スキマにこき使われ、九尾に教えを乞い、化け猫に笑われながら、幻想郷を駆け巡る 作:エアロスミス
話をしよう。
これは幻想に起きた少しの歪み。そして運命へと至る物語。
人からも妖からも忌み嫌われ、幻想から否定された少年は過去を知り、目覚めた。その目を赤く輝かせて彼は言う、己の光剣は守護する剣だと。その過去がどんなに残酷でも…
主人を求めた悪魔憑きは願った。どうか主人の手で、己を殺めてほしいと強く願った。自分が自分でなくなる。自殺はできない。私にはソレに抗う力はない…
かつて国を追われた科学者は、はるか遠い宇宙の故郷に帰るために月を奪い返そうと企む。
歯を食いしばり、ゆっくりとその時を待つ。
一人の旅人が幻想に降り立った。我が主神を現界させるため。今は神々によって封印されてしまった現人神に恩を返す。
彼は再び人から魔法使いになることを決心した。
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ふむ…まだ時間はあるな…そうだ!少し神について話そう。
大昔…いや、今現代にある過去を意味する言葉では、表現できないほど昔の時代。
具体的には神の時代、ギルガメシュ叙事詩より前の時代だ。
そうは言っても現代の我々が科学の叡智によって生活しているのと同じで、その時代の人間は魔法や霊法といった、いわゆる非科学的な力を用いて生活していた。神との繋がりを一番濃い期間でもあったな。
さてここからが本題だ。ある日、一人の人間が悪魔と契約した。実を言うと、あれを悪魔というのはどうかと思うが…便宜上仕方がない。
その人間はその力に飲まれ、破壊の限りを尽くした。森を焼いたり、国を滅ぼしたり…ああ、大陸を沈めたりもしていたな。
そんなもんだから、人が大勢死んだ。死にすぎて乾いた笑いが出てくるほど。いやー…あの時は酷かった。閻魔も死神も大忙しさ。
それで珍しく、神も対処に困っていた。人と悪魔が結びついたその何かは神に近い存在だったのだ。
一人は影を用いて、武器や兵士を創造し、ソレが作った取り巻きを一匹残らず叩き伏せた。
一人は光り輝く白い鎖を生み出し、ソレの左腕をもぎ千切り、顔面に鎖の束を叩きつけた。
一人は炎を用いて、
正直、炎の彼が一番無茶苦茶やってた。ソレをまるで子供のように相手取り、殴り、蹴り、投げて、炙って、吹っ飛ばして、折って、焼いた。
…うん、まぁ二次被害が出たけど、成し遂げた事が事なので、無かったことにされた。
そしてこの3人は我らの世界に呼ばれ、裏表ない感謝をされた。
そして神は言った。
「我らと同じ存在にならないか?」
影の人と炎の人は断った。即答だったな。んで鎖の人は神となった。
これでこの物語は終わりだ。一応その後を言うと影は行方不明、炎は幸せな家族を作って亡くなり、鎖は最近、無断の異世界転生を違反とする法を作った。
おや…もうこんな時間か。話に付き合ってくれてありがとう。
ここからは
一話はすぐに投稿しますのでお待ちください。
五月16日訂正