異世界魔王の記憶を持ったオリ主   作:カワイイもの好きのスライム

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新しい仲間

リアス・グレモリーの眷属になってから一夜が経った今日、俺は学校をサボり街をブラブラとしていた

ちなみにサーシャとミーシャはちゃんとに休まずに登校している

 

 

なぜ、俺が今日学校をサボったのかというと俺たちと同じ転生者を探すためだ

今、一番会いたいのはシン=レグリアとアルトリア・ペンドラゴン、ジャンヌ・ダルクだ

 

 

「(あやつらに会えるといいんだがな・・・)」

 

 

そんなことを考えながら歩いていると近くから可愛らしい声が聞こえて来た

 

 

「はぅぅ・・どうして転んでしまうのでしょうか・・・」

 

 

声のした方に向かってみると、そこには見た目小学生の高学年みたいな背丈に金色の髪をしていたシスターが転んでいた

 

 

「大丈夫か?」

 

俺は、近くに落ちていたシスターベールを差し出しながら彼女に声をかけた

 

 

「だ、大丈夫です!あ、ありがとうございました。」

「礼は、いらぬ。当たり前のことをしたまでだ」

「でも、本当にありがとうございました。あ、あの名前はなんていうんですか?」

 

「俺の名は、暁麗央だ。」

「麗央様、ありがとうございました。あ、申し遅れました。私はアーシア・アルジェントと言います」

「アーシアとはいい名前だな。それで、シスターアーシアは、ここで何をしていたのだ?」

「実は私、今日からこの街の教会に赴任することになったのですが、道が分からず迷子になってしまって・・」

 

 

アーシアは、顔を赤くしながら俺に現状を話してくれた

 

 

 

「なら、教会の前まで案内してやろう」

「え?でも、そこまでは悪いですよ・・」

「気にするな。それにこの地域に教会と言ったら1つしかない」

「あ、ありがとうございます。日本に来て初めて会った人が麗央さんみたいな人で良かったです」

 

 

アーシアに感謝を述べられたあと、教会の近くまで歩いていくと、急に背中に悪寒が走りだした

悪寒を感じた麗央は教会の前まではいかず、その少し前で足を止めた

 

 

「あとは、このまま真っすぐ進めば教会に着くぞ」

「ありがとうございます。良かったらお礼をさせてください」

「悪いが今日は予定があるのだ」

「そうでしたか、ではまた今度お礼をさせてくださいね♪約束ですよ!」

「あぁ、その時は頼むぞ」

 

 

そう言って麗央とアーシアは、別れることになった

そして、麗央は街に戻り本来の目的を果たすことにした

 

 

町に戻ると時刻は正午になろうとしていたにも関わらず先程よりも人の数が増えていた

 

 

(この人込みじゃあ探すのは困難であろうな・・・)

 

 

諦めかけていた時、人込みの中から明らかに違う雰囲気を出していた俺と同じぐらいの少年とサーシャと同じくらいかそれより少し高めの金色の髪をした美少女2人が一緒にいるのを見つけた

確信はなかったが、多分シン=レグリアとアルトリア・ペンドラゴン、ジャンヌ・ダルクだろうと思い声をかけてみることにした

 

 

「ちょっといいか」

「はい、なんでしょう」

 

 

答えてくれたのは、金髪の髪をショートカットにし、後ろ髪を1か所だけ長く編み込みにしている彼女だった

 

 

「聞きたいのだが、お前は聖処女ジャンヌ・ダルクか?」

「!?!?」

「どこでその名前を?」

 

 

彼女たちは、驚きを隠せないでいたが、どうやら間違っていないようだ

 

 

「宝具我が神はここにありて(リュミノジテ・エテルネッル)。これに聞き覚えあるだろう?」

「それは私の宝具名・・・何で知っているのですか?」

「まぁ、あとで説明するから落ち着け。で、そっちがアーサー王のアルトリア・ペンドラゴンと俺の右腕だったシン=レグリアだな?」

「「!?」」

「話があるついてこい」

「「「・・・」」」

 

 

アノスは3人を連れて自分の家に向かって歩き始めた

その間、会話もなにもなく終始静かだった

 

 

(今にも、後ろの2人は襲いかかってきそうだな・・・一応、いつでも戦えるように準備はしとくか)

 

 

「着いたぞ。ここだ」

 

 

数分歩いて着いたのは、自分の家だった

3人は家の前に着くと警戒心をさらに高めていた

 

 

「ここは、俺の家だ。外で話すのもアレだろうと思い連れて来た」

「なんか男の人の家入ったことないから緊張します」

「「(よく、知らない奴と話せるな・・・彼女には警戒心というのがないのか?)」」

 

 

 

後ろの2人からは警戒心がビンビン感じるが、ジャンヌ・ダルクからはなにも感じぬ

彼女には、警戒心というのがないのか・・・・?

麗央もアルトリアやシンと同じことを思っていた

 

 

とりあえず後ろで警戒している2人をどうにかせねばならぬな・・・

 

 

「安心しろ、2人とも。別に襲いはせん。ただ話をするだけだ」

「わかった。ただし、変なことをしたら即殺すからな!!」

「わかったそれでいい」

 

 

口を開いたのはアーサー王ことアルトリア・ペンドラゴンだった

家に入ると3人をリビングに通すことにした

 

 

「まぁ、ギチギチしていたら話にならん。ここで休んでろ」

「貴方は?」

「俺は汗を掻いたから着替えてくる」

 

 

俺は、3人を席に座らせ飲み物を出し自室に向かった

麗央がリビングを抜け暫くすると3人が話し合いをしていた

 

 

「なぁ、ジャンヌお前には警戒心というのが無いのか?」

「警戒心?あるわよ。でもなぜシン?」

「だって先程彼と・・・「だって、さっきからあいつと言葉を交わしていたじゃない!」」

 

 

シンが話そうとするとアルトリアが話を割って入ってきた

すると、ジャンヌが優しく言葉を発した

 

 

「だって、アルトリアみたいにピリピリしていても有意義な話し合いはできないでしょ?だからって警戒心を捨てろってわけじゃないわよ?私だっていつでも宝具使えるようにしてるし・・・彼も戦う気はないみたいだし・・・もし、私たち3人で彼に挑んでも勝てないわよ?」

「そ、そんなことあるか!」

「やめろ、アルトリア。ジャンヌの言ってることは事実だ。私たちでは彼に負ける。それに殺す気なら殺すタイミングは幾らでもあった。本当なら俺たちは死んでいたんだぞ?それでも、生きてるってことは殺す気がないといってるのと同義だ」

「わかったよ。2人の言うことを信じてもう少し態度を柔らかくするわよ」

「わかってくれてよかったです」

 

 

数分して麗央がリビングに戻ると先程みたいな険悪な雰囲気ではなく、ほんわかとした雰囲気に変わっていた

 

 

「待たせたな。なんか空気変わったか?」

「そんなに待ってませんよ。新鮮な空気になっただけですよ」

「そうか。なら、話をしようか」

 

「「「・・・・」」」

「まず、俺が何者なのかということだが俺の名は暁麗央、転生者だ。質問はまとめて聞くからまずは聞け。俺は転生する前ジャンヌ・ダルクとアルトリア・ペンドラゴンのマスターになることを望んだ。その際、時間神クロノスによってマスターになった。だから、俺がお前たちの名と宝具を知っている。それと、シン=レグリアに関してだが、お前は俺が転生する前俺の右腕だったんだ。剣の達人としてな。そして、俺が転生する際に一緒に転生させたんだ。それがあいつが望んでいたことだからな。その証拠がこれだ・・・」

 

 

そう言って麗央は記憶を3人に見せた

すると3人は言葉を発するわけでもなく黙ってみていた

 

 

「どうやら彼が言ってるのは本当みたいだな。わかった言ってることを信じよう。俺はあんたに忠誠を尽くす。」

「そうか、わかってくれてなによりだ」

「私たちも信じたいですが、その前にマスターとなったからには手の甲に模様があるはずです。見せてくれませんか?」

「これだろ?」

 

 

ジャンヌがマスターの証を見せて欲しいと言ってきたから、麗央は模様を見せることにした

その模様を見たジャンヌは納得したようだった

 

 

「どうやら、彼は本当に私たちのマスターみたいよアルトリア」

「な・・・んだと?本当か?」

「えぇ、本当よ。疑うんなら見てみなさいよ」

「ほ、ほんとだ・・・」

 

 

アルトリアが疑心暗鬼で麗央の手の甲を見てみると、その甲にあった模様が本物だったらしく彼女は驚いていたが納得したようだ

 

 

「本物だった。しかし、なぜ私たちのマスターになったんだ?」

「それは、お前たちがサーヴァントとして優秀だからだ」

 

 

優秀という言葉を聞いてジャンヌとアルトリアは頬を赤くしていた

 

 

「さて、話は終わったがお前たち住む場所はあるのか?」

「それがですね、今その住む場所を探しているのですよ」

「なら、ここに住むといい。ここなら部屋は余っているし、余分な費用を使わなくてもいいぞ。どうだ?」

「私は、是非お願いしたいですけど、2人がなんていうか・・・」

 

「俺は別に構わないぞ。その方がありがたい」

「私もマスターと一緒の方がなにかと楽だからな」

「じゃあ、レオお願いできるかしら?」

「あぁ」

 

 

(先程まで警戒心丸出しで今にも襲い掛かってきそうなアルトリアがここまで丸くなるとは意外だな・・・)

 

 

それからというもの、4人は転生する前の話やここにきてどんなことをしていたのかなどと言ったことを楽し気に話していた

 

 

「時間が経つのははやいな・・・そろそろサーシャたちが帰って来る時間か」

 

 

麗央が呟くと時刻は既に午後4時を少し過ぎていた

すると、玄関が開き「ただいま」というサーシャの声が聞こえて来た

その後ろからミーシャも「・・・ただいま」と言って入って来た

 

 

「レオ、誰が来たんですか?」

「「・・・」」

 

 

気になったのか、ジャンヌがリビングから顔を覗かせていた

サーシャとミーシャは、彼女が誰か分からず固まっていた

 

 

「まぁ、とりあえず説明するから入れ」

 

 

そういうと、サーシャとミーシャは不服そうにリビングに入っていった

リビングに入るとジャンヌ、シン、アルトリアがサーシャとミーシャを観ていた

 

 

「この姉妹は俺の仲間だ。金髪のポニーテールに赤紫色の目をしている方が姉のサーシャ・ネクロン、銀髪の髪の両端にひし形の髪飾りをし碧い目をしている方が妹のミーシャ・ネクロンだ」

「サーシャ・ネクロンよ。よろしく」

「・・・ミーシャ・ネクロン。よろしく・・・」

 

「私は、ジャンヌ・ダルクです。よろしくね」

「俺は、シン=レグリアだ。よろしく頼むぜ」

「私は、アルトリア・ペンドラゴン。君たちにわかりやすく言うんならアーサー王だ」

「アーサー王ってあのアーサー王よね?で、こっちがあのジャンヌ・ダルク!?」

 

 

ミーシャは、いつもながら無表情でわからぬが、サーシャは歴史上の人物にあって驚いていた

サーシャが驚きから回復するのに5分もかかっていた・・・

さすがにこれは回復魔法であってもなんともならぬ・・・

 

 

サーシャが回復すると制服のままキッチンに行き、夕飯の準備をし始めた

「今日の夕飯は、肉じゃがよ!」とリビングにいる麗央達に聞こえるように言い、ミーシャと一緒に歌を歌いながら調理していた

 

 

暫くすると、料理が完成してきた

サーシャがさらに装い、ミーシャが皿をテーブルに出していた

その匂いにつられて、2階からジャンヌやシン、アルトリアが降りて来た

 

 

「美味しそうな、料理ですね♪」

「確かに美味しそうね」

「これは旨そうだな。期待できるぜ」

「当たり前でしょ!私が作ったんだから!」

 

 

皿を並べ終わり、面々が席に座ると食事前の挨拶をしてみんなで食事をしていた

 

 

「サーシャの作るものはどれも美味しいな」

「はい、サーシャのご飯美味しいです」

「・・・ん、美味しい」

 

 

今日の出来事や学校での話をしていると夕飯はすぐに終わってしまい、各々食器を下げていた

ちなみに、居候させてもらうからということで洗うのがジャンヌであり、拭くのがミーシャである

 

 

 

夕飯を食べ終わり、リビングでくつろいでいると床に魔法陣が描かれ始めた

その魔法陣には見覚えがあり、誰が来るのかすぐに理解した

 

 

「レオいる?」

 

 

魔法陣から思っていた人が慌てた様子で出て来た

ジャンヌやシン、アルトリアは警戒をし戦う準備をしていた

それをアノスは手を上げ制止していた

 

 

(いや、家の中で戦わないで欲しいんだが・・・住む場所なくなるぞ?)

 

 

「リアス、どうしたんだ?そんなに慌てて」

「それがね、祓魔師(エクソシスト)がでたのよ!私以外は瀕死の重体なのよなのよ。助けてちょうだい!」

「なら、なぜ初めから俺を呼ばない?」

「なんとかなると思ったのよ!」

 

 

なぜこうなったのかというと遡ること十数時間前—

 

 

 

麗央が学校をサボり街中をウロウロしてシンやアルトリア、ジャンヌを探しているときにアーシア・アルジェントと出会い、迷子になっている彼女を教会まで送ったときその協会内ではレイナーレ率いる数名の堕天使と祓魔師(エクソシスト)がなにやら計画を企てていた。その堕天使の中には、先日麗央に殺されそうになったレイナーレを助けに来たドーナシークの姿もあった。端正な顔立ちで白髪頭で長めのコートを着ている青年の名は、フリード・アルゼン。彼の計画は悪魔を呼ぼうとした人間を次々に殺し、快楽を得ること。

 

レイナーレ率いる数名の堕天使の目的は、アーシアが持つ聖母の微笑み(トワイライト・ヒーリング)を奪い高位の地位につくことだった。

 

この2つの計画は別々に決行されるため、今夜決行されるのがフリード・アルゼンの計画で後日決行されるのが堕天使たちの計画である。本来ならお互いにメリットのない計画に協力しないが、この2つの計画を遂行するには1人では成し遂げることができないため仕方なく協力しているといった形になっている。

 

こんな計画が企てられているとは知らない悪魔側は、夜まで何の手も打たずに過ごしていた。そして、夜になり上から計画を阻止し祓魔師 を討伐せよという命令を受けたオカルト研究部が討伐任務に向かい、敵と遭遇し討伐しようとしたが、相手が手強くなかなか討伐することができず、結果リアス以外の眷属は瀕死の状態に陥ってしまったのだ。

 

 

リアスの言葉を聞いた麗央は呆れ顔をしながら、席を立ち上がった

 

 

「どこに行くのよ・・・」

 

 

サーシャが急に席を立ち上がった理由がわからず、どこに行くのか聞いてきた

 

 

「リアス・グレモリーの眷属を助けに行く。俺もこいつらの眷属だからな。しかし、お前たちは違うんだから来なくてもいいぞ?」

「私も行くわよ。魔王様1人で行かせるわけにはいかないもの・・・」

「・・・サーシャが行くなら私も行く・・・」

「私たちはサーヴァントですので、マスターの傍にいないとマズイですからね」

「俺は、あんたに忠誠を尽くしちまったし、行くしかないだろ?」

 

 

麗央が1人で行こうとすると、サーシャやミーシャ、ジャンヌやアルトリア、シンが共に行くことを決意していた

 

 

「わかった。ただし、勝手に死ぬのは許さんぞ」

「「「「はい!!」」」

「じゃあ、行くぞ。リアスは俺の魔法陣に乗れ」

「わかったわ」

 

 

 

リアスたち一行がアノスの魔法陣に乗ると、突然目の前が真っ白になり、次の瞬間には先程まで戦闘をしていた廃屋の前にいた

 

 

「すごい、ありさまだわ」

「ん、廃屋が半分しかない・・・」

 

 

サーシャとミーシャの言う通り、着いた場所は半壊した廃屋の前だった。その周りの木々はなぎ倒され、地面には、幾つかの亀裂が入っていた

 

 

「私の眷属はどこ?」

「あそこ・・・」

 

 

リアスが自分の眷属をキョロキョロして探していると、ミーシャが眷属たちが倒れている場所を見つけ、指を指しながら言った

 

 

「みんな!大丈夫?」

「ぶ、部長・・・俺た・・・ちは…平気です・・・だから泣・・・かないで・・・」

 

 

リアスの声掛けに一誠が最後の力を振り絞ったかのような声でリアスに言ったあと、気を失った

リアスは一誠の声を聞くと、その場に座り込み泣きじゃくっていた

 

(戦場なのによく泣けるな)

 

 

麗央が非情なことを思っていると、先程まで泣いていたリアスが泣き止みこちらを見て来た

 

 

「レオ、なんとかならない?」

「結果からいうと、こいつらは助かる。が、すぐに目は覚まさないだろう。暫くの間休息が必要だ」

「よかった・・・えぇ、それでいいわ。直してちょうだい」

「総魔完全治癒(エイ・シエイル)。これで完全に傷は治った。あとは、寝かしておくことだな」

「ありがとう、アノス。本当にありがとう」

「礼などいらぬ。あとは、あれをどうにか討伐せねばな」

 

 

麗央は瓦礫に座っているフリード・アルゼンに目を向けた

 

「リアス、お前はそこでそいつらを守れ。あいつは俺がなんとかする」

「私も、戦うわ!」

「馬鹿者が!一斉に戦かったら誰がこやつらを守る!守るやつがいなければ巻き沿いを喰らって今度こそ完全に消えるぞ!」

「・・・・そうね、私の考えが浅はかだったわ。許してちょうだい・・・」

「それにあいつは強い。」

 

 

麗央は共に戦おうとしたリアスに怒気を含んだ声で怒鳴り散らし、異空間から斬月とは違う刀を取り出した。

その刀は、普通の刀より少し長く斬月と違いちゃんとに柄や鞘・鍔・刀身があるのだ。

その斬魄刀の名は、氷輪丸。氷雪系最強と言われる斬魄刀だ

 

リアスは一瞬キョトンとしたが、麗央に言われたことで我に返ったようだ

 

 

「やっと、話が終わりましたかね~人が話し終わるのをじっと待つのも退屈でつまらなかったんですよ、ね!!」

 

 

フリードは言い終わる前に、目に見えない早さで麗央に切りかかってきた

しかし、麗央はいともたやすく氷輪丸で受け止め、衝撃を後ろに流していた

 

 

「なかなかやるではないか」

「お前もな!まさか、あれを防がれるとは思ってもいなかったですよ」

 

 

その姿を見た、シンも異次元から一意剣シグシェスタを取り出し、アルトリアとジャンヌは戦闘服に着替え、エクスカリバーと戦旗を手にしていた。さらに、ジャンヌは腰に剣も付けていた

サーシャは、破滅の魔眼を出しミーシャは一体に結界を張り、その後創造建築(アイリス)によって大きな魔王城を建築した

魔王城を建てると麗央は軍勢魔法 魔王軍(ガイズ)を使い、サーシャとミーシャ2人の魔法線を繋げお互いの魔力を補充できるようにしていた

 

 

「まだまだぁぁぁぁぁあ!!」

 

 

フリードは連撃のラッシュで麗央との間合いを詰め攻撃してくるが、麗央はそれをなんなく躱し後ろに飛び退いた

飛び退くと、ある魔法陣を展開していた

 

 

「起源魔法 獄炎殲滅砲(ジオ・グレイズ)」

 

 

麗央が起源魔法 獄炎殲滅砲(ジオ・グレイズ)を展開すると、目の前に魔力をギュッと凝縮したような濃密な赤黒い太陽が数百、数千と展開され凄まじい熱を帯びていた

そして、麗央が手を上から下に降ろすと赤黒い太陽は一斉にフリードに向かって凄まじい速さで飛んで行った

 

 

「ちょ、マジで言ってるんですか~こんなの喰らったら一瞬で死にますって!!」

「なら、全て避ければいいだけの話だぞ」

 

 

フリードは自分に向かってきた獄炎殲滅砲(ジオ・グレイズ)を避けようとするが数が数なだけに全て避けきれずに幾つかが手や足、剣に当たり所々焼け落ち剣は完全に後かともなく消え去っていた

 

 

「もう、諦めて捕まったらどうだ?お前の負けだぞ、フリード」

「生憎、諦めるわけにはいかないんだよ!」

 

 

その戦いを見ていたリアスは足をガクガク震わせながらなんとか立っていた

 

 

「なんのよ、アレ・・・あんな濃密で濃い魔力弾は見たことないわよ・・・それに数もなん十個とかじゃなくて数百、数千って・・・規格外だわ・・・」

 

 

 

麗央の初めての戦い方を見たリアスたちは彼の凄さに恐れ慄いていた。

 

一方、サーシャやミーシャは見慣れたといった感じで、溜め息を溢し、戦闘態勢を解除していた

シンやジャンヌ、アルトリアはポカンとしていた

 

 

「なんだよ、あの強さ・・・こんなの聞いてないぞ」

「これ、私たち武装する意味あったのかな・・・」

「なかったわね・・・でも、一応警戒はしときましょう」

「「そうね・・・(そうだな・・・)」

 

 

武装した意味があるのかアルトリアたちが考えていると横からサーシャが口を挟んできた

 

 

「でもね、アレまだ全力じゃないわよ。たぶん1割ぐらいの力よ」

「マジかよ・・・あれで全力じゃなくて1割かよ・・・じゃあ、全力出したらどうなるんだ?」

「転生する前に全力を出したアノスを一回見たことあるけど、大きな国を一瞬で2つ地図上から消し去ってたわ。転生前でそれだったんだから、アノス記憶を全て引き継いでいる麗央でも同じようなことできるんじゃないかしら?」

「「・・・・」」

「マジかよ・・・あいつ、恐ろしいやつだな・・・」

 

 

サーシャの何気ない一言でシンは苦笑いをし、ジャンヌとアルトリアは何も発することができなかった

 

 

そんなことを話しているとフリードが失った片足で立ち上がり、麗央に向かおうとしたときだった

 

 

「そこまでだ、フリード!」

「!?旦那・・・」

 

 

フリードが旦那と呼ぶ彼は、空から漆黒の羽根を4枚つけ長めのロングコートに帽子を深く被った長身の男だった

 

 

(確か、あいつはレイナーレを消そうとしたときに出て来たやつだな)

 

 

「また、邪魔をしにきたのか?ドーナシーク」

「ほう、私の名前を覚えていたのだね、若き悪魔よ」

「2回も邪魔されれば嫌でも覚えている」

「で、なに用だ?」

「・・・悪いが今回も邪魔させてもらうよ?こやつはまだ計画に必要だからね」

 

 

そう言いながらドーナシークは前回同様、懐から目くらましを投げつけ、その煙が消えた時には既に姿を消していた

 

 

「逃げたか・・・逃げ足が速いやつめ・・・」

「麗央、ご苦労さま」

「・・・麗央、よく頑張った」

「よくぞ、ご無事で!」

「マスター、強いんですね」

「あんた、凄かったぜ!」

 

 

労いの言葉をかけられていると、眷属たちを起こすわけでもなく近づいてきた

 

 

「レオ、今回はなんの相談もなく勝手に行動して申し訳なかったわ。それと、私の眷属を助けてくれてありがとう」

「気にするな。死んだら後味が悪くなるから助けただけだ。それと、次回から何か行動するんなら俺かサーシャたちに一声かけてからにしろ。次、勝手に行動したら助けないからな」

 

「わかったわ」

「じゃあ、俺たちは帰るぞ」

 

 

仲間たちに一声かけ、足元に転移(ガトム)の魔法陣を描き、その場を去って行った

 

 

 

 

家に帰ると、時刻は既に午後9時を過ぎていた

 

 

「やっと、帰ってこれたわ~長かった~」

 

 

帰ってきて早々ソファーでぐったりしていたのは意外にもサーシャだった

 

 

「妹のミーシャは、平気だというのにだらしがないな」

「な、なによ・・・あの場にいるだけでも大変だったのよ?」

「さて、俺は風呂に行くがサーシャ詫びとして一緒に入るか?

「いいわよ////」

「ミーシャやお前たちはどうする?この家の風呂は広いから全員入っても余裕だぞ」

「私とアルトリアは、あとで入りますから大丈夫です」

 

「俺もあとで一人で入りたてぇな」

「ミーシャは、どうする?」

「私も一緒に入る」

「そうか、なら先に脱衣所に行ってるぞ」

「「ん(////)」」

 

 

一言だけ言い残し麗央はリビングをあとにし脱衣所に向かい、サーシャとミーシャは自室に着替えを取りに行った

 

 

一足先に脱衣所に着いた麗央は、足元に浄化魔法をかけ今日来ていた服を綺麗にし、下着だけをカゴに入れ入室した

それから、背中を軽く流し湯舟に浸かっていた

すると、急に風呂場の扉が開いた

 

 

そこから入って来たのは、前を何も隠さない生まれたばかりの姿で入ってきたサーシャとミーシャだった

なにも隠さず入って来たため、健全な男子が見れば興奮して前屈みになっているだろう・・・

 

 

「そんなに、見ないでくれるかしら?///恥ずかしいんだから・・・」

「いやなに、2人とも綺麗な体だなと思ってな」

「「/////」」

「ま、まぁ、麗央になら見られてもいいわ!//」

「・・ん、麗央になら見られても平気」

「そうか、それはありがたいな」

「だって、転生する前は私たち何回も体を重ねたわけだし///」(この話の詳細は割愛させて頂きました。)

 

 

サーシャが麗央に寄りかかりながら、転生する前のことを思い出て顔を赤く染めていた

ミーシャはというと、普段と同じく無表情だが湯につかっているからなのか少しばかり顔を赤らめていた

 

 

それからというもの、お互いに洗いっこしたりして風呂を上がった

 

 

「出たぞ、次良いぞ」

「あ、はい。ありがとうございます。」

「アルトリア、次行こうよ」

「そうね、シン悪いけど先にお風呂もらうわね」

「どうぞ、ごゆっくり~」

 

 

そう言って次にリビングをあとにしたのは、ジャンヌとアルトリアだった

シンは、なにしているのかというとソファーに座り携帯でゲームをしていた

 

 

結局、全員が入り終わったのは午後10時前だった

 

 

「今日は、もう遅いから寝るか。お前たち、俺は寝る。また明日な」

「はい!おやすみなさい」

「おやすみ~」

「おやすみなさい、マスター」

「また明日ね、アノス」

「アノス、おやすみ・・・」

 

 

自室に戻り、ベッドに寝転がると布団をかけずにすぐに寝てしまった

 

 

 

 

 

~翌日~

 

 

<チュンチュン♪チュンチュン♪>

 

時刻は、現在7時。

窓から一筋の光が入ってきて麗央は目を覚ました

身体を起こそうとすると、なにかに押さえつけられている感じがし、横を見るとサーシャとミーシャが両腕を抱き枕にして寝ていた

 

 

「なるほど、昨日俺が寝たあと夜這いしてきたのか」

「「・・・zzz」」

「俺の気も知れないで・・・」

 

 

麗央が呟くと2人は基礎正しい寝息を立て、まだ寝ていた

 

 

「だがしかし、2人の寝顔は本当に可愛らしい」

 

 

横で寝ている2人の寝顔が可愛いと思った麗央は、魔法で近くにあった携帯を引っ張り、2人の寝顔を写真に収めそのままロック画面の背景にした

 

 

もう少し見ていたい麗央だったが、時間も時間なためサーシャとミーシャを起こすことにした

 

 

「2人とも、起きろ。遅刻するぞ」

「・・・ん・・・麗央?」

 

 

最初に目を開けたのがミーシャだった

 

 

「おはよう、ミーシャ」

「おはよう、麗央・・・」

「サーシャ、起きて・・」

 

 

ミーシャがサーシャを起こすと、「んッ」と嘆声を漏らしながら目を開けた

 

 

「魔王様?・・・なんで?」

「おはよう、サーシャ」

「麗央、おはよう。!?れ、麗央!?」

「そうだが、なにをそんなに驚く?早くしないと遅刻するぞ」

 

 

なぜだかわからないが、サーシャは顔を赤くしていた

サーシャとミーシャを起こし、両手が自由になった麗央はベッドから起き上がり、そのまま部屋を出てリビングに向かって行った

 

 

「私たち、麗央に襲われてないわよね?///」

「・・ん、大丈夫。麗央は襲ったりしない。するにしても、ちゃんとに聞く」

「そ、そうよね・・・なら、よかったわ」

「でも、麗央になら別に奪われてもいいわ・・・///」

「…私も・・・麗央にならいい・・・」

 

 

麗央がいなくなり部屋にはネクロン姉妹が残っていたが、サーシャの思いがけない‟襲われてないわよね”という言葉でミーシャは、驚きはしたがすぐにサーシャが言ったことを理解し顔を赤らめていた

その表情は、この姉は急になにを言い出すんだと言った顔をしていた

 

 

「私たちも早く下に行かないと!」

「・・・ん・・・ご飯、食べ損ねる・・・」

 

 

2人は、足元に魔法陣を書き素早く制服に着替え部屋を出て行った

リビングに着くと、そこには朝食を皿に盛っているジャンヌとアルトリア、それを運ぶ麗央とシンの姿があった

 

 

「おはよう」

「・・・おはよう」

「おはようございます!」

「おはよう」

「おは~」

「2人とも遅いではないか」

 

 

サーシャとミーシャが挨拶をするとジャンヌ、アルトリア、シン、アノスが順に挨拶を返してきた

麗央たちを手伝おうとすると麗央によって止められてしまった

 

 

「もうすぐ終わる。2人は黙って座っていろ」

「そうですよ、ここは私たちに任せてください!」

 

 

アノスに席に着いているように言われたが、どうしようか悩んでいるとジャンヌが横から口を挟んできた

サーシャとミーシャは、ジャンヌの勢いに押され仕方なく席に着いた

 

 

それから暫く席に座り待っていると、料理が並べ終わり麗央やシン、アルトリア、ジャンヌが席に着き全員で朝食を食べることにした

 

 

「今日の朝ごはんも美味しいわ。これは、負けてられないわね!」

「大丈夫・・・サーシャのご飯も美味しい・・・麗央も喜んでくれる」

「ミーシャ!?な、なにを言ってるのよ!」

 

 

サーシャは、照れを隠すかのようにミーシャの頬を目を瞑りながら抓っていた

ミーシャは口に食べ物を入れてはいるが、それが噛むことも飲み込むこともできずにいるため頬がリスみたいに膨れていたーー正直、可愛かった

 

 

「その顔も可愛らしくていいが、サーシャいい加減ミーシャを離してやれ。苦しそうだぞ」

 

 

麗央が助け船を出すと、サーシャはミーシャを見た

その瞬間、彼女の顔は絶望したかのような顔をしていた

ミーシャの目は涙目になっており、今でも意識を失いかけていた

 

 

「!?ミーシャ、しっかりして!」

 

 

サーシャは慌ててミーシャを抓るのを止めた

抓るのを止めたことでミーシャは口の中にあったものをやっと飲み込むことができた

 

 

「ミーシャ、ごめんね・・・大丈夫?」

「大丈夫・・・そんな顔しないで・・・」

「ミーシャ!」

 

 

サーシャはミーシャに抱き着いて涙を啜っていた

この光景を見ていたシン、アルトリア、ジャンヌの3人はこの状況をどうしたらいいのかわからず固まっていた

ちなみに、麗央は(自分がしたことだろうに・・・)と思いながら普通に朝食を食べていた

 

 

朝から一悶着あったが、あれ以降サーシャとミーシャは仲良く話をしながら朝食を食べていた

結局、全員が朝食を食べ終えたのは食べ始めてから30分ぐらい経ったあとだった

 

 

全員が食べ終わると、サーシャとミーシャ、麗央は部屋に戻り今日持っていく教科書の準備を、ジャンヌは洗濯物を、アルトリアは洗い物を、シンは音楽を聴きながら掃除機を、各々やることをしていた

準備が終わった3人は、家を出て現在登校中だった

 

 

数十分すると、3人は学校に着いた

そのまま昇降口で靴を履き替え、クラスに行くとなにやら騒がしかった

それも、麗央の席にだけやたらと人が集まった状態で・・・

 

 

その人込みを避け進んでいくと、そこに座っていたのはリアス・グレモリーだった

なるほど、この人だかりはリアスを一目見ようとして集まって来たというわけだな

はた迷惑な話だな・・・

 

 

「それで、俺になんの用だ?」

「今日の放課後、空いてるかしら?」

「空いてはいるが、それがどうした」

「なら、放課後デートしましょ」

 

 

リアスの突然の言葉を聞き周りの生徒はかなり驚いた様子だった

 

 

 

『きゃぁぁぁぁぁぁぁあーデートだって!もしかして、2人は付き合ってるのかな?』

 

『学園一のお姉さまと付き合ってるなんて!』

 

『お似合いです!お二人とも!』

 

 

 

周りの生徒は黄色い歓声を上げていたが、麗央やサーシャ、ミーシャはその言葉の意味をそのまま受け取らなかった

 

(この言葉の裏には、なにかある)そう感じていた

 

しかし、このままでは話が進まないため話を合わせることにした

 

 

「いいだろう、行きたい場所を選んでおけ」

「わかったわ。放課後までには上げておくわ」

 

 

そう言い残し、彼女は教室を出て行った

その光景を隣の建物の屋上から見ている人物がいた

 

 

放課後になり、麗央はリアスから届いたメールをみるとオカルト研究室に呼び出しを喰らっていた

 

そして、扉の前に着くと中からリアスたちとは別の誰かの気配を感じた

 

 

麗央は、そこにいる人物を良く知っていた・・・

なぜなら、転生する前にクロノスからもらった資料で見たから・・・

彼の名は、ライザー・フェニックス。麗央が最も嫌いなタイプのクズだ。

どうせ、流れ的にレーティング・ゲームをするんだからその時滅ぼすことを秘かに決めたのは、もう少し後の話

 




アーシア・アルジェント・・・以前、教会前にいた傷ついた人物を治したら、その治した人物が悪魔でありその行為を教会側に知られ追放されたシスター。追放後も各地の教会を転々とし神父と一緒に駒王町にやってきた。共にやってきた神父はフリード・アルゼンによって殺害され、強制的に仲間にされ手を貸していた人物。

フリード・アルゼン・・・元神父。実力も実績もかなり高かったが、その性格上天界から追放されはぐれになった。それ以降、堕天使側に着き悪魔狩りをしている。悪魔や悪魔に魅入られた人たちを殺すことで快感を得ている戦闘狂。

ジャンヌ・ダルク・・・百年戦争中に兵士たちを束ねた元聖女。しかし、魔女だと噂され火炙りの刑に処され殺害された。その魂が英霊となり、マスターと共に聖杯を取り戻す活動をしている。今のマスターは、アノス。

アルトリア・ペンドラゴン・・・わかりやすく言うとアーサー王。聖剣エクスカリバーを愛用していた人物。彼女も英霊として聖杯を取り戻す活動をジャンヌと共にしている。アルトリアの現在のマスターもアノス。

創造建築(アイリス)・・・主に建物を作ったり、武器を作ったりする魔法。魔力量が高ければ高い程、頑丈なものができる。上級者になると、自分と瓜二つなドッペルゲンガーを作成することも可能。しかし、根源には本物とは若干の違いが生じる。

軍勢魔法 魔王軍(ガイズ)・・・アノスが転生する何年も前に開発した魔法。これを使うことで仲間内または眷属内で魔力の譲渡や補充ができる。しかし、発動者を王(キング)とするため王の魔力が底を尽きれば自然と消滅する。

起源魔法 獄炎殲滅砲(ジオ・グレイズ)・・・起源魔法は、対象を過去の人物にすることで発動する。過去の人物を具体的にすることで威力が爆発的に増大する。獄炎殲滅砲(ジオ・グレイズ)は、赤黒い魔力弾に自分の魔力を圧縮させ凝縮することで威力を強めたり弱めたりできる。その威力は、1つで街が簡単に一個は跡形もなく消えるレベル。魔力調整を誤れば、自分も飲み込まれて消える可能性有り。

一意剣シグシェスタ・・・思いにより自由自在に切れ味が変わる剣。一つのことに集中しないと切れ味は弱く、紙すら切れない。しかし、1つのことに集中し念じると、紙だろうが道路だろうが、またまた炎や雲までも切れる剣。今のところ、この剣を扱えるのはシン=レグリアのみ。
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