前科戦線ウヅキ   作:鹿狼

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第49話 宣言

 金剛たち藤提督の艦隊と手を組んだ前科戦線は、戦艦水鬼の支配海域に突入する。そこで待ち受けていたのは水鬼と、異様な強さをもった『顔無し』のイロハ級だった。

 

 金剛たちが水鬼の相手をしている間に、顔無しは前科戦線が引き受けている。しかしその強さは今まで交戦したイロハ級とは比較にならなかった。

 

「どうなってんのよこいつら!」

 

 顔無しの攻撃を回避しようとするも、回避した先に砲撃や魚雷が置かれている。ギリギリで方向を変えて逃げ切るが爆風が服を焼く。

 

「さっさと沈みなさいよ!」

 

 満潮は反撃の砲撃を撃ちこもうとする。だがそこに別個体が妨害に入った。その隙に瞬間にもう敵は逃げ切る。射程距離外になってしまい、満潮は舌打ちをする。

 さっきから、こんな状況の繰り返しだ。

 この顔無しは連携がうまい。味方の隙はすぐさまフォローに入り、逆の時は一斉に攻撃を畳みかけて来る。

 

 連携の基本だが、それが難しいのが戦場だ。顔無しはそれを平然と、言葉も交わさず実行してくる。事前の報告通りだった。厄介極まりない。

 

「満潮ちゃーん、だいじょーぶ?」

「そう見えるんなら、アイドルの引退考えた方が良いわよ」

「むっ失礼しちゃう。那珂ちゃんまだ後輩には、負けないんだからー!」

 

 後退した満潮に変わって那珂が突撃する。満潮はその後ろから援護。更に後ろからは不知火の卯月の援護射撃が飛ぶ。

 顔無したちが砲撃を撃ちこむ。那珂は砲撃を踊るように回避し、奥へ奥へと突っ込み、距離を詰めていく。

 

 その間にも、満潮たちの援護射撃が顔無しに降り注ぐ。

 しかし全く当たらない。

 牽制で撃ってるとは言え一発も当たらないとは。満潮はまた舌打ちをした。回避性能も反応速度も、イロハ級の数倍はあると満潮は見立てた。

 

 だが、一発だけ直撃弾があった。

 

 卯月の主砲だ。

 

「よっしゃぁ、脳髄をさらけ出すぴょん!」

 

 元の威力が低いので致命打には至らないが。それでも装甲の一部が完全に破壊された。顔無しは不規則かつ素早い動きをする。だが卯月には、どう動くのか直感的に予想できていた。卯月は特効艦の力をいかんなく発揮していた。

 

「チャンスターイム!」

「まず一隻、確実に仕留めるわ」

「デュエットだね、那珂ちゃんに注目ー!」

 

 満潮と那珂が攻撃を密集させた。

 残りの顔無しはその個体を庇うように陣形を組み直す。輪形陣となり中央の個体を護ろうとする。

 しかし、那珂たちの方が早い。陣形の隙間を突くような攻撃が放たれる。

 

「どっかーんっ!」

 

 装甲を抜かれ、軽巡クラスの砲撃を喰らい、顔無しの一隻が海中に沈んでいった。

 

「やったぁ、那珂ちゃん大活躍ー!」

「ちょっと、このうーちゃんの活躍によるものだぴょん!」

「どっちでもいいわ」

 

 卯月たちは、顔無しの特性をなんとなくだが理解した。

 言葉も交わさず連携ができる、強化されたイロハ級。厄介だがそれだけだった。戦術の立て直しや行動の後は、普通に隙ができる。顔無しは決して無敵の敵ではない。

 所詮はやはり、イロハ級でしかない。勝ち目は十分ある。卯月はニヤリと笑う。

 

「どんどん行くぴょん、さっさと金剛たちの援軍に向かうぴょん」

「は? あんたいつから旗艦になったのよ」

「なってないぴょん、満潮お前どうしたぴょん。記憶障害でも起こしたかぴょん」

「攻撃来てますよ卯月さん」

 

 軽口を叩いた瞬間、再び攻撃が再開された。

 さっきよりも威力などが上がっている。特効のおかげで狙いは分かるが、掠っただけでも死ぬと確信できる。

 仲間がやられて、怒っているのだろうか。くだらない。深海棲艦の癖に。

 徹底して逃げ場を塞ぐように、顔無したちは連携してくる。不知火は熊野の分析が終わるまで耐える気だ。

 

「分析は」

「あと数分かかりますわ、耐えて下さいまし」

 

 その時、また一隻に卯月の攻撃が直撃した。武装の一部を破壊し、無力化に成功する。

 

「ざーこざこざこぴょん!」

「油断しないでください、来ますよ」

「来ます?」

 

 武装がないのに? 

 しかし、武装がなくてもできる攻撃はある。

 自爆だ。

 卯月はそのことに気づくと、慌てて主砲を連射する。

 

 だが顔無しは、限界以上の力で突っ込んできた。主砲は回避され、顔無しは卯月の懐に潜りこむ。その体が光り出す、自爆の予兆だと理解できた。

 

 やはり早い。基礎スペックが高いのは厄介だ。けれども今の卯月には近接用の兵装があった。

 

「仲間の仇討ちのつもりかぴょん!」

 

 組み付こうとした腕を、受け流すように払いのけ、首元を誘発材の塗られたナイフで切り抜いた。

 鮮血が飛び、泡が湧き出る。再生能力が暴走し、顔無しの首が半分千切れる。

 卯月はすぐさまに、そこへ砲撃を撃ちこんだ。

 

 半分千切れた首吹っ飛ばすのはなんてことはない。特効も相まって、卯月は簡単に顔無しを撃破した。息絶えたことで自爆もさせなかった。

 

「気持ち悪いぴょん」

 

 これで二隻沈めた。順調に作戦は進んでいる。顔無しは確かに強いがそれだけだ。化け物がわたしたちに勝てる道理なんてない。

 だからさっさと沈め。

 卯月は願いを込めて、沈む死体を見た。

 

 千切れた首の切断面から、なにか、布状のものが伸びていた。

 

 ()()()()のようだった。

 

「…………え」

 

 卯月の全身に悪寒が走った。

 鳥肌が立ち吐き気が込み上げてくる。一瞬想像が過っただけで、それだけの拒否反応が出た。

 だが、卯月は確かめずにはいられなかった。

 

「ちょっと、なにしてんの卯月」

 

 卯月は沈みかけた死体を掴み、首元の切断面から伸びる布を凝視した。蒼くなっていた顔が、更に蒼ざめる。油汗を流しわなわなと震えだす。

 

「どうしたの、戦いに集中しないさいよ!」

「待てぴょん、ちょっと待って!」

 

 満潮から見ても、卯月の態度はただごとではなかった。まだ周囲に敵がいるのに、それをそっちのけで死体を凝視している。

 

 そして卯月は、ナイフで顔無しの体を抉り出した。

 

 あまりの行動に、満潮も不知火も動きを止める。ただならぬ気迫と焦燥感に威圧されていた。

 

 体を掻っ捌き、心臓が剥き出しになる。

 

 卯月は心臓を取り出す。そこには、()()()()()()()()

 

「し、心臓に顔!?」

 

 苦悶の表情で固まった顔に、卯月は言葉を失う。

 

 顔がない理由が、ここにあった。

 生物の顔は一個体につき一つ。大半がそうだ。人間も艦娘も、深海棲艦もそこは変わらない。

 しかし、顔無しは最初から心臓に顔を持っていた。『顔』は二つも要らない。だから頭部に顔が現れなかったのである。

 

 しかし満潮が気になったのはそこではない。どうして急に、心臓を抉る真似をし出したのか。

 

 卯月はもう、正気には見えなかった。

 血管が何本も浮き上がり、瞳は血走り紅く染まっている。瞳孔は収縮を繰り返し、息を荒げながらハチマキを凝視していた。

 

 そのハチマキの形状や模様は、卯月がつけている物と完全に一致していた。

 

 卯月の想像は現実だった。

 

 

「うーちゃんの仲間が、神鎮守府のみんなが、つけてた、ハチマキだ、ぴょん」

 

 

 まさか。満潮は呟く。

 神提督は自分の艦娘に、お守り代わりのハチマキを配っていた。そのことは知っていた。卯月にとっては思い出の品であり、形見の品だ。

 満潮も、形見の品を見間違えたとは思わなかった。

 

 それがなぜか、顔無しの体から出てきた。そして心臓には顔が刻まれていた。その顔はよく見たら、艦娘のような顔つきをしていた。

 

「この顔も知ってるぴょん、神鎮守府にいた、仲間の顔だぴょん」

 

 あり得ないと、満潮は思った。

 艦娘には同じ見た目の別個体がいる。卯月の知っている顔があったとしても、それが神鎮守府の仲間だったとは限らない。

 神鎮守府の艦娘()()持っていない、ハチマキが出てこなければ。

 

 証拠があり過ぎた。悪夢の想像が現実だと、卯月も満潮も認める他なかった。

 

「神鎮守府の艦娘の遺体が、イロハ級に取りこまれているってことなの」

「はは、特効がある筈だぴょん」

 

 特効は『縁』によって成り立つ。史実や艦同士の関わりなどが縁になる。

 同じ鎮守府で、一緒に暮らした仲間──その遺体を取りこんだ敵。とても強い縁だ。特効が働くのは当たり前のことだった。

 卯月が殺したのは、仲間の遺体だった。

 

「どうして、こんなことを……!」

 

 満潮は憤りを感じる。だが卯月は、ヤバイ状態になっていた。

 

「許せない、許せない許さない許さない許さない……」

「って、卯月!」

「卯月さん、落ち着いて下さい。暴走したらどうなるか忘れたわけではないでしょう」

 

 満潮の言葉も、不知火の呼びかけも、卯月の耳には入っていなかった。誰が顔無しを建造したのか。どうやって遺体を回収したのか。

 

 卯月にはもう、全てがどうでも良かった。

 

 わたしに仲間を殺させたこと。仲間の死体を弄んだこと。

 卯月はそのことへの怒りで染まる。憎しみが腸から溢れ出す。激情に全身が火傷のように熱くなっていく。

 許せない、なにもかも。深海棲艦の存在全てが……世界にいることが、許せない。

 

 今までの全てを越える程の激情が、理性も記憶も焼き尽くしていく。

 

 卯月の心に、亀裂が走った。

 

 

 

 

 

 戦艦水鬼と金剛たちの戦いは、壮絶極まったものだった。

 戦艦同士の壮絶な撃ち合いが繰り広げられる。戦場が爆炎と無数の水柱で埋まっていく。それさえも吹き飛ばすように砲撃が放たれる。

 

「バーニング、ラァーブッ!」

「比叡、行きまーっす!」

 

 二人がかりの砲撃が、水鬼に向けて放たれた。

 

「狙イガ甘イワ」

 

 しかし、水鬼はあっさりと砲撃を回避してしまった。そもそもの狙いが甘かったのが原因だ。

 

 制空権がとれなければ、弾着観測はできない。命中率は下がる。しかし今の戦艦水鬼に無策で接近するのは自殺行為に等しかった。

 

「オ返シヨ」

 

 獣人型艤装が咆哮する。主砲に黒いオーラが集まっていく。異常な破壊力を纏った攻撃が、嵐のような勢いで放たれた。高密度かつ超速度、金剛たちが離脱できる時間はない。

 

「直撃ダワ」

「いいえ、当たりませんよこの程度!」

 

 比叡は金剛の前に立つと、副砲と機銃を一斉に撃つ。それらは水鬼の砲弾に当たり、軌道を反らした。

 

「アラ、ヤルワネ。デモ、結果ハ変ワラナイ」

「比叡、大丈夫ですカ!?」

「問題ありません、かすり傷です」

 

 全ては反らせなかったのだ。艤装にかすっただけで、そこが赤熱し融解していた。直撃すれば命の保証はない。

 

「安心シテ、苦シメル気ハナイ。殺スダケダカラ」

「もう勝ったつもりネ?」

「ソウ、一歩ズツ確実ニ追イ詰メル。着実ニ殺シテイク」

 

 水鬼が再び主砲を構えた。そこに向けて大量の雷撃が迫っていた。背後に回っていた竹が不意打ち気味に撒いたものだった。

 

「雷撃カ」

 

 水鬼は金剛たちを一瞥した。

 雷撃の回避は容易い。しかし逃げた先を金剛たちが狙っている。無駄なダメージは控えるべきと水鬼は判断した。

 そして水鬼は、指を下に向けて動かした。

 

「なにを」

「竹お姉ちゃん、上だよ!」

「艦載機なの!?」

 

 顔無しの空母が放っていた艦載機が、水面に向けて飛び込んでいった。それらは肉盾となって水鬼を守った。

 

「特攻じゃない、なんてことを」

「手段ナンテドウデモイイノ、大事ナノハ、確実ニ艦娘ヲ殺スコト……ソレダケヨ」

 

 水鬼の副砲が松たちを狙っていた。主砲は金剛たちへ放たれていた。牽制によって接近できない間に松たちを沈める算段だ。

 

「させないデース!」

 

 だが金剛たちは、牽制を全て回避して、水鬼に距離を詰めていた。

 高速戦艦だから出せる速度だ。戦艦水鬼は松たちへの攻撃を中断し、金剛たちに集中しなければならなくなる。

 そのお蔭で、松たちは空母の顔無しに接近できるようになった。

 

「全員突撃、空母の撃破を狙うわよ!」

 

 さっき艦載機を特攻させたせいで、再発艦が間に合わない。あっと言う間に松たちは空母の懐へ飛び込んだ。

 

 松たちの攻撃が始まったせいで、空母ヲ級は発艦がままならなくなっていく。

 その分、飛鷹が制空権をとりやすくなる。

 飛鷹はこのチャンスを見逃さなかった。コントロールに集中し、一気に制空権を取りにかかる。

 

 しかし、『顔無し』のヲ級は耐える。主砲や雷撃を喰らっても、簡単に沈んでくれない。性能だけでなくタフさも上がっている。

 

「厄介な相手だぜ」

「ええ、でも二回目なら、やりようはあるわ!」

「センターは松お姉ちゃんに任せたよ! 突撃ー!」

 

 それでも、初見と、二度目では勝手が大きく違う。

 逃げられないような攻撃をすれば良い。一度見た攻撃なら回避もできる。竹と桃の雷撃で逃げ道を塞いだ後、松は目の前まで接近した。

 ここでなら、確実に撃破できる。装甲を貫ける。

 

「まず一隻!」

「イイエ、二隻ヨ」

「え?」

 

 背後から様子を伺っていた水鬼が呟いた。

 

 顔無しのヲ級は、発光しながら、溶けだしていた。

 

「松お姉ちゃん伏せて!」

 

 桃は松に飛びかかり、その勢いで松を顔無しから引き剥がそうとした。

 

 その直後だった。

 

 顔無しが、青白い閃光を放ちながら、大爆発を起こした。

 

「うぁッ!?」

「松姉!? 桃ー!?」

 

 爆発の威力は常軌を逸していた。青白い閃光を纏った爆発は距離を取った二人も巻き込み、海面が全部めくれ上がるほどだった。

 

「自爆!? 水鬼、貴女は自爆命令をしたんですカ!?」

「エエ、ダッテソノ方ガ、有効活用デキルシ。実際ニ効果ハアッタミタイダシネ…………」

「大丈夫か二人とも!」

「なんとか、でも、桃が……!」

 

 松と桃は生きてはいた。しかし大ダメージを負ってしまっていた。松は中破だが桃は大破だ。松を庇って爆発を直で受けてしまったのだ。致命傷ではないが、もう一発喰らえば轟沈の危機である。

 

「貴女達ガ悪イノヨ」

「ワッツ?」

「私ヲ沈メタカラ。ダカラ『油断』ガ消エタ。貴女達ガ私ヲ殺サナケレバ、自爆命令ナンテ、出サナクテ良カッタノニ」

 

 なんだ、その理屈は? 

 私達が水鬼を本気にさせたのが悪いと言いたいのか? 

 実際はそうではない。水鬼の言葉は挑発だ。戦闘を有利に進めるため。その為に水鬼はあらゆる手段を実行する。ある意味では戦いに誠実とも言えた。

 

「私ハ何デモスル、貴女達ヲ殺シ尽スマデハ」

 

 挑発と分かっているから、誘いには乗らない。金剛は冷静なままだ。怒りを抱えつつも冷静さを維持していた。

 

「そうですか、やれるものなら、やってみると良いデース」

 

 どっちみち顔無しは一隻沈んだ。制空権はこちらに傾きつつある。金剛は水鬼に向けて、主砲を上げた。

 

 

 

 

 

 

 

 

「なにしてんだぴょん」

 

 金剛の主砲に、『卯月』が照準を合わせていた。

 

「え」

 

 決して見間違いではない。

 

 悪意に満ちた顔で、()()()()()()()()()()()()()()

 

「水鬼()()の邪魔をすんじゃねぇぴょん、英国かぶれが!」

「卯月!?」

「伏せて下さい金剛さん!」

 

 金剛と卯月の間に不知火が割り込んだ瞬間、主砲が発射された。

 不知火は艤装でガードしたが、直後蹴りをみぞおちに喰らう。

 不知火はうめき声をあげ、海面を転がっていった。

 

「おお、跳んだ跳んだ! 無様そのものぴょん」

「貴女、なにをしてるんですか!」

「お、比叡だぴょん。シスコンぴょん、キモイぴょん、さよならだぴょーん」

 

 主砲の速さが違った。いつものよりも何倍も早い。

 予想以上の速さに、ガードが間に合わない。

 直撃しそうになった寸前で、不知火の撃った主砲が軌道を逸らした。

 

「また不知火かぴょん、中佐の犬風情が」

「お前、卯月、なにをしてやがる!」

「おいおい竹、見て分からないのかぴょん? バカぴょん? アホかぴょん? マヌケぴょん?」

「どうしちゃったネ、卯月!?」

 

 金剛の絶句する顔を見た卯月は、心の底から楽しそうに邪悪に嗤う。

 

 その目は深海棲艦と同じ──いやそれよりも激しく、赫く光り輝いていた。

 

 ただの造反ではない。なにか、異常なことが起こっていると全員が感じていた。

 

「うひひ、笑える顔ぴょん。じゃあ教えてあげるぴょん」

 

 卯月は戦艦水鬼のところへ近づいていく。水鬼は卯月の接近を拒まなかった。

 戦艦水鬼を見上げる卯月の顔は、紅潮していた。目はとろんと溶け、心から心酔している様子だ。

 そんな自分の姿に、金剛たちが絶句しているのを卯月は楽しむ。そして見せつけるように、水鬼の足元に傅いた。

 

 

「うーちゃんは艦娘なんてくっだらない愚行は止めて、戦艦水鬼さまの為に尽くすぴょん。頭のてっぺんから爪先まで全部水鬼さまのモノ。うーちゃんの全ては水鬼さまの喜びのため。命令してくだされば、艦娘も人間も、うーちゃん自身も、全部捧げると誓うぴょん!」

 

 

 反吐が出そうな程甘ったるい声で、卯月は『造反』を宣言した。




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窶補?暮幕逋コ荳サ莉サ縲ょ鴻螟懷鴻諱オ蟄
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