スキマにこき使われ、九尾に教えを乞い、化け猫に笑われながら、幻想郷を駆け巡る 作:エアロスミス
<海堂の味覚な舌>
鈴木と海堂が牛丼屋に行った時のお話だ。鈴木は牛丼を美味そうに食っている海堂にこんな質問を投げかけてみた。
「海堂ちゃん、回らない寿司屋と回る寿司屋どっちに行く?」
「……」
海堂は箸の動きを止めて、鈴木を見ながら咀嚼する。そう、海堂は口の中に物を入れた状態では喋らない人間だったのだ。律儀にマナーを守るのはいいことなのだが、人の顔を見て、黙って咀嚼し続ける様は実にシュールだった。
「……どうした急に?回る方だけど?」
「へ〜、貧乏性な海堂ちゃんも回らない寿司なの…え?今なんて??」
海堂のその返しが、不意打ちすぎて鈴木の脳は都合のよい方に誤変換された。驚きつつも再び聞く。
「回る寿司って回転寿司のことよ?」
「知ってる。なんだそんなに悪いか?回転寿司行くことが」
ここで鈴木はある事が頭に浮かぶ。自分はどっちか一箇所行けるとしたらどちらを選ぶ?という質問のつもりだったが、海堂はお金の事情から回る方を選んだのだと。
「ごめん。聞き方間違えちゃったわ!回らない方と回る方、奢りでどちらか一箇所に連れてってもらえるならどっちがいい?」
「ん〜?…決められんな」
「なんでよ!?普通は回らない寿司屋に行くわよ??」
海堂は頭を掻きながら言う。
「だって、回らない寿司屋は好きな寿司頼めないじゃん。あと、単純にマグロとかウニとかイクラが嫌い」
「マ…マグロ…ウニ…イクラ?」
こうして鈴木は海堂に高級寿司を奢らない事を決心したのであった。
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<神社の帰り道>
「そういや鈴木。
「何よ急に?風祝は風鎮めの神事を行う人のことよ」
「風鎮め?なんだそりゃ」
守矢神社でのお祓いの後、海堂は鈴木に早苗の役職について聞いていた。
「風鎮めは
「へ〜…じゃあ、東風谷さんは偉い人ってことかぁ」
海堂がのほほんと返すと、鈴木の目つきが細くなる。
「海堂ちゃん…まさか、惚れたとかないわよね??」
「ん〜、確かにあの娘は可愛いけどな。他に似合う人がいるよ」
「ふーん。まっ、それならいいけど」
「でも、驚きだな。あの無垢なセィラァーガァルが立派な風祝になっているなんて思いもしなかった」
「断罪!!」
その瞬間、鈴木は海堂にチョップを食らわした。ゴツッ!!といい音がなるgreatなチョップだ。
「痛ッッた!!何すんだよ!?」
「自分の胸に聞きなさいこの破廉恥!!」
「?????????」
結局、海堂はなんのことかわからずに家に帰ることになった。
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<気が動転してる!!!part1>
幻想郷にきて、海堂は体が女の子そのものになったり、怪しい妖怪、八雲紫の従者になったりした。そして、これは八雲邸で雑務をこなしていたある日の出来事。
「藍さん、洗濯物どうしますか?」
「ああ、渡してくれ。畳むから」
藍は海堂が渡してきた洗濯物を受け取る。すると、前方から強い視線を感じ取った。橙がまた*1こちらを睨んできているのだろうと、視線が飛んでくる方に顔を向ける。
ジィー…
「…おい、どこを見つめている」
そこには目を細めて、藍の胸部を見つめる海堂の姿があった。海堂は体こそ女の物だが、精神はちゃんとしたギリ成人男性である。藍は一回シバこうとして、洗濯物をおく。
「弁解があるなら、さっきに言っておくがいい」
「…胸と身長が大きくていいな、俺もそのくらいあったらなって…」
「は?海堂、お前は男だろう?」
海堂は細めていた目を大きく開き、藍に詰め寄った。
「そりゃないでしょ藍さん!?いくら細くて、チビで、胸がまな板だからって男と言われる筋合いはないよ!」
「待て!お前は男であろう!?体が変わっても早く慣れるようにと言ったが、誰が女になれと言った!」
「俺は女だ!!」
藍は確信した。海堂は元々男性であり、体も男として相応しい物があった。しかし、現在は褐色でギザ歯でまな板な少女になっている。つまり、どういうことかというと…
「俺は女だから!〇〇〇もありません*2!!」
「ええ〜!?」
暴走。その一言に限る。ちなみに、暴走状態の海堂は藍のビンタによって気絶させられ、元の精神状態に戻ったそうだ。
なお、ビンタによるショック療法*3は一時的なもので、これからも発生する事を彼女はまだ知らない。
こんな深夜に小説書いてるとかマ?小話集はたまに作っていくのでこれからもよろしく。あと、ミラティブで配信やっているので見にきてね。スミスエアロと検索したら出てくるよ。