東方不動語 〜岸辺露伴の幻想入り〜   作:佐々木邦泰 

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エヴァにぺんぺんっていますよね。
私あれすごい好きなんですよね。
どうでもいいって?
はい投稿です。
めっちゃ仕事きつかった。
投稿頻度がしばらくしたら急激に落ちるけど、書いてるから!
本当だから! 
失踪しないから! 
TOEICの勉強だから!


味噌
幻想郷の奇妙な事件簿 第十二話


ある味噌にまつわる話をしよう。味噌ってあの味噌だ。わかってると思うが。数々の奇妙な話を聞いてきたが、本当に不気味なものってのはもしかすると人間かもしれないと思った事件だ。さあ始めようか。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その日、露伴は文と茶屋で打ち合わせをした帰り道だった。お前あの時どうしたんだ。なんで守ってくれなかったんだ。やばいヤツらに殺されかけたんだぞ。不定期発行の新聞なんて聞いてない。いい加減にしろ。と文句を言い、僕のマンガだけでもいいから毎週発行しろと要望したのだった。一週間もネタを溜めたら古くなっちまうのに。やっぱり烏は鳥だな。バカめ。

帰りの道中、日は傾き、帰りを急ぐ多くの人間とすれ違う。その中に紛れ、多くの人外と思われる者達を見るが人里の者達が気にする様子はない。やはりここは安全なのだ。ん? アイツは...この間の狐か。あれ...? なんで...油揚げ...爆買いしてるんだ...?????? 伝承って...本当(マジ)かよ...。

「さて...何が足りないんだっけ?」

降りかかる疑問を無理矢理払い、目的を思い出す。狐が油揚げが好きとは限らない。確か以前読んだ通りなら、アイツは紫の従者。きつねうどんかいなり寿司でも作るんだろう。そうだそうだ。きっとそうだ。

露伴は一人暮らしをしていたが、家事の類はあまり上手いとは言えない。今日は何食べようか。面倒だし外食でいいか。そんな事を考えている時、声をかけられる。

 

「味噌...いりません? うちの味噌評判いいんですよ?」

「...いや。いらない。やめとくよ。味噌まだあるしいらない。それに味噌汁ぐらいしか作れない」

徳田味噌(仮名。実在するかもしれないので)と言う中堅規模の店の店主のジジイが話しかけてくる。見た目だけで判断するのは本当によく無いが、このジジイは背が低く、右目が見えていないのか眼帯の代わりに包帯を巻いている。なんというかそのぉ〜...チビなフランケンシュタイン? みたいに見えるボロい服。はっきり言うと。

従業員を雇わずたった1人で経営しているらしい。業績はそこそこ。ここ最近、急激に味が良くなったと評判だ。ただ、正直言って味噌は足りてるし料理しないってば。

「残念だな。絶対後悔するのに」

いや本当にいらないって言ってるだろ。しつこいヤツだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

軽く人里を散策し、帰宅の道を急ぐ途中、慧音とクソッタレの巫女と魔女みたいなコスプレした女が井戸端で話をしていた。これが井戸端会議か。初めて見た。こんなの。うん。

「ん。ウワサをすれば露伴じゃないか。外に出て取材か?」

「まあそんなところだな。せっかく来たんだし、取材してマンガを描かなきゃもったいない」

「お前もしかして『ピンクダークの少年』の作者の岸辺露伴かよ! 聞いてた通り偏屈そうだな。んでもって早死にしそうな面だ! サインしてくれよ! ここでいいんだぜ」

と持っていた箒を差し出し、魔女(仮称)がサインをねだる。とりあえずムカついたのでじゃんけんで勝ったらサインしてやると言って煽り、じゃんけんグーだッッ!

 

グキッ!

 

全力で顔面を殴りつけてやった。鼻血を出してぶっ倒れる。大人を舐めるなよ。クソガキ。

「ちょっと落ち着きなさいよ! 10:0で魔理沙が悪いけどやりすぎよ! サインなんてそんなの話の後にしましょう。魔理沙、立てる?」

「...僕に話ってなんだよ。クソ巫女。なんかやらかしたか? 特に覚えはないんだが」

「うむ。君の口の悪さと霊夢への暴言と魔理沙への暴力はひとまず置いといてだ。実際魔理沙が10:0で悪い。擁護しようと思わん。いいお灸だ。ここで立ち話もなんだ。私の家でよければそこで話そう」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ー慧音の家ー

上白沢慧音の家はよく整理された家だ。露伴も作業場は整理しているが、生活スペースはさほど気にしていない。布団も上げずにすぐ作業に戻るくらいだからだ。何故か妹紅もいる。コイツも『お話』に参加するのか? めんどくさいことになりそうな予感がするぅ...。

「さて露伴。先日の鳥井さんの件だが...お前も能力を持っていたよな。何故伴実ちゃんに天国に行くなんて書き込んだんだ? 後は...あの...なんだったっけ...えと...そのぉ...」

「スタンドのことか? んまあ理由か...幽霊の知り合いに似てた。そいつがあんまりにもツイてないんで、無意識に...か?」

「理由はわかった。では本題だ。スタンドって言ったな。あれは一体なんなんだ? いやそれ以前にお前は幻想郷の敵か?」

一斉に露伴を睨む4人。1人は手ぬぐいで赤く腫れた鼻を抑えていたが。...見えてきたぞ。コイツらは僕が敵かどうかここで判断するつもりみたいだ。このガキ達が? 笑っちゃうね。

「あのなぁ。僕はあの胡散臭い八雲紫に連れてこられたんだ。それも結界だかの重要部の博麗神社に『いたずら』してな。管理人がわざわざ許可して連れてきたんだぜ。もし敵だったら結界内部に入れたりなんかふつーするか?」

僕ならしないね。と言うと巫女が口を開く。

「紫が胡散臭いのは同感ね。それにアンタが言うことも筋も通ってる。ただねぇ...アンタの能力が危険じゃないかと判断したのよ。鳥井さんの事件を聞いてね。聞けば事件の中心にいたらしいじゃない。生身の漫画家があの場にいて無傷なんて信じれないのよ。慧音は腰を抜かしてチビったって言うし」

「おい! チビってなんかないぞ! いい加減なこと言うな!」

慧音が顔を真っ赤にしながら巫女に詰め寄る。やっぱりこいつは根が真面目な分からかうと面白いんだろうな。

 

天国の扉(ヘブンズドアー)は依然発動中だ。ってことは事件の顛末を聞いて僕が何かしらの能力を持っていると判断した訳だな。素晴らしい発想力だ。称賛するね。

隠し通す意味はないのかもしれない。能力さえ明かさなきゃ。

「...スタンド。それは自分の意思で操る超常の力。スタンドと僕は常に繋がっている。どちらかが傷付けば、呼応して片側も損傷する。僕の能力の詳細は明かさないが、姿は見せてやるよ」

そう言って筆と広告の裏紙を借りて、『ピンクダークの少年』の主人公を描いていく。

「おい待てよ。これってマンガの主人公だろ! ふざけてんのか! うっ、いてて...」

魔女(仮称)がそう叫び痛がる。

「いいや。これが僕のスタンド像だ。スタンドは人にもよるが明確な像を持っている。僕のスタンドはこんな形だ」

「ふーん。じゃあアンタの能力は、スタンドを操る程度の能力ってところね」

クソ巫女が言い、妹紅が口を開く。

「コイツに安全ロックだかをかけられて大変だったんだよ。能力を話せば私も慧音も死んじまうからな。蓬莱の薬を超える力だ」

「やっと止まったぜ。しかしなぁ女の子に顔面グーパンなんて普通するかよ? 敵に回したくねぇヤツだぜ。なあ妹紅、蓬莱の薬の効果範囲はお前の死と怪我だろ? 露伴の能力による死亡は復活対象外にされたってことかよ?」

うわぁぁと一斉に少女達がドン引きする。今まで他人の能力に干渉する能力者はほぼいなかったし積極的に使用することもなかったから当然の反応だ。それに加えて月の頭脳と言われたあの八意永琳が作成して薬が容易く破られたとなれば話も変わってくる。

「もうこれでいいだろ? 特段危険性はないし。取材に行きたいんだ。胡散臭いアイツが吸血鬼がここにいるって言うし会ってみたいんだよ。んまあもう遅いし明日にするけど」

「...そうね。まあ問題を起こせばぶちのめせば良いだけだし」

「じゃあ店が閉まらないうちに味噌買って帰るとするんだぜ。露伴! この恨み忘れないからな!」

「私も行くわ。ちょうど切らしてたのよね」

ん?

「なぁ。その味噌ってよォ〜もしかして徳田味噌か? ジジイに味噌いらないかって聞かれて断ったんだけどよォ」

「えぇぇッ!? あそこの味噌ものすごく美味しいのよ!? なんで買わなかったのよ!」

「そんなに美味いのか? 大体僕は料理しないんだから味噌も足りてるし要らないって言ったんだよ」

「あそこの味噌は極上だぜ! おまえ人生の半分以上後悔するぞ!」

「君より伊達に長く生きてないよ。そんなことおまえに言われる筋合いはないね」

「冥界の...いや西行寺幽々子と言えばいいか。彼女もものすごく好きらしくて、妖夢に爆買いさせてたよな。毎食味噌汁にして飲みたい。食べたいって」

美食家として知られる西行寺幽々子がひどく好む程の味噌だと言う少女達。

 

そんなに美味い味噌があるっていうのか...?

どうしても『あれ』を思い出してしまう...

興味が湧いてきたぞ。

 

「買ってみるか。その味噌とやらを」




次回マジにいつになるかわかんねぇわ。

露伴先生の口調ってどんな感じだったっけ?
ジョジョ語は難しい。
動かないシリーズの底知れない不気味さが再現できましぇん...。

不安の種とか知ってる人いるかな。
あーゆーホラー系が書きたい。(無理だけど)
しばらく書くのに苦労するかも知れないわぁ。

アンケート結果は活動報告にするわ。

...仕事...行きたない...もうええやろ...?
課長...頼むぜ...もう嫌だ...。

Twitter始めました。マイページのとこにURL貼ってるからそっからお願いします。生存報告もそっちの方がいいかなとか思ってたりする。んまあ一日二、三回しか呟かないけど。

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