前科戦線ウヅキ   作:鹿狼

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第113話 執念

 秋月にとって艦娘とは塵芥でしかなかった。等しく無価値、生きている意味がない。正義だの守るだの仲間だの、バカバカしい感情にしがみつく愚か者。

 かつては自分もそうだった。くだらない価値観に縛られていた。

 だが、主様によってそこから解放された。本当の自分になることができた。

 

 そうやって、昔の自分を踏み躙るように、艦娘を殺し回るのは途方もない快楽を与えてくれた。

 こいつらは、わたしを気持ちよくするために存在しているのだと、秋月は理解した。

 

 なのにコイツは。

 

「何なんですか貴女は、何故大人しく殺されてくれないんですか!」

 

 水中から足を掴んできた卯月に秋月は罵声を飛ばす。

 

 卯月は一体何をしたのか。

 彼女は顔無しが自爆する瞬間、艤装に注水し敢えて『沈没』。水中に潜ることで自爆を回避したのだ。

 そして爆発が収まった後、秋月が接近してきた瞬間、艤装の出力を臨界状態に。限界まで上昇させたパワーアシストによって、力技で泳いで一気に浮上し、秋月の足を掴んだのだ。

 

 そんな無茶をしたので、会話している余裕はない。すぐさま行動に移る。

 

「どりゃー!」

 

 卯月は秋月の脚部を力いっぱい引っ張った。D-ABYSS(ディー・アビス)は解放されていない。通常の膂力だけで引っ張った。

 本来であれば、そんなものでは秋月は転倒しない。

 

 しかし今の秋月は、たったそれだけで容易く転倒した。

 

「ぐぁっ!」

 

 引っ繰り返った秋月を支えによじ登って水中から完全に浮上。同時に卯月の胴体に掴まっていた満潮も浮上した。

 更に卯月は秋月に馬乗りになって拘束。後ろの満潮は関節技で足を抑えにかかる。

 

「長10センチ砲ちゃん! こいつらを殺して!」

「無駄無駄ァ! お前まで巻き添えだっぴょん!」

「自爆する覚悟は、アンタには無いようね!」

 

 懐どころかほぼ密着状態。今の卯月と満潮を撃ったら間違いなく秋月自身も巻き添えに。自律判断できる長10センチ砲ちゃんたちも、主が死ぬリスクを前に動けない。手をパタパタさせて慌てるだけ。

 

「やっぱりそうか、お前の弱点は、足だっぴょん!」

「……ッ!」

 

 黙り込んで睨み付けてくる秋月。その態度が答えを饒舌に告げていた。

 

「あんな馬鹿威力の砲撃、反動を耐えるのに足の力を殆ど使っているんだぴょん。だからちょっと外から押せば、簡単に引っ繰り返るって訳だっぴょん。攻撃をぜーんぶ撃ち落としていたのも、そういうことだっぴょん?」

 

 空中移動を実現する程の反動を齎す砲撃。その反動を耐えるには相当な力が必要となる。秋月はシステムによる強化された膂力を持って堪えていたが、それでもかなりの負担があった。

 

 結果秋月は、砲撃中一歩も動けないという弱点を抱え込む羽目になっていた。

 

 それどころか、砲撃直後に足を叩かれると容易くバランスを崩すという弱点まで存在。だから秋月は接近されないような戦いをしていた。全て撃ち落としてきたのは、回避運動が碌にできないから。卯月はその砲撃直後の隙を突いたのだ。

 

「空中砲撃なんて大道芸しているから、そういう弱点を見抜かれるんだぴょん。やーいバーカバーカ!」

 

 引っ繰り返した秋月を支えに卯月は水中から浮上。卯月の足には満潮が捕まっている。彼女も同じ方法で回避したのだ。

 卯月はそのまま秋月を押し倒し馬乗りに。

 懐どころか、ほぼ密着状態。これでは秋月本体を巻き込んでしまう。長10センチ砲ちゃんたちは動けなくなった。

 

「あり得ない、どうやって浮上したんですか、注水して沈没したのに、何故浮上してきたんですか!」

 

 注水すれば確かに沈む。だが浮上できる筈がないのだ。

 艤装の重量は並大抵のものではない。パワーアシストを全開にしたところで、どうにかできるものではない。しかも胴体にしがみ付く満潮も浮上させなければならなかったのだ。

 D-ABYSS(ディー・アビス)が解放されていれば、力押しもできたかもしれないが、今は未開放。どうやって海面まで泳いだのかが分からない。

 

「うーちゃんは艦娘、つまり半分は人間、だから泳げて当然だったぴょん」

「ふざたことを言わないでください!」

「酷い、うーちゃんは何時だって真面目ちゃんだったぴょん!」

「うるさい!」

 

 無茶苦茶なことを当然のように告げる卯月に、秋月の苛立ちはピークを迎えた。

 

「艦娘は秋月を愉しまながら死ぬ為に生きている、なのに、卯月さん貴女はどうしてそう、秋月を不愉快にするんですか!」

 

 前の戦いからそうだった。卯月は何度も秋月の予想を超えていた。

 それが気に食わない。

 多少の抵抗なら刺激として楽しめる。掌の上で無様にもがくのを見るのが好きなのに、卯月の行動は秋月の想定を完全に突き抜けていく。

 更には、こんな奴が、元々は同じD-ABYSS(ディー・アビス)に選ばれた同胞(はらから)だというのが腹立たしい。

 

「この、裏切り者が。さっさと死んでくださいよ!」

「やってみろぴょん、できるもんならな。オラァ!」

「くっ……!」

 

 卯月の主砲はもう使えない。殆ど弾切れだった上、さっき水没したせいで残弾もオシャカになった。

 なので主砲は鈍器にした。

 思いっきり振りかぶって脳天に叩き込む。しかし秋月は片腕でガード。それならそれでダメージになるのだが、D-ABYSS(ディー・アビス)の強化は外皮にも及んでいる。傷一つついてくれない。

 

「硬った! 生身なのにカチコチだぴょん!」

 

 仕方がない、少しでも傷を与えられれば良い。卯月は何度も主砲を叩き付けた。

 相手が固すぎて逆に主砲に亀裂が走るが、そんなのは些細なことだ。主砲が砕けるまで殴り続けてやる。

 

「蹴り飛ばしてあげます」

 

 ダメージはないが流石に邪魔。秋月は卯月を蹴り飛ばそうとする。その殺人キックを満潮が防いだ。

 

「させるか!」

「貴女は引っ込んでてください、只の艦娘風情が!」

 

 彼女も卯月同様パワーアシストを全開に。機関部分から火が吹き出しそうになる。全身を使って秋月の足を抑え込む。

 

「邪魔です」

「がはっ!」

「満潮!?」

 

 しかし完全には封じられない。

 一度艤装が水没したせいで、パワーアシストが上がりきらない。

 殺人級の威力を誇る足が暴れる。それを抑える満潮は、手にも足にも内蔵にも深刻なダメージを受けた。

 だが満潮は秋月を放さない。

 放せば卯月が殺される。死んでも放す訳にはいかなかった。

 

「わたしを、舐めないでよね……!」

「しつこい駆逐艦ですね!」

「さっさと決めてよ、このノロマ!」

 

 そう言われても上手くいかない。卯月はこの状況で決定打を放てずにいた。

 満潮と同じように水没したせいで艤装が機能不全を起こしているからだ。殴り倒すにはパワーが足りない。

 

 けど、今から艤装の復旧なんて不可能。この状態で叩き潰す他ない。

 幸いと言うべきか、この状況に周囲の顔無しは動けない。撃っても自爆しても間違いなく秋月を巻き込むから、助けに入れなくなっている。

 

「だりゃぁぁぁぁ!」

「バカの一つ覚えみたいに、主砲ばかり振り回して、あの世で撃ち方を覚え直してきてください!」

 

 タイミングを見計らい主砲を振り下ろす腕を掴もうとしてきた。

 予感がした、直接掴まれれば、こっちの腕が捥げると。

 その手を引いて、手首ではなく砲身を握らせる。それだけで一ミリも動かせなくなる。戦艦級の膂力はその腕を完全に捉えたのだ。

 なら今度は逆の腕がある。予備の誘発材付きナイフを振り下ろす。

 

「ナイフだぁぁぁぁ!」

「それはもう、喰らいません!」

 

 払いのけようと秋月の片腕が迫る。喰らえば腕が千切れ飛ぶ。すぐさま錨を引き上げて鎖に絡ませて防いだが、このせいでナイフを落としてしまった。

 

 片腕は主砲でガードする為に、もう片腕は錨の鎖で絡めとる為に。これにより卯月も秋月も両手が使えなくなる。

 だがD-ABYSS(ディー・アビス)の恩恵がある秋月の方が有利。対して卯月の艤装はもう限界。水没した直後に出力を上げ過ぎた弊害が来る。残り数秒でオーバーロードだ。

 

「このまま押し切ってあげましょう、これで本当に最後です、死になさい裏切り者が」

「戦場では良く喋る奴から死ぬって言うぴょん」

「貴女人のこと言えるんですか!?」

 

 両足は秋月を押し倒すために、両手は攻撃を防ぐ為に、満潮は暴れる足を防ぐので精一杯。顔無しも飛鷹たちも巻き添えを恐れて攻撃できない。

 ならば、使える攻撃手段は、後一つだけ。

 卯月は歯を剥き出しにして、その顔を振り下ろす。

 

「その目玉噛みちぎってやる!」

 

 本当のバカだと秋月は呆れた。

 そっちがそうするなら、こっちは頭突きをしてやろう。システムにより強化された頭蓋骨による頭突きだ、一撃で卯月の頭部は爆散する。

 タイミングを違えない為に、秋月は卯月の顔面を凝視する。

 

 しかし、頭部が激突する直前、卯月は大きく開いた口を閉じ、頬を膨らませた。

 

「プッ」

 

 唾を吐くように何かを噴き出す。

 

 それは極めて細く鋭利な『針』だった。

 

「含み針!」

 

 頭突きを喰らわせてやろうと、卯月の動きを注視していたせいで反応が遅れた。反射的に瞼を閉じるが間に合わない。

 瞼が合わさる寸前、含み針が秋月の目玉に突き刺さった。

 

「がっ……!」

 

 眼球に今まで感じたことも無い激痛が走り、秋月は悶絶する。しかし苦しみはまだ終わらなかった。

 

 眼球が、悪性の腫瘍のように膨らみ始め、次の瞬間──眼球が爆発した。

 

「ぐあああ!?」

「騙されたなマヌケ! 噛みつくなんて嘘だぴょーん! 誘発材が塗られた、含み針だっぴょん!」

「こ、こんな、のって!?」

 

 卯月の狙いは最初から噛み付き等ではなかった。

 噛み付くと発言することで、その攻撃が来ると意識させる。その意識の不意を突いて本命の含み針を撃ち込むのが目的だったのだ。

 那珂から満潮との連携以外に、修復誘発材の活かし方を色々教わった。これがその一つの方法だった。

 

「あ、あああ゛ああ゛!?」

 

 眼球が爆散するという経験は秋月にとって初めてだ。

 感じたことも、想像したこともない激痛にのたうち回る。立ち塞がる敵をほぼ無傷で倒してきたせいで、激痛への耐性を殆ど持ち合わせていない。

 激痛に転げまわるので精一杯。卯月と満潮の攻撃に意識を割く余裕はまったくない。ただ暴れ回るせいで、脚を抑えている満潮への負担は激増した。

 

「うーん、心地よい悲鳴だぴょん。良い気味ぴょん」

「卯月、さっさと止めを、耐えられないわ!」

「合点承知!」

 

 爆散したせいで片目は見えていない。いやもしかしたら長10センチ砲と視界を共有しているかもしれないが、余り関係ない。相変わらず距離が近すぎて長10センチ砲ちゃんは身動きがとれないのだから。

 主砲はヒビが入ってアウト。魚雷は使い切った。ナイフは落とした。だから卯月は交換用の砲塔を引き抜き、それを構えた。

 

「とーどーめーだー、ぴょぉぉぉん!」

 

 卯月は最後の力を振り絞り、腕から出血しながら、砲塔を爆散した眼孔後へ突き立てた。

 

「ギャ!?」

「わぉ酷いケガ、消毒しないと!」

 

 と言って卯月は『海水』をぶっかけた。綺麗な海水ならば生理食塩水と変わらない。傷口を洗うのには最適。だがただの海水では雑菌塗れである。

 

「じ、塩水(じお゛み゛ず)が、()み゛い゛い゛ぃ゛い!?」

「おおっと、ちゃーんと塗ってあげないと。うっかりだっぴょん」

「──ッ!!」

 

 果てにはその砲塔で眼孔をグリグリ抉る。最早秋月は言葉も出せない。一番近くで見ていた満潮はあんまりな光景に目を背けた。

 

「このまま痛みで気絶させてやるぴょん! くたばれー!」

 

 その時、秋月のもう片方の目が見開いた。

 

「ざぜる゛が!」

 

 その手を砲塔を突き立てる卯月の片手に伸ばし掴み取る。システムにより強化された握力が、卯月の腕を一発で握り潰した。

 だが卯月は悲鳴を押し殺し、無事な片手を添えて更に押し込む。

 秋月はそれに抵抗し、砲塔を押し戻そうと渾身の力を込める。

 

「いい加減くたばれ、くたばれってんだぴょん!」

「がああぁぁぁ!」

「びょぉぉぉお゛お゛お゛!」

 

 どちらも血塗れ。地獄のような絵面。身体の奥底からの絶叫が響く。しかしD-ABYSS(ディー・アビス)による膂力強化は圧倒的。拮抗したのは僅か一瞬。卯月の腕が押し戻されていく。そこで満潮が動いた。

 

「しつこいのよ、アンタは!」

 

 助力せんと、満潮が身体を伸ばす。二人掛かりで押し込めばあるいは。そして卯月の両手に満潮の手が重なろうとした──その時だった。

 長10センチ砲ちゃんがいる艤装から、何か音が聞こえた。『メキメキ』、あるいは『ミシミシ』と言った音が。

 これはいったい。

 

 

「二人ともーッ! 避けてーッ!」

 

 

 飛鷹の絶叫に二人が顔を上げる。そこに突然、艦載機が現れた。

 

 考えている暇はない。二人は一気に飛び退く。秋月への追撃は断念する他なかった。

 回避直後、秋月周辺が激しい爆撃に見舞われる。激しい攻防はしていたが、周囲も警戒していた。何故艦載機に気づけなかったのか。

 

 まだ攻撃は終わらない。

 更に顔無したちが割って入ってくる。

 自爆の射程距離内、今度喰らえば本当に死ぬ。更に距離を取らなければならない。けれども二人はもう動けなかった。

 

「何が!?」

「ってアンタ艤装溶けてるわよ!?」

「そういうミッチーも艤装が燃えてるぴょん!」

「ど、どうすんの!?」

「……詰みでは?」

 

 原因は明らか。背中の艤装が黒い煙を噴き、そこら中から火災が発生し、一部はオーバーロードで溶解。

 自爆から逃れるため水没して、その後臨界作動させたツケが来たのだ。

 

「何でこんな時に! おのれ北上め適当な整備しやがったな!? このポンコツめ!」

「アンタが水没させたからでしょうがこのバカ!」

「言ってる場合かって嫌ぁーダメ間に合わないー!? 死ぬぴょんぬぎゃ―!?」

 

 こんなところでお終いなのか。顔無したちの身体が小さな光球へ収束される。自爆が起きる。満潮は眼をキュッと閉じる。卯月は血走った眼で奥の秋月を睨み付けた。

 だが、卯月たちは助かった。

 突然現れた浮遊感の直後、一気に上空まで持ち上げられた。自爆の爆風が襲い掛かり身体が焼けるが、自爆本体から逃れることに成功した。

 

 何かに持ち上げられているのは分かったが、いったい何が。振り返った卯月が見たのは、急上昇していく『輸送艇』だった。

 

『間一髪かもー!』

「秋津洲かぴょん!?」

『あんまり遅いからここまで来たかも! 遅刻するなんて非常識過ぎるかも、罰金一杯毟ってやるから覚悟するかもー!』

 

 艤装さえ持ち上げる強力なワイヤーに引っ張られ、卯月たちは戦域外まで一気に離脱していく。急激なGで吐きそうになるというか、実際に吐く羽目になった。

 しかし、それをタダで逃がす秋月ではない。

 

「逃がす、もの、ですか……!」

 

 長10センチ砲ちゃんの狙いを定める。あんな大きな的外す訳がない。これで終わりだとトリガーを引くも、砲弾は発射されなかった。このタイミングで漸く秋月は二度目の弾切れを起こしたのである。

 

「撤収ーっ!」

 

 飛鷹たちも一気に撤収していく。追撃されないようスモーク弾を撒き散らす。その大半は顔無し自爆の余波で吹っ飛んだが、その後に飛鷹たちの姿は確認できない。上空の輸送艇は信じがたい挙動を繰り返し、爆撃を回避し切って消えていった。

 

「……はぁ、はぁ、ふふふ」

 

 誘発材ではなく艦娘の武器(砲塔)で抉られたせいで、片目は治癒していない。痛みはまだ続いている。息も絶え絶えだったが、秋月は立ち上がり嘲笑する。

 逃げ切ったと思っているのがとても滑稽だった。ここまでやられたのは屈辱だが、あの逃走は無意味だ。

 既に別働隊が、向こう側で待機しているのだから。

 

「はははは……直接、手を下せなかったのは残念ですが、お終いです」

 

 しかし秋月は、運が悪かった。

 

 色々な意味で悪かった。

 

「ん、雨?」

 

 何やら黄色い液体が身体に付着する。秋月はふと気づいた。さっき輸送艇に引き上げられた時、身体に掛かったGで卯月たちが嘔吐していたことに。

 つまり、この液体は。

 しかも細菌塗れのそれが、剥き出しの眼光にちょっと掛かった。

 

「……いやぁぁぁぁ!?」

 

 D-ABYSS(ディー・アビス)に浸食されていても、その辺の感性は普通と変わらない。秋月の戦略(メンタル)的敗北という形で、今回の戦いは終結した。

 

 

 *

 

 

 秋月は別働隊を配備していた。

 勿論自爆力強化型の『顔無しelite』。それらが連合艦隊で待ち受けていた。海からでも空から逃げても、必ず殺せる布陣──だった。

 

 しかしそこには、もう誰もいない。

 

 あるのは顔無しの残骸だけ。

 死ねば自爆して消滅する筈なのに、そうはならず、無残に抉られ千切られた艤装の破片に肉片が散らばっている。

 その実行犯ももう立ち去っている。

 

 秋月は運が悪かった。

 

 卯月たちが禁足地へ侵入し、機嫌を損ねたのが原因なのか。

 

 黄金の暴風雨は全てを破壊し尽くしていた。




艦隊新聞小話

実際潜水艦以外の艦娘って、海の中に潜れるんでしょうか。あ、いや注水すれば一応潜れますね。沈むって方が正しいですが。
では、潜った艦娘は泳いで浮上できるのでしょうか。卯月さんは『人だから』って理由で泳いでましたが、可能なのでしょうか。
これについては興味深いレポートがありましてね……そのまま抜粋しちゃいます。

M:『いいか、艦娘とは何だ?
付喪神か、それは確かに正しい……だが私はそう思わない。そうだろう?何故軍艦の付喪神だからといって、艤装を背負った女性体である必要がある。ならばなぜこの姿になっているのか。それが艦娘として降霊する時の契約であり、大勢の共通認識だからだ。
即ちそれを上回れば良い。常識を常識だと思わず、自分の考えを当然のものだと考えること、それが重要なんだ』

ぶっちゃけ私には理解できなかったです。つまり意志が重要ってことでしょうかね!
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