『毎日投稿』してぇ~!
仕事なんかしてる場合なのか?ほんとか?でもウマ娘に課金しないといけないもんな……働かないとな……
今回スカーレットが出てきません。すいません。本当にすいません。でも大丈夫です、ダイワスカーレットはいつも皆さんの心の中にいますから
「そんな訳で、俺のトレーナーになってくれよ!」
「それは無理と言うものだね」
「はっ!!!!??」
勢いよく飛び込んできたウオッカがその勢いのまま崩れ落ちた。スカーレットとウオッカの対決の翌日、朝一番の出来事だった。僕は朝食に食べようと買っておいたクリームパンを紙袋から取り出すのを止めて、彼女に椅子に座るよう促す。ウオッカはうめき声を上げながらもとりあえず腰掛けてくれた
「なんで駄目なんだよぉ」
「2人も担当の子を持つ事は出来ないさ。僕の気持ち云々ではなく、学園のルール上ね」
「1人で何人も担当してる奴はいっぱいいるだろ!?」
「僕はサブトレーナーだからね。専属トレーナーとして契約できる子は1人だけだ。チームのメイントレーナー、或いは専属トレーナーとして勤務した実績が3年以上なければ複数の子を同時に担当する事はできないよ」
この学園には『チーム』というシステムがあり、同じ目的を持った複数のウマ娘がグループを組んで活動する事が認められている。実績を残しているチームは学園の施設を優先的に使用できたり、各員の成績の合計が一定以上の評価を得ると学園から様々な物資が提供されたりと多くの利点がある。そのチームの創設者であるチームリーダの立場にあるトレーナーは本人が希望すれば無制限にウマ娘と契約が結べる
「専属契約とは、ざっくりいえば両者が互いに尽くす事を誓うというものだ。トレーナーと二人三脚でトゥインクルシリーズのデビューを目指し、そのまま高等部に入るまで専属トレーナーがつきっきりで面倒を見るのが通常だね
出走するレース、走り方、身の振る舞い方。専属契約を結んだトレーナーはウマ娘の生き方そのものに対して強い強制力を持つ。両者に深い信頼関係が無ければ成立しない関係だね。高いポリシーを持って居たり不自由を嫌うウマ娘はそもそも専属契約のシステム自体を嫌うけどね」
「でもウマ娘とトレーナーの数は合ってないってアンタ言ってただろ?あぶれた奴はどーすんだよ」
「チームシステムの最大の存在理由がそこだね。トレーナーと専属契約を結ばないウマ娘達は、チームに加入することでそこのチームリーダーの指導を受けているという扱いになり、公的レースに出走する権利を得る事が出来るんだ」
サブトレーナーとはチームリーダーの補助をしながらチームに参加しているウマ娘の指導を行う役職の事だ。リーダーの手が回らない細かい事務作業や遠征を行う子の付き添い等を行いながらトレーナーとしての経験を積むのだ
専属契約を結んでいるトレーナーが設備や練習相手を求めてチームに所属する事も多く、そうして加入したサブトレーナーも空いた時間で他のウマ娘の指導を行う
「まあサブトレーナーのポジションにいる人間は誰とも契約を結ばない事も少なくない。僕なんかがそうだったし。しかも他のウマ娘の指導は任意で強制じゃないから、事務作業なんかが少なければほんとに楽な仕事だ。最高なんだよ」
「……スカーレットにチクるぞ」
「冗談、冗談だ。しかしウオッカ、君はいくつもスカウトを受けていた筈だろう?中には学園内トップクラスの実績を持つトレーナーも居たんじゃないかな」
「ああ。すげー肩書の人も何人かいたよ。でも、せっかくやるならどん底から這い上がった方がカッコイイだろ?」
「今君僕の事をどん底扱いしたかい?流石に酷いな、事実だとしても言い方には気を遣ってくれないと泣いてしまうよ」
「冗談だって!アンタの事は自分の目で見て気に入ったんだ。ほんとさ」
さっきまでかっこつけた態度で椅子に座り足を投げ出して喋っていたウオッカは慌てたように姿勢を正した。彼女の視線は情熱と、少しの不安と緊張が混ざっていた。荒くれ者のようで、どこか真摯で礼儀正しい一面も持つ。割と話しやすい子だった
「しかし、ふーむ……困ったな」
選抜レースは毎年4月半ばに行われる。入学から僅か2週間程度で、彼女達は己の価値を証明しなければならない。大半の子はまともな走りを見せられない。だからスカウトが見るのは、あくまで今後の伸びしろだ
だが年に数人、明らかに競技者としての風格を持ち合わせている者もいる。圧倒的なセンスか、幼少期からの英才教育の賜物か。その子達は成るべくして『世代』を代表する選手へと成長する。他のスカウトだけじゃなく、僕にだって解っていた。この子は優秀だ
「だからこそ問おう、ウオッカ。僕はダイワスカーレットが1番になる為にこの身を捧げると誓った。君は僕とスカーレットが今現時点で想定しうる最大の壁だ」
「だろうな。アイツがふんぞり返って高笑いするのなんて許す気はねーよ」
「そんな君を僕がまともに指導すると、本当に思うのかな?」
「ああ。思ってる。今からその答え合わせをしてえんだ」
ウオッカは真っすぐと僕の目を睨みつけて、ニヤリと笑った
「アンタは俺が強くなれるように全力で指導してくれるだろ?」
「やれやれ___ああ、するとも。スカーレットは1番にならなくちゃいけない。あらゆる伝説も怪物も叩き潰さなくてはならないし、高い壁を乗り越えてこそ彼女は美しく輝く。ウオッカ、君には同世代の最大のライバルとして終生スカーレットと鎬を削ってもらう必要があるんだ」
ウオッカは嬉しそうに笑って、僕の言葉を聞いている。打算的と言うか、度胸があるというか。この子も末恐ろしい。会って間もないというのに、僕を乗せるのが本当にうまいな。誰かに僕の扱い方を聞いてきたのかと疑ってしまう
「君には最強無敵のライバルになってもらう。スカーレットもきっとそう望むだろう。その育成は他の誰かに任せてもいいが、下手を打たれて君が潰されるような事があっては言語道断だ。僕の目が届く所で成長してもらわなくてはならない。そこでどうだろう、ウオッカ。もし君がよければ、世界最強のウマ娘になって___ダイワスカーレットの踏み台になってくれないだろうか?」
「いい提案だけど、1つだけ了承しかねるぜ。世界最強のウマ娘にはなってやってもいいが___スカーレットに負けてやるつもりは一切ねえ。それでよけりゃ、アンタのスカウトを受けてやるよ」
「ふむ、その線で妥協しよう。ウオッカ、是非とも僕のチームに来てくれ。専属契約こそ結べないが、僕ができる範囲で君の目標に尽くそう」
「ああ。俺は最強もいいが、最高にカッコイイウマ娘を目指してる。そこんとこ、よろしく頼むぜ。トレーナー」
彼女の差し出した手を握り、少しの間見つめ合った。彼女は満足そうに頷くとチラリと壁の時計を見て慌てたようにドアの方へ向かう
「やべー!そろそろホームルーム始まっちまう!悪いなトレーナー、また昼休みにでも来るよ!」
「いや、昼休みは少し出かけているかもしれないんだ。放課後、スカーレットと一緒に僕の所に来てくれ。チームハウスに案内するよ」
「オッケーだ。アイツには伝えとくよ。それじゃ、これからよろしく頼むぜ!」
嬉しそうにそう言って、ウオッカはトレーナー室のドアを静かに閉めて出て行った。彼女を見送ってしばらく、僕は椅子に座ったまま動けないでいた
「……ふぅ。胸の動悸が高まっている。少し興奮しすぎたかな」
気分を落ちつけたくて、机の上に放り出していた書類の中からできるだけつまらなそうなものを手に持って目を通す。ゴミの分別についての定期連絡だった。見慣れすぎてあまりにつまらないソレを見ている内に感情の昂ぶりも落ち着きを見せたので紙は綺麗に折りたたんでくずかごに放り込んだ
今日は朝起きた時から思っていたが、どうにもここ数年で一番の疲労が溜まっているようだった。窓から外を眺め、食べようとしていたパンを再び袋から取り出そうとして……
<コンコン>
また来客か。朝早くから立て続けに僕に用事があるなんて、一体何事だろうか?
「失礼しますよーっと」
「ふむ、おはようネイチャ。今日はいい天気だね」
「だねー。布団干しといて正解だったねーこりゃ」
トレーナー室へ入って来たナイスネイチャは、部屋の隅に置いてある彼女用の赤い椅子を僕の机の前まで運ぶと、よいしょっと呟いて腰掛けた。僕はその間に彼女の為にストックしてある緑茶のティーバッグを取り出して湯呑にセットする。慣れ親しんだ、いつも通りの出迎え方だ
「今日はどうしたんだい?1時間目の授業はサボリかな?」
「サボリサボリ。お菓子あったりする?」
「たくさんあるさ。用意するよ」
手をヒラヒラさせて話す彼女は一見掴みどころが無いが、慣れれば案外分かりやすい。機嫌がいい時は僕が黙っていると合わせて静かにしてくれる。しかし機嫌が悪かったりすれば1人で延々と喋り空気を誤魔化そうとする
そんな彼女が今は新しいクラスがどうも騒がしいだのこの間買い物に行ったら通り雨に降られて散々だっただの、近況を語りながらチラチラと視線をさまよわせている。どうにも長い話になるかもしれない
「今日は天気もいいし、身体も心もよく休まるだろう。しかし、心に淀みを抱えたままでは存分にエンジョイできないんじゃないかな」
「……やー。ま、大したことじゃないんですけどね」
「よかった。実は最近ゴタゴタが続いていて疲れていてね。大した問題を持って来られるといよいよ休暇をとらざるを得ない所だった」
「え、大和サンいっつも休んでんじゃん」
「君達が頑張りすぎだからそう見えるだけで、これでも僕なりに一応頑張ってはいるのさ」
「へぇー。ああ、そういや聞いたよ。専属トレーナーやるってね」
「うん?その話は君の所までもう流れて行ったのかい?」
「ん。しっかし、そうなると私達も構ってもらえなくなるねぇ」
「ふふ、妬いてくれるのかい?君にそこまで思われているとは、なんとも嬉しいものだよ」
「まーたそんな。いい加減大和サンの思わせぶりのセリフにも慣れたよ」
彼女は照れた様子で手を振っていつもと同じように困り顔で笑う。何もかもいつも通りな空気で、ただそれだけに少し妙な違和感もあった
僕は本題を促そうかと思って、やめた。彼女はまるで言いたくなさそうだったのだ。それでも言わないといけないのだろう、彼女はしばらく押し黙った後に覚悟を決めたような顔で震える声を押し殺しながらポツリと言葉を漏らした
「私がさ。トレセン学園の高等部には進まないって言ったら、止めてくれる?」
勘弁してくれないか。大した話じゃないって言ったじゃないか。僕は今度こそ食べようと思っていたクリームパンの入った袋を彼女に差し出した
「……え、くれるの?」
「ああ。今から君との思い出の回想に入るからその間にこれを食べて待っていてくれ」
「ちょ、私の回想とか恥ずかしいのやめてくれません!?」
「しょうがないじゃないか、僕だって少し考えたいんだ。時間を稼がせてくれ。お茶のお代わりは?」
「あ、いりマス。はい」
ネイチャ、出番です
みなさんGWは楽しんでますか?120万マニー、ありがたすぎますね。覚醒がはかどるはかどる!
このお話が少しでも皆さんのウマ娘欲の向上につながることを祈っています
全体的に文字数多すぎます?もっと小分けにした方がいいですか?
-
多すぎ♡
-
これくらいでも許してあげる♡
-
少ない♡少ない♡