東方不動語 〜岸辺露伴の幻想入り〜   作:佐々木邦泰 

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次回から月二投稿出来る様ならしてみようかと。
え?お前にゃ無理だって?
仕事がひと段落したら、頑張る。ハズ


幻想郷の奇妙な事件簿 第十三話

「とにかく美味いんだぜ。ここの味噌」

「そうよ。食べないなんて損よ」

「それを決めるのは君達じゃあないね。この僕だ」

 

慧音と妹紅に是非行ってこいと強く言われ、さらに一緒に行ってやると巫女と魔女(仮称)がお節介を焼きやがった。1人で行けるってば。邪魔だよ。いや本当に。うざいってば。

承太郎さんの口癖を言わせてもらうよ。いいよな?

「...やれやれだ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ほら来た。知ってたよ」

このジジイ、なんかムカつくな。『知ってた』だって? バカにしてる。

「そのご自慢の味噌とやらを食わせてもらおうか。料金以下の不味い物に金は払わないけどな」

「それって食い逃げって言うんだぜ」

「あんたが言っても説得力ないわよ。死ぬまで借りてるんでしょ? パチュリーがすごい怒ってたわよ。『細菌と魔導』がないって」

...外野がうるさい。

「はい、これが味噌ね。おすすめは味噌汁だけど...肉味噌炒めにしてもいいし、鍋にしてもいいんじゃないかな。まあ好きに食ったら(喰ったら)いいと思うよ。お代は...満足したらでいいよ」

ってことで買わされた訳だ。まあ実際の所、興味があるんだ。味噌ってそんな美味いもんだったか?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

しかしここで問題が発生する。

「...実は料理得意じゃあないんだ。どうしよう?」

料理ができない露伴は普段は外食か出前で済ませていた。つまり味噌があっても凝ったものは作れないんだ。

「ひとつアテがあるぜ。白玉楼だ! 連れってってやるぜ。この霧雨魔理沙様がな! 妖夢も幽々子も『ピンクダークの少年』が好きだって言うし、連れってってもいいだろ。妖夢にその味噌渡して作ってもらうといいぜ」

「よーするにたかるってことか。それとちょおっと待てよ。そこって話に聞いた冥界ってとこか? ってことははよぉ〜ごくごく普通の人間である僕はそもそも辿り着けるのか? 一回死ななきゃいけないとかなら絶対行かない」

「あら、なら私が連れて行くわ」

ぬるりと現れた女。聞き覚えのある胡散臭い声。八雲紫だ。

「幽々子は私の親友だし...。私も一緒に行くならいいでしょう? それにその味噌一度食べてみたかったのよ」

ふふふと笑う胡散臭いヤツ。はっきり言わせてもらうとこいつのことは信用していない。勝手に可視と不可視の境目を弄くり回した前科があるし何か企んでると思う。

「お前さんのことは信用してないけど、冥界ってとこに連れってってくれるなら早くしろ。お前の話なんて興味ないんだ。もう読んじまったからな。すっかり日が落ちちまったじゃあないか。それにとっとと帰ってマンガを描かなきゃいけないんだ。用もなくおちょくりに来たなら帰れ」

「えーん。いきなり暴言吐かないでよ露伴。私だって好きでこんな雰囲気ばら撒いてないわよ! それに連れっていってあげるっていうのは本当よ」

柄にもない様な嘘泣き。はっきり言って気持ち悪い。お前そんなキャラじゃあないだろぉ?

「...嘘だね。君は嘘をついてる。天国の扉(ヘブンズドアー)。今心の扉は開かれる。...バカらしい。自分から胡散臭い雰囲気をばら撒くことを楽しんでるじゃあないか。おっ! 『博麗神社に行くときはパンティーを履かずに霊夢達に会うのがスリルがあって楽しい』...こんなヤツが賢者か。妖怪の賢者なんて肩書きを捨てて胡散臭いド変態性欲持て余しBBAに変えた方がよっぽどまともに見えるよ。お前マヌケ♡」

自身の秘密を暴かれた怒りと恥から顔を真っ赤にして露伴を睨む紫。しかし動くことはできない。天国の扉(ヘブンズドアー)で拘束されているからだ。

「紫。マジで軽蔑するぜ。変態。しかし...こいつが露伴の能力か! なんだ? すごいな!」

「...へぇ。激ヤバ性癖じゃない。しかし、紫の体が本の様に...すごい能力ね。これ露伴の能力、スタンド...」

「あっ君らも安全ロックな。どこから僕の情報が漏れるかわからない。自分を守る手段だ。許してくれよ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「幽々子さーん? ちょっとぉ〜4・2・0」

ズカズカと白玉楼へ入っていく露伴、紫、霊夢、魔理沙。

スキマで門前に出、幽々子の名を呼びつつ不法侵入する。一般的に家主の許可なく敷地へ入るのは犯罪である。...良い子はマネしちゃダメよ!

「はーい。どなたかしら。あらあら紫じゃない。霊夢に魔理沙も...そちらは?」

「彼は岸辺露伴。『ピンクダークの少年』の作者よ」

どもと軽くお辞儀をし、味噌を突き出す。

「この味噌を料理して欲しい。なにせ僕は料理が得意じゃあないんだ。ここの庭師にご飯も作らせてるんだろ? まだ晩御飯食べてないってならついでにやっとくれ」

「じゃあ今日は六人で食事かしら。宴会でもないのに...なんだか久しぶりな気がするわ」

妖夢、ちょっといいかしらと名を呼び、もう四人分追加でと指示する。

その間に食卓へ案内される。

「紫? なんだか落ち着かないわね? どうかしたの?」

「あーこのド変態性y「なんでもないわよー。

会話は紫の威圧で遮られてしまった。

そうこうしている間に料理が運ばれてくる。

「そこの銀髪さん? お名前は?」

「...妖夢。魂魄妖夢ですが」

「この味噌、めっちゃうまいだってな。どう思う?」

「どうって...美味しいですね。なんです? 邪魔したいんですか?」

そう言って仕事へ戻っていく。

「おーい露伴? どうしたんだよ? 腹が減って死にそうだぜ。もうとっくに出来てんだ。早く食おうぜ」

「そうだな。食おう」

「「「「「「いただきます」」」」」」

一斉に食事を始めた六人。

露伴は他の五人の動向を観察していた。

(幽々子さんは味噌汁から。巫女は漬物。魔女(仮称)は炊き込みご飯。BBAも漬物。妖夢も味噌汁か...)

「うん! 今日のお味噌も美味しいわぁ。今日はなんだかあっさりしてる感じ。遅めの夕食に合うっていうかぁ、ほんわかするわ」

「ほんとだぜ。やっぱり味噌は徳田味噌に限るな。里一、いや世界一だ!」

疑問に思いつつ、露伴は味噌汁を啜る。

「うん...うまい。悔しいがこれは芸術レベルだ。うまい」

「ヘヘヘ。あの偏屈な露伴が素直にうまいだってよ! やっぱりうまいんだ」

魔女(仮称)が自分の家でもないのに自慢気に話す。

「あの不気味なジジイ、一体どういう方法で味噌を作ってるんだ? あっさりしている様でコクが深い。味噌の匂いが鼻腔を貫くたびに喜びを訴える。ぜひぜひ取材がしたい」




誤字報告よろしくお願いします。
あーあ。仕事行きたくねー。って10年以上言ってる。
眠い。

前書き部分にあらすじを書いてほしいか

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  • いらない
  • 今のままくだらない雑談でいい
  • 何も書かなくていい
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