曲がらぬ夢と曲がれぬカーブ   作:月兎耳のべる

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遅くなってすみませんでした。
別の小説に浮気していました…ッ


第10レース  中山公園陸上競技場 合成ゴム400m(短距離) 左・外・晴れ

「ふっ、ふっ、ふっ、ふっ――――!」

 

 日照り厳しい真夏日。

 

 太陽の熱を吸ったトラック上に、ある人物がいた。

 長身。痩躯。日焼け肌。

 そして特徴的過ぎる謎の被り物。

 その人物は他に誰も居ないのを良いことに、コースを我が物顔で走り回っていた。

 

「初めて人間用の競技場に来ましたわ」

「右に同じく」

「ボクは昔来た事あるよー、小学校の頃の体育祭で使ったっけ。昔は大きく見えたけど、今見返してみると……うん。なんだか、可愛いく見えるね」

「あっためてけよオーエンーっ! 全力はまだだぞっ、キープキープぅっ!」

 

 そんな不審人物の様子を見守るのは4人のウマ娘。

 トウカイテイオー、メジロマックイーン、ゴールドシップにアグネスタキオンである。

 

 今日は皆の週末日曜日。折角の休日に集まった彼女らは目下育成中であるウマ娘見習い、ジェシー・オーエンの練習を見守りに来ていた。

 以前話し合った通り学園トラックを借りる事は出来ないため、ジェシーが自費を出して貸切った人間用の競技場での練習となっている。

 

 その全周は競バ場のトラックと比べて1/5程度。

 足元もダートでも芝でもない合成ゴム製。

 条件が全く違うが、ないものねだりも出来やしない現状。

 ジェシーはそれでも一瞬たりとも時間を無駄にせぬよう皆の指示通りに、ひたすらウォーミングアップをしていた。

 

「よーし! 準備はいいかオーエン! そろそろやろうぜ! やっちまおうぜっ!」

 

 待ちきれなくなったのか私服にサングラスのゴールドシップが、メガホンを何度も手に叩きつける。

 するとジェシーは返事こそしなかったが、静かにスタートラインまで戻り始めた。

 

 今日の目的は、試走。

 練習会と言うよりかはお披露目会に近い。

 

 ここ一か月の間、一流ウマ娘達から献身的なアドバイスを受け、実践してきたジェシー。

 人間には過酷すぎるメニューを一日たりとも休まず、続けてきたのだ。

 今後の方向性を確認するためにも、今日という日は重要であった。

 

「相変わらず被り物は取らないんですわね……」

「ったりめーだろ? あれを取ったらオーエンじゃねーっての」

「そう言う話かなぁ……そもそもあれってなんの生物の被り物だっけ」

未確認神秘動物(UMA)だと言ってるじゃないか」

「……あの間抜け面に神秘性があるとでも?」

「私に言わないでおくれよ、ジェシーが言い出したんだ」

「ともかく。みんなは何であの被り物してるのか知ってるの? ボクとしてはさっさと脱がせたいんだけども」

 

 テイオーの真っすぐな太刀筋に、全員が(うな)った。

 

「……知りませんし、正直な話私も脱いでもいいのではと思います」

「アイツのレゾンデートル*1を否定するつもりかよテイオー、マックイーン!?」

「レゾンテートルってなにさ……いやいやでもさゴールドシップ。当初は顔を隠したいからって理由だったでしょ? でももうボクらに顔バレしてるじゃん。なら視界の妨げにもなるあれは外したっていいよね? あとちょっと気色悪いし」

「私は可愛いと思うけどねぇ」

「え? 恰好良くないか?」

「そう言う感想を聞いてるんじゃないってば!」

 

 ウマ娘達がくっちゃべってる間も、ジェシーは入念なストレッチを行っている。

 頭上で揺れる謎の被り物は、数えきれない補修を超えて尚、憎めない表情を見せつけている。

 

「あの人は頭の回る方だと思います。そんなリスク十分承知のハズ……それでも(かたく)なに着けて来る理由は、本当に謎ですわよね」

「そう! いやいつ突っ込もうかなって思ったけど、何だかあそこまで堂々とされると逆に突っ込めなくて……」

「せめてものUMA(ウマ)らしく、だろ? アタシ達ウマ娘みたいに」

「だとしたら随分歪んだウマ像ですわ……タキオンさん?」

「……ん? 何だい?」

「何かご存じではなくて? あの方が被り物をする理由」

「ふむ……それよりも良いのかい? そろそろ走り出すようだけど」 

 

 タキオンが指した先には、スタートラインの上で長身を傾けたジェシー。

 全員の視線が一気に注がると、注目を浴びたそのUMAはコクリと頷き、

 

 ――そして、架空のゲートから飛び出した。

 

「……スタンディングスタート?」

「えぇ。私が指示しましたの。本番ではゲートの中から始まるんですもの。動き辛いクラウチングより断然良いですわ」

「なるほど。本番を想定した練習という事かい」

「実践に近づければ嫌でも意識は変わるもの……ですが。何だか」

 

 立ち上がり。長い足を使って速度を溜めていくジェシー。

 重力に従い、前のめりに倒れ込む動きを加速に転化。

 ぐんぐんとスピードが上がっていく。

 速度の伸びも良く、フォームに乱れも見られない。

 一目で成長したと分かる、見事な動きだった。

 しかしマックイーンには、どうにも違和感があるように思えてならなかった。

 

「……第一カーブだ! おっしゃー気張れよオーエン!」

「これだけ短いとあっという間だね。どうかな?」

 

 テイオーとゴールドシップが固唾を飲む。

 ジェシーが一番苦戦していたカーブは、特に今回の肝ともなる部分。

 このカーブの出来が今後の練習を左右するとも言っても良いが……。

 

 ウマのコースよりも更に角度の強いカーブ。

 そこに時速50km程で突っ込んだジェシーは、最初の一歩目で力強く地を踏みしめて――、

 

 

 ――次の瞬間、見事に転倒した!

 

 

 4人のウマ娘らも、ほぼ同時に頭を抱えた。

 

 

「ダメだったかぁ……」

「いや、薄々分かってはいましたわ……」

「練習でも散々だったもんね……」

「コーナーがウマ娘のそれよりはかなり急なんだ、当然の結果だとは思うがね」

 

 ウマ娘用のコースが全周2000mに対して、人間用は全周400m。

 加速出来る距離も短ければ、カーブもまた急になる。

 曲がりきるための脚力は曲率が高ければ高い程必要になる事から、人間用のコースは今の今までまともに曲がれた事がないジェシーにとって、更なる上級者コースに違いなかった。

 

「と言うかほぼブレーキなしで突っ込んでったよね。スピードを下げるっていう考えはないの?」

「多少は減速してもいいけどな。カーブで大きく減速しちまったら他の娘なんて、到底追い超せないぞ?」

「そうは言っても……」

 

 辺りに被り物の残骸を巻き散らした(くだん)の人物は、しばらく寝転がっていたが、すぐに起き上がって悔しそうにしていた。

 毎度毎度派手に転倒するジェシーだが、その実大きな怪我は一度もない。

 繰り返しの転倒で身についた受け身は、最早達人レベルと言っても差し支えないように思えた。

 

「ナイスファイト……! ナイステクニック……! ナイススピリッツ……!」

「何そのノリ……いやお疲れ様なのは違いないけどさ」

「課題は山積みと言った所ですわね」

「……あぁ」

「お疲れ様。休みがてら、少し問題を洗い出すとしようか」

 

 どこからともなくキャスター付きホワイトボートを引っ張ってきたタキオン。

 それと同時にウマ娘達の寸評が始まった。

 

「まずは走り出しですわね。実践を意識させるスタンディングで走って貰ったのですが……すみません、何かが違うように思えましたわ」

「それはアタシも思ったな。前の方がキレがあったぞ?」

「当然だろうね。低姿勢から蹴り出した時の反発力は、上体を起こした時よりも遥かに上なんだから」

 

 スタートのキレが以前よりも落ちていた。

 速度を乗せるタイミングがわずかに遅くなった結果、トップスピードに到達するまで時間がかかっている。

 それは他ウマ娘との競い合いの面では致命的だ。

 

「そしてカーブだよ。当面の課題は前も言ったけどやっぱり急制動かなって。キミの筋肉にはまだあの速度を維持したまま舵取りする力はないみたい」

「そのようだ。もっと筋肉をつけるべきだろうか……?」

「……難しいね。私の試薬があってもこれ以上の底上げが出来るかは……ここ最近のジェシー君の筋量は僅かな変化しか見られないしねぇ」

「……気になっては居たんですが、タキオン先輩の試薬っていわゆる危ない薬ではないのですの?」

「本当に失敬だな君は。健康を害する可能性はあるが、命に別状はない薬しか私は作らないよ」

「それ本当に大丈夫ですの? それ本当に大丈夫ですの?」

 

 そもそもの話、軽自動車並みの速度で走る人間が速度を落とさず曲がるには、支える筋肉は足りないし、支える体重は重過ぎる。

 急制動をしようとした瞬間片足に尋常ではない負荷がかかり、支えきれずに転倒するのもまた自明の理であった。

 

 転倒せずに曲がるには速度を落とさざるを得ない。

 他のウマ娘に勝つには速度を落とす事は出来ない。

 

 この一見矛盾するような問題を解決するには尋常ではない労力が必要で。

 その為にはどんな些細な点も解決しなければならないのは必須事項。

 そうなれば……ジェシーのある部分に触れねばならないのもまた必定。

 マックイーンは覚悟を決めて口を開いた。

 

「ジェシーさん。それで……非常に言い難いんですが」

「なんだ?」

「その被り物……外すことは出来ませんの?」

「……」

 

 崩壊した被り物をガムテープで補強していたジェシーが、動きを止めた。

 

「その被り物が貴方にとって思い入れがあるのは分かっているつもりです。けれど現状では、貴方のソレは(かせ)にしかなっていないのはお気付きでしょう?」

「……」

「ストレートも、カーブも。視界を(さえぎ)るそれが無ければ多少は変わる筈です。ですから」

「駄目だ」

 

 それが目の前の人物からの言葉だとは思えず、マックイーンは思わず二度見した。

 

「だ、駄目だって……貴方ねえ」

「走る時はこれを被ると決めている。例えそれが練習の時だとしても」

「理解に苦しみますわ、練習にすら(こだわ)る理由が見えません」

「だろうな。理解はして貰えないと理解している」

「本末転倒だと思いません事……? その変な被り物が練習の妨げになっていると言うのに」

「……すまん」

「っ、貴方は……!」

「まあまあまあまあ、落ち着けよおもちマックイーン」

 

 食って掛かるマックイーンを、ゴルシがそのほっぺをモチモチしてインターセプトし始める。

 モチモチマックイーンは即座に怒りのままゴルシを逆襲し始め、その後タキオンが手を叩いて注目を集めた。

 

「私としてもその被り物は無い方が嬉しいが、強要はしないさ。それよりも建設的な話題に戻ろう。現状ではジェシー君の体重は我々より遥かに重く、筋肉は我々より遥かに非力だ。それを考慮に入れてアドバイスをしようじゃないか」

「……絶望しかなくない?」

「その絶望に立ち向かうのが我々の仕事だよ。そうだね……ハードではなくソフトを攻めてみようか」

「ソフト?」

「つまりはテクニックだ。この場にいる我々は重賞*2経験者だろう? 何かしらアドバイスは出来るんじゃないか?」

「アドバイス……ねぇ」

 

 そんなテクニックがあるならとっくに教えている!

 そう言う気持ちを飲み込んで、皆が一つずつ案を上げていく。

 

「例えば重心を更に内に傾けて侵入するとか?」

「ダメだ。角度をつければつける程横転しやすくなる。ジェシー君には不適と言わざるを得ないね」

「体重をもっと減らす? 筋肉をつける?」

「それはハードの話じゃないか。ダメ」

「妙案があるぞ、そもそもカーブを走らない!」

「割と本質をついている回答だね。それでジェシー君?」

「カーブありで頼む」「ダメみたいだ」「ダメなの!? 韋駄天SとかアイビスSD*3とかあるじゃん!?」

 

 ……妙案なんてのは当然だがすぐには生まれない物。

 結局、その日の5人の結論は『まずは基礎体力をもっと付けないと』という無難な内容で終わったのだった。

 

 

 

 § § §

 

 

 

 場所は変わってとあるデパートのショッピングセンター。

 フードコートの一角に、麗しいウマ娘4人。……と、筋肉質な人間が一人。

 彼女らは1つのテーブルを囲んでアイスを黙々と食していた。

 

「そもそもの話だけどさ」

 

 まずトウカイテイオーが切り込んだ。

 食べているのはバニラ、レモン、チーズアイス3段大盛りに、相性の良い蜂蜜をたっぷりかけた『ハニハニデラックス』である。

 大の蜂蜜(はちみー)党の彼女にとって、アイスにさえ蜂蜜はなくてはならない物であった。

 

「ジェシーさんの目標ってウマ娘よりも早く走れる事だよね」

「そうだ」

「その目標ってどこで走ったら達成な訳? レース?」

「勿論レースだ」

「じゃあそのレースってどこでやるのさ。学園模擬レース? それともOPレース*4? 重賞?」

「それは……」

「……確かにその問題があったね」

 

 次に口を開いたのはアグネスタキオンである。

 彼女が食べているのはココアベースのアイスにローストナッツをたっぷり入れた、食感の強い一品。『ナッツパラダイス』。

 口元についたアイスの欠片を指先ですくい取った彼女が、滔々(とうとう)と語る。

 

「OPレース、重賞、当然だが出れる可能性は非常に低い」

「低いっていうか無理じゃない?」

「上との繋がり次第でどうにかなるかもしれないよ、まあ私にそんなコネなんてないがね。……ともかくとして狙うなら学園模擬レースかな。ただそれも許されるかと言えば……」

「それなら私に良い案がありますわ」

 

 と、口を出したのはメジロマックイーンである。

 彼女が食べているのイチゴチップが入り込んだチョコとバニラ、ラムレーズンの3段を2倍積んだアイスクリーム。『シックストロベリーチョコ』。

 コーンではなく、カップに入れたそれをスプーンで(すく)って優雅に食べている彼女。しかして既にカップの中は空になりかけ、おかわり目前だ。

 

「学園祭。これしかありません!」

「学園祭? よりによって何でそこなのさ?」

「一般人の出入りが多く、(もよお)しとしてのレースならばきっとお目(こぼ)しも頂けるからですわ」

「なるほど。さながら『種族対抗戦! ウマ娘VS人間、レース対決』みたいな感じか。毎年子供向けレースもやっていた気がするねぇ」

「その子供向けに一人だけ混ざる大人のジェシーさん……」

「もう尊厳とかはこの際捨てて貰います」

「やっぱりそうなんだ!?」

「――いや! アタシは反対だぞ!」

 

 納得の雰囲気を断ち切ったのはゴールドシップである。

 彼女が食べているのは味噌煮込みうどんである。名古屋が誇る八丁味噌をふんだんに使った甘辛仕立てのつゆに、歯応えばっちりのうどんをよく絡ませ、豪快に(すす)っている。

 夏場に食べるうどんはゴルシに大量の汗をかかせているが、彼女の奇行は慣れたものなので誰もツっこんではいない。

 

「何ですのゴールドシップ? まさかハンディキャップが付くとかそういう心配ですの?」

「それなら頼み込んで無しにしてもらって……」

「駄目だ駄目だ駄目だ! ハンデの有無は関係ねえ、『余興』の場で勝てても、その勝利すら『余興』扱いされるのが目に見えてるだろ!」

「う……」

「本気の場で勝たなければ、ジェシーの勝ちにはならない。そうだろう!?」

「……」

 

 沈黙こそあったが、最終的に頷いたのはジェシーである。

 ジェシーはバニラと抹茶味のミックスアイスクリームを、ちびちびとスプーンで食べている。

 食が細いのか、それとも甘いのは苦手なのか。その進みは彼女らと比べて少なかった。

 

「勝つならば、やはり誰もが認めて欲しいと思う」

「だろ!? そうだよな!?」

「ジェシーさん。ゴールドシップに無理に合わす必要はないんですのよ? この人はより楽しい方向に舵を取らせがちですから」

「……例えそうだとしても、言ってる内容は的を得ていた。少なくとも、この場の4人が手をかけてくれたこの試みを茶番だと断じられるのは、私も嫌だ」

「ジェシーさん……」

「本気でやっている。だからこそ皆の記憶に、私の走りを残したい」

 

 確かな熱を感じる言葉に、この場の全員が不思議な高揚を覚えた。

 マックイーンは思った。この方の魅力はやはり純な所。

 定めた目的に対して、どこまでもストイックにあり続け。

 努力を怠らず、言い訳をせず、決して諦めない。

 数百数千の凡夫の言葉では到底出せぬ説得力。

 

 ジェシーはまさしく、静かに灯る、力強い炎そのものだった。

 

「私も非力ながら考えるが……すまん。皆の知識も頼りにさせてくれ」

「あったぼーよ! 育てるつったのはアタシ達だしな!」

「そうですわ。とりあえずジェシーさんは頭を下げる前にまずは練習が優先。色々と私たちが考えてみますわ」

「ただ実際、OPや重賞が望めないなら模擬レースしかないとは思うけどね」

「でもその模擬レースだって……」

「案外あの学園長ならひょっとするかもだぜ? 何だったらアタシがギター片手に突撃してやってもいい!」

「学園長に何するつもりなのさ!?」

「まあそれでも駄目なら最悪は草レースですわね」

「対戦相手ならボク達もいるけど……でも手の内バレてるとダメか~」

「っつかそれよりもオーエン! お代わりいいか!?」

「……あぁ。好きなだけ食ってくれ、皆に唯一出来る恩返しがこれだからな」

 

 夕暮れ時のフードコートは盛り下がる事なく。

 その場違いな人物を中心に、どこまでも熱いトークが繰り広げられるのだった。

 

*1
「存在価値」「存在理由」を示す哲学用語。元はフランス語(raison d‘être )。

*2
レースの中で目玉となる大きな競走。グレード競走とも呼ばれ、レースにはGⅠ、GⅡ、GⅢに別れ、数字が低い程規模が大きくなる。出走条件が定められている事が多い。

*3
OPレース。それぞれ韋駄天ステークスと、アイビスサマーダッシュの事。新潟競馬場で開催される距離1000mのカーブのない特殊なレース。

*4
オープン特別レースのこと。重賞が規模が大きいレースに対し、規模が小さいレース。特に記載のない限り、すべての馬が出走できる。




「「「「ごちそうさまでした!」」」」
「ありがとうございました。お会計32,000円になります」
「……」
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