与幸吉という青年は、天与呪縛による先天的な五体不満足を抱えていた。そんな彼は、この世界において、最も悪魔に近い存在に魂を売り、健康的な肉体を得ることに成功した。
与幸吉は阿部高和と『縛り』を交わし、阿部の多種多様な術式によって、健康的な肉体を得る。
その対価として、日本全土に展開可能な傀儡操術を用いて、阿部にとっての魅力的な「いい男」の居場所を提供する。
また、与幸吉は阿部と取引をすると同時に、羂索を中心とする呪霊側にも阿部が約束を守らなかった際の保険として、取引を持ち掛けていた。しかし、阿部が約束を守り、与幸吉に健康的な肉体を提供したため、呪霊側との取引は必要なくなった。
京都校の同級生にとって危険な呪霊側を排除しつつ、自分の所業を隠すための手段として、与幸吉は超小型の傀儡を展開し、呪霊側が活動している際の位置情報を追跡、リアルタイムで阿部に共有することを選んだ。
その結果、呪霊・呪詛師側が、国外から天内理子と黒井美里を拉致し、夏油傑をおびき出すために待機していたビルに阿部高和が襲撃、小物とみなしていた一人の青年により計画が瓦解するという、呪霊・呪詛師側にとっては悪夢のようなできごとが発生した。
「うほ、いい男ばっかりじゃないの。とことん楽しませてやるからな。領域展開【くそみそテクニック】」
襲撃した阿部高和が領域を展開した瞬間、世界が一変した。
公園の公衆トイレにベンチ。そこに阿部高和が約20年近く掘り続け、ガチホモに目覚めた被害者たちが見渡す限り集結していた。
阿部高和の領域展開【くそみそテクニック】。それは阿部に掘られたことにより、ガチホモに目覚めた人間、呪霊を阿部と同水準の能力を持たせ、一時的に召喚するハッテン場構築能力である。そして、有効範囲は阿部が指定した範囲にほぼ無限に拡大可能であるため、場所さえ特定できれば、即展開可能といる利点がある。
この領域展開の恐ろしい部分は阿部が掘れば、掘るほど人数が増え、全員が阿部と同じスペックで召喚されることである。
「儂に触れるな!な、なんだこれは、身体が動かん」
漏瑚は既にガチの虜だ
「待て、私に穴などない。擦り付けるな!」
陀艮は既にガチの虜だ。
くそみそテクニックの有効範囲の拡大に伴い、周辺で待機していた呪霊・呪詛師たちが虜になり、公衆トイレに向かって列を作って歩いていく。顔は引き攣り、嫌だと懸命に拒否しているものの、徐々に公衆トイレに引っ張られていく。領域内にアッーという悲鳴が鳴り響く。
「私はなんともありませんが、本体がいるであろう公衆トイレに近づけません。一体どうすれば」
花御は精神が女性よりだったため、被害は待逃れたものの、何もできず、右往左往するしかない。木の根で公衆トイレ付近を覆ってもガチホモに壊させれ、被害を少しでも減らそうと足場を作り、上空に数名逃がしても、ガチホモに追いつかれる。
「いや、どうすんのコレ。無為転変も使えないし、領域展延もたぶん駄目だね」
性別を女性に変更することで難を逃れたものの、真人にも当初の作戦通り、掘られた味方を回収して、性別を変更させ、『縛り』のペナルティから消耗させるしかない。
「出てくるまで待つしかないね」
女性の身体に入り込んでいるため、効果の適用外だった羂索が答えた。
「出てこないじゃん」
真人の指摘通り、公衆トイレに吸い込まれた味方の誰も出てこない。公衆トイレの周辺でガチホモに襲われ、公衆トイレに連れ込まれるという地獄絵図の中で、公衆トイレから誰も出てこない。
領域が展開されてから数分、公衆トイレに吸い込まれる人数は増えど、出てくる人数はゼロ。つまり、全員掘られ続けているのだ。
「大丈夫。そのうち出てくるさ、領域展開は無限に継続可能なものじゃない。」
領域展開を長時間継続することは不可能。故に羂索にはまだ余裕があった。
数十分が経過し、誰も公衆トイレから出てこず、阿部高和の領域展開に呪具で性別を「女性」変更した五条悟が突入してくるまでは
健康的な肉体を得た与幸吉が講じたもう一つの策、それは担任である歌姫にコンタクトを取り、リベンジに燃える五条悟に阿部高和の居場所を通達すること。
一つの闘争が今、終わろうとしていた。
与幸吉君の場合、他に手段がなくて、真人と契約していましたが、本作品では阿部さんがいるので、阿部さんと契約してもらいました。
完結まで後3話。
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