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本日のお品書きは「とりあえず、継子が強い」です。
こんな感じでおかしな形で家族になった宇髄天元と名無しの娘改め、ぬいは半年経った現在、天才と言われるほどまでに成長していた。天才と言われる所以はその頭脳に限らず、身体能力にもある。ぬいは身のこなしが軽やかで、動きの緩急にメリハリがある。力の掛け具合も抜群で、その細腕からこれほどまでに強い力が出るとは思えないほど。
ここまで言えばわかるだろうか。
そんな彼女は音柱という鬼殺隊最高戦力の一角の地位にいる天元の継子となり修行して、ようやく鬼殺隊の最終選別から無傷で帰ってきて天元の嫁の一人の須磨にわんわんと泣きつかれているところだったのだ。わずか半年で人喰い鬼だらけの山で七日間過ごす最終選別を無傷で生き残ってきたのは奇跡のようなものだ。史上二人目の偉業である。ただ、一人目である少年は運悪く亡くなってしまったようだが。
彼女はその天才である亡くなった少年を殺した鬼にこそ出会わなかったが、山のほとんどの鬼を狩りつくした。それも無傷で。過去には継子が無傷で帰還することはなくはなかったが、鬼をほとんど狩りつくして無傷の人間はいなかったのだ。
そして、半年で彼女は鬼を狩る力だけではなくある術も身に付けた。それは読唇術。相手の言葉を読み取ることができる優れものだ。忍一家である宇髄家で徹底的に仕込まれたため、ほとんど間違えることがない。ほとんど間違えない理由はほかにもあるのだが、今言うことではないだろう。
「……お帰り、ぬい」
「(ただいま戻りました、兄上)」
さらに言うと、ぬいは天元の妻になる話だったが、色々ぬいが拒絶して非公式の義兄弟となることになった。そのためかいつの間にかぬいは天元のことを兄上と呼び、慕うようになったのだ。
ともかく彼女はこれにて鬼殺隊の一員となった。
「ぬい。今からでもやめることはできるぞ。本当に鬼殺をしていくのか?」
「(鬼という生き物がどういうものなのか、鬼殺隊が政府非公式の鬼を狩る組織であることも私は身に刻んでおります。この身はいつか助けてもらった方に捧げると決めていましたから、それを今更変えるなど私は決していたしません。……この宇髄ぬいの名に懸けて)」
ちなみにぬいは読唇術に加えて言葉ごとの口の動きも学び、読唇術を使える同士であれば紙を使わずに意思の疎通ができるようになっている。いわゆる”口パク”というやつだ。
「それはわかったからよ。とりあえず、敬語をやめてくんね? 一応俺たち兄弟だよな?」
「(命の恩人ですから)」
「というか、こういう会話じゃなくて普通最終選別後ってもっと派手に感動的な再会になるはずだろ? なんで俺はこんなに地味でいれてるんだ」
「(あの雑魚鬼よりも兄上の方が格段に強いですから。十本に一本兄上に木刀を当てられるようになった私は異形にすらなっていない鬼には負けません)」
「まあまあ、いいってことよ。とりあえず地味に慢心だけはすんなよ。井の中の蛙大海を知らずってやつだ」
「(はい)」
天元の家に住むようになってからは不安と安心からかすぐに泣いていたが、いつの間にか何にも動揺しない冷徹な女性になっていたぬいは須磨を優しく自分から剥がし、屋敷の中へと入っていく。
彼女は現在十八歳。もうそろそろ十九歳になる頃だ。天元の家族になってから骨と見間違う程に痩せていた体は適度にふっくらとなり、ぼさぼさだった髪も美しく長い黒髪へとなっている。もちろん出るとこは出て、引き締まっているところはきゅっとなっているとても美しい女性となっていたのだ。
なぜそんな彼女が鬼殺隊という組織の一員になったかというと、それは本人もよくわかっていない。彼女が見ていたのは長期間、家を空ける天元と彼を見送る三人の嫁たち。そしてたまに家にいるときに修行している天元だ。ぬいは気付いたら木刀を自分で持ち、素振りをしたくなっていて、そこから才能を見出され、忍の修行とともに剣術もそして呼吸法というものも学んだ。
「(刀では……私は無理かもしれない)」
ぬいはそんな類まれな才能を持っているにも関わらず、どこか足りない表情をして自室に荷物を置き、木刀を手に取って庭にいた。最終選別用に天元がぬいに渡した日輪刀は天元が通常の刀を使わないため、この屋敷の唯一の刀である。ぬいは刀を扱うことができたものの、どこか”何か違う”感を感じていたのだ。
ぬいは間合いが刀だと合わないのでは、と考え庭に落ちていたそこそこ長い木の枝を縄で固く木刀の先に結びつける。そして訓練用の案山子型の的にその即席の木刀棒を切りつけた。
ぬいは刀の時より力がいれやすいように感じた。
「おうおう、休んでるかと思えば早速修行か? ……ん? なんだそれ」
そんなところに天元が着流しを着て現れた。もうそろそろ彼は任務の時間である。着流しで大丈夫なのだろうか。
ぬいは完全に視界の外から現れたどうしてか天元に気付き、そして口をパクパクさせてもう一度言ってくれと催促する。全く同じ台詞を口にした天元は追加でこんなことも口にした。
「派手にすげぇよな、それ。耳以外の五感が優れてるってやつ。俺の声の振動を感じたんだろ?」
「(……私にはこうするしかなかったものですから)」
そう。彼女は耳以外の五感が常人の域を超えている。鼻で感情を読み取ることができるし、声も言語の判別はできないが、振動で感じることができるし、人が移動した空気の流れすら感じることができる。視力もかなりいい。いくらでもまっすぐ飛ぶ南蛮銃を彼女に持たせたら二つの山の間の最も長い距離の所にいる人の頭を射抜くことができるだろう。それくらい優れているのだ。
「まあ、とりあえずそれは置いとくこととして、さっきの質問の答えを言ってくれ」
「(刀では私は強い鬼に敵わないな、と思ったので刀を作ってもらう前にどうするべきかを考えていたのです。そしたらこの長さがちょうどいいように感じて)」
「……ふうん。確か、まきを がそれくらいのものを持っていたような……。……あれだな。まきを! 薙刀を持ってきてくれ! 真剣じゃないやつ!」
「(……どういうことでしょう?)」
静かな足音でぱたぱたと長い棒―――薙刀を持って現れたのは天元の嫁の一人、まきを。なぜ持ってこさせられたのだろうと思っていたようだったが、ぬいの姿を見て、理解したようだった。
「ぬい! 帰ってきてたんだね! 挨拶くらいしてくれればよかったのに! 雛鶴さん! ぬいが帰ってきてるよ!」
「(あ、……薙刀、ですか)」
「おう。その長さとだいたい一緒だが……、刃の長さが短いからな。誰も使ってるとこは見たことねぇ」
「ほんとね! ありがとう、まきを。ぬい! おかえりなさい!」
それぞれがぬいに話しているために会話の内容がごちゃごちゃであるが、ぬいはそれをしっかり拾い、ただいま、と雛鶴と まきを に返事をする。そして まきを から受け取った薙刀を広い庭で適当に振ってみた。
「(確かに薙刀となると必然的に刃の部分は短くなりますが、こちらの方が私には力がかけやすいですね。これを片端だけでなく、両端に刃をつければ少しは良くなると思いませんか)」
数度薙刀を振ってみて天元の方に向き直ったぬいは提案をした。それを見た天元は少し考えると、ぬいに向かって歩き出す。
そして薙刀をぬいから何も言わずに受け取って自分も振ってみた。
「これでも音の呼吸はできなくないな。他の呼吸も問題ねぇ。基本の五呼吸と音の呼吸を身につけてるお前にもちょうどいいかもな。複数の呼吸の習得者はぬいしかいない。そんなお前が新たに道を切り開くんだ。日輪刀は薙刀で頼んでみよう。ただ、刀も予備で作っておくぞ」
「(ありがとうございます、兄上)」
「んじゃ、俺は準備をしてくるわ。すぐに終わらせて帰ってくるからぬいは鍛錬終わらせて休んでろ」
「(もう少しします)」
「帰ってきたばかりだから休め」
「(もう少しします)」
「……雛鶴ぅ! 湯は沸けてるか⁉」
「はい!」
「派手に連行するぞ!」
「休みは大切ですもんね!」
後ろを振り返ってぬいに顔が見られないようにそう言うと天元はぬいから薙刀を取り上げ、そのままぽかんとしているぬいを小脇に抱え家の中に上がる。放せ!と言わんばかりに暴れるぬいをそれ以上の力で押さえつけてるその様は本当に兄妹のようだった。
「……ゴオオオオオオ」
「おい! 呼吸は反則だろ!」
「(……兄上が勝手に連れてくからです)」
小脇に抱えてると片腕の負担がやばくなったからか、それとも顔を見えるようにするためか、所謂お姫様抱っこに変えた天元は炎の呼吸特有の呼吸音が聞こえたため、ぬいの口と鼻を塞ぐ。そして呼吸をしなくなったと判断してすぐにその手を離した。
「休んだら任務をすぐに終わらせた俺と まきを が相手して薙刀で型を合わせるからよ。地味に勝手にやられて変な癖がついたら困るんだわ」
その言葉を見たぬいはなるほど、と納得しておとなしく天元に連れていかれることにしたようだ。
そして物事はとんとん拍子で進んでいき、気づいたらぬいは夕餉を食べていた。何もせずにゴロゴロしていたから凄く不機嫌そうに見える。天元はすでに任務に出ていて、まきを は先にご飯を食べて別のことをしているようで、この場にはいなかった。
「(……ごちそうさまでした)」
「あら。早いわね。そのままでいいから好きなことをしていなさい?」
食器を下げようとしたぬいを雛鶴は止めて、そのまま自由にしてて、といった。これはおそらくぬいが不機嫌な理由を察して鍛錬をしていいよ、と言葉外に伝えたのだろう。
それに気づいたぬいは嬉しそうに笑みを浮かべて足早に居間から去っていく。
庭に出たぬいはふと嫌な予感を察知した。まきを が血だらけでぬいの視界外の何かをじっと見ているのだ。構えているのは真剣ではない薙刀。それも先端が少し折れているものだった。
それを見たぬいは急いで最終戦別の時に使っていた刀を取り出し、まきを
の前に立つ。
やはり、占められていた障子で見えなかったところに手負いの鬼が二匹いた。ただ、その顔は余裕に満ち溢れている。それは女を二人、目の前に見つけたからだろう。
「柱と出会うなんて運が悪いと思ってたが……女が二人もいる屋敷に転がり込めて運がよかったなぁ!」
「ワタクシたちは
ただ、この鬼は馬鹿だった。もう一人登場したぬいの方もどうせ同じ実力だろうと色変わりのしていない刀を見て思ったのがすでに馬鹿である。ただの刀を持っているからここは武家の屋敷なのだろうと考えている時点で馬鹿だ。
すでにこの時代は廃刀令が出されているのだから、刀を持っているのはよほどの事情を持つものだけである。すでに廃刀令が出ているこの時代に武家であろうとなかろうと女が刀を持っていることに少し疑問を持った方が正解だった。最近は事情も血の多くが武家の飾り刀の所持ではなく、鬼殺の刀の所持の方が多くなってきているのだから。
そんなとき、ぬいは まきを に逃げてもらうとしたが、顔を まきを の方に向けてしまえばそれは大きな隙となってしまう。逃げてもらいたくても逃げることができないのだ。
「さあて! まずはワタクシの血鬼術で心地よくなってもらいましょうかねぇ? そしてそのままこちらにおいで! 優しく食べてあげるわぁ!」
女の方の下弦の陸の鬼が男の下弦の弐の鬼の前に立ち、どや顔を決めると、突然そのまま歌いだした。
―――血鬼術【美魅惑歌】
「(……隙だらけだけど)」
ぬいは何か罠があるかもしれないと隙だらけである鬼に攻撃を加えず、そのまま刀を構えていると後ろにいた まきを がとことこと鬼に向かって歩き出したのだ。
それに加えて下弦の陸が音を発していることは感覚でぬいはわかったので、ぬいはこの鬼の血鬼術が音を介して人の精神に作用するものだと判断した。そのため、まきを が持っていた木製の薙刀で軽く まきを 叩き強制的に気絶させ、屋敷の中に寝かせる。それを雷の呼吸を使い、鬼に察知されることなく行ったものだから、鬼は突然一人いなくなったことにとても驚いていた。
「何なのよ! この女! 私の血鬼術が聞いてないじゃない!」
「どういうことだ! 感覚に作用してるんだぞ! 効いてないわけがない! さっきの柱には効いてたんだ! おかげでここまで逃げてこれたっていうのによ!」
下弦の陸と下弦の弐は想定外の出来事に大慌てし、二人合わせてぬいを襲ってきた。どうせ、鬼殺隊員ではないのだから雑魚であろうと判断して。やはりこの鬼たちは馬鹿であった。
「ふんっ! 私たち夫婦の奥義よ! せいぜい亡くなる前に楽しみなさい!」
―――血鬼術【土壁隆起】【土流星群】
―――血鬼術【美惑眠歌】
自分たちで奥義とかいうあたり、相手に最大限の警戒をしなさい、と言っているようなものである。もちろん、その言葉をしっかり見て居たぬいは警戒を強め、来る攻撃に刀を収めて何に対しても対処できるようにした。
刀を収めるのは、刃を出していれば多くの呼吸を身に着けるぬいには最善の手を考える思考時間を作ってしまうという負の側面が生じてしまう。その思考の時間すらなく、最速で最善に対処するためには雷の呼吸の壱の型である最速の抜刀術であれば第一撃は防げるうえ、第二撃への最善を思考するための時間を抜刀術中に得ることができる。まさに刀を収めることはぬいにとって最大限の警戒態勢なのである。ただ、誰にでもできることではなく、おそらくぬい限定の行動であろうが。
そんな世間一般から見ると隙だらけの姿勢であるぬいは血鬼術によって土壁に囲まれていた。はるか高くにある唯一の出口である吹き抜けの天井から壁の淵に立つ下弦の陸が自慢の歌声を響かせる。空を飛んでいた夜行性の鳥がぬいのもとへと落下してきたことから睡眠系の血鬼術であることが想像できる。
そんな歌声と一緒に土の塊が上から降り始めてきたのだ。それを見たぬいは下弦の弐が土を操る系の鬼であると想像し、血鬼術を抜刀術ではじきながら最善手を選び取った。
―――それを選ぶのが確実であると誰かから言われたかのように行動に移し始めていた。
―――水の呼吸 玖ノ型 水流飛沫・乱
ぬいは水の呼吸の素早い移動に優れた型を使い、壁を蹴り、土弾を華麗によけながら下弦の陸へと迫っていく。歌に集中している鬼はそれに気づいていなかった。
―――水の呼吸 壱の型 水面斬り
静かに放ったそれは玖の型のスピードが加わり、鍛錬の時よりはるかに早く下弦の陸の頸へと到達した。
あ、と小さな声で言った時には下弦の陸の頸は落とされていた。それにより、あたりを満たしていた歌声の血鬼術は消え、壁の上に立つぬいに向かって落ちてくる土弾の音が夜の屋敷に広がる。ぬいは血鬼術を発動し続ける鬼を冷ややかに見降ろしつつ、土弾を森の方へ跳ね返していた。頸を切るその時を見定めていたのだ。
「いいぞ! ぬい! あとは派手に任せろ!」
どんっと勢いのいい踏切音が遠くからあたりに鳴り響くと次の瞬間、土の壁は一気に崩れ落ち、その場には何もなかったかのようにただの庭が広がっていた。
土壁が崩壊した影響でぬいも真っ逆さまに落ちたわけだが、これはどこからか現れた天元が見事抱え込むことに成功し、間に合ったぁ、と焦るわけでもなく呟いた。
「(……うーん)」
特にそのことに疑問を持ったわけでもないぬいは天元の腕の中で思案していた。それは下弦の鬼の弱さについて。確かにぬいは超短時間で下弦の鬼を討伐することに成功している。下弦の鬼は鬼の中でも上から数えて十二番目には入るとても強い鬼なのだからこうもあっさり倒してしまえば疑問を持つことも当然であろう。
「いやあ、さっきの鬼は地味に面倒だったなぁ。さすが下弦の鬼といったところか」
「(そうは思いませんでしたけど)」
「いや? 考えてみろよ。あの鬼たちは無惨が群れないようにしていた鬼の則を無惨同意で破って夫婦で戦ってるんだ。つまり二人でいて初めて力を発揮する」
天元は縁側までたどり着くとそこにぬいを腰掛けさせ、自分もその横に座ってあの下弦の鬼が弱くはない訳を説明する。普通はこんなことは説明しないが、ぬいの将来の鬼殺のために天元は説明したのだ。
「ちなみに俺は下弦の陸に殺られかけたんだ。理由は俺は派手に音が聞こえるからだ」
「(つまり、私は音が聞こえなかったからあの鬼を倒せたと)」
「そういうこった。考えてみろ? あの土壁の中で眠らされてちゃあ、すぐに食われるだろ? 眠るまでの時差は下弦の弐に稼がれるんだ。抗いようがない。俺は派手に爆発させて土壁を壊したから怯えた鬼らが逃げ出しただけなんだけどな。でもまあ、俺の屋敷に逃げるとは派手に思わなかったわ。俺は歌は聞けねぇから近寄れないから焦ったが、地味に面倒な奴はぬいが倒してくれたからな。ありがとよ」
「(……当たり前のことをしたまでです)」
ぬいは恥ずかしそうにしながら、無事でよかったといわんばかりに天元に抱き着いた。抱き着かれた天元は驚きつつも微笑みながら抱き返し、ぬいの頭を撫でる。
こうして、ぬいは最終戦別突破直後に下弦の鬼の頸を切るという前代未聞の大偉業を成し遂げた新人として鬼殺隊の中で超有名人となるのだった。
いやあ、元々この下弦の鬼'sは超淡白に済ますつもりだったので、淡白な印象で物足りないのはOKなんですけど、どうにも戦闘描写が難産ですね。難しいです。
これからどんどん戦闘描写がうまくなっていくといいのですが(-_-;)
~大正コソコソ話1~
今回登場した下弦の夫婦鬼は人間の時から鬼だったみたいだよ。
二人とも路上で活躍する系の歌手だったみたいだけど、夫さんが妻さんを不良に取られかけたのに抵抗したことで逆にボコボコにされて声が出せなくなったうえ、妻さんは目の前で犯されたものだから、二人とも人間に対する憎悪がやばいことになってどうやって不良たちを殺そうか考えていたところに無惨が現れて、その憎悪を見込まれて鬼にされたようだよ。
ちなみにその不良たちは夫婦が鬼になった直後に食い殺されているよ。
~大正コソコソ話2~
ぬいはこの後に天元のつけている額あてとそっくりな額あてを天元からもらったよ。
雛鶴からは化粧道具、まきを からは真っ白で太ももぐらいまであるタンクトップタイプの羽織、須磨からは髪を束ねる用の真っ白な髪留めともらったよ。
泣いて大喜びだったみたい。
カナエ
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五体満足で生きててくれ
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戦えない体で生存ルートだよなあ
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原作通りに