東方不動語 〜岸辺露伴の幻想入り〜   作:佐々木邦泰 

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ある花によって狂った幻想郷の住民たち。露伴は何を見るのか。










え? なんで更新こんなに遅れたのって? 忙しかったんだよ! 寝る直前まで書いてた努力(?)の結晶だ。伝わってください...。短めですがね。アンケートの結果で雑談とあらすじとほぼ同数だったので両方書きます。あ、あとTwitterやってるんでそっちのほうでもくだらないアレコレとかやってるんでよかったら。青色になってる「ぺんたろう」のとこクリックしたら私の詳細が出るんで、そこのちょっと下にリンクありますからそこからどうぞ。


妖しい花
幻想郷の奇妙な事件簿 第十五話


花ってあるだろ? そうそうお花だよ。今回お花しするのは花なんだ。え? 花言葉を一つだけ知ってるだって? いいよ言ってみなよ。

 

『黄色いカーネーションの花言葉は軽蔑』

 

...あーうんすごいすごいどこでしったのあーそっかーへー

 

いやいやいや。こんなことがしたいんじゃなくてだな。ただちょいとおかしな話を聞いただけだよ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「許してくれよぉぉぉぉぉ。ただ興味があっただけじゃあないか。随分と手入れされた美しい向日葵畑がありゃあ誰だって立ち寄っちまうだろうがよォ〜」

 

伴、土下座

 

何故プライドの高い露伴がこんなことになっているのか? 話は数分前に遡る...。

 

吸血鬼の住む館、紅魔館という吸血鬼の住む館へ取材へ行くことが許可され、(いや許可されたというよりさせた)ウキウキと紅魔館へ向かった露伴だったが館主のレミリア・スカーレットに早速、無礼(ヘブンズドアー)をはたらいて叩き出された後に起こった事件というか事故というか勘違いというかうっかりミスだった。

インタビューでは決して得られないリアリティは天国の扉(ヘブンズドアー)でしか得られない。うっかりやってしまい、追い出され、出禁処置を施されて、仕方なくその辺りの妖怪と妖精を出合い頭に読みながら人里へ急ぐわけでもなく、とぼとぼ帰っているところだった。

「はぁぁぁ。なにも叩き出すこたぁないだろ。無礼なヤツらだ。あんなガキが吸血鬼です♪なんて言われて信じられるか? ドアホ。ふつーの感性してたら疑うだろ」

...先程言った様に完全に露伴に非がある。そのセリフ...よく言えるね。すごいね。

「おや。美しい向日葵畑だナ♡」

少し開けた場所に手入れの行き届いた向日葵畑が一面に広がる。山中を歩き回ってクタクタだったがこれを見ていい気分になった。誰だって美しいと思うだろう。

「あなた...そこでなにしてるの?」

ゆっくりと傘を持った女が近づいてくる...何故か血塗れの傘を持って。

「美しい向日葵だと思ってね。眺めていたのさ。きれいなものを見ると心が安らぐと思わない?」

「そうね...ところであなた。この向日葵畑をもっと美しくしたいと思わないかしら?」

 

「端的に言うと...死んで♡私の花畑にいたずらしに来たんでしょうが。死んで償え」

 

あーやばい。すごくやばい。血濡れた傘を持ってる時点でもうやばい。溢れ出る狂気がもうやばい。

「肥料ってぇことかい? そりぁあないだろぉ」

 

ゴンッ

 

土下座である。

これが露伴の土下座事件の真相である。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「じゃあどうして貴方が歩いてきた方向の向日葵が五本も根元から引っ込ぬかれてるのよ? おかしいじゃない。それに許してくれってもう確定じゃない」

 

Let's thinking together! みんなもいっしょにかんがえよう!

 

Q, ちまみれのかさをもったじんぶつがさつがいよこくしてきた! ろはんせんせいはこわいとおもうでしょうか?

 

A, 当然怖い。怖くない人ってメンタル鬼でしょ。

つまり何が言いたいかっていうとビビッてしまったのである。

 

「そんなヤバげな見た目したやつが近づいてくる。んでもって死ねと言われる。こちとら全く非がないし身に覚えがない。天国の扉(ヘブンズドアー)でのぞいたら僕じゃ勝てない。だから誤解だってば。本当に知らない」

後半の方は早口になりながら、弁明する露伴。

「あれ? 勘違いってことかしら。いやいやいや足跡は二つあった...ああ、そこね」

数秒間考える仕草をすると槍を投げる要領で傘をブン投げる。300Mほど先にあった大木を余裕で貫通し向こう側がよく見える。

「ちょっと待ってて。すぐ終わるから。あそこ...小屋が見えるでしょ? 私の家よ。勘違いの件で謝りたいわ。適当に座ってて」

...なんとなく女の行く先にいるものの正体がわかる気がする。あの...ご愁傷様です。手を合わせて見なかったフリをする露伴だった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「待たせたわね。ちょっとお花の世話をしてきたのよ」

露伴は知っている。こいつが世話と言っているのは花畑を荒らしたものを比喩無しに肥料にしてきたんだろう。なんて女だ。

「お互いに自己紹介といきましょう。私は風見幽香。皆、花妖怪と呼ぶわ」

妖怪ならばさっきの行動は...納得...出来るゥ? 少なくとあんな所業が人間に許されていいはずがない。実際妖怪だから...で済ましていいものではない。気分はあまり良くなかった。

「僕は岸辺露伴。漫画家だ。『ピンクダークの少年』をあの胡散臭くて腹黒いバカ鳥の天狗のところでやってる人間さ」

「ああ! あの岸辺露伴! 私ファンなのよ! 尚更申し訳ないわ」

深々と謝罪する化け物...もとい風見幽香。

「いやいやいやいいよ。誤解ならいいんだ。君がわかってくれてよかったよ」

危うく殺されかけたのに今回限りの作り笑顔。

露伴かて人の子なのだ。死ぬのは怖い。それにファンだと言う人物の手前、彼にも尽くさねばならないマナーがあった。それが例え屈辱的であったとしても。だ。

「ところで露伴先生。どうしてこんなところに? ごく普通の人間である露伴先生がこんなところをうろついてたら危ないんじゃ?」

「そうだな。確かに君の言う通りに危険極まりない。自殺行為だよ。実のところ吸血鬼のガキのところに取材に行ってね。その帰りなんだ」

「? まだ9時にもなってないんじゃ...?」

時計を見て頭の上に大きな ? マークを浮かべる幽香。泊まりがけで取材? そうは思えなかった。

「ちょいとばかり品のないことをしでかしてね。叩き出されたんだ。まあその...調子に乗ったガキの吸血鬼には会えたは会えたしいい経験になったよ」

「そうですか...あっ。お茶のおかわり入れますね」

「ああどうも。しかしうまい紅茶だね」

「ふふ。嬉しいわ。誰もここに立ち寄らないから折角おいしい紅茶をブレンドしても誰も飲まないんですよね...もっと気軽に来てほしいのに」

おっと露伴先生。ここで『狂気じみた花の世話をしてるから誰も立ち寄らないんだろぉが。もう少し自重したらどう?』とか言ったら確実にやられちまうよ? わかってるよね? 自重してね? ここで死んだら作品が終わっちゃうからね? ダメだよ?

「おいしい紅茶ありがとね。君がブレンドしてたのか。そりゃおいしいわけだね。どうもありがとう。そろそろお暇するよ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

人里に帰りついた時には昼時になっていた。露伴は定食屋でかきたまうどんを注文して、半分自我を失ったように、大通りを眺めていた。まだまだ幻想入りして日も浅く、慣れないことも多いが慣れてしまえば最高のネタと体験が得られる。ここまで刺激されるものはなかっただろう。

「おやっ、そこにいるのは...露伴センセッ! お久しぶりですね!」

ふっと声をかけられて意識が現実に引き戻される。顔を上げると腹黒編集者()ともう二人、似たような見た目をした少女とぼさぼさの髪をした男がいた。

「席開いてないし相席、いいですか?」と聞かれるが無視する。

注文したかきたまうどんが届き、さっさと食べ、帰ろうとしたら呼び止められる。

「ちょいちょいちょい。置いていくんですか? しかもこっちを向いたのに無視して!?」

「どうして僕が君を待たなくっちゃあいけないんだい? 文くん。それにね僕は君と午後から行動する予定もないし、なんなら打ち合わせは二日前にしたんだ。声をかける道理はないッ」

「いや、まあそりぁあ...」

「言葉に詰まるようなら用事はないんだな。僕は忙しいんだ。帰らせてもらうよ」

「聞いてた通り、すごい偏屈だね。里一の漫画家さん」

「この人が岸辺露伴! あの天才漫画家!」

本当にもう...! 露伴イライラゲージ:92/100

「なあ俺のこと知ってる? 俺暗木輝介(くらききすけ)ってんだ。暗いのに輝くんだ。変だろ? 本名なんだぜ」

暗木輝介。22歳の小説家。そこまで人気がない『花果子念報』の裏で『あの夏の恋心』を好評連載中。好評?

「君の頭が変だと僕は思うね」

「そんなこと言わないでよ~俺は同じ作家としてアンタを信頼してんだ」

「ナニッ!? 君と同レベルだといいたいのかッ! 僕のマンガは間違いなく最高のマンガだ! 君の書くような湿った恋愛小説なんぞと『ピンクダークの少年』を一緒にするんじゃあない!」

露伴の地雷はどこにでも埋まっている。みんなも気をつけようね!

「まあまあまあ。いったん落ち着いて。露伴先生、実はこっちのはたてが相談があって」

「今僕を引き留める理由を思いついただろ。で? 相談ってなんだ。『漢字がわかりましぇーん。たしゅけてー』とかなら蹴り殺すぞ。なにかね烏天狗のはたて君」

普通、天狗というのは誇り高き種族であり、格下の人間に怯えるなんてことはあってはいけない。だがッ! 露伴の放った『蹴り殺す』の一言は天狗を恐れさせる威圧があった。恐怖があった。なによりなぜ彼は自分を烏天狗だと見抜いたのか。そこが妙に引っかかった。

「そっそのですね。いや私というより...こっちの暗木先生の方で...」

「実はよネタに困ってるんだ。ちょっとだけホラー要素を絡めようと思うんだ。どう思うよ?」

「どうって...普通他人の意見なんか聞くか? マンガも小説もネタは被り被られの世界だろぉが。僕に相談して僕がそのネタをマンガにしない確証がどこにある?」

「先生だからだよ」

随分と信頼されているようだ。

「その偏屈で傲慢で自分至上主義的な考え方! だから気に入ってるんだよ。いやーよかった。露伴先生はやっぱり違うな。うどんは驕りますよ。金置いてきます」

「なにッ!? フザケるなッ! お前はこの岸辺露伴がたかがうどんを一杯奢られたくらいでデレデレになって『わーうれちーありがとー♡』とでも言うと思っているのかッ!? おい! こんな小さい貸し作らせるなッ!」

「露伴先生に会えてあまつさえ意見も聞けて金払わないなんて柄じゃないし。ここは奢らせてくれよ。な? じゃ原稿取りに行こうぜ」

「ちょ...もういいんですか? はあもう! 本当に気ままなんだから!」

定食屋から出て大通りの方へ向かっていく暗木とはたて。どうやらはたての方が振り回されているようだ。

「おい! こんなのいらないぞ! ハァ...どうしてこう僕をイラつかせることばっかり起こるんだ!」

「機嫌悪そうですね? どうしたんですか?」

空気を読まず、地雷を踏みぬく文。

「いい加減君とその連れ二人組が僕の機嫌をさらに悪くさせたってことに気づけ。スカタンッ。花妖怪のところに連れってってあの二人を肥料にしてほしいくらいだよ」

「ちょっと待ってください。あの風見幽香のとこに行ったんですか!? 殺されますよ! 約束してください。もう二度と絶対に風見幽香に関わらないって!」

ちなみにだが『もう二度と絶対に』は文章的におかしい。豆知識だよ!

「君に誓う必要が一体どこにあるんだね。もともと偶発的な事故だったんだ。二度と行くつもりもないし立ち寄るつもりもない。あんなあからさまなド地雷をわざわざ踏みに行くなんて何も知らないアホか自殺志願者くらいだよ。逆にアイツに友達とかいるわけ?」

「わかってくれたようでなによりですよ。はぁ...ホントに心配した...露伴先生のおかげで発行部数はうなぎ登りなのにこんなところで死なれちゃ困りますもんね☆」

「君ってやっぱり性格悪いよなァ~~~~~~~~~~~~??? どうしたらそんなに歪んだ性格になるんだか。ご立派な教育を受けたようで何よりだよほんと」

担当編集者との他愛のない会話。

 

何の変哲もない?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

それから一ヶ月の朝

起床して顔を洗い、花の世話をしに花畑に出かける幽香。

日の光が朝露で濡れた向日葵の花弁を優しく照らす。なんとも美しい光景だ。いつ見ても美しい花畑だが、管理者のイチオシは早朝だ。この光景がもっとも美しい。と彼女をよく知る者達も口を揃えてそう言う。

「あら...? こんな花ここに植えたかしら?」

そんな向日葵の中に、植えた覚えの無い花が一本咲いていた。紫の、少し赤味の強い感じの不思議な花。

ここは確か...肥料を埋めた場所...?

「? 何の花かしら少し調べてみましょうか」




音mad制作状況:5秒まで!(1/6制作終了)
次話執筆状況:0%(一文字も書いてない)
再編版執筆状況:0%(一文字も書いてない)


お花‐お話は言葉遊びですぜ。気づいたかな?????? 誤字じゃねえよ。くだらないだって? 許して。一度やりたかったんだからさ。

1文字でもいいから、一行でもいいから頑張って書く!

んでもって音madなんだが、新しくゲーミングパソコンを買ったので、もしかしたらMMDが使えるかもしれない。楽しくなってきたぞ。

読者にとって読みやすい文章とは何か。最適な文字数は何文字なのか。ジョジョらしい言い回しとは? 考えるほどわからない。私に...どうしろというのだ...。

それじゃあ寝ます。また今度。

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