地上最強のホモ(に追われる俺)   作:100000

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たしかこの小説書いてたの2年前だったはずなんですけどなんで皆さんそんなに覚えてるんですかねぇ・・・。もしかしてここ(ハーメルン)って偏差値高め?
感想の方でも前作に触れられてる方が沢山いました、作品自体中途半端で内容も賛否両論ではありましたが記憶に残る程度に読まれていたのは嬉しい限りです。


まるで幼馴染のような立ち回り

仁王立ち、その言葉のルーツはなんだったか。仁王というのが金剛力士像の一対なのは覚えている。金剛力士像のあの力強い立ち姿が語源だったかな。ならば今目の前の男ほどその言葉が似合う者はいないだろう。

 

「昨日ぶりだな」

 

男が口を開く。正直想定外だった、いやこれで想定内だったらそれはそれで凄いけど。まさか昨日の夜、振り切ったと思っていたけど実は、家まで尾行されていたのか。

 

マジかよ、じゃあこの人、強〇未遂に加えてストーカーと不法侵入までしてるのか、犯罪のオンパレードじゃん。

 

「俺としてはもう会いたくなかったんだけど」

 

そう言いながら、荷物を下ろし、戦闘態勢に入る。といってもまだ構えず、いつでも流水岩砕拳が使えるように頭にイメージをのせておく。

 

「つれねぇこと言うなよ、俺はお前に会いたかったんだからよぉ♡」

 

ゾワッと身の毛がよだつ。しれっと凄いこと言われたんだけど。これが澪花さんとかなら全然オーケーなのにこんな筋骨隆々の人に言われると自然と尻の穴が締まってしまう。

 

「で、なんの用なんです?まさか会いに来たという理由だけで不法侵入しませんよね?」

 

「いや、今日はただ顔を見に来ただけだ」

 

「・・・・・・え?」

 

なんだその長年一緒にいる幼馴染のようなセリフ。どう考えてもそのガタイで言っていい言葉じゃないでしょ。てか見に来たっていう理由で不法侵入するなよ、普通に大家さんに話通せや、あの人優しいからちゃんと話聞いてくれるって。

 

「そういうことだ」

 

どういうことだ。

 

そう言いながら、こちらに歩いてくる大男。顔を見に来ただけなら即刻おかえりいただこう。

 

「というわけでだ。(ツラ)、貸せ」

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・。

 

あ、そういうご冗談も言われるのですね、ハハハハ。

 

・・・うん、笑えないわ。

 

「ええと、ツラ貸せってどういうことです?」

 

いや待て、まだ希望を捨てるな。前回は有無も言わずに逃げ出したが冷静に考えれば俺のファンという可能性だってあるじゃないか。

 

チャンピオンになったことでそれなりにテレビでは顔が映るようになり、ジムの方にもファンレターなるものが届くようになった。中には告白の手紙みたいなのもあってめちゃくちゃニヤニヤすることだってあった。

 

だが、もしかするとその手紙が目の前の巨躯かもしれないじゃないか。それならば昨夜の『大好き♡』の意味も()()()()()()だと受け取れる。

 

なら頑張って説得すれば警察に自首してくれるんじゃないか?あるいはもう俺から手を引いてくれる可能性があるのでは?

 

「分からねえのか?俺と戦おうって言ってるんだよッッッ!!!」

 

あぁダメだ!もう好意的解釈から外れはじめてる!この人あれか、バトルジャンキーというやつか。強い人がいたら誰彼構わずに戦いを挑むなんてアニメ上の存在だと思ってたわ。

 

いや待て!たしかに『俺と戦おう』だと一見殺し合おうみたいな意味にも取れるが、『俺と(一緒に)戦おう』とも取れるかもしれない!こう、世界を一緒に救おうぜ的な!

 

まだ諦めない、諦めてたまるものか!てかその通りそのままの意味だった俺の目の前にいるのはガチな犯罪者ということになってしまうッッ!

 

「喰ってやるぜ!岩技ッ!」

 

その言葉を聞いた瞬間、俺は足元にある荷物を男の顔に向けて蹴り飛ばし、脇目も振らずに玄関を飛び出した。

 

──────────────────

 

 

 

 

 

『ゆうえんちたのしみ!』

 

「はは、父さんも楽しみだよ」

 

私、川沼太陽はもう年齢は40に到達しようとする一児の父だ。今日は小学生になる息子と妻と一緒に、入学の前祝いで遊園地に向かっているところだ。

 

結婚したのは30歳とやや遅めだったが、こうして子宝にも恵まれて、仕事も今のところ上手くいき、順風満帆な日々を送っている。

 

『お父さん、遊園地って何があるの?』

 

「メリーゴーランドとかゴーカートとかとにかくたくさん面白いものがあるよ」

 

息子の貴生(たかき)はこの日を楽しみに待っており、昨日は寝かせるのに苦労したものだ。

 

遊園地に行くには昼過ぎというのは少々遅すぎるが、今回はその遊園地の夜バージョンを楽しむために少し遅めに出発していた。

 

『お父さんあれなにー?』

 

「ん?あれってどれだい?」

 

息子が何かを指差しているのがミラーから確認できるが、運転中に脇見をするわけにもいかないので何を指しているのか分からない。

 

「貴生はなにをしてるんだい?」

 

仕方なく妻に息子の対応をお願いする。元々お昼寝が好きな妻は車の中でうつらうつらとしている。看護師として毎日多忙を極める妻にはわざわざ有給を取ってもらったのもあって睡眠を邪魔するのは少し申しわけなく思う。

 

『・・・ん、貴生どうしたの?』

 

『おかあさん、あのひとなにー?』

 

どうやら息子は物ではなく人に興味を持っていたようだ。しかし今は運転中、そんな中外に向けて指をさせるということは看板に載ってる人物を指しているのだろうか。

 

『・・・鬼ごっこしてる』

 

『おにごっこ!ぼくもすき!』

 

『・・・ふふ、私も』

 

元気な息子の姿に微笑ましいムードになる。しかし鬼ごっこか、そういえば息子とはしばらく外で遊んだことがなかったな。平日は保育園に預けっぱなしだったからな、遊園地ではそんなことできないが、また公園とかでかけっこでもしようかな。

 

『でもあのひとおそーい!ぼくのほうがはやいよ!』

 

『・・・そうね、貴生が一番』

 

どうやらそこまで速い人ではないらしい。妻も息子が一番だと親バカなことを言う。もっとも私も心の中ではそう思っているのだが。

 

・・・ん?待てよ、なんかおかしくないか?

 

たしかに走っているのなら車に乗っているこちらの方が速く思うだろう。だが、息子がそれを指さしてからもう一分は経っている。車は先程から直線を時速50キロの速さで進んでいる。本来ならかけっこをしてる人などとっくに見えなくなってるはずだが・・・。

 

その疑問の答えは、横を見ればすぐ判明した。

 

 

()()()()()()()()()()。いや、ほんの僅かに向こうが速かった。

 

 

なるほど、たしかに並走しているなら『見かけ上』向こうが少しずつ前に行くように見えるだろう。しかし、それはそもそもありえない。なぜなら並走する時点で少なくとも時速50キロ出す必要があるからだ。

 

ありえない、絶対にありえない。例え陸上選手が全力で走ったとしても車どころか自転車の速さにすらついてこれないはず。だが、目の前でそれが起こっているのだから信じざるを得ない。

 

『・・・あなた、前向いて』

 

妻がよそ見をしている私を咎める。いやその通りなんだがなぜ君は車と並走できる人間を見て何も思わないんだ。私がおかしいのか?たしかに最近の若者がどんなものか知らないが、少なくとも私の学生時代では車並のスピードで走るなんて聞いたことがない。

 

前を向きながらもチラチラと横目でその姿を確認する。

 

年齢は私よりもずっと若い、高校生か大学生くらいだろうか。背は170以上はありそうだ、顔はどこかで見たことがある気がする。

 

有名人?ドッキリ?

 

色々と推測する私だが、中でも目を引いたのがその表情だ。全力で走っているのかその顔は必死そのものだ。だが、その必死さの中に恐怖のような感情が混ざっているのが見て取れた。彼は一体何に怯えているというのだ。

 

『・・・・・・えっち、そういうのは貴生が寝た後で』

 

違う、そうじゃない。たしかに客観的には妻に何度も視線を送ってるように見えるかもしれないが、私が見てるのは君じゃない。いやそもそもその考えには至らないのではないか?

 

・・・待て、そういえばさっき鬼ごっこと言っていたな。ということは彼は鬼役?それとも・・・

 

サイドミラーから隣を並走している男の後ろを確認する。

 

「・・・・・・ヒェッ」

 

思わず口から変な声が漏れる。男の後方10メートル程後ろだろうか、黒い服を着た巨人のような男が凶悪な笑みを浮かべながら、陸上選手顔負けの腕振りで疾走していた。

 

その姿はまさに鬼、先程妻が鬼ごっこと言ったのが全く別の意味で捉えられるほどに禍々しい様相だった。なるほど、これほどの鬼ならこの人が必死になって逃げるのも分かる気がする。

 

アレが後ろにいることに凄まじい危機感を覚える。もしアレが追ってるのが私たちだったら今頃交通法を無視してアクセルを全開にしてただろう。

 

追われている人はその後すぐ、左に旋回した。その後に続いて鬼も左へカーブする。

 

「なんだったんだ・・・あの人たち」

 

と口では唖然としておきながら心の中では彼らのあの動きに憧れを抱いてしまっている自分がいた。例えるなら子どもの時に思った、空を飛べたら、光のように速くなったら、戦隊モノのロボットように大きくなったら、という叶うはずのない夢を現実に見た気がしてとてもドキドキしていた。

 

『ぼくはやくはしれるようになりたい!』

 

息子がそんなことを口にする。

 

「あぁ、貴生ならできるさ」

 

『・・・頑張って』

 

息子が口にする速さが果たしてどれほどのものか。流石にあそこまで速くなろうとは思っていないだろうが、それがどんなに速くても不思議と応援したいと思えた。

 

──────────────────

 

 

 

 

 

 

「はぁ、はぁ、撒いたか・・・!?」

 

家を飛び出してからどれくらい経っただろうか。まだ日は沈んでいないからそんなに経っていないはずだ。

 

まさかあの男が家に上がり込んでいるのは予想出来なかった。至急、引越しを考えないと。あぁ、でも急に出ていくと大家さんに心配されそうだな。

 

「早急にこの問題を解決しないと・・・!」

 

そう胸に刻んで、足を向けるのは今回の一連の事件の主犯格を担う人物の邸宅。それなりに前から将軍様かよってくらい難題を吹っかけ続けるあの人のところだ。

 

大屋敷特有の門の前に立ち、インターホンを鳴らす。いままで色々と我慢してきたがそれも今日で限界だ、あの老害に一言、いや二言三言突きつけてやる。

 

『はい、どなたでしょうか?』

 

「あ。あの、自分、流野岩技というものなんですが徳川光成様はいらっしゃるでしょうか?」

 

取り敢えずインターホンにできるだけ丁寧な言葉で返す。心の中は憤慨しているがそれはまだ表に出さない。そう、決してインターホン越しの会話に緊張したからとかそういうのではない。

 

『すぐに使用人を向かわせますので今しばらくお待ちください』

 

え?アポも無しに来ちゃったけどすんなり通してくれるんだ。なんか怒られそうな気がしたんだけどもしかしなくても顔パスだった?

 

インターホンの通話が切れ、しばらく待つと黒服の如何にもボディーガードですという人が門から現れた。

 

『流野様ですね、徳川様がお待ちです』

 

「え!?もしかして元々呼ばれてました?」

 

『いえ、流野様がお見えになられたらすぐ通すように徳川様から仰せつかっていました』

 

「な、なるほど」

 

良かった、これで元々呼ばれてたのに怒り顔で上がり込んだらどっちが悪いのか分からなくなる。いや向こうは確定で悪いのだが。

 

使用人に案内されるままに徳川邸の中を進んでいく。立派な松の木やなんかくそでかい鯉がいる池、世界有数の大富豪という名に恥じない豪華さだ。てか庭が広い。

 

玄関を上がり、俺の部屋の4倍はあるんじゃないかという程広い和室に案内される。

 

あれ、もしかして俺結構ヤバい人に物申そうとしてる?

 

家を見て分かる権威と財力。俺みたいなちょっと人より強いだけの人間が相手にしていい存在じゃないと今更ながらに理解する。

 

ヤバいヤバいヤバいヤバいヤバい・・・!なんて言おう、下手なこと言ったら東京湾に沈められたりしないよね!?暗殺者差し向けられたりしないよね!?

 

考えれば考えるほど自分が置かれている状況の理解が進んでいく。

 

「おぉ岩技ィ!よく来たの〜!」

 

「はい!お疲れ様です!」

 

和室の障子が開いた瞬間に、起立、その場で深々と礼をする。

 

「ん?何をしとるんじゃ、お主とワシの仲じゃろ。そんなにかしこまらなくていいぞ」

 

「あは、あはは・・・」

 

「・・・して?今日はどんな用で来たのじゃ?」

 

「え、ええとですね・・・」

 

さて、何から話そうか。とにかく当たり障りのないところから・・・

 

「この前言ってた対戦カード、あったじゃないですか」

 

「おぉ!どうじゃったか勇次郎は?」

 

やっぱりお前かよ!クソジジイめ!

 

「あの方は勇次郎さんって言うんですか?」

 

「なんじゃお主、範馬勇次郎を知らんのか?」

 

「・・・すいません、知らないです」

 

どうやら俺を追いかけているあの男は範馬勇次郎というらしい。しかもどうやら()()世界ではとても有名人のようだ。俺は知らないけどもしかしてその世界って裏の世界?

 

「そうじゃな・・・聞くが地上最強の生物と言えば誰だと思う?」

 

「・・・・・・・・・えーと」

 

地上最強の生物?それはまた唐突な質問だな。地上最強ということは食物連鎖の頂点だよな、ならまあありきたりな答えで言うなら

 

「ライオン、ですか?」

 

「違うの」

 

え、違うってこれもしかして答えがあるタイプの質問?人によって答えが変わりそうだが徳川さんの様子を見るにそれ以外ありえないという感じだな。・・・まさか。

 

「範馬勇次郎さんですか?」

 

「そのとおり!」

 

俺の言葉に指を突きつけ、正解じゃ!と答える徳川さん。本当に元気なおじいちゃんだな・・・。

 

「そんなに強いんですか、範馬勇次郎さんは」

 

「強い、最強じゃの。()()()()()

 

・・・・・・ん?なんか含みのある言い方してるんだが。

 

「お主が勝てば地上最強はお主になるぞ!」

 

「誰がなるか!」

 

思わず大声で叫んでしまった。どうして範馬さんをどうにかしてもらうために来たこっちが、それと戦わなくてはいけないんだ。

 

「なんじゃ、興味ないのか地上最強」

 

「いやありますけど!でも()()と戦うのは無理ですって」

 

「ん?なんでじゃ、お主はボクサーだろう?」

 

「リングの上なら戦いますが、白昼堂々喧嘩をするのはボクサーではありません!」

 

「ならリングがあればいいんじゃな?」

 

・・・・・・・・・あ、やべ。

 

「いやいやいや、向こうボクシングしてないでしょ!素人とはやりませんよ!?」

 

「勇次郎もボクシングくらいできるぞ。そもそもお主もボクシングとはかけ離れたことしてるじゃろ」

 

「うぐッ!?」

 

そこを指摘されるとなにも言えない。いやまだ食い下がれる、ここで負けたらあの訳分からん男と戦わされる!

 

「ま、まだコーチの許可が・・・!」

 

「お主のコーチからは元々許可を得ておるぞ」

 

なん・・・だと・・・!?いやそうじゃないといままで無理やり試合を組まされたりしてないか。

 

「ファイトマネーも弾むぞ?」

 

「・・・・・・・・・・・・・・・・・・ちなみにおいくらです?」

 

いままでのファイトマネーが一戦一億とかいうアメリカのプロボクサーみたいな金額だった。これだけでも徳川さん的にははした金らしいけどそこからさらに多くなるとか逆に裏があるんじゃないか疑うレベルだ。

 

「ふむ、まぁ勇次郎との試合を見せてくれるならこれくらいかの」

 

と言い、徳川さんは指を1本立てる。なるほど一億円か。まぁこれまで通りの金額だが何度聴いても慣れない、むしろ恐怖すら感じる。これ俺の感覚がおかしいのかな?そろそろ試合こなす度に通帳のお金がありえない金額に膨れ上がっていく俺の気持ちにもなって欲しいな。

 

「一億円・・・ってまた凄い額ですね・・・・・・」

 

「は?お主は何を言っておるのじゃ」

 

「え?」

 

「あの『範馬』じゃぞ?あれほどの男との試合を見せてくれるのだ。いくらなんでも一億は少な過ぎじゃろ」

 

「ま、まさか十億・・・?」

 

額が一気に十倍に膨れ上がった。どうしよう、さっきから札束で叩かれまくってるんだけど。これが大富豪のなせる技なのか。

 

「阿呆なことを言うでない、百億円じゃ」

 

「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ピャ」

 

百億?百億ってあの百億だよね?一億円がいつものトランクケース一つ分だとしたらそれが百個積み重なるってことだよね。

 

「は、はははは。徳川さんも面白いこと言いますね、ひゃ百億とかちょっと額跳ね上げすぎですよ?」

 

「何を言うておる、お主と勇次郎との試合にはそれだけの価値がある。むしろ()()()百億で見せてくれるのなら安いものじゃ」

 

「・・・・・・」

 

怖い、お金持ち怖い。ファイトマネーがインフレ起こしてるんだけど実は俺の知らないところで実は日本経済がハイパーインフレとか起こしてないよね?

 

どうしてこの人はそんなに人と人の殴り合いにここまでマジになれるんだ。意味不明だ。

 

「どうする?受けるか受けないかッッッッ!」

 

「・・・・・・」

 

百億、百億だ。百億、うん百億。ゼロが十個で百億円。あのヤバい人と戦うだけで百億。戦うだけで百億、でも負けたら・・・うん?待てよ。

 

これ試合だよね?ということは一応俺の安全も保証はされてるよね?試合中に負傷はあっても性的なあれやこれやは絶対にないよね?

 

あれ、そう考えるとこれってかなりにいい案件なのでは?一戦で百億、それだけあればもう徳川さんの無茶ぶりとかも聞かなくても、最悪怪我で引退しても遊んで暮らせるのでは?

 

「やります!」

 

なんだこのウマい話!?なんでもっと早く気づかなかったんだ!適当に試合して、それなりに盛り上げて適当に負ければ百億ッッ!!!うん、おいしいぃ!

 

「よく言ったッッ!!さすがは岩技じゃ!」

 

徳川さんが満面の笑みで俺の手を握る。百億に目がぐるぐるしていた俺はそもそもそれが地獄への片道切符だったことに気づくことができなかった。




40代 男性 会社員
『あぁ、あの人ってボクシングのチャンピオンの方だったんですね』

『ボクサーってランニングもするからアレぐらい速く走れるんですね』

『え、そんなに速くない?いやでも・・・え?』

30代 女性 看護師
『・・・とても速かった』

『・・・どれくらい?・・・車と同じくらい』

『・・・そんな事言われても私もおかしいのは分かっている』

『・・・でもあの人のおかげで息子が毎日楽しそうに走ってる』

誰とイチャつく?(物理的に)

  • 元祖ハーレム(ピクル)
  • かませ犬なわけないだろ!(オリバ)
  • 噛道!(`・ω・´)キリッ(ジャック)
  • その他(鎬兄弟とか相撲とか)
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