その提案は、自分のスランプを改善してくれるというトレーナーの紹介だった。
人里離れた山奥に住んでいると言われ、その場所に辿り着いたメジロマックイーンは、そこで目を疑う光景を目の当たりにする。
そこにいたのは――見惚れるほど綺麗なフォームで、ウマ娘と“同等の速さ”で走っている“人間の男”だった。
その男の出会いをキッカケに、メジロマックイーンの人生は大きく変わっていく――
これはウマ娘の遺伝子を持った“諦めた”トレーナーと、最強のウマ娘なることを“諦めない”ウマ娘の物語である。
プロローグ | |
1.足が軽くなった気がした | |
2.不思議と、似ている気がした | |
episode.1 | |
1.鍛えてください! | |
2.絶対に逃がさない | |
3.嫌な予感がする | |
4.最高の成績を残せ | |
5.心がざわついた | |
episode.2 | |
1.走ってこい | |
2.簡単な話だろ? | |
3.本当に楽しみだ | |
4.見てるだけなんだよ | |
5.ひとつしかない | |
6.全てを出し切った | |
7.なれただろうか? | |
episode.3 | |
1.仲良くなりたい | |
2.渾身の傑作 | |
3.見せてみろ | |
4.聞かせてもらいたい | |
5.楽しくありませんか? | |
episode.4 | |
1.絶対に許しませんわ | |
2.切ってみろ | |
3.美味しいじゃねぇよ! | |
4.諦めない! | |
5.提案してやる | |
6.育てるつもりはない | |
7.賭けるしかない | |
8.たまらなく好きですわっ! | |
9.必ず追いつきますわっ! | |
10.負けるもんかッ! | |
11. 貴顕の使命を果たすべく | |
12. 課題は残った | |
13.ボクだけの実力で | |
episode.5 | |
1.引き継いだ名前 | |
2.増えたんですね? | |
3.本当の使い方 | |
4.導く道の先には | |
5.歩幅を半分に、足の回転を早く | |
6.予想とかけ離れた光景 | |
7.初めて勝ち取った結果 | |
8.希望に満ちたレース | |
episode.6 | |
1.二人と走りたいウマ娘 | |
2.反省会を始めましょう | |
3.あなたを追い越したい | |
4.理想の走り方 |