異世界魔王の記憶を持ったオリ主   作:カワイイもの好きのスライム

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R3 4/11 文中内の誤字修正及び違和感のある箇所を訂正致しました。全て直したと思いますが、万が一他にもあったら誤字報告をしてくれると嬉しいです。お手数をおかけして、すみません


転校初日の出来事

時刻は、朝の7時

窓際からの差し込む光に当てられて起きた者がいた。

彼の名は、暁麗央。転生者だ

 

 

「もうこんな時間か。時間が過ぎるのは早いな」

 

 

起きた際に彼が毎回言う言葉だ

 

 

 

ベットから起き上がると足元に魔法陣を書き、今日から通う学校の制服に着替える

そう、彼は普段から着替える時は魔法で着替えるのだ

 

 

着替え終えると下から良い匂いがしてきた

どうやら下で双子のサーシャとミーシャが料理をしているようだ

 

 

 

良い匂いにつられ、リビングに向かうと金髪のポニーテールに赤紫色の目をしたサーシャと銀髪の髪の両端にひし形の髪飾りをし、碧い目をしているミーシャが朝ごはんと3人分のお弁当を準備していた

 

 

そう、この家に住んでいるのは麗央だけでなくサーシャとミーシャも一緒に住んでいるのだ

なぜ一緒に住んでいるのかというと時は遡ること数年前のことー

 

 

当時、中学生だった麗央の両親は料理人で近くのホテルで行われる催し物のサポートスタッフとしてホテルに行き、調理をしていた。が、ある従業員が休憩中に事務所でタバコを吸いながら休憩しており、その休憩が終わり仕事に戻る際にタバコの火をちゃんとに消さずに戻ってしまい結果、その火が店内に回り店は全焼。当時働いていた従業員と両親、タバコを吸っていた従業員、店内で買い物や食事をしていた客が焼死体となって発見された。

 

 

しかし、その訃報を聞いても麗央は特段焦る様子も見せなかった

なぜなら、生前両親は彼に「なにかあったら、ここに連絡をしなさい。きっとあなたの力になってくれるから」と言われていたことを思い出し、連絡をして来てくれたのがサーシャとミーシャであった。もちろん、彼女たちも転生者である。それから、その翌日から彼女らとは一緒に住んでいるのだ。

 

内心では悲しんでいたが、よくよく考えてみると彼女たちを転生させたのは麗央なのだから両親が死ぬのは既に決まった運命だったのかもしれないと考えたこともあった

 

 

そんなことを考えボーとしているとミーシャが下から顔を覗き込んできていた

どうやら、なにも動かずボーとしていたからか心配したらしい

 

 

「麗央、元気ない・・」

「なに、気にするな。昔のことを思いだしただけだ」

「ふーん。なにか悩み事があったら聞くわよ。まぁ、あんたにはないでしょうけどね」

「わかった、その時は2人にすぐさま相談しよう」

 

 

ミーシャとの会話に入ってきたのは、サーシャだった

どうやら彼女も心配してくれるらしい

 

 

「それより、ご飯にしましょ♪せっかくの料理が冷めちゃうわ」

「そうだな、飯にするか」

「うん」

 

 

いつの間にかテーブルの上には料理が並べられていた

どうやら、俺が昔のことを思い出しているときに並べたらしい

 

 

テーブルの上に置かれた料理は、コーンスープ・サラダ・ご飯・焼き魚・フルーツだった

それから3人は食べる前の挨拶をして、食べることにした

 

 

「この焼き魚、焼き加減が絶妙でうまいな」

「よかったね、サーシャ」

「あ、ありがとう///」

「ミーシャは、この味噌汁を作ったのか?」

「そう、飲んでみて」

「この味噌汁も出汁がちゃんとにとれていてうまいぞ」

「よかった、嬉しい」

「また、作ってもらいたいものだな」

「「///」」

 

 

麗央の思いも寄らない言葉に2人は頬を赤く染めていた

他愛のない会話をしながら食事をしていると時刻は、まもなく7時40分になろうとしていた

 

 

今日が初登校の3人は急いで食事を済ませ、洗い物をし洗濯物をした

それから数分して家を出て、通学路を歩いているとー

 

 

『ねぇ、あの子イケメンじゃない?』

 

『ほんとだ、どこのクラスの子かな?』

 

『もしかして、転校生じゃない?でも、その横の2人もかわいい~』

 

 

様々な黄色い声が聞こえてきたが、無視をして歩くことにした3人

 

 

「麗央、モテモテ」

「そんなことないぞ。俺にはサーシャとミーシャがいてくれるだけで十分だからな」

「「////」」

 

 

麗央の言葉を聞いてまたもや2人は頬を赤く染めていた

すると、目の前に駒王学園が見えてきた

 

 

その学校は、両サイドに木々が何本も生えており、歴史を感じる建物だった

すると、麗央たち3人は昇降口ではなく来賓用の入り口に向かいそのまま職員室に向かった

 

 

職員室前に着き、<コンコン♪>とノックをすると<どうぞ>という声が聞こえて来た

目の前に現れ、対応してくれたのはいかにも怖そうでガタイの良い男の先生だった

 

 

『君たちは?』

『えっと、私たち今日から転校することになってて登校したら職員室に来なさいって柊先生に言われて・・・』

『あー、君たちが。わかった、今、柊先生を呼ぶからそこで待っていなさい』

『はい』

『柊先生、きましたよ』

『はーい、今行きますー』

『今来るから、もう少しそこで待ってなさい』

 

 

数分待っていると奥の方から大量のプリントを持った女の先生が『お待たせー』と言いながら小走りでやってきた

どうやら、先程までコピーをしていたらしい

 

 

『お待たせ。今日から貴方たちの担任になる柊佳織です。よろしく』

『暁麗央だ。よろしく頼む』

『サーシャ・ネクロンよ。よろしく頼むわ』

『ミーシャ・ネクロン。よろしく』

 

 

廊下を歩きながら各々軽い自己紹介を済ませると、どうやら教室の前についたらしい

 

 

『あ、1つ言い忘れてたけど、この教室には兵藤一誠・松田・元浜という変態3人組がいるから狙われないようにね』

 

 

どうやら、この教室内には教師公認の変態3人組がいるらしい

どんな奴らなんだろうか・・・

そんなことを考えていると先生が教室に入っていったため、麗央たちも後をついていくことにした

 

 

『キャアァァァァァーイケメンよ~』

『イケメン、キター』

『金髪巨乳キター』

『あの2人かわいい』

 

 

教室に入ると中からは朝同様黄色い声が聞こえて来た

その光景を見ても柊先生は制止することなく、後ろに退いてしまった

どうやら、自分たちでどうにかしろということらしい

 

待っていても収まる気配がないため、自己紹介を始めることにした

 

 

「暁麗央だ。一応、帰国子女だ。向こうでの良い思いがないためこっちに帰ってきた。よろしく頼むぞ」

「サーシャ・ネクロンよ。この子とは、双子よ。で、麗央とは同居人の関係よ。よろしく」

「ミーシャ・ネクロン。私も麗央とは同居人の関係。」

 

 

自己紹介が終わると、先生が前に出てきて席を指定してくれた

その結果、3人は窓側の一番後ろの席とその横の席と斜め前の席となった

座り順で言うと窓側の一番後ろの席に麗央が、その横にサーシャが、サーシャの斜め前にミーシャが座ることになった

 

 

<キーンコーンカーンコーン♪>

 

 

それから暫くすると、ホームルーム終了の鐘が鳴った

鐘が鳴った瞬間生徒たちが麗央の席周辺に集まり、質問攻めにしてきた

何個かは質問を聞き逃したが、その他の質問には全部返せたと思う

質問攻めが終わると、サーシャとミーシャがグッタリしていた

 

 

それから、あることを考えながら残りの全部の授業を受け、やっと放課後になった

 

 

(一誠が殺されるの明日なんだがな、どうしたものか)

(おい、相棒。あいつを助けるのか?なんの価値もないやつを)

(ドライグ、助けないと話が先に進まないじゃないか!)

(そうなんだがな、あいつを助けるのにあまり気が乗らないだけだ・・)

(その気持ちは、わかる。私も気が乗らん)

 

 

今、念話で話しているのは赤龍帝ドライグと白龍皇アルビオンだ

 

この2匹のドラゴンは、かつてニ天龍と言われ悪魔・堕天使・天使が大規模な戦争をしているときに乱入し、その結果どの陣営にも甚大な被害がでたことで各勢力は共闘という形をとり、2匹のドラゴンを神器に封じ込めることに成功した。要は簡単に言えば、バカだが力は本物だということだ

 

 

 

そのころ一誠は帰路に着こうと歩道橋を歩いていた

すると前から1人の少女に声をかけられた

 

 

「あ、あの!兵藤一誠さんですか?」

「そ、そうだけど君は?」

「私の名前は、夕麻。天野夕麻っていいます。」

「それで、何の用かな?」

「あ、あの・・・わたし・・・一誠さんに一目惚れ・・・してしまいました。なので・・・付き合ってください」

「(何この子、めっちゃ可愛い!しかも、俺のタイプにどストライク!)も、もちろんいいよ」

「あ、ありがとうございます!」

 

 

翌日になると、見慣れた光景を目の当たりにした

一誠が夕麻と一緒に登校していたのだ

ちなみに、俺は転生する前に時間神クロノスによって何回も見せられたから見慣れているのだ・・・

 

 

周りからは、驚きや皮肉の声が上がってきていた

 

『嘘だ!あんな変態の兵藤を好きになるやつがいるなんて』

 

『きっと、弱みを握られているんだわ!』

 

『なぜ、一誠に彼女が!?』

 

『あんな変態のどこがいいんだか』

 

 

一誠は、どんなもんだいって顔をしていたが普段からの行いを考えれば周りの反応も当たり前なんだがな・・・

でも、気の毒なもんだな・・・

付き合ってる彼女が本当は堕天使で、今日殺されるんだから・・・

 

 

そんなことを麗央が考えていると一誠と夕麻は校門前で何かを言って別れた

 

 

それからというもの一誠は非常に嬉しそうだった

なぜなら、今朝校門前で言ったこと・・・それは『今日の放課後デートしようね♪』と誘われていたからだ

 

 

そして、放課後になると一誠は一目散に学校を出て駅近くにある時計台に向かって走っていった

 

 

「サーシャ、ミーシャすまなぬが急用ができた。先に帰っていてくれ」

「・・ん」

「その急用って?」

「今日の夜、兵藤が殺されるから助けないとな」

「あーレイナーレに殺されるイベントね」

「そうだ」

 

 

サーシャもミーシャも今日これから起きるすべてのことを知っていた

なぜかって?それは、昨日帰ってから2人にこの世界に転生する前の出来事全てを見せたからだ。まぁ、そのときは麗央が暴虐の魔王アノス・ヴォルディゴートの転生体だと知って2人とも驚いていたが・・・

だから、彼女たちは全てを知っている。一誠が殺されることも・・・この学校にオカルト研究部があって、そこにはたくさんの悪魔がいることも・・・

しかし、サーシャとミーシャは全く興味がないようだった

 

 

そして麗央は、サーシャとミーシャを先に帰らせ気づかれないように一誠の後を追っていった

 

待ち合わせ場所に着くと、一誠と夕麻が同じタイミングだった

 

 

「おまたせー待った?」

「いや、大丈夫だよ。俺も今着いたばかりだから」

「そっか、良かった」

「じゃあ、行こっか」

「うん♪」

 

 

それからというもの2人は王道のデートコースを回っていた

ショッピングしたり、ゲームセンターに行ったり、カフェでくつろいだり、カラオケしたりと・・・

 

 

楽しいひと時は、短かった

すぐに空はオレンジ色になりかかっていたが、2人はなぜか近くの公園に向かって歩いていた

 

 

「ねぇ、一誠君。今日のデート楽しかったよ、ありがとう」

「そっか、それはよかった。俺も楽しかったよ」

「最後に1つだけお願い聞いてくれる?」

「もちろん、俺にできることなら何でも聞くよ」

「ほんと?嬉しい。じゃ、死んでくれるかな?」

「・・・あれ?俺、最近耳おかしいのかな?もう一回言ってくれる?」

「死んでくれない?」

 

 

一誠にそう言いながら夕麻は背中から4枚の羽を出し、手にはいつの間にか生成した光の槍を持っていた

そのサイズは、某キャラが持つ赤いグングニルよりも太く長いものだった

 

 

一誠は、なにが起きているのか理解できずに腰を抜かしていた

 

 

「ま、待ってくれよ!なんで俺が死なないといけない!そもそも、あんた誰だよ!」

「私は、堕天使レイナーレ。それが本名。貴方の知っている天野夕麻は仮の姿よ。それと、あのお方が貴方の神器は危険な物だから今のうちに殺しときなさいって仰ったのよ」

「あのお方?あのお方って誰だよ!それの神器ってなんだよ!」

「貴方に言う必要ないわ!死になさい」

 

 

レイナーレは、そう発しながら手に持っていた光の槍を一誠に向かって投げた

当然、その投げた槍は一誠の胸を貫通し、赤い血を流しながら絶命した

しかし、レイナーレはそれだけでは止めなかった。

 

既に死んでいる一誠に向かって光の槍を数十作り跡形もなく消し去ろうとしていた

流石に跡形もなく消されたら、悪魔の駒(イーヴィル・ピース)で復活させることは不可能なため、レイナーレの前に立つことにした

 

 

「そこまでだ。流石にやりすぎなんじゃないか?既に絶命している相手に消し炭にするのは」

「!?!?あんた、誰よ!ここには、人払いの結界が貼ってあったのにどうやって入ってきたのよ」

 

 

レイナーレは急に目の前に現れた麗央に対して憤りながら聞いてきた

 

 

「俺は、麗央。暁麗央だ。よろしくな?堕天使。それと確かに結界は貼ってあったぞ。しかし、あのくらいの結界なら結界の一部を切って修正するのはいとも簡単にだぞ」

「そ、そんなことができるわ「できたから俺がお前の前にいるんだが?」

「・・・・」

 

 

正論を言われレイナーレは、暫く下を向いて黙っていたが顔を上げると「そいつ諸共死ねぇぇぇぇ!」と叫びながら数十もの光の槍を投げて来た

 

 

「遅いし、生ぬるい攻撃だな」

 

 

 

そう言いながら麗央は、異空間収納から頭に白いさらしが付き、それが鞘替わりになっていて柄や鞘・鍔・刀身の手元の部分にはめる金具がない出刃包丁のような姿が特徴的な刀を出し、横に薙ぎ払った

それにより、刀からの斬波によって数十あった光の槍が一瞬にして消し去った

 

 

「数十あった私の光の槍をこうも簡単に・・・その刀はなに!?」

「これか?これはな斬魄刀と言ってな、刀の中に本来の姿が眠っていてな様々な力を有している刀さ。それに斬魄刀は普通、名を呼ぶことで力を開放するが俺のは『常時開放型』だから名を呼ばずとも本来の力の5割を発揮できるといった優れものだ」

「・・・・」

 

 

 

レイナーレは説明を聞いても理解できず、固まっていたためアノスは瞬歩を使ってレイナーレの背後に接近し4枚の羽根を根元から切り裂いた

レイナーレは切り裂かれたことに気づかず地面に落下していった

痛みに気づいたのは、地面に落下したときの衝撃と一緒のときだった

 

 

「ぎゃあぁぁぁぁぁぁぁあ!!」

「貴様、なんてことをしてくれる!せっかくの羽根を!」

「何って切り裂いただけなんだがな・・・それに戦闘中にボーとしているお前が悪いと思うが?」

 

 

 

そう言っている麗央は地面に転がっているレイナーレにトドメを刺そうとしたが、空から攻撃をされトドメをとどめを刺すことができなかった

暫くして空からレイナーレと同じ黒い羽根を4枚持つ堕天使が現れた

 

 

「貴様は、何者だ?」

「我は、ドーナシーク。神の子を見張る者(グリゴリ)に所属している。今日の所は、すまないがまだそやつを殺されるわけにはいかないので、失礼する!」

 

 

そう言い放つとドーナシークは、目くらましをしてどこかに飛んで行った

ドーナシークの姿が見えなくなるとアノスは異空間に刀をしまい、どこかに言葉を言い放った

 

 

「そこに隠れているやついい加減に姿を見せたらどうだ?」

 

 

辺りを見渡すと確かに誰もいないにだが、気配だげはその場にあった

すると近くの茂みからガサゴソという音を立てて赤い髪をし、駒王学園の制服を着た人物と仲間が出て来た

 

 

「ほう、若手悪魔で現魔王の妹リアス・グレモリーとその眷属とは随分と珍しい奴が来たな」

「!!確かに私はリアス・グレモリーだけど、なぜ貴方が私の素性を知っているのかしら、暁麗央くん?」

「そんなことより早くしないと赤龍帝が死ぬぞ?早く悪魔の駒 ( イーヴィル・ピース)を使ってやれ」

「そ、そうだったわ。でも、彼を助けたら話を聞かせてもらえるかしら?」

「あぁ、よかろう」

 

 

数分すると先程まで一誠の胸に空いていた大きな穴がみるみる塞がっていき、最後は全部閉じることに成功したのだ

 

 

「あとは、彼を自宅に戻して私の魔力で回復させるだけね」

「えぇ、そうですわね。明日には、完全回復ですわ」

 

 

 

リアス・グレモリーに同意するように言ったのは、学園内で2大お姉さまと言われている姫島朱乃先輩だった

 

 

「そんなことをしなくてもすぐに魔力回復できるぞ。そいつを貸せ」

「ちょ、ちょっと!」

 

 

麗央はリアスから一誠を横取りし、ある魔法をかけた

 

「総魔完全治癒(エイ・シエアル)。これですぐに魔力は回復する。あとは寝かせるだけだぞ」

「あ、ありがとう」

「別に構わぬ」

「それで貴方は何者なのか話を聞かせてもらうわよ!」

「説明してやろう。知ってると思うが俺の名は、暁麗央。今日来たばかりの転校生だ。お前たちのことはこいつから聞いた」

 

「(よぉ、俺の名は赤龍帝ドライグ。こいつに色々説明したのは俺だ。ちなみにそいつの中にある神器も俺の力だ)」

「赤龍帝ドライグ!?あのニ天龍のですか?!」

「(あぁ、そうだ。他にニ天龍と言われてなにがある?)」

「そ、そうですね・・・それで、一誠の神器も赤龍帝の籠手(ブーステッド・ギア)ってどういうことなのですか?普通同じ神器はでないはずですけど・・・」

 

「(それはな、麗央が持っている赤龍帝の籠手(ブーステッド・ギア)が本物でそこの小僧が持っている赤龍帝の籠手(ブーステッド・ギア)は俺の体の一部が神器化したものだ。だから、小僧がいくら強くなろうと最大火力は5割しか出せん。一方でアノスの神器は本物だから100%の力を出すことができるのだ。ちなみに麗央は禁手(バランス・ブレイカー)まで至っているが、そこの小僧には禁手(バランス・ブレイカー)は無理じゃ。使おうとすれば寿命を極端に減らすぞ)」

 

「そんな・・・そんなことって・・・」

「一誠君、かわいそうに・・・」

「一誠君、かわいそうですわ」

「・・・・・」

 

 

 

クール系イケメンの木場やマスコットみたいにかわいい塔城、姫島先輩は一誠に同情していた

 

 

「話は終わったから帰らせてもらうぞ」

 

 

そう言い残し、麗央は転移(ガトム)を使って一瞬でその場から消え自宅前についた

扉を開けると、玄関前にサーシャとミーシャが向かいに来てくれて、「「おかえり」」といってきた

 

 

 

 

 

翌日になると、一誠は何事もなかったかのように普通に登校していた

変わったことと言えば、昨日まで一誠の彼女だった天野夕麻の姿がなかったことと誰もましてや一誠も彼女のことを覚えていないことぐらいだ

 

 

昼休みになると、木場がクラスにやってきて俺と一誠に話しかけてきた

 

 

 

「一誠君、麗央君放課後、空いてるかな?」

「別に予定はないけど・・・なんか用か?」

「俺も別にないが、なんだ?」

「じゃあ、放課後ついて来て欲しい所があるんだけど良いかな?」

「あ、あぁ別に構わねよ」

「良いだろう」

「よかった、ありがとう」

 

 

それだけ言い残し木場はクラスを出て行った

 

 

 

放課後になると、木場がまたクラスにやってきて俺と一誠を連れて廊下を進んでいった

 

 

『変態組の一誠と麗央君と木場君が一緒なんてあるえない!汚れちゃうわ!』

 

『麗央君と木場君から離れなさいよ!!』

 

 

 

など皮肉や軽蔑の声が廊下のあちこちから聞こえてきて、そのたびに一誠はしゅんとした顔になっていた

ちなみに、アノスの後ろにはサーシャとミーシャも同伴している

木場に聞いたところ同伴でも構わないと返答が返ってきたためだ

 

 

 

暫く廊下を歩くと旧校舎が見えて来た

建物的には随分と古いが、いざ中に入ってみると廊下や壁はどこも壊れてなく、その上塵や埃も1つもなくくまなくキレイにされていた

すると、すぐに目的地に到着した

 

 

そこには<オカルト研究部>と書かれた表札がかかっていた

 

 

「部長、2人をお連れしました」

 

すると、中から「入りなさい」という声が聞こえて来た

 

 

「「失礼しまーす(するぞ)」

「「失礼するわよ(します)」」

 

 

麗央と一誠が先に入り、続いてサーシャとミーシャが部屋に入る形となった

 

 

 

「来たわね、2人とも」

「あ、貴方は学院の2大お姉さまのリアス・グレモリー先輩、そして姫島朱乃先輩ではないですか!!」

「えぇ、そうだけど・・・そんなに興奮しなくても・・・」

 

 

学院の2大お姉さまを見て興奮している一誠をみてリアス・グレモリーと姫島朱乃の2人はドン引きしていた

 

 

「今日2人を呼んだのは、理由があるの。その前に2人のことはイッセーとレオって呼んでもいいかしら?

「それは、いいですけど・・・」

「俺も構わない」

「まずはイッセー、貴方昨日事故にあって死んだわ。」

「はぁ?」

 

 

 

なるほど、昨日のことは事故にあったという筋書きに変えたらしいな

それなら、今朝登校したときに天野夕麻について誰もましてや一誠も覚えてないのも辻津合うな・・・

めんどくさいことを良くもご厚意でやるもんだな

それにしても、一誠から今素っ頓狂な声が聞こえたけど大丈夫か?

 

 

 

「な、なにを言ってるんですか?部長・・・そんな冗談やめてくださいよ。心臓に悪いですよ」

「冗談じゃないわ。全部本当のことよ」

「部長、端的に言いすぎですわ。ちゃんとに順を追って説明しないと」

「それもそうね。端的に言い過ぎたわ。ちゃんとに説明するわね」

「イッセー、貴方昨日学校帰りにボサッと歩いていて信号が赤なのに気づかずに渡ろうとして車に轢かれて死んだのよ。それを私たちが回収して転生させたってわけ。その証拠にほらね」

 

 

リアスは一誠に嘘の説明をしながら、自らの背中に生えた黒い羽根を兵藤に見せるとその場にいた木場や朱乃、塔条なんかも背中から羽根を出し、一誠に見せていた

 

 

 

「そ、そんなみんな悪魔だなんて・・・う、嘘だ・・・」

 

 

一誠が「嘘だ!」と言った瞬間一誠の背中からも黒い羽根が飛び出した

 

 

「これが証拠よ。わかってくれたかしら?」

「まだ頭の中がパニくってますけど、自分に羽根があるのを見て死んだことは理解しました」

「そう、理解してくれてよかったわ」

「そして、レオ貴方には提案があるの」

「ほう、提案とはな。なんだ言ってみろ」

「貴方、私の眷属にならないかしら?」

「「!?」」

 

 

リアスの発言に対し、サーシャは驚きのあまり<破滅の魔眼>を発動してしまい部屋内にあった花瓶や壁を壊し、ミーシャはただ単に驚いていただけだった

 

 

「で、どうするの?」

「俺たちにメリットがないとも思うだが?逆にメリットがあるのはお前の方だと思うんだが?例えば、焼き鳥戦とかな」

「!?なんでそのことを知ってるのよ!」

 

 

麗央の発言にリアスと朱乃先輩は、驚いていたが他の部員はなんのことかさっぱりわかっていないようだった

 

 

「まぁ、眷属になってやってもいいがな」

「そ、そうならこれからもよろしくね」

「あぁ、だが俺の仲間は12人いてな眷属にするのは俺だけにしてくれ」

「わかったわ」

「じゃあ、貴方にはジャックの駒をあげるわ」

「よかろう、その役引き受けよう」

 

 

トントン拍子に話が進んでいるが、サーシャとミーシャは全く驚かず、麗央の意図を正確に理解していた

普通誰かの眷属のなると、眷属を辞めることはできないが2つだけ辞められる方法がある。

1つ目は、自分が上級悪魔になり悪魔の駒(イーヴィル・ピース)をもらうこと。2つ目は、王(キング)が死ぬこと。

アノスの算段では、今は眷属でいるがいずれは上級悪魔になり悪魔の駒(イーヴィル・ピース)を使ってグレモリー眷属ごと自分の眷属に加えようとしているのだ

 

 

 

そんなことを麗央が考えていることをリアスは理解しないで、麗央を眷属に加えたのだった

この選択がとんでもないことになると知るのは当分後のことだが・・・

 




~用語解説~


ジャック・・・オリジナル駒。トランプで言うところの『J』に当たる。クイーンよりも上の特性で、王が敵陣地だと認識しなくても自分の判断で王以外の駒に昇格することが可能。簡単に言うと、兵士の特性のプロモーションが自由に使える。この駒は、全てを均等に行えるだけの力―― オールラウンダー向き。


悪魔の駒・・・死んだ人間を転生するときに必要。王は15個+予備を持っている。転生させる際に使う駒によって転生後に得る特性が異なる。


破滅の魔眼・・・サーシャとアノスだけが使える眼。感情の起伏が激しいと出る。その視界に移るモノを全て破壊する力を持つ。慣れると一点のモノだけを破壊できるようになる。例えば、相手の目を見ると相手の感情や目を破壊して失明させることも可能。


総魔完全治癒 (エイ・シエイル)・・・消し炭にされたもの以外ならなんでも治せる魔法。例えば、失った手足や火傷、毒、魔力なんかも復活させられる。しかし、習得するのはかなり困難。
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