スキマにこき使われ、九尾に教えを乞い、化け猫に笑われながら、幻想郷を駆け巡る   作:エアロスミス

7 / 36
ついに第四話だな!話の進行が結構スローペースだけど許したってな!


海堂直也 1999年 冬 土曜日


第四話 休暇と殺人事件

お祓いやらなんやらがあったが、海堂の身に何か起きたことはなかった。鈴木もホッとしていたが、本人は何の事かさっぱりであった。

そして仕事に日々を費やしていき、ついに社員全員が待ち望んでいた土日休みがやってきた。

 

「海堂ちゃんはこの土日にどこか行くの?」

「んー…決まってないな」

 

そして今週最後の仕事を終え、休暇をどう過ごすか話し合っている。ちなみに鈴木は島根の神社に行くようだ。そして、海堂はそれにちょっと引いていた。

 

「なんか趣味とかないの?筋トレとか」

「それ浅沼と社長の趣味だろ。言っとくが、俺は筋肉バカにはならんからな」

「そんなこと言ったらまたコッテリ搾られるわよ」

 

このように海堂はたまに余計なことを言う癖がある。前も似たようなことを言い、教育(筋トレ)を受けたことは記憶に新しい。海堂は背筋がゾッとなる感覚に襲われ、先程の言葉を取り消した。

 

「家で休んでるわ。どうせどこ行っても人混みでいっぱいだろ」

「えー?折角の土日よ?確かに混んでるかもしれないけど、それも楽しみじゃないの♪」

 

鈴木はどうやらアウトドアなタイプのようだ。人混みを楽しめるのは強いだろう。そして話し合った後、定時が来たので社員はそれぞれの自宅に向けて帰っていく。ある人は家族サービスをするため、ある人は家に籠って自分の趣味に明け暮れる。そんな素晴らしき土日休みが始まった。

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

翌日

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

午前9時、海堂は起床した。あの日から毎日変な夢を見ているが、すぐに忘れるようになった。海堂は欠伸をしながらもテレビをつけて、朝食の準備をする。白米に味噌汁、焼き鮭にキャベツの千切りのパックをボウルに盛りつけたサラダ。そして焼き海苔とふりかけを机に並べる。実に日本人らしいご機嫌な朝食だ。

 

「いただきます」

 

家には海堂一人しかいないが、子供から習慣でつい言ってしまう。彼はそこまで料理が得意ではないが、炊いた米は丁度良い硬さだし、味噌汁も熱すぎて、火傷をすることを除けばとても良いものに仕上がっている。しかしやはりというか焼き鮭は少し焦げていた。練習が必要だと海堂は考えた。そうして朝食を楽しんでいると、テレビから気になるニュースが流れてくる。

 

(昨晩、⚪️⚪️駅の男子トイレで男性が()()()()()()()()()()()()()()()()。遺体は身元が判明不可能なほど損壊しており、警察は快楽目的の殺人犯として調査を進めている様子です)

「うわ。またかよ」

 

海堂はこの前も同じような事件が起きていたことを思い出す。思い出したところで何もできないが。そしてニュースは切り替わり、森林浴の特集が流れた。

 

「はえー森林浴かぁ…ここから近いな」

 

ニュースでやっていた場所がここからそう遠くないので行くことにした。どうせ家にいても寝ているだけだし、引きこもるよりはマシだと考えていたんだろう。そうと決まれば善は急げというように、海堂はリュックサックを引っ張り出し、その中に色々詰めていく。

財布、タオル、スポーツドリンク、警棒(?)、懐中電灯(?)、ケータイ、あとその他諸々の物。この男は探検にでもいく気なのか?準備が終えると、長年愛用している自転車に跨り、森林浴をしに出かけた。

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

Side Change 刑事

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

駅のトイレに鑑識やら入って行っている中、新米警察官はホトケの写真を見て吐いていた。

 

「おいおいしっかりせいや。これじゃこの先きついでぇ」

 

ワシがソイツに向かって言うが、いまだに吐き続けている。まあ、無理もないか。

連続猟奇殺人事件。それが今世間を騒がしとる事件や。今と言ってもかれこれ1年前ぐらいからおんなじ事件があったけどな。

 

「すいません。先輩…」

「しゃあない。切り替えていけ」

 

後輩が吐き終えて、ようやっと現場を見ることができる。遺体は回収されたが、白いテープでそこに遺体があったことを証明しておる。すると後輩が口を開いた。

 

「凶器は見つかってないんですよね」

「ああ。ゆうてもあの損壊具合だと、ナイフとかナタとかの刃物は有り得なさそうやな」

 

遺体の損壊は酷く、手足が分断され腹部から内臓が飛び出し踏みつけられた跡があった。警察という仕事に就いて、慣れるもんじゃないけど、死体に慣れとるワシでもこの一件は異常やと感じるものや。

 

「にしてもケッタくそ悪いのぉ。人のやることやないで…」

「…これ本当に人間がやったのでしょうか?」

 

お?後輩が変なこと言い出しよった。どうゆうことやろ。

 

「凶器は不明。損壊が酷い遺体。気がのらないのですが、もう一度あの写真を見たら、切られたというよりも()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()

「んー?つまり、バケモンがやったちゅうことか?んなアホな…」

オエー

 

後輩がまた顔色を悪くして吐き出す。お家芸になってきたなぁ。確かにバケモンがやったかもしれんが、証拠がないしな。そう思い、ワシは遺体があった血塗れの所を見る。

 

「おあ?」

「どうしたのですか先輩?」

「いや、ここになんか書いてある…アクマ踏み潰してにじませとるな。ホシは見られた不味いことでも書いてたんかなぁ」

「そりゃダイングメッセージに気づいたら、誰でも消そうとしますよ」

「そりゃそうか」

 

そうしてワシと後輩は現場から離れる。あの滲んどった血文字…ワシにはアクマという文字が書かれてるような気がした。本当にホシはバケモンなのか?もし仮にそうやったら…警察の手に負えんということになる。

 

 

 




なんか今回はサスペンスみたいだったな。普段作者は相棒ぐらいしかドラマを見てないから、こういうのちゃんとあってるか不安みたいやで!
今んとこほぼ毎日投稿出来とるけど、そろそろきつくなってきたらしいぞ。
じゃあ次のお話で!チャオ!
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。