スキマにこき使われ、九尾に教えを乞い、化け猫に笑われながら、幻想郷を駆け巡る 作:エアロスミス
い、いやー…こ、これも全て『機関』の仕業なんです!ええ!そうですとも!
というわけで第四話お楽しみください!!
海堂のとった作戦は単純明快。とある漫画をもじりながら表現するなら『隙を生じぬ三段構え』。
最初に撃ったのは第三の弾幕『分裂クラスター弾』。一つの球体が途中で破裂して小さい弾を生み出し、狙った敵に向かって飛んでいく。ルーミアとの戦いではまだ見せていない弾幕なので彼女が動揺する。そしてすぐに相手が回避した方向を予測してレーザーをわざとらしく撃つ。
レーザーはそれ単体で使うには派手すぎる。発射音もそうだが今回の森のように障害物を破壊する音を鳴らしながらでは必ず避けられてしまう。
そのため最後にとった行動はルーミアの背後まで
少し懸念していたのが自分が撃ったレーザーに被弾することだったがそんなことも起こらなかった。後ろまでかっ飛んだあとはルーミアの背中に蹴りをかます。それが海堂が22秒で考えた作戦の全貌だ。
「ぐた〜」
ルーミアは海堂の蹴りをモロに喰らって目をぐるぐる巻きにしている。さながらばたんきゅ〜という言葉が似合う姿だ。とても人喰い妖怪とは思えない。
さてここで海堂は考える。
「そういや…紫さんに人造人間てっ言われてたなぁ…うーん」
頭をかきむしりながら目を『ー ー』にする。すると聞き覚えがある声が聞こえてくる。
「おい!そこで何してる!ニンゲ…ん!?」
海堂は声がする方向に顔を向ける。すると幻想郷初日ルーミアの次に会った人物。イオがそこにはいた。確かイオはナワバリに来た人間を殺すと言ってた。幻想郷縁起でも魔法の森の最奥地は行ってはならないと注意書きがあったほどだ。しかしここはそこまで深いところではないはず。この少年は何しに来たのだろうか。
「イオ…なんでここに」
「やっぱ海堂か…ここには定期的に巡回しているだけだ。退治屋を見つけて追い払ってやろうとな」
「あれ?アンタ人間は殺すだろ」
「ナワバリはな。ちゃんと区別はつけてるっての。横取り*1もしねぇし」
イオは海堂の質問にめんどくさそうに答える。そして少年は思い出したかのように目を見開く。
「そうだった!オレが聞きたかったのはアンタの体についてだ」
「何?別になんもしてないよ」
「何を想像してんだよ。あのな?その体は…」
イオが何かを話そうとすると急に彼の体がぼやけていく。海堂はその光景にギョッとする。こいつギョッとしてばっかだなおい。
「ヤベ!すまん。明日の正午に奥地まで来い。続きはそこでする」
「あの、ルーミアは?」
「ZZZZZ…」
海堂は未だ倒れているルーミアに目をやる。気絶どころか気持ちよさそうにぐっすり熟睡していた。
「好きにしろ!じゃあな!」
イオは海堂にルーミアのことを丸投げした。このままほっとくのもアレなので連れて帰ることにした。
「にしてもこいつスヤスヤ寝てんなぁ〜まじで見かけは人間なんだよな」
「お母さんと子供を一緒に食べて…親子丼〜」
「フゥ〜…俺の人生で最も酷い他人の寝言ランキング一位だなこりゃ」
その後も海堂はルーミアから繰り出される衝撃的な寝言を聞かされながら人里まで戻って行った。
海堂直也 対 ルーミア 決まり手『飛び蹴り』
第四話はお楽しみいただけましたでしょうか?まぁ最初の戦いなので結構単純な感じになりました(考えるのめっちゃ大変だった)。こんな感じで常時ほんわかな表現が入ります。
さて第五話で会いましょう。ほんじゃまたな!!
ps:シュタインズゲート買いましたので投稿が遅れるかもしれません。詳しくは次回の近況報告で〜