ミキリハッシャマンここで水分補給です!予想外の長丁場、身体には気を付けて欲しい所!
しかし飲んでるあれはなんでしょうか!銀色の缶……まさかビールですかね!?
いいですねぇ。レース中のアルコールはマジで美味しいとされており、身体に死ぬ程悪いという理由を差し引いても愛飲するランナーは多いとされています
なるほどぉ!まともなレースにはならなそうですね!ということでこちら実況席にもビールを用意しております!
いいですねぇ!実況解説中のアルコールはマジで美味しいとされており(ry
放課後を告げるチャイムで僕は目を覚ました。椅子から立ち上がって軽くノビをして固まった体をほぐす。軽食を済ませた後いくつかの用事を済ませ、彼女達が来るまでほんの少し仮眠でも取ろうと思ったのだがかなり気持ちよく眠れてしまったようだ。まさか午後を丸々昼寝で潰してしまうとは、僕ともあろうものがなんたる不覚。これなら椅子なんかで寝るんじゃなく最初からベッドで横になるんだった
「さて、彼女達が来るまでは少し時間があるかな。どれ、紅茶でも……」
少し、地鳴りのようなものを足裏に感じた。寝起きでフラついているのかな?と思ったがそういうことではないらしい。証拠に衝撃は1度で終わらず、廊下の方からだろうか、何かを殴りつけるような音がどんどん大きくなりながら近づいてくる
「廊下に戦車でも入り込んだのかな……?」
<バァァン!>
「砲撃かな?」
「はいアタシがいちばーん!」
「お前ズルいだろ!?ちゃんと終わりの挨拶やってなかっただろ!」
息を切らし、髪を振り乱しながら飛び込んできたのはスカーレット。少し遅れてウオッカだ
「ちゃんとやってたわよ。シンプルにアンタよりアタシの方が速かったって事よ!認めたらどう?」
「そもそも一緒に行くぞって言ってんのに何で走ってんだよ!?」
「アンタがアタシの前に出ようとするから走るハメになったのよ」
仲良さげに入室してきた2人はそのまま仲良く顔を突き合わせながら入口でわぁわぁと騒いでいる。いや、来るのが本当に早いな。まだチャイムから数分だと思うけれど
「まあ早いことはいいことだ。やぁ2人共、こんにちは」
「こんにちはトレーナー。それより、朝はアタシのいないところで何話してたの?」
「ちょっとした相談だよ。それについても道すがら話そう。とりあえず、2人をチームハウスへご招待させてもらいたい。走らずゆっくりと行こうか」
「「……」」
「競争じゃないよ?いや、ほんと。案内する僕より前行ってもしょうがないからね?」
「わかってるわよ。行くわよウオッカ」
「おう」
2人は何か言いたげに互いににらみ合っていたが、僕が促すと息巻いて揃って返事をしてくれた。うん……仲良しだな。いい事だよ
トレーナー室を出て中庭を進み、目指すは少し離れた場所にあるチームハウスだ。チームハウスは所属人数や実績により大きさや与えられる機材のグレードも違う。自慢だが、僕達のチームハウスは非常に居心地が良い。2人もきっと気にいるだろう。ちょっとしたサプライズも用意してあることだしね
「僕の所属するチームは良い所だよ。君達もすぐに馴染めるだろう」
朝のウオッカとの話をかみ砕いて説明した後、僕はそう締めくくった。スカーレットは納得したように小さくそうと返事した後、
「どんなウマ娘が所属してるの?」
「色々だ。共通しているのは……。うん、とにかく皆いい子だよ。本当さ、何も心配いらない」
「……どんなウマ娘が所属してるの?」
「大事なのは君達の目にどう映るかだね。僕から言えることはそれだけさ」
スカーレットが顔色を悪くして黙り込んだのを見て、ウオッカはやっぱりよく考えて所属先を決めるべきだったかと一瞬自分を疑ったがすぐに頭を振って余計な考えを追い出した
「さぁ着いた……ちょっと待っててくれるかな。中の様子を見て来る。決して覗かないようにね」
そう言って僕は2人を残して先にドアをくぐった
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トレーナーがドアを押し開けて入っていくのを見送った後、スカーレットは外から建物の様子をしげしげと眺めてポツリと呟いた
「へー、結構大きいのね。もっとプレハブ小屋みたいなの想像してたわ」
「俺も。でもあれだな、ファミレスくらいのデカさだな」
「あ、結構解るわソレ。」
コンクリート製だろうか、落ち着いた青い壁面の頑丈そうな建物は『ハウス』の名に恥じない大きさだ。部室のようなちょっとしたスペースを想像していたスカーレットとウオッカは興味深そうに建物を観察する。しばらく呑気に話している2人だったが、どうもトレーナーが出てこない。不審に思ったウオッカがそっとドアから中を覗こうとする
「ちょっとアンタやめときなさいよ」
「気になるだろ?」
「まぁそうだけど……ダメよそんなの。見せたくないものがあるのかもしれないし」
「それこそ気にならねーか?」
「……なるわね。ちょっと詰めてよウオッカ、アタシも見る」
「へいへい」
2人はドアに手をかけ覗き込もうとして___次の瞬間、ドアが思い切り内に開かれ2人は支えを失って転がりこむように中へ入った
「さぁ今年の新メンバーも我慢が出来ない好奇心旺盛で元気な若者だ。皆、盛大に祝ってあげてくれ」
「「「いらっしゃーい!!!」」」
<パァン!!!>
「きゃっ!?」
「おわっ!?」
2人を破裂音と紙吹雪が襲った。目を白黒させた2人は視線を巡らせる。広い室内は手作りの装飾で飾り立てられ、『うぇるかむ』とデカデカと書かれた垂れ幕が天井からつり下がっていた。室内には見知らぬウマ娘達が笑顔でクラッカーの残骸を構えて待ち構えていた
「び、びっくりしたじゃない!」
「覗いたバツだよ。ふふ、怒らないでくれよ。歓迎会のサプライズだ。さあ入ってくれ。ああ、脱いだ靴は取り合えずその棚の空いている所に入れておいてくれ」
言われるがまま靴を脱いでおっかなびっくり中へ入った2人の下へウマ娘達が駆け寄る。挨拶する隙も無く、2人は目をギラギラさせた先輩達に完全に包囲された
「わーお新入りちゃん達!若いねぇ!いい足してるってねぇ!」
「どっちも可愛いじゃんゲキカワじゃん!?はー、やっぱツインテールは美少女を際立たせるよねぇ!スカーレットちゃんシャンプー何使ってるの!?」
「2人共お腹すいてない?喉乾いてない?お菓子食べる?ジュースあるよ?」
「ちょ、ちょっと、あの。すいませんあの……はい。よろしくお願いします。お菓子頂きますね」
「おいスカーレット!?ちょっと先輩方、せめて一旦名乗らせて下さいって!」
「ほらほら皆さん一旦座って下さいな。新入りさん達のご挨拶タイムですって」
パンパンと手を叩いてナイスネイチャが場を取り仕切った。彼女に言われ落ち着きを取り戻したウマ娘達があっちこっちにあるソファーや椅子、或いはクッションに腰掛けて口を閉じる。突如静まり返った部屋の様子にちょっとやり辛さを感じるが、スカーレットとウオッカは気を取り直してしっかりと皆の前に立った
「皆、昨日も言ったけど新しいチームメイトだ。さぁ、簡単に自己紹介だ。名前と、君達の目指すものを語ってくれ」
目指すもの。色々と語る必要などない。ダイワスカーレットもウオッカも、一言で言い表す事ができる
「初めまして。ダイワスカーレットです。アタシは、1番のウマ娘になります!」
「ウオッカです!お世話んなります!俺は、世界一カッコイイウマ娘になります!」
凛とした声が響いた。その言葉に部屋はシンと静まり返った。彼女達の言葉は宣戦布告だ。全員ぶっ倒します、と2人揃って言ってのけたのだ。2人は怖気づく事無く、ただ真っすぐ先輩達を見渡した
「おもしろいわァ……!どえれー『クール』じゃないの!」
「さっすがだねぇ2人共!あの大和サブもやる気になっちゃう訳だ!」
一瞬遅れて、わーっと歓声が上がる。受け入れられた事が解った2人はほっと息を吐いて、駆け寄ってくる先輩達に揉みくちゃにされる覚悟を決めた。……それはそうと、何故かやたらと胴上げをしようとする先輩達の提案だけは全力で拒否させてもらった。流石にそれはちょっと恥ずかしかった
「うんうん、よかった。それじゃあ改めて___ダイワスカーレット。ウオッカ。ようこそ、チーム『ムーン・シャイン』へ」
トレーナーがグラスを上へと掲げ、他のウマ娘達もそれに倣う。スカーレットとウオッカも先輩達から差し出されたグラスを手に持って、それぞれ見様見真似で頭上に持ち上げた
「さぁ、月が出るまで。飲んで食べて、愉快に騒ぐとしようか。___乾杯だ」
「「「かんぱーい!!!」」」
ガチャンガチャンとガラス同士が触れ合う音が部屋に響き渡り、新たなチームメイトの誕生を祝う楽しい時間が始まった
チーム名の由来はその内語らせて下さい。気になる方は検索かけてみると大体解ると思います
全体的に文字数多すぎます?もっと小分けにした方がいいですか?
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多すぎ♡
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これくらいでも許してあげる♡
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少ない♡少ない♡