女「という訳で……」
男女「「来ましたっ! 遊園地ーっ!!」」
男「ってえぇぇ!!? なんで女さんと2人で!?」
女「えーイイじゃん別に細かい事は。そんな事より早く行こ?」
男「いやいや!? そんなに早くは順応出来ませんって!!」
女「えっ……もしかして、私と2人きりじゃ嫌だった……?」ウルウル
男「いやっあのっ、別にそういう訳ではなくてですね――」ワタワタ
女「よーしそれじゃあ今日は楽しんじゃおー! いぇーい!」
男「……」
女「あ、もちろん費用は男持ちね♪」
男「なんでっ!!?」
男(いやまあ払うけどさ……)
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男「やっぱり遊園地といえばジェットコースターですよね!」
女「うんうん! あの浮遊感には全然慣れないけど、何故か乗りたくなる……謎の中毒性があるよね!」
男「時に女さん」
女「はい?」
男「この遊園地にはジェットコースターが2つあるみたいですけど……どっちが良いですか?」
女「えーと、なになに……《本日は、銀河鉄道をご利用頂き誠にありがとうございます! 本列車は各太陽系を通過し、終点の地球まで運行致します! お乗りの際は必ずシートベルトの着用をお願い致します! それでは、よい宇宙〈そら〉の旅を!》だって! 楽しそうだね!」
男「ですね!」
女「それで、もう1つは――」
男「《人類の限界に挑戦っ!! 上空10000mからマッハ3で垂直落下!! さぁ、あなたは生きて帰って来る事が出来るかな?》……だそうです」
女「!!?」
男「さて、じゃあジャンケンでどっちがどっちに乗るか決めましょうか?」
女「えぇっ!? 2人で同じのに乗るんじゃないの!!?」
男「せっかく2つあるし、分かれて乗った方がお得かなーって」
女「男ぉ……」ウルウル
男「……すみません、冗談ですよ。女さんをあんな危険な乗り物には乗せられませんし、もちろん自分も乗りたくないので。一緒に銀河鉄道乗りましょ?」
女「……!! うん!」パァーッ
男(……かわいい)
ふたり は ジェットコースター を たのしんだ !
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女「さっきは私が選んだから、今度は男が行きたい所に行こ!」
男「んーそうですね……あ、じゃああれが良いです!」
女「んーと、《シアター》? 遊園地で映画観るの?」
男「そう思うでしょ? でもなんとこの映画館、『4D』らしいんですよ!」
女「ふぉーでぃー?」
男「まあ、観てからのお楽しみという事で……おっ、そろそろ始まるみたいですよ! 行きましょう!」
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兵士『待っててくれ姫っ!! 必ず彼の悪逆非道の王の下からキミを救い出してみせるっ!!』
男「1人の兵士が片想い中の姫様を救うために国に立ち向かうってストーリーらしいですね」
女「きゃー! 頑張って兵士さぁーん!!」
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師匠『兵士、すまんな……王様からの命令なんだ』スッ
兵士『貴方は私をここまで強くしてくれた……貴方とは戦いたくない!!』
師匠『そんなんじゃ姫様なんて救えねぇぞ!! おらぁ覚悟ぉぉぉ!!!』バッ
兵士『くっ!?』ギィィンッ
女「うわぁ剣が飛び出してきた!!?」
男「ここまでは普通の3D映画ですよね」
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師匠『……はっ、強くなったなぁ、お前もよぉ……』
兵士『…………師匠』
師匠『行ってこい、今のお前ならきっと姫様だって救えるさ』ニッ
兵士『――はい!』ダッ
師匠『……さぁて、俺ももう一仕事するかなぁ。なぁ? お前等よぉ』チラッ
騎士's『『『……』』』ザッ
騎士団長『いくらあなたでも、手負いでこの人数には敵うまい』
騎士団長『――ねぇ、『剣聖』様?』
師匠『あぁ? 何を寝惚けた事言ってやがる。0に何をかけたところで答えは0に決まってんだろうが。かかって来いよ。格の違いってのを見せてやる』
男「うわぁここで敵食い止めてくれるのかっこいいなぁ……」キラキラッ
女「……っ」ギュウーッ
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兵士『はぁ、はぁっ……も、もうダメだ……足が、動かない……』バタッ
兵士『そう、だよな……もう十分頑張ったよな、俺……』
兵士『もう、休んで……いいよな…………zzz』スヤァ
女「もうバカっ!! 何やってるのよ!? 今すぐ起きて! そして姫様を助け出すの!! 師匠も頑張って戦ってくれてるのよっ!!」プンスカ
男「いやぁでも気持ちはめっちゃ分かるからなぁ……」
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〈ピチャンッ〉
兵士『ん、これは……雨?』
兵士『俺は一体何を……?』
兵士『そうだ、姫を助けに行こうとして、それで……』
兵士『足は……よし、動く』
兵士『俺はまだ戦える! 行こう、彼女の下へ!!』
女「きゃっ冷たい!?」
男「そう! 冷たい水飛沫や熱風などの場面に合った感覚が体験出来る、これが『4D』なんですよね! 臨場感が半端なくてめっちゃ好きなんです!」
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兵士『姫ぇぇぇ!! 助けに来ましたぁぁ!!』
女「バ、バカ!! そんな大声出したら――」
近衛兵『不審者だ! 即刻捕らえよ!!』
近衛兵『な、何をする、やめっぐあぁぁぁ!!?』
女「ほら言わんこっちゃない……」
男「こういう愚直な主人公って何故か憎めないですよね」
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王様『――最期に何か言いたい事は?』
兵士『……姫を、自由にしてあげて下さい』
王様『ふん、愚かな男だ。では、閻魔様によろしく言っておいてくれ』ブンッ
兵士(……ごめん、姫。キミを救う事が出来なかっ――)
???『諦めるのはまだ早ぇと思うがな?』
女「えっ」
師匠『全く、不甲斐ない弟子を持つと大変だよ』
女「師匠ぉ!!」
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師匠『ははっ、俺はもう動けねぇ……あとはそこの王様だけだ。お前がケリつけろ』
王様『わ、わしは王宮剣術を習っておったんじゃ!! そんなぽっと出の平民なんぞには負けん!! おりゃあぁぁ!!』ブォンッ
兵士・女『やぁぁぁいけぇぇぇぇ!!!」
王様『ぐぁぁぁぁ!!?!?!』
女「やったぁぁぁ!!」
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姫『助けてくださりありがとうございます!』
兵士『い、いぇ、別に何ともなぃですょ……』ゴニョゴニョ
師匠『な〜に照れてんだお前は! ほら、さっさと言っちまえ!』パァンッ
兵士『痛っ!? ……ひ、姫様。1つ言わせて頂きたい事がございます』
姫『? 何かしら? 私で良ければ聞きますわよ?』
兵士『すぅぅ……はぁぁ…………初めて見た時から一目惚れでした。貴女の残りの人生全てを俺に下さい』
姫『? …………っ!!? えっえっ? 今、なんて――』
兵士『貴女の事が好きなんです!!』
姫『あぅっ……はい///』カァァ
師匠『ははっ、めでたしめでたしってか!』
男「えんだぁぁぁぁいやぁぁぁぁ!!!!」
女「ぐすっ……良かっだね、2人どもむずばれで……」ポロポロッ
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女「いやぁ面白かったね!」
男「そうだね!(主に女さんの反応が)」
ふたり は シアター を たのしんだ !
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男「そろそろお腹空いてきませんか?」
女「いやいや、まだまだこれから――」グゥーッ
男「……お昼にしましょうか」
女「はいっ///」テレッ
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女「うわぁ……綺麗……」
男「この店は海中に建てられているんですね。全面ガラス張りだから、まるで本当に自分が海の住人になったかのようです!」
店員「ご注文はお決まりでしょうか?」
女「海鮮丼! 海鮮丼が良い!」
男「では、海鮮丼を2つで」
店員「海鮮丼2つですね。かしこまりました」
男「いやぁ楽しみだなぁ――」
女「あ、あのさ、男……」
男「? どうかしましたか? 女さん」
女「えっと、その……お金のこと、なんだけど」
男「……あぁ、もちろん僕が払いますよ。だから女さんは思う存分堪能して下さいね!」
女「!! ありがとう男! すみませーん!! 海鮮丼もう1つ追加で!」
男「あははっ……多めに下ろしてきて良かった……」ボソッ
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女「男! みて! カクレクマノミ!!」
男「本当ですね! オレンジと黒の縞模様がとても鮮やかで美しいです!」
女「そうだよね! はぁ……ずっと見てられちゃう……」
男「そういえば、クマノミはイソギンチャクと共生してるっていうのは知ってますか?」
女「もちろん! イソギンチャクはクマノミから餌を貰ったり自分を食べちゃうような魚が来た時に追い払ってもらう代わりに、クマノミを食べようとする敵から身を守ってあげるんだよね!」
男「おぉ! よく知ってますね、流石です!」
女「ふふんっ、すごいでしょー! ……はぁぁ、でも良いよねぇそんな関係。まるで互いを信頼し合う恋人みたい……」ウットリ
男「……僕達も、そんな関係になれたら――」
女「ふぇ? 何か言った?」
男「い、いえっ! なんでもないです……」
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店員「お待たせしました、海鮮丼3つになります。ごゆっくりお召し上がりください」
男「ありがとうございます。……では」
男女「「いただきまーす!!」」
女「ん〜! 美味しー!」
男「ほんとだ美味しい! やっぱり新鮮な方が良いですね!」
女「ねっ! ……まあ、でも」
男「?」
女「ほら、周りに魚さんが泳ぎ回ってるじゃない? どうしても生前の姿が頭を過ぎって……」
男「あーなるほどw確かにちょっと罪悪感で食べにくいですよねw……じゃあ一口貰っちゃお」ヒョイパクッ
女「あぁー!? 私の大トロがぁっ!? うぇーん大事に取っておいたのにぃ……男のバカ」
男「あははっ、冗談ですよ。はい、あーん」スッ
女「へっ? あ、あーん……」パクッ
男「どうです?」
女「お、おいしぃれす……///」カァァ
女(えっちょっと待って!? これって、か、関節キッ――)
男「あれ? 女さん顔赤くないですか? 大丈夫です?」
女「!!? だ、大丈夫だからっ!! 心配しないで!?」
男「? まぁ女さんがそう言うなら……」
ふたり は かいせんどん を たのしんだ !
まだ途中なので追加編集していくつもりです。
……そもそも投稿後に編集出来るのかは分かりませんがw
暖かい目で2人の行く末を見守って頂ければ幸いです。
次回更新は『気が向いたら』になります。
よろしくお願い致します。