イッチ「“個性”と言う特殊能力がある世界に転生したら“緑谷出久”って子が自殺したんだけど…どうしたらいい?」スレ民達『ハ?』   作:DestinyImpulse

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 ヒロアカもアニメが終わりましたね…このssも投げ出す事なく続けていきたいです。
 今回から職場体験編に入ります。


職場体験編
四十六話「ヒーロー名を、決めろ!」


 

 雄英体育祭から2日間の休日を挟んで後の登校日。歴史改変を受け危うく滅びかけたなど、あの事件に関わった俺達以外知るよしもなく、いつもの日常が始まる。

 

「おはよう、剣君!!」

 

 

 天気は雨、更に体育祭の優勝者でありオールマイトの弟子の肩書きで写真やらサインやらを求められて遅刻するのは勘弁なので早めに登校していたら、威厳のこもった挨拶が後ろから聞こえた。

 

「ああ、おはよう飯田…」

 

 

 飯田だ。

 ゴム長靴と雨具の重装備で向かって走ってくる。相変わらず重心がブレないランニング選手ばりの綺麗なフォームだ。

 

「そんなに急いでどうした?校門前だぞ、歩いても予鈴十分前に余裕で着くぞ?」

 

「それでいいのだよ!雄英の生徒たるもの、十分前行動を心掛けずしてどうする!」

 

 俺の質問にその場で足踏みしながら答える飯田…

 

「体育祭ではいらぬ心労をかけてしまって申し訳なかった。兄の事なら心配無用だよ」

 

 ………嘘だ。

 わざわざ重症の兄の事を持ち出している時点で、自分から気を逸らそうとしているのが見え透いている。

 

「……心配無用か…そんな顔して言うなよな」

 

 走り去る飯田の背中を見て、俺はそう呟くしかなかった。

 

 

 教室では未だ体育祭の興奮の余韻が冷めやらぬ状態で雑談に花を咲かせている。もちろん、話題は体育祭後の周りの反応だ。

 

「超話しかけられたよ、来る途中!」

 

「私もジロジロ見られて、何か恥ずかしかった!」

 

「俺も!」

 

 芦戸と葉隠が楽しげにそう言うと、他の生徒たちも同じ状況だったようで、同意の声が上がる。

 

「剣君はどうだった?」

 

「ああ、何度も声をかけられた。それは別に良いんだが…マスコミのインタビューが大変だったな」

 

 麗日の問いに俺は覇気無く答えた。

 過去のオリンピックに取って代わる人気を誇ると言われる雄英体育祭の優勝者。それに加えてNo. 1ヒーローであるオールマイトの弟子。話題になるのは当然の事である。

 

 そして彼等がどこから情報を仕入れたのかは知らぬが、昨日に家の前に多くの報道陣が押しかけて来たのだった。

 

「あー、見た見た!剣がインタビューに応えてるのテレビで見たぞ!体育祭で疲れてるってのに大変だったよな!あんなん無視して良かったんじゃないのか?」

 

「変に取材拒否してマスコミを敵に回したくなかったんだ。オールマイトの顔に泥を塗る訳にはいかないからな…」

 

 切島の言葉に、俺はそう答えた。下手にマスコミを敵に回してオールマイトにそのしわ寄せが来てしまうことだけは避けたかった。雄英から13号先生とマイク先生が来てくれて対処してくれたが…結局、休日はインタビューや取材の対応などで潰れてしまい、殆ど休めなかった。

 

「ケロ…本当に大変なのね。轟ちゃんと耳郎ちゃんも疲れが顔に出てるし無理は禁物よ」

 

「………色々あったからな」

 

「………うん、ありがとう梅雨ちゃん」

 

 梅雨ちゃんの言葉に遠い目をする轟と耳郎。歴史改変の戦いの疲れや、ツカサさんのマルチバースの説明など、カルチャーショックと言える出来事があったからな…

 

「おはよう」

 

 そんな話をしていると、チャイムが鳴った。席を離れて喋っていた生徒は急いで自分の席に着くと同時に担任の相澤先生が朝の挨拶と共に教室に入ってきた。

 

「相澤先生、包帯がとれたのね。良かったわ」

 

「婆さんの処置が大袈裟なんだよ。んなもんより、今日の一限目の“ヒーロー情報学”はちょっと特別だぞ」

 

 USJ襲撃の際に受けた怪我の処置で体育祭の時も包帯を巻いていたのだが、ようやく完治したようで普段と変わらぬ様子でホームルームが始まる。しかし一限目から特別な授業だと言われた俺達は小テストなどを警戒する。

 

()()()()()()。ヒーロー名の考案だ」

 

 

『『『『胸膨らむヤツきたぁぁあ!!』』』』

 

 

 諸手を挙げて大喜びする生徒たち。しかし、相澤は睨みを利かせてそれを黙らせた。個性も発動させている辺り、ガチガチのガチである。

 

「これは、先日話したプロヒーローのドラフト指名に関係している。指名が本格化するのは経験を積んで戦力として数に入れられる、二、三年から。つまり今回一年のお前らに来た指名は、将来性に対する個人的な興味に近い。だがその興味が削がれたら一方的にキャンセル、なんてケースもざらにある」

 

「大人は勝手だ……」

 

 峰田が拳で机を叩きながら呟いた。

 

「でも、つまりそれは頂いた指名がそのままハードルになるって事ですよね?」

 

 葉隠の言葉に相澤先生は無言で首肯した。懐からリモコンを取り出し、黒板に向けてボタンを押した。

 

「で、その指名の集計結果がこうだ。」

 

 

  A組指名件数

 剣   5,853

 轟   4,123

 常闇  360

 飯田  301

 耳郎  239

 八百万 96

 切島  75

 麗日  49

 砂籐  34

 上鳴  20

 

「例年はもっとバラけるんだが、今年は2人に偏った」

 

 

「っかぁ~~~白黒ついちまった」

 

「おお!俺ある!」

 

「わあぁぁあ!!」

 

「流石ですわ剣さん、轟さん」

 

「殆ど親の話題ありきだろ…」

 

「それを言うなら俺も七割ぐらいがオールマイトとの縁結びだ」

 

 

 上鳴が天を仰ぐ、一方で砂籐が歓喜の声を上げ、麗日が涙目で前の席の飯田の肩を揺らす。八百万が俺と轟に称賛の声を出すが、轟の言う通り、殆どがバックにいるトップヒーロー目当てだろう。

 

「これを踏まえ、指名の有無に関係なく職場体験に行ってもらう。プロの活動を実際に体験して、より実りある訓練にしようってこった。職場体験っつってもヒーロー社会に出ることには違いない。つまり、お前らにもヒーロー名が必要になってくる。まぁ、仮ではあるが適当なもんを付けたら……」

 

「地獄を見ちゃうよ!この時の名が世に認知されてそのままプロ名になってる人は多いからね!」

 

「ミッドナイト先生!!」

 

 急に扉が開き、18禁ヒーロー、ミッドナイト先生が教室に入ってきた。彼女はそのまま教壇に立つ。一方、相澤先生は寝袋を取り出している。寝る気満々だ。

 

「その辺のセンスはミッドナイトさんに査定してもらう。俺はそういうの出来んからな。将来、自分がどうなるのか。名を付けることでイメージが固まり、そこに近づいていく。それが“名は体を表す”ってことだ。よく考えてヒーロー名を付けろよ」

 

「あ、あの〜」

 

 そう言って寝ようとする相澤先生に耳郎が待ったをかける。教室にいる誰もが耳郎に集中する。

 

「ん?どうした耳郎?何か質問があるのか?」

 

「えっと……言い出すタイミングが此処しか無かったんで…」

 

 これ迄の話に対する質問なのかと聞く相澤先生に対して、何処か気まずそうにする耳郎は意を決して手を翳す。すると眩い光が彼女の手に収束……歴史改変事件と時に誕生した耳郎の聖剣…【音銃剣錫音(おんじゅうけんすずね)】が現れる。

 

 

「そ、その〜。た、体育祭の後に……聖剣ができました。あ、あははは…」

 

 自分でも違和感ありまくりの話をしているのだろう、ぎこちない笑みを浮かべる耳郎。俺と轟を除くクラスメイトやミッドナイト先生は唖然とし…

 

 

「スゥーーーーーーー…………マジか…」

 

 

 相澤先生は大きく息を整えたと思えば天を仰いでいる。どうやら眠気は綺麗さっぱり無くなったみたいだ。

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

「…………とりあえず耳郎は新しい聖剣ーー「音銃剣錫音です」ーー…音銃剣錫音の詳細レポートを提出しろ。期限は後で伝える……剣、お前も手伝え」

 

「分かりました」

 

 

 頭を抱えつつ指示を出す相澤を尻目にコードネーム決めが始まった手渡されたボードに其々が思い思いのヒーロー名を書いていく。

 

 

「じゃあ、そろそろ出来た人から前に出て来て発表してね」

 

 15分後、ミッドナイトが発したその言葉に生徒達がざわめいた。まさか皆の前での発表形式だとは思っておらず、生徒たちは尻込みしている。そんな中、聖火が真っ先に手を上げて教壇に立った。

 

「まぁ、みんな知ってるし体育祭でも名乗ったけど改めて……【聖剣ヒーロー・仮面ライダーセイバー】」

 

 入学初日から名乗ってきた仮面ライダーセイバー…今更、他の名前など考えられない。

 

「仮面ライダーセイバー……体育祭でも大々的に名乗ったその名はオールマイトの弟子という肩書きも相まってとても重い物になるわ」

 

「はい、覚悟の上です!」

 

 オールマイトの弟子として、今後、仮面ライダーセイバーの名には相応の重圧が付きまとう。それに押し潰されぬようにと遠回しに伝えるミッドナイトの言葉に聖火は真っ直ぐに答える。

 

 

「じゃ、僕が行くよ!輝きヒーロー、【I cannot stop twinkling】略して、【キラキラが止められないよ】!」

 

「短文!?」

 

「ここはIを取って、cannotをcan’tに省略した方が噛みにくいわね。」

 

「じゃあ次アタシね~!【エイリアン・クイーン】!」

 

「2!?血が強酸性のアレ目指してるの!?やめときなって!」

 

 だが次の二人のせいでヒーロー名の発表が大喜利の様になってしまっている。しかし、その空気を打ち破ったのは蛙吹だった。提示したヒーロー名は、【梅雨入りヒーロー FROPPY】。

 

「可愛いわ!!覚えやすく親しみやすい!皆から愛されるお手本のようなネーミングね。花丸満点、あげちゃうわ!」

 

 流れを変えた蛙吹に感謝のフロッピーコールが鳴り響く。

 次に手を挙げたのは切島だ。彼は尊敬するヒーロー、紅頼雄斗をリスペクトして、烈怒頼雄斗と名乗った。

 

「フフッ、憧れの名を背負うってからには、相応の重圧がついてまわるわよ?」

 

「覚悟の上ッス!!」

 

 そんな調子でどんどん考案された名前が発表された。名が体を表すシンプルな物からもじりを入れた名前が様々あった。

 

 

「【ショート】……と、【仮面ライダーブレイズ】」

 

 

「名前!?イイノ!?剣君の様に仮面ライダーで統一していいんじゃないの?」

 

 そんな中、自身の名と仮面ライダー…二つを提示した轟に空気が変わる。聖火の様に仮面ライダーで統一すれば良いとミッドナイトは提案するが。

 

「いや、俺等は剣と違って変身一色じゃなく、元の個性を使う選択肢も有ります。…それで変身してないのに“仮面”って名乗るのも変なんで…」

 

 

「ん〜〜。まぁ、二つ持ちは例がない訳じゃないし。今後一切変えられない訳じゃないから。センスとしては剣君のセイバーに対してブレードを弄ったブレイズ……うん!悪くないわ。…元と変身を分けるとなると耳郎さんもかしら?」

 

 

「はい。【ヒアヒーローイヤホン=ジャック】…と、【仮面ライダースラッシュ】です!」

 

「うんうん!両方とも悪くないわね!」

 

 

 轟と耳郎も終わり、麗日も【ウラビティ】と言う洒落た名前を見せ、最後になった飯田は自身の名、【天哉】と書いて見せた。無表情故に心境は窺い知れなかったが、本人はこれで良いと押し通し、ミッドナイトもそれ以上は何も言わなかった。

 

 

 

 

「ねーねー耳郎!新しい聖剣見せてー!」

 

 そして時は過ぎて昼休憩の時間となった。いつもなら食堂に向かうのだが今回は違う、轟と同様に新たに誕生した音の聖剣…音銃剣錫音。その詳細は気になっていただろう。

 

 与えられた自由時間を使わない手はない。芦戸を筆頭に集まってくるクラスメイト達に苦笑しつつ耳郎は音銃剣錫音を呼び出す。

 

「おー!コレが耳郎ちゃんの聖剣かー、剣君や轟君とは全然違う!」

 

 呼び出された音銃剣をマジマジと見つめる葉隠の言う通り、聖火の火炎剣と轟の水勢剣とは根本的に違う形状をしている。

 

「そ、音の聖剣…音銃剣錫音。最大の特徴は…」

 

 そうして音銃剣を“銃奏モード”へと切り替える耳郎。目に見えて変形した聖剣にクラスは沸き立つ。

 

「スゲー!銃に変形した!!ロマンある!」

 

「でもよ、ベルトは無いけど剣や轟みたいに変身できんのか?」

 

「錫音にブックをセットすれば変身できるから」

 

「イイなー…なぁ剣、やっぱ俺にも雷の聖剣とか………剣?」

 

 音銃剣錫音に会話の花を咲かせる中で、上鳴が聖火に声をかけるがクラスを見回しても聖火の姿は無かった。

 

「剣なら小大に連れて行かれたぞ、限定スイーツがどうとか…」

 

 一部始終を見ていたであろう轟の言葉で一同は思い出す。体育祭の障害物競走の一件で聖火はペアの小大からランチラッシュ先生の限定スイーツを奢る事になっている事を……限定スイーツ故に人気もあるだろう。

 

 故に昼休みが始まると同時に急行しなければ間に合わない…

 

「………………」

 

「耳郎、顔が悪ぃぞ?」

 

「それを言うなら顔色だ!」

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

(ん、電話?だれか…らぁ!?)

 

 A組の面々がヒーローネームを決めている頃、オールマイトに1本の電話が入ってきた。誰からの電話かとスマホを手に取り確認する彼の心臓は早鐘を打ち鳴らす。

 慌てて職員室を飛び出し、人気の無い渡り廊下まで来たところで覚悟を決め、通話を開始する。

 

「も、もしもし…八木、ですが…」

 

『おぉ、俊典。久しぶりだな。まったく、偶には電話くらいせんか』

 

 電話越しに聞こえてきた懐かしくも恐ろしい声に、全身から汗が吹き出し、両足が産まれたての小鹿の様にガクガクと震え始める。

 

 恐怖を刻まれているオールマイトには、積極的に電話をしたい理由がなく、忙しさにかまけて意識の外に逃していたのが実情である。

 

「ほ、ほほ…本日はどのようなご用件なので…!?」

 

『体育祭、直で見たぞ!お前の弟子、剣聖火!ありゃ大したもんだ!』

 

 しかし、聖火を褒められた瞬間、声の震えが止まる。

 

「ええ、私の……自慢の弟子です」

 

『お前が後継を見つけたと言って俺やナイトアイに直接、聞きに来た時は不安だったが……根津校長から話を聞くに、今の所は安心だな」

 

 どうやら説教では無い様で心の中で安堵の溜め息を吐く。

 

『まあ、急に連絡した訳はな、あんだけ活躍をしたんだ。オファーが大量に来とるんだろ?』

 

「は、はい……約五千件の指名が来ています。リスト化するだけでも大変でした」

 

『そりゃ凄いな!まぁ、オールマイトの弟子って肩書きも有れば納得だがな』

 

「……………」

 

 オールマイトの弟子……それが世間に公表されて聖火に大きな注目が集まっている。それは日本に留まらずに海外でもニュースになる程だ。世界中の注目を向けられる……それは高校生になったばかりの聖火には些か酷なのではないか…

 

『………早過ぎたって思ってるのか?』

 

「……はい。グラントリノはどう考えてますか?」

 

『俺も根津校長に賛成だ。俊典、お前の体はお前が思ってる以上に限界だ。身体はボロボロ、年齢の衰えもある。本当ならオールマイトは引退させるべきなんだ』

 

「……………」

 

『だが、お前の穴は誰かが埋めなきゃならん。その為には剣聖火……仮面ライダーセイバーをヴィランにも、世の中の悪意にも負けんヒーローへと、時には酷に、時には大切に…見極めて育てる必要がある』

 

「……蝶よ花よでは駄目と言う訳ですね」

 

『そうだ。なぁに根津校長なら心配いらん、“無茶”と“無謀”の区別は付く傑物だ。お前もしっかり学べ』

 

「そうですね…それでグラントリノ、本題は…」

 

『おお、そうだった。職場体験の件、根津校長から話は来てるだろう?』

 

「はい。剣少年をナイトアイの元へと送ると…」

 

 約五千件もオファーが来た聖火への使命だが、実は聖火は既に職場体験先を決めていた。行き先はサー・ナイトアイ。オールマイトの元サイドキックだ。

 

『ああ、お客様扱いの職場体験だが、剣聖火には殆どサイドキックと変わらん扱いで現場の空気に慣れさせる予定らしい。ナイトアイなら心配いらん、アイツには()()もあるからな』

 

「そうですね、私もナイトアイなら安心です」

 

 喧嘩別れの様な形で袂を分かったが、オールマイトはナイトアイの事を欠片も悪く思っておらず、聖火ならナイトアイも継承者として納得してくれるし、ナイトアイならば聖火を任せても問題ないと信頼していた。

 

『そこでだ、チームアップと言う形で俺も剣聖火の面倒を見ようと考えている』

 

「ファっ!?グラントリノ自らですか!?」

 

 そう思ったのも束の間、グラントリノの唐突の爆弾発言にオールマイトは心臓が飛び出る程の驚愕で言葉を出す。

 

『なんだお前、アイツの力を受け継いだ後継者を、俺に見せないつもりか?』

 

「い、いえそんな事は全く!」

 

 弟子である聖火を己の師匠の一人に見せない……確かに、これは不義理なので何も言えない。

 

『体育祭で有望なのは分かったが、やっぱり直接確かめんと性に合わんからな。根津校長もナイトアイも心良く受け入れてくれた。と言う訳だ、しっかりと弟子に伝えとけよ』

 

「……分かりました。剣少年に伝えておきます」

 

『ありがとうな、俊典。さて、じゃあ俺はこれから準備をしてくる』

 

「準備?」

 

『最近あんまり活動しとらんのだ。ちょっくら勘を取り戻してくるぜ』

 

「は、はい、行ってらっしゃいませ!」

 

 そして、通話が終わる。

 しかしオールマイトは昔、グラントリノに腹パンさせられてゲロを吐きまくったトラウマを思い出して頭を抱えていた。

 

「剣少年、無事で居てくれたまえ……」

 

 しかしオールマイトには、ただ聖火の無事を祈るしか出来なかった。

 

 

END

 

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