東方不動語 〜岸辺露伴の幻想入り〜   作:佐々木邦泰 

9 / 26
ネタには困っていないけれど、執筆する時間がひねり出せなくて、困っているぺんたろうです。
結構空いたな。


幻想郷の奇妙な事件簿 第九話

鈴の音が消え、生活音の音が露伴の耳に入ってくる。

「僕は...ただ知りたいんだ! 何がどうしてこんな結果が生まれたのかが気になるんだ! お前は何者なんだ!?」

人目も憚らず、大声で叫ぶ露伴。

「あやや? なんだか妙な髪型の人がいますね。何か叫んでましたがどうかしました?」

失礼なヤツが声をかけてくる。ここのヤツらは本当に...!

興奮を抑えて話しかけてきたやつを見る。

「おい君、名前は? 僕は岸辺露伴。漫画家だ」

「私は、里に最も近い天狗の射命丸文と申します。文々。新聞ってのを書いてます。今日はここにネタを探しに来たんですよねぇ〜なんだか、似たような匂いがしますね」

クンクンと僕の匂いを嗅ぐ少女。天狗って言ったな。こいつ。

「おい君、天狗と言ったな。僕の勝手なイメージじゃあ長い鼻を持っているんだが」

lesson 1 まずは疑問に思ったことを聞いてみよう。

「それは数ある天狗の種族の1つですよ。私は烏天狗です」

「お前新聞記者なんだろぉ? この付近に妖怪だとか化け物が出たって言う噂知らないか?」

「目の前にいるんですが...」

「もういいしゃべるな。話が噛み合わねぇ」

天国の扉(ヘブンズドアー)>を発動させる。

「...何ですか? そのあなたの右腕? 手だけ別の生物みたいですよ」

こいつ回避しやがった。僕の<天国の扉(ヘブンズドアー)>を...!

僕のスタンドの発動には手をかざして、ページをめくるような動作をしなければならない。結構手首の早さには自信があったんだけどな。こいつもしかしてめちゃくちゃ素早いのか?

「まさか新聞のネタが、歩いてるだけで見つかってしまうなんて驚きですね。今日はツイてるなぁ。星座占いじゃ最下位だったのにぃ。漫画家さんでしたっけ? 私の新聞であなたの漫画を連載しませんか?」

こいついきなり何を言ってやがる? 八雲紫に似た胡散臭さを隠しきれていない。...いや紫は隠すつもりがないのか溢れているが、こいつは...なにかやばい。激ヤバかもしれない。

「君の新聞を1部読ませてもらってもいいかい? それから君の新聞に僕のマンガを連載するかどうか決めさせてもらうよ」

新聞を射命丸文から受け取った僕は素直に新聞を読むふりをして、その新聞に向かって<天国の扉>を発動させた。読めばわかるというのは便利だ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

...素直に認めたらしい露伴が顔を上げる。この新聞は作り手の誠意がこもっている。こういう類のものは露伴の大好物だ。

「なかなかいいじゃあないか。いいよ連載してやるよ」

「ふふふ、ありがとうございます。私の新聞、結構こだわってるんですよ? こだわりのわかる人ですね〜。作りがいがあるってものですよ」

文はまだ知らない。目の前の漫画家が天才であることを。

露伴はまだ知らない。文々。新聞が不定期発行であることを。

こうして『ピンクダークの少年』は文々。新聞にて再連載することとなった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ひとつ聞きたいんだが射命丸文。この辺りで鈴の音が聞こえたんだか何か知らないか?」

聞き方を変えて文に聞いてみる。

「あやや。聞いちゃったんですね。鈴の音。ここ1週間あたりで突然幻想郷全体で聞こえるようになったらしいんですよ。決まって、やろうかやろうかと、何をくれるのかわからないけれど、聞いてくるらしいですね。もしかして露伴先生も鈴の音を聞いたんですか?」

「ああ、さっき聞いたぜ。君が話しかけてくる前まで聞こえていたんだ。僕はさっきの鈴の音の正体が知りたい。ただそれ以前に、僕には上白沢慧音との約束があるんだ。僕の家を探さなくちゃあ、いけないからね」

「家がないんですか? 露伴先生? もしかして外来人ですか?」

「ああ、そうだよ。昨日幻想入りして、今日の午後から家を上白沢慧音と、探す予定なんだ」

「良い家が見つかるといいですね。では私はここで。新居の方は慧音さんに聞いときますから」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

上白沢慧音の家戻ると、上白沢慧音がゴゴゴゴゴと言う、擬音がにじみ出しそうな雰囲気で仁王立ちしていた。こいつは人と出会うときには絶対に仁王立ちをしなくちゃぁいけない呪いでもかかっているのか?

「露〜伴〜? どこへ行っていたんだい?」

「別に? 射命丸文とかいうガキに会って人里の中で奇妙な鈴の音を聞いたぐらいだが?」

「待て。射命丸か。そこだけならいいんだが鈴の音だと言ったな。詳しく聞かせてもらおう」

「いや、実のところ、僕もあんまり詳しい訳じゃあないんだ。ただ鈴の音を聞いただけさ。早く家を探しに行こうぜ」

「おい待て、話はまだ...」

露伴には説得はあまり意味を持たないのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

人里の不動産関連で成功した、鳥井さんというところを訪れることになった。盲目だが、極めて聴覚が鋭く、10メートルほど先の蚊の羽音が聞こえたという。妻と夫、2人が共に40代を超えて生まれた娘の三人家族とのこと。娘は体が生まれつき弱く、結婚もしていないと言う。体調がいい時に授業をまとめてやっていたと慧音が言う。コイツいくつなんだ? 不動産王の鳥井氏ならば、いい物件を知っているかもしれない。...しかしこの鳥井邸、僕が住んでいた家ほどじゃあないがそこそこでかいな。

「鳥井さん? いるか? 上白沢慧音だ。昨日幻想入りした人物の家を探しているんだ。手伝って欲しい」

「主人はいませんよ。もう1週間も帰らないんです」

と老婆が出てきた。先程の発言から察するに鳥井さんの妻だろう。

「...鳥井さんがいない? どういうことだ? 説明してもらおう。人里の外に出て、妖怪に喰われたってことか?」

「分りません。でも主人はそんなことをするような人じゃありません。でも以前から一度でいいから、人里の外に行ってみたいと言っていましたが...まさかそんな本当にするだなんて...」

うううと、老婆は涙を流す。

鳥井さんに一体何があったんだ?




お仕事辛いよぅ。
でも次回投稿に向けて頑張る!
それじゃあ!

前書き部分にあらすじを書いてほしいか

  • 書いてほしい
  • いらない
  • 今のままくだらない雑談でいい
  • 何も書かなくていい
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。