走行帰兵ウマムス   作:影のビツケンヌ

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中山

 クメン密林から無数の支流が合わさり、ロウムス平原を東西に二分して流れるメルキア最大の河川、タイバス。そこで行われた大規模渡河作戦は夥しい数の死者を出し、特に第一波上陸部隊での生存者はたった一人、俺だけだった。

 雨降る中山の芝を踏みながらにして、俺は今タイバス東岸の泥濘の中にいた。

 

「はあッ……は、あッ……」

 

 上陸用舟艇から降りる瞬間から、切り立った崖のような岸の上のトーチカが暴風のように機関銃弾を叩きつけてくる。泥に紛れて仕掛けられた地雷で、すぐ前の仲間がピンクの霧になって消えた。人間用パワードスーツのウマッスルシリンダーから漏れ出したポリマーリンゲル液が、落雷で炎上して退路も断たれてしまう。それでも、生きていたければ進むしかない。

 

「ぐ、ふうっ、はあッ……!!」

 

 幾夜魘されたか知らない悪夢。目の前、僅かな一跨ぎ。それができない泥沼の中で俺は喘ぐ。身に絡み付く過去を振り解こうとして――

 

「大丈夫」

「あ……」

 

 血と硝煙の臭いが遠ざかる。視界を覆っていたタイバスの泥濘が薄れ、輝く世界が広がり始めた。

 声が聞こえる。

 

「私が、私達が貴女を支えます。どうか闇に負けないで、立ち上がって!!」

《ピュリティオブハート》

 

 クリークの声。青白く温かな光が、俺の体に浸透していく。肺を通して全身の血管を巡り、既に尽きかけていた体力が蘇るのがわかった。

 

「私には優秀なモルモットを使い捨てにする趣味はないのでね。君には走り続けて貰うよ」

《U=ma2》

 

 タキオンの声。宙を流れる金色の光は、理解の及ばぬ数式の形をしていた。そこから導き出されるエネルギーが体を満たし、足を動かす。

 

「アタシは知ってる! スコープはとっても優しくて強い、凄いウマ娘なんだって!」

《勝利のチケットを、君に!》

 

 チケゾーの声。一切れの紙のように凝縮された力が受け渡される。胸の中心から溢れ出す熱が、冷めることなき熱情となってこの身を急き立てる。

 

「ライス、スコープさんに会えてよかった。スコープさんは、ライスのヒーローなの!」

《ブルーローズチェイサー》

 

 ライスの声。蒼い花弁が舞い踊り、刃の閃きが見え隠れしている。それを巻き起こす一陣の風が、俺の背中を強く押した。

 

「俺は――」

 

 気付けば、俺は中山の短い直線に先頭で入り始めていた。

 聞いたことがある。ウマ娘は多くの想いを背負って走るのだと。自分の身に今何が起きたのかは把握しかねたが、共に夢を()けた仲間達の想いが俺の力になったのだと、それだけは理解できた。

 だとすれば、この好機を逃す訳にはいかない。無条件の愛をくれたクリーク、フラットな見方をしてくれたタキオン、夢を与えてくれたチケゾー、真心から俺を心配してくれたライス、他にも多くの人が俺を支えてくれたから、ここまで走り抜いてこられた。血塗られた過去が現在の苦痛を形作っているのだとしても、今日という日が昨日の為にあるのだとしても、俺はこの日を生きて走り抜き、双肩に懸かる想いに報いなければならない。それがやっと見つけた夢を叶え、夢を与える唯一の道ならば。

 勝ちたい。

 純粋に、そう思える。

 

「明日に繋がる、今日ぐらい!!」

《アーマードトルーパー》

 

 むせ返る程染み付いた炎の臭い。骨の軋みと地獄の呻き。目も眩む破壊の中を駆け抜け、それら全てがスローモーションになって背後(過去)に消える。加速する時が容赦なく突きつける明日(未来)に、俺は恐れることなく飛び込んでいく。一瞬の煌めきの中にある希望に皆が魅せられる理由を、俺自身も理解できたから。

 俺だけではない。追い抜いてきた仲間(ライバル)達が、飛び散る光を呑み込んで猛追してくる。ここにいる誰もが焦がれて止まぬ勝利、それを他の誰にも譲りたくないという気持ちが耳朶を打ち、俺の魂を震わせる。

 

「私は負けません!!」

「私は負けない!!」

「アタシは負けない!!」

「ライスは、負けないんだあああああ!!」

 

 だが、勝つのは俺だ。

 

『――降り注ぐ歓声、舞い降りた鉄騎兵、疾走する夢の終着点、中山が燃える! 圧倒的、ひたすら圧倒的パワーが蹂躙し尽くす! ささやかな望み、芽生えた愛、絆、健気な野心、老いも若きも、男も女も、昨日も明日も呑み込んで、走る、炎、炎! 今、音を立てて、中山が揺れる!! ――』

 

 ゴール板を通過する。灼けるような気管と笑う膝。荒れる呼吸音が、榴弾の爆発をも凌ぐファンの歓声に上書きされた。観客席に手を振れるだけの余裕は俺にはなかったが、せめてもと顔をそちらに向けると、一段と声が大きくなる。勝利は達成された。

 瞬間、アンタレスのメンバーが次々に抱きついてきた。皆俺と同じく、一言も発することができない程疲れ切っているらしいが、その表情は明るい。

 

「……!」

 

 ふと思い出して掲示板を見遣れば、ストライクドッグの番号は表示されていなかった。

 

 

 

 

 

「お待ちください博士、博士!」

 

 大塚は杖を突きつつ、弥永の呼びかけを無視し、地下バ道に向かってずかずかと歩いていた。

 

「私としたことが、見落としていた……奴が異能生存体だったとは……!!」

 

 レース中にPTSDの発作を起こし、掛かってペースを乱した時は、天然のPSといえど敗北の二文字が大塚の脳裏に浮かんだ。しかしスコープは危機的状況を覆し、先行位置から抜け出て最終直線で急加速、二バ身差でゴールインしたのだった。そこで何が起きていたのかを、大塚は長年の研究に裏打ちされた見識眼で正確に把握していた。

 

「土壇場での因子継承、そして同時多発的なPSの因子の複製譲渡……あのようなことができるのは異能生存体を置いて他にいない。奴の経歴を見た時点で、気付くべきだったのだ!」

 

 大塚がアンタレスのチーフトレーナーになるよりも前、ある大学の研究室で密かに行っていた研究。それが異能生存体だった。人間に適用した場合の遺伝確率がとても現実的な数値とは考えられず、玉虫色の結論を出した論文を書いてお茶を濁したまま放置していたせいで、大塚は自ら提起した概念が目の前にあると気付けなかったのである。

 名誉回復と引退後の資金確保の一挙両得。レースの展開まで含めたドラマ性の演出すらも狙い通り。チームメンバーにPSの因子を継承させたのも作戦の内か。異能の因子とはそれ程に恐ろしい。

 

「奴は最早生まれながらのPSなどではない……自身の生存の為にあらゆるレースに勝利する化け物だ。これを制御することができれば……!!」

 

 ストライクがスコープ以外の相手に負けたことがないように、スコープもストライク以外に負けたことがない。真の意味で双方の実力は伯仲していて、その勝敗を分けたのは異能が働いたか否かだけだったのだろう。

 つまり、「レースに勝たなければ命に関わる」状況を意図的に作り続ければ、スコープは絶対に負けることがないのではないか。大塚は、自分の頭脳が弾き出した仮説に身震いした。

 

「必ず、必ず手に入れてやるぞ、スコープドッグ。お前の力を私に見せてみろ……!」

 

 この仮説を検証するには、彼女はあまりに多くの金を稼ぎ過ぎた。すぐにでも契約を兵藤から奪取しなければならない。当初はアンタレスに属するアグネスタキオンが処方した薬品に関するスキャンダルを流す間接的な計画だったが、異能生存体の真贋織り交ぜた情報を開示してやれば、もっと確実に兵藤を退職に追い込み、スコープと契約を結べるだろう。そして何らかの名目で寄付金を奪い取れば、またしばらくはスコープの勝敗に異能が関与し続ける。

 その為に、まずはスコープ本人と接触したい。

 

「――スコープドッグ」

「?」

 

 大塚が地下バ道に辿り着くと、丁度スコープが掲示板入りしていたチームメンバーに囲まれて会見に向かうところだった。歩調を緩め、ゆったりと歩きながら声をかける。

 

「私はチーム・アンタレスの前チーフトレーナー、大塚だ。単刀直入に言おう。私の元に来る気はないか?」

「……」

 

 表情の変化こそないが、その視線は冷たい。レース後も残るアドレナリンの影響か、仲間達の雰囲気も刺々しくなる。

 

「私はストライクドッグのトレーナー弥永にトレーニングのいろはを伝授した。既に引退した身だが、トレーナー資格は維持したままだ。医師免許も持っている。私と共にあれば、彼女を育てた最高のトレーニング環境を約束しよう」

「冗談はなしだ、俺はクソ真面目なウマ娘だ」

 

 思ったより義理堅いウマ娘のようだ。大塚は現時点で深追いする気はなかった。いずれにせよ、こちらの策が功を奏すれば確実にスコープを手に入れられる。焦る必要はない――

 

「笑止!!」

 

 地下バ道一杯に響き渡る女児の声。大塚を含め、その場にいた皆が目を向けた発生源からは、トレセン学園現理事長秋川やよいが歩いてきていた。すぐ隣には、緑色のスーツがトレードマークの理事長秘書駿川たづなが控えている。

 

「大塚元トレーナー、貴君の悪行は既に把握済みだ。ウマ娘の能力研究の為にその青春を無為に使い潰してきたのみならず、その野望で更に新たな犠牲者を生み出そうとしている!」

「ストライクドッグさんを遺伝子組換えウマ娘として誕生させた遺伝子組換え規制法違反、遺伝子の活性を維持する薬品の提供を盾に研究に協力させた脅迫罪、そして薬品の提供を中止した殺人未遂罪。断じて許せません」

「粛清ッ!! 貴君のトレーナー資格を永久に剥奪し、ウマ娘関連事業への一切の関与を禁ずるッ!!」

 

 まさか、もう事が露見したというのか。大塚が動揺している間に、どたどたと駆け寄ってきたウマ娘の警察官数名が彼の杖を取り上げ、素早く手錠をかける。

 

「ま……待て! ヂヂリウムの製法は私の頭の中にしかない。私を逮捕すれば、ストライクドッグの命はないぞ!」

「無用! 善意の第三者による協力で、その組成は明らかにされている! 遠からず製造が完了するであろーう!」

 

 切り札だったヂヂリウムも、既に対策が取られているらしかった。万事休すか。先手を打っていたつもりが後手に回っている。

 

「あ、あのっ! 私はどうなっても構いません、ですからストライクは、ストライクの登録抹消だけは――」

「愚問! 何故登録抹消の必要がある? 遺伝子組換えウマ娘であるストライクドッグは、遺伝子組換えでないウマ娘に敗れている。よってその効果は、走行能力への影響は疑問が残る!」

「あっ……!」

「杞憂!! 弥永トレーナーは今後も、ストライクドッグと共に邁進するべし! はーっはっはーっ!!」

「な……なんと……」

 

 弥永の嘆願と理事長の受け答えで、大塚は得心が行った。この状況も、スコープドッグが異能生存体であるからこそ起きていることなのだと。

 スコープは、ストライクが自分に勝てなかった場合、自分が研究材料になることを察知していた。生命の危険が迫ると判断した異能の因子が、天然のPSであるスコープと、本来PSでない四人のウマ娘を因子継承によってストライクに勝たせ、同時に学園上層部が大塚の排除に動くよう誘導することで、大塚という脅威を取り除いてみせたのだ。傍から見ればPSでないウマ娘がPSに勝っているように見え、自分自身がPSであるという線も巧妙に隠している。

 自分は初めから、彼女の異能に踊らされていたに過ぎなかった。大塚は今それに気付き、驚嘆と共に膝から崩れ落ちた。

 

 

 

 

 

「沢山の人に支えられてここまで来て、やっと一つ夢ができた」

 

 重い足を引きずり、ストライクはスコープに言われた通りに会見の場にやってきた。もう幾らか質問は済んでいるらしく、スコープは用意していたと思しき言葉をすらすらと口にしている。

 

「怪我や疾病は言わずもがな、差別、貧困、紛争、独裁者による弾圧に、各地に残る民族問題……世界には様々な理由から夢を持つこともできないウマ娘が一億人以上存在する」

 

 夢。思えば自分はそんなものを持ったことはなかった。ただのウマ娘と同じ歴史のイントロンとして消えていくのが怖くて、足掻いていただけだった。或いはそれが、叶わないからこそ、届かないからこそ夢だったのかもしれない。

 

「誰よりも地獄を見てきた俺だからこそできることがある。俺はこの金を自分の為ではなく、そういうウマ娘が夢を持つ機会を取り戻す為に使う。……最初に使うべき相手も、目星を付けている」

「――っ?!」

 

 だが今、ストライクは確かにスコープと目が合った。

 

「偽善だと言う者もいるだろう。生き残る為に数多の屍を築いた、この手の血は拭えない。そして今、他者の夢を踏み砕いて得た金で、夢を持つ機会を取り戻すなどと宣っている」

「お前っ……そこまで……!!」

 

 仮面のような顔貌の裏にあった不器用な優しさに、ストライクは涙した。あくまで有馬記念での戦いに徹し、勝利を条件として多額の金を受け取ろうとしていたのは、偏に自分と弥永を助けようとしてのことだったのだ。

 

「その上で、俺は敢えてその汚名に、赤い肩をした鉄の悪魔の名に甘んじて、この資金を元手に活動しよう。虐殺の使徒としての名は今日で終わりだ。諸問題を抱えたウマ娘の社会復帰、就学・就職支援を行う非営利組織――」

 

 夢が与えられる。

 

「レッドショルダー・ファウンデーションだ」

 

 

 

 

 

 二月の第三金曜日。二日後にはスコープの出走するフェブラリーステークスが迫る中、トレーニングを終えたアンタレス一行は、クリークが夕食の皿を並べるのを待っていた。

 

「そういえば、ストライク大丈夫かなぁ?」

「もう一ヶ月も学園に来ていないようだが……」

「お薬、足りてないんだったよね? 苦しいのかな……」

 

 チケットと良川の言う通り、ストライクは有馬記念以来登校頻度が少なくなり、一月半ばからは学園に姿を見せていない。特別に関わりが強かった訳ではないが、友人の最大のライバルが息災でないことに、ライスも気を揉んでいる様子だ。

 

「大丈夫ですよ〜。ストライクちゃんは帰ってきます。何となくですけど、そんな気がするんです」

「……」

 

 一方で、勘の良さを自覚するクリークは気楽に構えている。当のスコープは一言も発することなく、テーブルの上を見つめていた。

 

「……タキオン、どう思う?」

「現役続行が望まれるのは何も主役ばかりではないということだ。いずれまた、お目にかかることもあろうさ……」

 

 面倒臭そうに問うた兵藤に、タキオンは敢えて答えになっていない答えではぐらかした。タキオン自身ストライクの現状を把握している訳ではないが、スコープと同様、ライバルである彼女のファンは多い。再戦を望む声が大きければ、また対決は実現するだろう。そんな希望を込めた言葉でもあった。

 

「失礼します」

 

 その時、鋭いノックに遅れて部室の扉が勢いよく開かれた。次いでハキハキとした聞き覚えのある声が部室を満たす。

 

「ストライクドッグ、ただ今参上しました。昨日ヒトフタマルマル付で弥永トレーナーとの専属契約を解除。チーム・アンタレスへの移籍を希望します!」

 

 タキオンは兵藤と顔を見合わせ、それから爆笑した。




リリース以来変わることもなし。
天井と課金、札の匂いとその軋み。
穢れに満ちたキャッシュの雨。
加うるもなし、引くもなし。
脈々たる自己複製。異端と言わば言うもよし。
我が征く道は荒涼の、友は尽かした金ばかり。
赤いゴルシのピンクの目、ぐるり回ってネイチャの目。
全ては、そう――振り出しに戻る。

走行帰兵ウマムス アプリ版

これが最低野郎(ボトムズ)だ!↓



[触れ得ざる孤影]
スコープドッグ
星3
芝:A ダート:A
短距離:D マイル:B 中距離:A 長距離:A
逃げ:E 先行:D 差し:A 追込:A
成長率補正:スピード10%、スタミナ10%、パワー10%

固有スキル…
アーマード・トルーパー:
レース中盤に回復してから最終直線までに追い抜くと肉体を酷使し、追い抜いた分だけ加速力が上がる
 発動条件:レース中盤に回復スキルが発動してから最終直線までに一人以上追い抜いている
 効果:追い抜いた回数に応じて最終直線で加速力上昇
    (三回で最大効果)

所持スキル…
・コーナー巧者◯
・直線回復
・臨機応変

覚醒スキル…
レベル1:目くらまし
レベル2:好転一息
レベル3:追い込みためらい
レベル4:弧線のプロフェッサー

固有コンディション…
PTSD:
過去の記憶が心を締め付ける…
よく眠れないと能力が落ちてしまう
 育成開始時点で取得。イベント『寝不足で……』で根性-10。シニア級十二月後半に解消

固有イベント…
・異能生存体
条件:本番ターン開始時点で「寝不足」以外のバッドコンディションまたはマイナススキルを所持(100%発生)
体力-20、バッドコンディションを解消、マイナススキルの解消に必要なスキルポイントを獲得

隠しイベント…
・平和
条件:クラシック級五月後半に出走しない
コンディション「切れ者」取得
・宿命
条件:
・菊花賞で一着後にクラシック級十二月後半までのGIで一着
・シニア級の安田記念で一着後に宝塚記念に出走しないか、シニア級の安田記念に出走せずに宝塚記念で一着
以上二つを満たすと最終目標の有馬記念に出走するストライクドッグの能力が強化される
勝利後全ステータス+20、スキルポイント+60、「差し切り体勢」のヒントLv+2

固有二つ名…『装甲騎兵』
条件:
ストライクドッグに三回以上負けずに、菊花賞以後無敗、ファン数320000人以上で育成を完了する

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