イッチ「“個性”と言う特殊能力がある世界に転生したら“緑谷出久”って子が自殺したんだけど…どうしたらいい?」スレ民達『ハ?』   作:DestinyImpulse

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 今回はダブルのリスペクトです。


 来週で遂にセイバーの最終フォーム?のクロスセイバーが登場しますね……私としては悪くはないんですけど…最終フォームには相応しくないかなーと……ですのでアギトのバーニングフォームみたいな立ち位置を期待します。

 そしてお気に入りが2000人を突破!本当にありがとうございますm(_ _)m




Yからの受難/始まるアカデミア

 

 合格通知が来た翌日の夜8時……俺はオールマイトに呼び出されて特訓場の海浜公園に来ていた。

 

「オール…!じゃない、八木さん!」

 

「やあ、少年。君にはここ最近驚かされてばかりだな」

 

 

 夜の浜辺には既にトゥルーフォームのオールマイトが待っていた。

 

「まず剣少年、合格おめでとう。先に言うが私は審査に一切関与してないぞ。君そういうズルいの気にするタイプだし、レスキューの審査だって私は見ていただけだからね」

 

 それは良かった……それにしてもオールマイトが雄英の教師になるなんて……

 

「学校側から発表されるまで他言出来なかったからね。私が後継者を探していた折にちょうど雄英側からご依頼があって受けたんだ。」

 

 となると、俺や緑谷出久と会わなかったら、生徒の中から後継者を選ぶ予定だったのか。

 

「その事について、君が心配すること無いさ。私は君が適任だと思って個性を継承したんだ。そして君はそんな私の思いに答えてくれた!これからは教師として君の育成にも力を入れるよ!!」

 

「はい!よろしくお願いします!」

 

 まずはヒーローに……仮面ライダーになる為の第一歩!俺の物語が本格的に動き出した!

 

 

 

「…………あと、君が私の弟子だってバレたから……そこんとこ、よろしくね!」

 

 

 …………少し不安もあるけど……

 

 

◆◆◆◆

 

 

1:赤目の主人公

 あれから暫く経ってイッチは今は春だけど皆はどう?

 

2:名無しのトマト

 自分今は…沢渡ぶっ倒して平和に過ごしています…これから茄子とクロワッサンのせいで冤罪かけられるのか……胃が痛い……

 

3:ありふれた赤龍帝

 私は今はユエって娘を助けて地下大迷宮をクリアして世界の真実知って、準備の為に修行してます。

 

4:名無しのライダー

 俺達は平和に過ごしてます。

 

5:名無しのわんわんお

>>4 同じく。

 

6:名無しのゴッドイーター

 俺はアリサのサテライト計画の為にアラガミ狩ってたら……ブラッド隊って奴らに弟子にしてくれって頼まれた。

 

7:赤目の主人公

>>6 どうしてそうなった……

 

8:名無しのゴッドイーター

 聞いた話だと…仲間のロミオとジュリウスって奴を守れなかったのが悔しくて……それで俺の元で強くなりたいって。

 

9:名無しのライダー

 あ~神喰ニキは2の時点じゃ居なかったのか…

 

10:名無しのゴッドイーター

 最初は断ろうとしたけど…隊長のヒロって奴が「貴方の数々の伝説は聞きました!貴方みたいに皆を守れる様になりたいんだ!!」……ってエントランスで大声でお願いしてきて……

 

11:名無しのわんわんお

 もう、断れないじゃないですかwww

 

12:名無しのゴッドイーター

>>11 そうだよ……最終的にアリサが勝手に許可出した。「ユウが一人で危険な任務に行かない為です!彼等なら足手まといになりはしませんから!」……って言われてな。

 

13:ありふれた赤龍帝

 できた嫁さんですね。

 

14:名無しのゴッドイーター

 まぁ、確かに腕はあるからな……俺が行く任務でも死ぬ事はないだろう……

 

15:赤目の主人公

 ……因みにどんな任務なんだ?

 

16:名無しのゴッドイーター

 この前行ったやつだと…ディアウス・ピターの群れが付近で見つかったから行ってきた……ディアウス・ピター一頭と、プリティヴィ・マータ十頭。

 

17:名無しのライダー

 ……………は?

 

18:名無しのわんわんお

 …………この人、モンスター(な)ハンターよりもヤバイよ。

 

19:名無しの鬼殺隊

>>17>>18  コイツの出鱈目な強さは考えるな。

 

20:ありふれた赤龍帝

 あ、鬼殺ニキ!

 

21:名無しの鬼殺隊

 おう、こっちはようやく怪我が治ってな……これで任務に行ける。

 

22:赤目の主人公

 負傷してたんだ。

 

23:名無しの鬼殺隊

 ああ、無限列車編に行ってた。

 

24:グランドマスター

 とんでもないパワーワードが出てきたよ。

 

25:名無しのトマト

 藤丸ニキ!?どうして此処に?まさか自力で(修羅場から)脱出を!?

 

26:グランドマスター

 アハハ……ホントに死ぬかと思った。

 

27:赤目の主人公

 藤丸ニキの女難なんかどうでもいい!?無限列車だ、大丈夫だったのか?

 

28:名無しの鬼殺隊

 下弦の壱はさっさと殺したんだけど……案の定、猗窩座が来て……まぁ、強かった!斬ってもすぐに再生するし、動きは見切られるしで……

 

29:名無しのゴッドイーター

 避けれない速度で攻撃すればいいだろ?

 

30:名無しのライダー

 普通は無理だ!

 

31:名無しの鬼殺隊

 まぁ、勝つには神喰ニキの言う通り速さとタイミングが必要だったんだけど………炭治郎が刀投げて猗窩座の足を切り飛ばしたのよ!

 

32:赤目の主人公

 流石主人公!!

 

33:名無しのトマト

 俺達とは……一味も二味も違う!

 

34:名無しのゴッドイーター

 お前等が言うな。

 

35:ありふれた赤龍帝

>>34 貴方が一番言えない!

 

36:名無しの鬼殺隊

 すぐに再生するけど、隙は生まれた……すかさず九頭龍閃を叩き込んで勝利しました!勿論……煉獄さんは生きてます!

 

37:名無しのライダー

 煉獄さぁぁぁぁぁん!

 

38:名無しのわんわんお

 煉獄さぁぁぁぁぁん!

 

39:名無しのトマト

 僕達は〜燃え盛る〜旅の途中で出あ~い!

 

40:赤目の主人公

 良くやったぜ!

 

41:ありふれた赤龍帝

 鬼殺ニキ……貴方がナンバーワンだ!

 

42:名無しの鬼殺隊

 その代償で今まで寝込んでたけど……もう完治してな……これから任務に……「大変です!アオイさんが!音柱に誘拐されました!」……ハァ!?

 

43:名無しのトマト

 今の声って炭治郎だよね?

 

44:名無しのわんわんお

 音柱って事は祭りの神か?

 

45:名無しのゴッドイーター

 神?(神機構えて)

 

46:ありふれた赤龍帝

>>45 貴方は動くな!?

 

47:グランドマスター

 てか、アオイちゃんを誘拐したって?

 

48:名無しの鬼殺隊

 ゆ、許さんぞー!?あの派手野郎!嫁が三人居ながら俺の女に手を出しやがってー!?ブッコロしてやる!!さっそく音柱を征伐しに出かける!後に続け、炭治郎!!「はい!」

 

49:名無しのトマト

 炭治郎……なんて元気のいい返事だ……って、ちょっと待て鬼殺ニキ!

 

50:名無しの鬼殺隊

 臆病者はついて来なくてもよい!!

 

51:グランドマスター

 ………行っちゃったね。

 

52:名無しの転生者ハンター

 相変わらず賑やかだな。

 

53:名無しのライダー

 あ、ハンターニキ。

 

54:炎の剣士

 俺も居ますよ〜

 

55:名無しのわんわんお

 お、イッチ……確か今日が入学式だよね

 

56:名無しのゴッドイーター

 入学初日(除籍をかけた体力テスト)……だな。

 

57:炎の剣士

 え?何ですか今の不吉な書き込み!!

 

58:グランドマスター

 気にするな!ほら、雄英に着くよ!

 

 

 

◆◆◆◆

 

「えー何さっきの言葉……除籍って言わなかった」

 

 入学初日に除籍になるかもしれない……って事なのか……不安を感じながら雄英の正門を通り抜ける。新入生を配慮した案内を頼りに自分のクラス……“1ーA”を見つける。

 

 少し緊張するので…小さく深呼吸して……いざ!バリアフリーの施された巨大ドアを開ける。見た目に反して重さは普通のドア並みだった。中に入ると教室には生徒が数人いた。

 

「おお、“仮面の剣士”!君もやはり合格していたのだな!ボ……俺は私立聡明中学出身、飯田天哉だ。よろしく頼む!」

 

「俺は剣聖火……よろしく!」

 

 その中には見知った者も居た……試験会場が同じだった眼鏡の受験生…飯田。しかし、飯田が仮面の剣士と言った瞬間にクラスの視線が俺に集中する。……そろそろ、呼び名なんとかしないとな……

 

「おーっす、剣!」

 

 そんな事を考えて居ると……声をかけられ振り向くと入試の時に意気投合した耳郎が居た。

 

「お、耳郎。耳郎もA組なのか」

 

「そ、これからよろしくね。あと、聞いたよー入試、大活躍だったみたいじゃん」

 

「いや、そんな大袈裟な」

 

「謙遜する事はないぞ、剣君。あの0ポイントを倒したのは君だけで主席で合格しているんだ」

 

 

 主席か〜よくよく考えてみれば主席合格って結構凄い事だよな……考えていると背後のドアが開いた。

 

「あ、貴方は…凄い剣士さん!」

 

 違います……私はライダーです!と叫びたい衝動を抑えつつ振り向くと……茶髪で丸みのある顔の女子生徒が廊下に立っていた。

 

「ああ、あの時の」

 

「うん!覚えててくれたんだ、私は麗日お茶子、あの時はホントにありがとう!入試主席って凄いね!最後なんて凄かったもん!」

 

 「変身!」と言って腕をブンブン振る麗日……それはアレか?変身ポーズの真似?………そんなに似てないな。

 

「今日って式とかガイダンスだけかな?先生ってどんな人なんだろうね?!」

 

「お友達ごっこしたいなら他所に行け。」

 

 その時低く、気だるげな男の声が聞こえた。

 

「ここはヒーロー科だ。」

 

 声の主は麗日の後ろに寝そべっていた。黄色い寝袋に入っている無精髭の男の姿はまるで芋虫だ。なんで、寝袋に入っている?そもそも誰?言いたい事は色々あるが、その状況で言える事はただ一つ。

 

 

 何かいる……俺達の心境は一つになっていた。

 

 

「ハイ、静かになるまで八秒かかりました。時間は有限。君達は合理性に欠けるね。……担任の相澤消太だ。よろしくね」

 

 

 まさかの担任!?

 

「早速だが、体操服着てグラウンドに出ろ」

 

 

 いきなりの事に戸惑う俺達を残し教室を出た相澤先生は、言葉通りグラウンドに向かっていった。これはマジだと感じ俺達も慌てて体操服を持って更衣室に急ぐ。

 

 凄く嫌な予感がするのは気のせいじゃないよな……

 

 

 

◆◆◆◆

 

59:名無しのゴッドイーター

 始まったな。やっぱり入学式はないのか……

 

60:名無しの転生者ハンター

 と、言うか……B組も居るな。

 

61:名無しの鬼殺隊

 ホントだ……確かA組だけですよね?

 

62:グランドマスター

 この世界は既に原作からかけ離れているから……その影響かな?

 

63:名無しのライダー

 B組の担任のブラドキング先生メッチャ申し訳無さそうにしてるぞ……

 

64:ありふれた赤龍帝

 あ、イッチがやりますよ。

 

 

◆◆◆◆

 

 まさか入学式をすっ飛ばして体力テストするとは思わなかった……麗日が皆の心の内を代弁して疑問を投げ掛けるが相澤先生はそっぽを向いて、そんな悠長な時間は無いと言いきった。

 

「すまんなお前達……俺も入学式やガイダンスの後で良いとは言ったが、校長が許可したんだ。我慢してくれ」

 

 

 赤いコスチュームを着こんだ男性が申し訳無さそうにしている。この人はB組の担任、プロヒーローのブラドキング。今、グラウンドには俺達A組の他にB組も集められていた。

 

「お前達が中学生になったからやってきた個性禁止の体力テスト。アレを個性を使って行う………まぁ説明するより実戦した方が早い。剣、お前中学の時のソフトボール投げいくつだ?」

 

「70です」

 

 

 海洋公園のゴミ掃除と兄貴達の特訓のお陰で結構筋肉ついたんだよな……

 

「個性使ってやってみろ。円の外から出なきゃなにやったって良い」

 

 

 相澤先生からボールを受け取る……円の外から出なければいいか………ヨシ!!

 

【聖剣ソードライバー!】

 

 出だしが肝心だし……最初からクライマックスで行くぜ!ソードライバーにブレイブドラゴンを装填して火炎剣烈火を引き抜いた。

 

【烈火抜刀!!】

 

 

「変身!」

 

【烈火一冊!】

 

 

【勇気の竜と火炎剣烈火が交わる時、真紅の剣が悪を貫く!】

 

 

 火炎剣烈火で十字に振るい斬撃が仮面になって俺の姿が右半身がブレイブドラゴンを模した鎧で覆われて、仮面ライダーセイバーへと変身する。

 

 

「か、かっけぇええええええええええええ!」

 

「アレが仮面の剣士!マジパネェ!?」

 

「ホントに変身した!」

 

 

 変身した俺を見て、A組、B組の男性陣から歓声が湧き上がる。変身に少し時間も取ったし、早めにやるか…相澤先生、無駄は嫌いそうだし。

 

 ボールを軽く上に投げて、落ちてきたボールを火炎剣烈火の刃ではなく面の方を叩きつけ、野球の様にかっ飛ばした!

 

 ボールは宙を舞い。視認すら難しい程の距離を経て、ようやくグラウンドに再び落ちてきた。

 

 ピロン、と相澤先生の持つ機械から音がして、ボールの飛距離――1716.4mの記録が表示される。

 

「ほう…千超えか。まず自分の最大限を知る。それがヒーローの筋を形成する合理的手段」

 

 この記録を見て他のみんなも一斉に歓声が上がった。

 

「初っ端から1000オーバーってマジかよ!?」

 

「ナニコレ面白そう!」

 

「個性を全力で使えるなんて、流石ヒーロー科!」

 

 とりあえずこんなモノか……烈火をソードライバーに戻して、飛んでいったボールに視線を向ける。てか、ボールと相澤先生の持った機械って連動してるのか……ハイテクだな。

 

「凄いじゃん剣!」

 

 そうこう考えていると耳郎がテンション上がった状態で近づいてくる。そう言えば耳郎には見せた事なかったな……

 

「ホントに剣が仮面の剣士だったんだ………右肩にドラゴンついてる」

 

 あ、ちょっと…右肩の【ブレイブドラゴンボールド】をガシガシしないでください……取れないから。何?、さっきの斬撃が仮面になって熱くないのかって……ふ、俺の心は何時でも燃えてるからね( ー`дー´)キリッ

 

「バフォッ!!」

 

「…………あの〜そんなに笑わなくても」

 

 余程ツボに入ったのか…メッチャ笑ってる。

 

 

「面白そう、楽しそうね………ヒーローになるための三年間そういう腹づもりでいるのなら、トータル成績最下位の奴は見込みなしと言うことで除籍処分とする」

 

 盛り上がった空気が一気に驚愕に変わった。無理も無い、入学早々に入学式も無しに下手をすれば除籍って言われたんだし。

 

「俺たち雄英教師は三年間君たちに様々な困難と試練を用意して立ち塞がろう。生徒の如何は俺たち教師の自由だ。ようこそ雄英高校ヒーロー科へ、この困難もPlus Ultlaで乗り越えて見せろよ!」

 

 

 皆身勝手だ理不尽だと言うけど、そんな言葉に相澤先生はヒーローになればヴィラン・大事故・災害などが理不尽に襲いかかってくる。ヒーローはその力を持って覆す者だと言って取り付く暇も与えない。

 

 頼みのブラド先生も表情は複雑そうだが止める気は無さそうだ……こうなってはやるしかない。

 

「兄貴達の言った通りだな……」

 

「剣、なんか言った?」

 

「いや……ふざけてる暇はなさそうだな」

 

「そうだね……やるしかないか!」

 

「ねぇ、ちょっといい?」

 

 

 ふと声をかけられた。振り向けばオレンジ色の長い髪をサイドテイルで纏めている少女……見覚えが……

 

「えっと何か……入試の時の」

 

「そう、あの時はホント助かったよ。私は拳藤一佳。B組だけどよろしくな」

 

「俺は剣聖火……こんな状況だけどお互い乗り越えような」

 

「おう!」

 

 手を差し出されたのでとりあえず握手して……なんか悪寒がするな……

 

「……………」

 

「顔が悪いぞ耳郎君!」

 

「それを言うなら顔色だ!」

 

 

 

 

 

◆◆◆◆

 

65:名無しの転生者ハンター

 始まったな……まぁ、イッチなら問題ないだろ。

 

66:名無しのトマト

 まずは50m走……飯田はえ~な!3秒って…

 

67:名無しの鬼殺隊

 俺の方が速い!

 

68:名無しのライダー

 あ、鬼殺ニキ…どうだった?

 

69:名無しの鬼殺隊

 ボコボコにした。今は涙目のアオイに膝枕して参加してるぞドャ!

 

70:名無しのわんわんお

 わ~お……羨ましい。

 

71:名無しのゴッドイーター

 お、次はイッチか…

 

72:炎の剣士

「それじゃ、これで!」

 

【うさぎとかめ!!ふむふむ!】

 

 

73:名無しのトマト

 イッチの靴がウサギとカメを模したレーシングカーに変わった!?

 

74:名無しの

 結果は2,59秒!……飯田君がガッカリしてる…

 

75:ありふれた赤龍帝

 2種目は握力……腕を複数生やしたり、万力作ったりなんでもアリですね〜

 

76:名無しのトマト

 イッチはドラゴンジャッ君に変身して、腕と蔦を巻き付けて……

 

77:炎の剣士

 

 バキッ!!!

 

「あ……」

「…………測定不能……」

 

 

78:名無しのゴッドイーター

 見事にぶっ壊したな……続いての立ち幅跳びもドラゴンジャッ君のままで蔦を足場に無限……

 

79:名無しの転生者ハンター

 次は反復横跳び……

 

80:炎の剣士

 

【3匹のこぶた!!ふむふむ!】

 

「「「ヨシ、やるか!」」」

 

「増えたァァァァ!?」

「忍者かアイツ!?」

「先生アリかよあんなの!?」

 

「…………………アリだ」

 

 

81:名無しの鬼殺隊

 相澤達の顔メッチャ引き攣っているように見えるwww

 

82:名無しの転生者ハンター

 三人合わせて459回……大人気ない様に見えるな。

 

83:グランドマスター

 その後も問題なく?終わって最後の持久走だ!

 

 

 

◆◆◆◆

 

 

 始まった個性把握テスト……種目が重なる度に皆からの視線が……気のせいだよね。

 

「そんな訳ないでしょ………何さっきの分身?」

 

「そりゃこぶた3兄弟だから3人に……」

 

「「なってたまるか!?」」

 

 耳郎と拳藤のダブルツッコミが突き刺さる。

 

 さて、最後は持久走……皆スタートラインに並ぶが……

 

「流石にありゃ反則だろ!?」

 

 ブドウみたいな頭の峰田を筆頭に何人かが個性“創造”で、さっきから何かを作っていた八百万が乗るスクーターに文句を言っているが……

 

「アリだ」

 

 アリのようだ。………丁度いいや!

 

「剣……今度はなにやらかす気?」

 

 耳郎が何か言ってるか気にせず……赤いライドブック【ディアゴスピーディー】を取り出す。

 

【タイヤを開け、真紅のボディが目を覚ます…】

 

 

 起動させて音声が鳴り、ライドブックを放り投げると変形し、セイバーの専用バイク【ディアゴスピーディー】が現れる。

 

「いや、お前もバイクかよ!?」

 

 俺もバイク出した事に皆が目を丸くする……入学前に作ったんだよな……まさか初日で乗れるとは思わなかった。

 

「カッコいいな…それ!」

 

「拳藤……コイツの良さが分かるのか!?」

 

「ああ、この真紅のボディ……剣とベストマッチでカッコいいぜ!」

 

「だろ!」

 

 拳藤………お前、見る目あるな。

 

「ちくしょう……女に囲まれやがって……てか、無免許だろ!」

 

 峰田が凄い表情で言ってくるが……

 

「何言ってんだお前……免許持ってるから出したんだろ。なぁ、八百万」

 

「ええ…ヒーローが法律を破る訳ないじゃないですか」

 

 このご時世……乗り物に乗って真価を発揮する個性も少なくない……故にきちんと試験を受ければ俺達の様な未成年でも免許は取れる……オールマイトが紹介してくれて入学前に受けたんだよな…ただし、滅茶苦茶厳しかったけど。

 

「そう言う事だ……こいつ等が免許持ってる事は確認済みだ………ほら、位置につけ!」

 

 

 こうして始まった最後の種目……さすがに皆疲れの色が見え始めてきたけど……俺と八百万には関係ない……一気に飛び出してゴールを目指す。

 

 

「ちょ、速すぎませんか!?」

 

 

 だが、ディアゴスピーディーの最高時速は280km/h…スクーターでは相手にならん!すぐに引き離して一位でゴールした。

 

 程なくして皆がゴールした。するとヘトヘトの耳郎がジト目でやって来た………何故だろう心が痛む。

 

「……ハァハァ……剣……ルール上ではアリだってわかっているけど……言わせて………それは無いよ」

 

「………確かに大人気ないかもしれない………だが、私は謝らない( ー`дー´)キリッ!」

 

「おい!」

 

 ごめん、言ってみたかった……謝るから右肩の【ブレイブドラゴンボールド】をガシガシしないでください。

 

 

「ハハハ!全くA組は皆が……疲れているのに……自分達だけ…「うるさい!」ゴフッ!?」

 

 

 

 B組の物間って奴が嫌味を言うが、拳藤の手刀に再び倒れる………恐ろしく早い手刀……俺じゃなきゃ見逃しちゃうね!

 

「あ、そうだ。皆に言っておきたい事があったんだ」

 

「「言っておきたい事?」」

 

 耳郎や拳藤を始め皆が視線を向けてくる。バイクに乗ったら言おうと思ってたんだ……

 

「俺は“仮面の剣士”って呼ばれているけど…これからは“仮面ライダー”って呼んでほしいんだ」

 

「「仮面ライダー?」」

 

 

 

「そ、“仮面ライダーセイバー”!以後お見知りおきを…!!」

 

 

 

◆◆◆◆

 

84:名無しのゴッドイーター

 イッチ……ようやく仮面ライダーって名乗れたな。

 

85:グランドマスター

 バイクに乗れないからライダーって名乗れなかったからね……

 

86:名無しの転生者ハンター

 結果は堂々の一位……当然だな。

 

87:赤目の主人公

 除籍も無し……と…

 

88:名無しのわんわんお

 てか思ったんだけど……A組だけ十九人なんだな。B組は二十人なのに……

 

89:名無しのライダー

 それな……

 

90:名無しの転生者ハンター

 まぁ、何かしらの意図があってのことだろ

 

91;グランドマスター

 ……段々と俺達の知る原作から離れていってるね。

 

92:名無しのゴッドイーター

 そうだな………時が進むにつれてその差は大きくなっていく……気をつけろよイッチ。

 

 

 

◆◆◆◆

 

 その後は教室に置かれたカリキュラムの書類や教科書を受け取って今日は午前中に下校を言い渡され帰宅の途についた訳だが…

 

「おーい、剣君!」

 

 それに気づいた飯田が俺に声をかけてきたのを皮切りに……

 

「お二人さーん!駅まで?待ってー!」

 

「ウチも途中まで良い?」

 

「私も良いか?」

 

 麗日と耳郎…最後に拳藤が、合流してきた。

 

「君達は…たしか∞女子と耳たぶ女子に大拳女子!」

 

 わ~お……凄い呼び方……3人の顔引き攣ってるぞ。

 

「あ、あはは……凄い呼び方だな……じゃあ改めて、私は拳藤一佳。クラスは違うが、よろしく頼む」

 

「ウチは耳郎響香……女子の名前はなるべく早く覚えたほうがいいよ……特にクラスの」

 

「麗日お茶子です!」

 

「も、申し訳ない……飯田天哉だ。よろしく頼む」

 

「じゃあ俺も……剣聖火だ」

 

 俺達の会話はそれぞれの家の最寄り駅で分かれるまで続いた。

 

 初日からとんでもない事になったが……これからの学園生活が楽しみだ。

 

 

END

 




 ようやく仮面ライダーと…名乗る事ができました!

 因みに免許の話はオリジナルです。

 聖火は…バイクの普通二輪免許の他にも普通免許も持ってます。ライドガトライガーの為に……


 後、前回の一クラス十九人はA組だけです。説明足らずですみません。





スレ民

・名無しのゴッドイーター

 弟子入りされた……ヒロとシエルを自分とアリサに重ね…早くくっつけばイイと思ってる。
 後、本文で語られた任務に行ったブラッド達は全員死んだ魚の様な目で帰ってきて…ユウはアリサとソーマに怒られた。


 因みにわんわんおが極み吠えるになっても神喰ニキには勝てない。

・グランドマスター

 あれ以来…皆の瞳が怖い……そろそろ食われると思う。

・名無しの鬼殺隊

 無限列車編で猗窩座を撃破!無事に煉獄さんを生存させた。しかし無傷とはいかず休養していた……音柱がアオイを誘拐してブチ切れた……お前だけは簡単には死なさんぞ!

 

外伝について

  • 別に分けてほしい
  • このままでいい

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