナーにスカウトされなければならない。

 

 よって、ウマ娘としては何とか自分をアピールしてトレーナーにスカウトされる必要があるのだが、誰だって三流のトレーナーよりも一流のトレーナーに鍛えられたいと思うもの。

 

 トレーナーの中でも最強と名高いチームリギルのトレーナーである東条ハナはシンボリルドルフを始めとしてマルゼンスキー、ナリタブライアン、テイエムオペラオーという天下にその名を轟かせる名ウマ娘達を育て上げてきた一流のトレーナーであり、彼女に指導されればまず間違いなく一流のウマ娘になれること間違いなしとまで言われている。

 

 つまるところ、今この場に集まっている新入生達は全て東条ハナの目に止まってチームリギルに入りたいと切実に思っている者ばかりなのであった。

 

「さて、今年は何人ぐらいおハナさんの目に止まっかな?」

 

「さてな。走ってみない限りには何とも言えんよ」

 

 模擬レースを走る前にストレッチをしたり、深呼吸をしたり、はたまた独特な方法によって緊張をほぐしている新入生達を眺めながら、ヒシアマゾンとナリタブライアンの2人は監督役と審査役としてコースに立っていた。

 

「ただ、おハナさんの目には止まらなくても、他の奴らの目には止まるかもしれないがな」

 

「あぁ、それもそうだな」

 

 コースの外からグラウンドを眺めている沢山の人集りを見て、ヒシアマゾンはナリタブライアンの言葉に同意した。

 

「今年も来てんな。お零れ狙いのトレーナー達が」

 

「毎年のことだ。今更気にすることでもないさ」

 

 コースの外に居る人集り。それが何かというと、彼らはチームリギルに選ばれなかったウマ娘の中から良さそうなのをスカウトしようと企むトレーナー達であった。

 

 ベテランも新人も含めて、チームで面倒の見れるウマ娘の人数はトレーナーの個人差によって大きく変わってくるのだ。

 

 東条ハナのチームリギルのように大人数のチームも居れば、1人だけの弱小チームだって居る。

 

 限られた人数しか育成できないのだから、トレーナー達とてウマ娘達と同様に三流のウマ娘よりも一流になれる素質を持つウマ娘を育成したいと思っている。

 

 そこで、このチームリギルの模擬レースに託けて素質のありそうなウマ娘をスカウトしようと虎視眈々と狙っている訳だ。

 

『現時点を持ちまして受付を終了させていただきます! 10分後に模擬レースを始めるので監督役と審査役、並びに第1レース走者の新入生は整列してください!!』

 

「おっと、そろそろか」

 

「あぁ、準備しよう」

 

 司会役の声を聞き、ヒシアマゾンとナリタブライアンはそれぞれゴール地点とスタート地点の場所に分かれた。

 

「では第1レースの走者は各員ゲートの中に入れ!」

 

 ナリタブライアンがそう言うと並んでいた新入生は続々とゲートの中に入り、全てのコースで第1レース走者のゲート入りが完了すると、グラウンドが静寂に包まれる。

 

 物音一つさえせず、新入生達は集中力を高めて前だけを見て、コースの外に居るトレーナー達の誰もが固唾を飲んで見守る───

 

『それでは! 模擬レース……スタートォ!!』

 

 そして、スタートの合図が切られゲートが開いた瞬間、新入生達は一斉に駆け出した。

 

「いけぇー!!」

 

「頑張れー!!」

 

「ぶっちぎれー!!」

 

 同じクラスメイトか、それとも友達なのかは知らないが、新入生同士でレースを走る仲間を大声で応援する。

 

「おぉおおおおおおお!!」

 

「絶対に勝つ!!」

 

「負けるかぁあああああ!!」

 

 その声援に背中を押され、全身全霊を賭けてゴールを目指す。その姿を見て、ナリタブライアンは自分が新入生だった頃を思い出した。

 

「私もあんな感じだったかな……?」

 

 ポツリと呟いたその言葉はヒシアマゾンの「ゴール!!」という大きな声で掻き消され、虚空へと消えた。

 

「やったぁー!!」

 

「くっそぉー!!」

 

「あと少し、あと少しだったのに……!」

 

「ちくしょー!!」

 

 ゴール地点で大きく喜ぶ勝者と、崩れ落ちて悔しがる沢山の敗者達。

 

 残酷だが、これがレースだ。

 

「結果はまた後日知らせる。走り終えたらレースの邪魔にならないようにコース外へ出て整列して待機してろ」

 

 ヒシアマゾンの案内に従ってコースの外へと出ていく新入生達の姿を見送った後、ナリタブライアンはこれから走る新入生達へと視線を向ける。

 

(負けても這い上がってこい。ここが終わりなんじゃないんだ、諦めなければいつかきっと……)

 

「第2レースの走者はゲートに入れ!」

 

 レースで勝つために、これから幾重にも及ぶ試練に挑むこととなる新入生達のことを思いつつ、ナリタブライアンは声に力を込めた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ◆◆◆

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 そしてレースも順調に進み終盤に差し掛かってきた頃だった。

 

「ねぇ、見てよあの子」

 

「何あの変な走り」

 

「おっそぉ〜!」

 

 どこからともなくクスクスと聞こえてきた誰かの嘲笑うかのような声。それはダートコースを走る1人のウマ娘に向けられていた。

 

「ぜぇ……ぜぇ……み、みんなはやいよぉ〜!!」

 

 両手を前に突き出して、息も絶え絶えになりながら懸命にコースを走るピンク髪のウマ娘。その走りはとてもウマ娘のものとは思えず、普通の人間の早歩きと同じぐらいの速度しか出ていなかった。

 

「何だあのウマ娘おっそ!?」

 

「おいおい、ダートとはいえ距離は800メートルだぞ」

 

「半分を過ぎた段階で息切れとは……あのウマ娘は無いな」

 

 コース内からもコース外からも聞こえてくるピンク髪のウマ娘を貶すような言葉の数々に、一部のウマ娘達が眉を顰めた。

 

(コイツらはあんなにも頑張って走ろうとしているウマ娘を応援しようとさえ思わねぇのか……!)

 

 どれだけ遅くとも、走っている本人は一生懸命なのだ。ならば、応援してやることこそがするべきこと。息を切らしても走り続けるウマ娘に嘲笑ではなく敬意を示すことが正しい行動だ。

 

 そう思ったからこそ、ヒシアマゾンは声を張り上げた。

 

「頑張れ! ゴールはもう少しだぞ!!」

 

「そうだ! 頑張れ!!」

 

 ヒシアマゾンが応援すると、それに呼応するかのようにナリタブライアンも声を張り上げた。

 

「頑張ってー!!」

 

「諦めないでー!!」

 

「走りながら息を整えるんだー!!」

 

 1人、また1人と声援を飛ばす。それに答えるかのようにピンク髪のウマ娘は大きく「ありがと────!!」と感謝の声を上げたが、声援に釣られてしまったことで足元を疎かにしてしまったのだろう。

 

「あっ!?」

 

 誰もが見守る最中で足をもつれさせてしまったピンク髪のウマ娘は体勢を大きく崩してしまい、息切れしてることから体勢を立て直す力も残っていないのは見て分かることであり、このままでは顔面から地面に転ぶのは明白だった。

 

「不味っ!」

 

 いくらダートコースとはいえ転んでしまえば怪我もする。慌てたヒシアマゾンは急いで動き出そうとし───その横を一陣の赤い旋風が通り抜けた。

 

「は……?」

 

 目の前の光景に思わず呆然とするヒシアマゾンの口からそんな声が漏れる。

 

 いや、ヒシアマゾンだけでない。その場に居た全員が同じ気持ちだった。

 

「よぉ、お嬢ちゃん。見事なガッツだったぜ!」

 

 先程までポツンとピンク髪のウマ娘の1人しか居なかったダートコースにて、いつの間にか現れたその人物は倒れかけていたピンク髪のウマ娘の身体を支えていた。

 

 真っ赤に燃える赤い栗毛。男と見間違う程の巨躯。日本人には無いクッキリとした顔立ちの美貌。そして頭と腰から生えている耳と尻尾。

 

「ぜぇ……ぜぇ……だ、誰……?」

 

「おっとお嬢ちゃん、名を尋ねるならまずは自分から名乗りな」

 

 間違えるはずがない。間違えようがない。それほどまでの特徴的なウマ娘など、1人しか居ない。

 

「ぜぇ……わたし、ハルウララって……いうの」

 

「ハルウララ……やっぱりか! 何となくそんな気はしてたぜ!」

 

 アメリカ史上最も偉大。星の如く輝き、数々の伝説を残し、三冠ウマ娘として頂点に君臨する最強。

 

 その名は───

 

「じゃあ、礼には礼だ。俺の名はセクレタリアト。ただのウマ娘ファンだよ」

 

 当代における全米最強が、日本のコースに降り立った。




2話投稿でお気に入り件数1000超え……日刊ランキング1桁……ヒェ。

皆様本当にありがとうございます……1話、2話とそれぞれ名前ガバや設定ガバをやらかしつつも、それでも応援してくれる皆様には感謝の思いで胸がいっぱいです……!(感無量

ようやくプロローグが終わり本編に入ることが出来ましたので、ここから先も頑張って投稿を続けていきたいと思いますので、何卒応援よろしくお願いします!

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