イッチ「“個性”と言う特殊能力がある世界に転生したら“緑谷出久”って子が自殺したんだけど…どうしたらいい?」スレ民達『ハ?』 作:DestinyImpulse
最近、ペルソナ5xを始めました。
作り込み凄いですよね、私はリセマラをしてマリアンを当てました。
推しはクローザーとモントですね…スタメンです。
早く星5を実装してほしいですねー、石ないですけど…
峰田の爆弾発言。
それは当然、聖火達を追うヒーロー科達の耳にも届いていた。
「ケロ、相変わらず最低な峰田ちゃん」
「つ、剣君もちょっと可哀想…」
「……追いかけなきゃって気持ちはあるが…」
「うん、あの空間に飛び込むのは勇気が要るよ…」
蛙吹&円場ペアと骨抜き&麗日ペアは追いかけたいが、あの空間に近づきたくない気持ちで苦笑いを…
「ハーハハハ!嫌だねA組は品ってモンがない!」
「ま、全くだね」
嫌味全開で高笑いする物間はコレをチャンスとするが、ペアの青山が腹を壊しスピードは上がらない。
『ん…剣のスケベ…///』
『あの小大さん?…ちょと面白がってません!?』
『ん、コレは全国放送〜。……ん、恥ずかしい』
『わ、悪い!な、何かお詫びするから……そ、そろそろ勘弁してほしい』
『ん、ランチラッシュ先生の特性スイーツ一週間』
『わ、分かった。奢るから!奢らせていただきますから!』
『ん、ならばヨシ!……アクセル全開!峰田を振り切って』
「………ドンマイだ剣」
「唯の奴、面白いがってるな〜。コレは危ないんじゃないの一佳〜?……一佳?」
剣に同情する障子と、笑みを浮かべる取陰のペア。
ポーカーフェイスの小大だが、クラスメイトの親友である取陰には分かる。峰田のセクハラにはバチバチに嫌悪しているが、動揺している聖火を面白がって揶揄っている。
これはこれは……と取陰は拳藤へと声をかけて固まった。
「………飯田。おぶってもらってる分際で悪いけどスピード上げてもらっていいか?」
「も、勿論だ拳藤君!俺だって一位を狙っている、剣君には負けられない!特訓の成果を見せてやる!」
「………宍田もスピード上げてもらっていい?…本当に我儘を言ってごめん」
「い、いえ!気にする必要はありませんぞ耳郎氏!剣氏達を追わねばなりませんからな!」
所々に配置されたモニターに映る先頭集団。動揺する聖火とそれを揶揄う小大の姿と会話に言い表せないムカムカを感じ、不気味なオーラを立ち昇らせる拳藤と耳郎は各々のペアに謝罪を入れつつも聖火達を追う。
『おいぃぃぃ!イチャついてんじゃねぇぇ!?もう情けも容赦もねぇ!喰らえ剣ぃぃい!オイラの必さ…ぐふぅう!?』
一方で聖火と小大のやり取りを間近で見ていた峰田は血涙を流し聖火に何やら必殺技を放とうとした所に、何かが着弾して爆発……吹き飛ばされる。
『さ…さぁ、2キロ過ぎて最初の障害物だ!まずは手始め、第一関門!ロボ・インフェルノ!仮想ヴィランロボットがお相手だ!その数なんと小型ロボを五十体!巨大ロボを二十体の合計七十体だぁぁ!!』
『あの馬鹿……反省しろ!』
フリーズから立ち直ったプレゼントマイクの実況に呆れる相澤。もしかして黙らせる為に敢えて一位の聖火達を狙わず峰田を攻撃したのかもしれない……。
「アレが剣が倒した0ポイント……デケェな」
「何処からお金が出てるんでしょうか?」
初見の推薦入学ペアは聳え立つ0ポイントに各々の感想を言う一方で……
「……入試より改良されてるな」
「ん……!」
入試を経験した聖火と小大はあの時の使い回しじゃない事を……仮想ヴィランロボに“備えられた砲身”を見て実感する。
『その通り!! 飛行可能な面々の対抗策として仮想ヴィランロボにはミサイルが取り付けられている! 先程実践した通り、威力はかなり抑えており、着弾しても吹き飛ばされるだけだがロスは必至だ! スタートみたいに鳥を出しても一筋縄ではいかねぇぜ!』
「……イーグル対策か」
コレではストームイーグルを呼び出して上空から悠々とはいかなくなったが……手をこまねいている訳にはいかない。後ろの面々も追いついて来ており、何やら背中に二つの視線が突き刺さる。
「行くぞ小大!正面突破だ!」
「ん!」
回避困難だと言うのなら初めから全てを薙ぎ倒す気概で突破すればいい。聖火は笑みを浮かべてディアゴスピーディーのアクセルを吹かすと紅の鉄馬はエンジンの唸りと共に仮想ヴィランロボの大軍へと猛進する。
無論、黙って見てる筈もなく仮想ヴィランロボ達は前に出た聖火達に狙いをつけてミサイルを一斉掃射する。全弾直撃すれば被害は甚大……しかし聖火は一切恐れず火炎剣烈火を前方目掛けて放り投げる。
「小大!」
「ん!…大!!」
小大が呟いた次の瞬間……放たれた火炎剣烈火が何十倍にも大きくなり、多数のミサイルや前方の仮想ヴィランロボの大軍を一掃。大爆発を巻き起こして舞い上がった爆煙をディアゴスピーディーが突き破り、第一関門を突破する。
『おいおいマジかよー!剣&小大ペア!ノーロスで突破ァー!しかも今のバカデケェ剣で三分の一が破壊とかシヴィー!すげぇな!コイツら、アレだな、もうなんか…ズリィな!』
『小大の個性は“サイズ”。触れた生き物以外の無機物の大きさを自在に変える事ができる、こうなる事を見越して事前に火炎剣烈火に触れていたか…』
「悪いが構ってる時間はねぇ……八百万!」
「はい!完成しましたわ!」
一方で轟も迫り来る0ポイントを氷漬けにして聖火達の後を追う為に八百万が創造した物へ乗り込む。
八百万が創造した物はかつて「氷上のF1」と呼ばれていたボブスレー専用のソリだ。
八百万を先頭に、轟が後方に乗り込み八百万に手渡された金属棒を媒介に氷のコースを展開…コレでソリは問題なく滑る。
「ふっ…!!」
後は推進力、轟は左手を後方に翳し炎を噴射。
後方から噴射される炎を推進力に、ソリは猛スピードで氷の上を滑り出す。空気抵抗が極限まで減らされた構造でぐんぐん加速。瞬く間に第一関門を突破、聖火達を追いかける。
「圧倒的だな一位と二位の男子!“個性”の強さもあるが素の身体能力と判断力がずば抜けている!」
「ペアの女子も悪くないぞ。物を作る、物のサイズを自由に変える。サポート能力にずば抜けている」
「早くもサイドキック争奪戦だなー!」
観客のプロヒーロー達も聖火達に注目して感想を言い合う。そんな中、存在感を放つ男が居た。オールマイトに匹敵するガタイに身体中から炎を吹き出す男性。
その男こそ、オールマイトに次ぐNo.2、フレイムヒーロー・エンデヴァー……轟の父親であった。
「イイぞ!焦凍ぉぉお!!」
彼が見るのは己の息子である轟焦凍が炎を使う姿だ。今まで、くだらない反抗期で使わなかった左の炎を使っている。娘である冬美から聞いた話では今先頭を走る聖火に触発され炎を解禁、体育祭までクラス一丸の特訓で炎を磨いていたらしい。
己に報告しなかったのは感心しないが、解禁して一週間であの練度なら悪くない。
「あの仮面ライダーとか言う小僧には感謝せねばな。焦凍は俺の完全な上位互換になった!ここからがお前の始まり!俺の血を持って俺を超え!俺の野望をお前が果たせ!」
そう笑うエンデヴァーは………
「………勘弁してくれ」
ツカサから一つ空いた席に座っていた。
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213:マゼンタの旅路
……黙らせていいか?
214:神を薙ぐ超古代の光
ま、まぁまぁ…
215:最高最善のグランドマスター
雰囲気ヤバくて近寄り難いな。
216:OCGトマト
そ、そんな事よりもレースを見ましょう!
後続がイッチと小大さんが空けた穴を猛進してますね。
217:極み主任
だな、特筆するのは取り分けスピードが速い飯田と宍田だな。下の男子が走りに集中、襲い来る仮想ヴィランロボは上に乗る拳藤嬢と耳郎嬢が対処し、役割を明確にして三位と四位に躍り出たな。
218:ねっぷねぷにしてやんよ!!
あ、轟君が凍らせた0ポイントの下を通ろうとした切島君ペアが潰された。
219:ありふれナインギーツ
だ、大丈夫なんですか?
220:赤目の主人公Z
心配すんな。
『『俺達じゃなかったら死んでたぞ!!!』』
ほらな。
221:屋根裏ジョーカー
そうこうしている内にイッチ達は第二関門のザ・フォールに辿り着くな、断崖絶壁と中間地点に乱立する足場、それを繋ぐロープ……マトモにいけばロスは必至だな。
222:マゼンタの旅路
『ロスをしてる暇ない!小大、このまま突っ込むぞ!』
『ん!……ゴー!』
『おお?!剣ペア!断崖絶壁向かってアクセル全開!!まさか飛び越えるつもりなのか!?』
……あの小大って娘も肝が据わってるな。
223:神を薙ぐ超古代の光
【ジャックと豆の木!! ふむふむ!】
【習得一閃!】
『小大!』
『ん!…大!』
おお、豆の木で作った即席のジャンプ台!小大さんの力を合わせて大きさも申し分ない。
224:最高最善のグランドマスター
『いっ…けぇぇえ!!』
『飛んだー!剣&小大ペア!力を合わせて作ったジャンプ台で飛んだー!エンタメ力高えな、おい!』
『バイクの加速を殺さない極めて合理的な案だ……だが……』
ん、何か飛んできた……アレは第一関門のミサイル!?
225:マゼンタの旅路
『ん!?』
『おいおい!空中対策が第一関門だけだなんて言ってねぇぜ!今回のミサイルは5mの高さに居るヒーロー科をターゲットにして発射される。飛行系の個性だけでなく、跳躍系や浮遊系の個性持ちは注意しろよ!』
『くそ!小大は右側を頼む!』
『ん!』
ふむ、徹底的にストームイーグルを対策されてるな。
226:仮面ライダーニケワン
お、即座に対処したな。
ニードルヘッジホッグをリードして左側のミサイルを一掃。小大は……何かをばら撒いた?
227:OCGトマト
うぉ!?ばら撒いた何かがデカくなってミサイルを防いだ!?
228:赤目の主人公Z
ああ成程、もしもの為に第一関門の仮想ヴィランロボの残骸を小さくしてポッケに常備。それをデカくして盾代わりにしたのか。
229:ねっぷねぷにしてやんよ!!
そうして見事に着地。第二関門突破ね!
230:極み主任
轟ペアも後に続くな……氷でジャンプ台を作って加速を殺さずに大ジャンプ。迫るミサイルを八百万嬢がチャフを創造して見事に防いでいるな。
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スピードを一切落とす事なく第二関門を突破する二組のペアに差が広がる中で、他のペアも第二関門に到着する。
「兄が見ているかもしれないのだ。だからこんな所で………かっこ悪い様は見せられん!!!」
「……そ、そうだな」
『カッコ悪リィィィーーーーーー!!!!』
スピードを殺さないように拳藤を背負った飯田が両手でバランスを取りながらエンジンの推進力で進んでいく。T字バランスは確かに見た目はかっこ悪い。
他の面々も下を見ないように肝を冷やして綱を渡ったり、ミサイルに怯えながら空中を行く。
彼らを尻目にディアゴスピーディーのエンジンを吹かして猛スピードで一位を独走する聖火と小大。轟&八百万も少し後ろでソリを滑らせながら迫る。
『さぁ、八キロのコースもいよいよ残り二キロを切った!最終関門が見えてきたぞ!!』
プレゼントマイクの放送と共に聖火達の前方に最終ステージが見えた。
『三つのコースに分かれているが真ん中はヒーロー科以外の生徒専用コース!ヒーロー科の諸君は左右二つのコースを進まなきゃならない!』
『先頭は二ペアなら丁度いい。お前ら、同じコースは無しだ。剣と小大は右の、轟と八百万は左のコースを進め』
「ご指名か…。このまま突っ込むのは危険だな」
「ん」
相澤からの指名を受けて聖火は右のコース手前でディアゴスピーディーを止める。黒い暖簾で内部が見えない、状況で無闇に突っ込むのは得策ではない。
「……行くぞ」
「ん…!」
ディアゴスピーディーから降りた二人は警戒した様子で黒い暖簾を捲り、ゲートの中を潜る。
次の瞬間、ゲートを潜った二人に向かって
「っ!!」
「ん!」
何かあると察していた二人は右に回避してやり過ごすが… その顔には驚愕があった。
「予め何かがあると察して即座に対処する……良いですよ二人とも」
「……マジか」
「…ん」
ゲートを潜った先は
「さぁ、最終関門です。頑張って突破してくださいね」
しかし、ゲート前には雄英教師であり、プロヒーローの“セメントス”が笑みを浮かべて陣取っていた。
END