IS インフィニット・ソウル   作:エンジニア見習い

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いやいや、2週目敵強すぎ。
2週目はいって攻略はじめて見たら色々見逃しがあったこと判明。
またがんばんなくちゃな・・・・。


エンディングそして王の帰還

織斑一夏がドラグレイグに来てもう数年が過ぎようとしていた。

 

彼はここに来て多くの敵と戦い、勝ち、負け、そして何度も死を繰り返しながらも進んでい行った。

 

そして彼は今、最後の戦いに挑んでいた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

渇望の玉座

 

 

『AAAAAAaaa・・・・』

 

「はああ!!」

 

叫び声とともに金属のぶつかる音、そして地面をえぐるよような鈍い音と爆発音が響き渡る。

 

音の元は相対し戦う片や大きな日本刀のような刀と楯を装備した鎧をまとった人間、そしてもう一方は闇を纏い鎌を構えたその姿はまるで死神のような怪物だった。

 

そう織斑一夏と女王デュナシャンドラが戦っていた。

 

一夏は直前まで玉座の守護者と監視者と戦っていため、連戦により鎧が少し壊れている。愛用していた剣もすでにぼろぼろで壊れそうだ。

だがデュナシャンドラもかなりのダメージを負っている、最初よりも動きがかなり遅く攻撃も鈍くなりつつあった。

 

『AAA!!!』

 

デュナシャンドラは苦し紛れに鎌を振り回しそして闇の爆発のモーションに入った。

 

「喰らうか!」

 

そう言い織斑は背後へ飛びずさる。

 

直後、デュナシャンドラの周囲で爆発が起こる。

一夏は爆発後の隙を見て自分の刀を確認する。

 

(この刀もそろそろ限界だな・・・・なら!)

 

一夏は刀と楯を自らのソウルに仕舞うと、一本の巨大な大剣を取り出した。

 

 

 

かつての王ウァンクラッドが所持し、亡者となり他の武具をすべて脱ぎ去り放置しても最後までその手から手放さなかった大剣。

オルフェ二クスによって王のソウルよりより新たに生まれ変わった大剣、

 

《ルーラーソード》を一夏は装備した。

 

この大剣を装備した瞬間、一夏の中で一瞬ソウルがざわついた。

一夏にはなんとなくわかった、彼の中にある王のソウルの一部が反応したのだと。

 

その大剣を見てデュナシャンドラは驚いたように動きを止めた。

 

その隙を見逃さず一夏は剣を両手で握るとデュナシャンドラに走り寄った。

そしてルーラーソードに自らのソウルを流し込んだ。

 

デュナシャンドラは鎌を振り上げて迎撃するが一夏はその攻撃を難なくよけた。

 

「はあああああ!!!」

 

 

 

 

そしてその勢いのままデュナシャンドラを切り裂いた。

 

 

 

 

 

『A・・・aaaaaaaaa・・・・』

 

彼女は断末魔を上げながら後ずさると崖から落ちて行った。

 

「はぁはぁ・・・・」

 

一夏が息を整えていると彼の中に膨大なソウルが流れてくるのを感じ一夏はようやく武器を下した。

 

「倒したのか?」

 

その声に後ろを振り返ると蒼い剣を肩に携えたバンホルドとその隣にたたずむ狼の兜をかぶったヴァンガルがいた。

 

二人は守護者と監視者との戦いに協力してもらっていたがその後現れた、デュナシャンドラを見て一夏は二人には下がってもらった。

なんとなく直感ではあるが、一夏はデュナシャンドラには自分一人で戦わなくてはならないような気がしたからだ。

 

二人も察したのか大人しく下がり今まで見守っていたのだ。

 

一夏は二人の問いに答える前に人の像を取り出し、それを胸に当てた。

光が一夏を包むと、一夏は兜を脱ぎ二人に礼を述べた。

 

「ああ、二人とも世話になった」

 

「はは、なんの!このバンホルド、受けた恩を返したまでよ!」

 

「私も体を止めてもらった恩があるからな、それに最後にいい戦いをしたし見せてもらったから気にするな」

 

「うむ!確かに先程の戦いは素晴らしかった!見ているだけで血沸き肉躍ったぞ!」

 

そう返した二人に改めて礼を述べ一夏は玉座の方を向いた。

 

 

「やはり行くのか?」

 

「・・・・ああ」

 

「だがお主は・・・」

 

「いいんだよもう」

 

一夏は笑いながらそう言った。

 

「もう俺は自分の名前しか思い出せない、なんのためにここへ来たのかもどこから来たのかももはやわからない、だから、もういい」

 

「・・・・そうか」

 

一夏はそういい玉座へと歩き出そうとした。

 

「・・・・・・一夏!」

 

一夏が振り返るとバンホルドが何かを投げわたした。

 

「これは?」

 

一夏が受け取ったものを眺める。

 

「餞別だ、受け取っておけ」

 

「いや、だからこれは・・・」

 

「いいから持っておけばよい!時が来ればわかる!」

 

有無を言わせずバンホルドは一夏の背を押した。

 

一夏はこれ以上問い詰めても何も言わないだろうと早々にあきらめ受け取ったものをソウルの中にしまった。

 

「では私からもこれをおくろう」

 

そう言いヴァンガルは纏っていた鎧と兜をソウルにし一夏に渡した。

いまのヴァンガルは放浪の装備一式に身を包んでいる。

 

「いいのか?」

 

「ああ、もう必要ないものだからな」

 

「・・・ありがとう」

 

「フ、礼を言うのはこちらの方だと言ったろ?」

 

ヴァンガルはそう笑いながら答える。

 

「・・・そろそろ時間のようだ」

 

その言葉とともに二人の体が薄れていく、霊体として召喚されていた彼らが元の場所へと戻っていく。

 

「・・・これから先何があるのかは知らんが、お主の行く道に希望があることを祈っているぞ」

 

「・・・・達者でな!一夏よ!」

 

「・・・ああ、二人ともさよなら」

 

二人の姿が消え一夏が振り返ると待っていたかのようにゴーレムたちが動き出した。

 

そしてゴーレムたちが互いに組み合わさり玉座までの道が出来上がった。

 

その道を一夏はゆっくりと進む。

 

そして彼が扉の門前に立つと石のの扉がゆっくりと開き、石でできた玉座が彼の視界に入ってきた。

 

一夏はその玉座に近づきそしてそれに座った。

 

しばらくそれに座り、しばらくすると扉がゆっくりとしまった。

 

訪れた暗闇。しばらくすると笑いだした。

 

「ふ、ふふふ、あははははは!!」

 

笑うしかなかった。

何を思い、何を願ってここに来たのかはもうわからない。

だが行きついた先がこの結末。

自分が何を願っていたにせよこの結末は望んでいたはずはない。

だから笑うしかない。

 

「結局、俺はなにも取り戻せないのか・・・・はははは」

 

笑うのにも疲れ椅子に座り黙り込む。そして自分の発言に疑問を持った。

 

「・・・・取り戻す?何を?」

 

本当に分からないといった表情で一夏はブツブツつぶやいた。

 

そのまま時だけが過ぎていくかと思われたとき、光が見えた。

 

「?」

 

一夏が顔をあげると視線の先に篝火が見えた。

 

 

一夏はこれが彼女が言っていた始まりの篝火なのだろうと思ったが様子がおかしい。

 

 

確かにその篝火は消えているはずなのに温かみを感じた。そして懐かしいという感覚も。

 

一夏は篝火に近づく、そして篝火に向け手を伸ばし篝火をともした。

 

その瞬間、一夏は篝火の炎に包まれた。

 

篝火の炎が弱まると一夏の姿は消え、煌々と輝く篝火だけが残された。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

一夏が目を覚ますと、見たこともない部屋の中にいた。

 

周囲にはコンピューターや機械の部品などが散乱している。

 

明らかにドラグレイグではありえない光景だった。

 

一夏は混乱したように周囲を見渡していた。

 

「・・・・・・どこだここは?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「誰だよ?おまえ」

 

 

声の方に振り替えると一夏に対して不機嫌そうに視線を向けるうさ耳をはやした女性がいた。

 

 

「この私の研究室に土足で忍び込むなんて大した奴かと思ったけど、そんなコスプレまでして、・・・・もしかしてこの私をバカにしてる?」

 

そう言いつつこちらを見る女性を一夏は無言で観察した。

 

うさ耳はどうやら機械でできているらしくピコピコ動いている。女性のきている服はエプロンドレスのようだ。どれも見たことのないはずなのに見た瞬間理解できてしまい一夏はさらに混乱した。

 

一夏の無言をどう受け取ったのか知らないが女性はますます不機嫌そうになる。

 

「何?無視するわけ?有象無象のくせに生意気だ『うるさい黙れ』・・・・え?」

 

一夏は混乱しているためかかなり強い口調で女性に言いはなった。

女性は突然の言葉に驚いて固まっている。

 

「こっちも混乱してるんだ、黙ってろ」

 

一夏はそう言うと女性から視線を外し考えこんだ。

 

 

(確か俺は始まりの篝火をともしてその炎に包まれた・・・・、そして別の場所にいるってことは・・・転送された?だがこの部屋の状況からするにここはドラクレイグじゃない、というかあそこにパソコンはないからな・・・、ならここはどこだ?・・・・・いや待て、そもそもパソコンてなんだ?なんで俺はそれを知ってる・・・・・・・・くそ、思い出せない!)

 

 

一夏はいらだった様子で兜を外すと頭を乱暴に掻いた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「・・・・・・・いっくん?」

 

 

 

 

 

 

 

兜を外した一夏の顔を見て女性、篠ノ之束は思わずつぶやいた。




どうも、エンジニア見習いです。

今回の話でちょっとゲーム本編と内容を変えた部分があります。

いやはや、やっぱり書くと文章って疲れますね。今までは読む専門でしたし。

ステータス振りについてはちょっと考えたいのでもう少しあとに、今回の戦闘ではまあ真面目にやっていただけで本来の戦い方ではない、ということでご理解お願いします。

ご意見、ご指摘などありましたらよろしければコメントに書いてください。

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