帳もおり外から見えなくなった廃ビルにて
女が大柄な男を重力か何かで押さえつけているようだ
プルプル
電話のようだ 相手は杉沢病院のナースのようだ
「はい一宮です
はい合ってますよ
はい、虎杖の爺さんが亡くなったのですか
はい、今からそちらに向かいます、到着は夜になってしまうのですが
はい、ありがとうございます
では今から向かいますので」
プツッ 電話を仕舞い さっさと終わらせてしまおう
「じゃあ終わらそうか、キミは呪詛師夏油傑と言う者のことは知らなく白髪のおかっぱから大金を渡されて内通者をしていたと」
「そうです、どうしてもお金が必要で全て話しました縛りを結んだですからこれで私を見逃してくれるのですよね」
「なるほどね、相わかった縛りを履行しようか見逃そう行きなさい」
今まで男を押さえつけていた重力みたいなものが除かれ動けるようになったようだ
男は脱兎のごとくその場から去ろうとしている
「ありがとうございます」
「それじゃあ死のうか」
「えっ」
グチャ
男の足が折れてしまったようだ
「ぎゃあああ!
なんで、足が、俺の足が、縛りで見逃すって!」
「おっと外してしてしまった今のがキミの術式かまあ良いさ」
女は男に近付いてゆく
「近付くな、どうなっている確かに縛りで見逃すと」
男は這って少しでも女から離れようとする
「はは、私の領域では全て私の支配下なんだごめんね即死させられなくて、バイバイ」
グチャ
男の瞳に最後写したのは笑みを浮かべた黒髪青目の女であった
完全に潰れ血の痕すら残らない
「仕事完了、あとは帳を上げて病院に行って書類書かないと」
パチン
途端に姿が消え去り廃ビルから病院に
「まずい」
「まじか」
うん?
聞き覚え見覚えある子が病院から出てきた
まあ、大丈夫でしょ書類書類っと
「すみません一宮です」
「一宮さんですねこちらの書類の記入をお願いしますね」
「何か慌ただしい様子でしたね」
「なんでしょうかね、呪いがとか言ってたので肝試しの予定に間に合わなくなるとかでしょうかね」
「多分そんなところだと思いますよ」
「はい、書き終わりました」
「はい、大丈夫ですねまた後日連絡を入れますね」
「ありがとうございます」
時間掛かったけど何が起こっているのやら任されてるし行くか
パチン
一瞬で姿を消す瞬間移動でもしたかのようだ
到着、タイミング悪すぎじゃないかな五条悟と宿儺が戦闘中とか巻き込まれたくないけど
まあ宿儺が勝つには最低でも指18本は必要かな
終わったね、よっと
「お疲れ様伏黒、簡易的なのだけど」
これで出血多量で倒れることはなくなったと
一瞬触れただけで傷口が塞がったようだ
「僕には何かないかな」
床に手を入れ取り出した
「同じものでも文句ないならほれ、ずんだ」
「同じのかぁ」
「文句あるみたいだね、伏黒は先に帰ってな」
パチン
先ほどまでの緩い空気から一転してひりつくほどのものに
「アンタが来るなんて大事じゃないか」
「なに、そこの坊主の爺さんから面倒を見てくれと頼まれてな、貰うモノ貰ったからね」
「宿儺の器のことかい」
「それもあるだろうけど人間としてもだろうね、キミの後進を育成することにも合ってるだろうからね」
「それは面白そうだけど」
「それじゃあ物足りないでしょ」
「そう、わかってる〜」
「それじゃあ戦って決めようか」
「それがいいと思うよ」
「私とキミが戦ったら周りが危ないし」
『領域展開、無限領域』
「これで安心だね」
宿儺が素直に体の主導権を返した、意外だな
このあと上層部に伝えなきゃいけないけど色々誤魔化すか
パチン
この術式はあの人か
どっちが保証人になるか戦って決めると、なるほど最近新しい術式ができたことだしやるか
『領域展開、無限領域』
「これで安心だね」
どれだけの規模の領域なんだか今は縛りでただの領域になっているけど
最初から飛ばしていくか
術式反転『赫』
「お返しするよ」
『赫』
この人は戦うときは相手より少し強い程度に抑えるからな
こっちの術式が壊されたか出力をもっと上げるか
『赫』
「さあさあ、どんどん行こうか最強の自分を思い浮かべろよ少年」
『赫』
『蒼』『赫』『茈』『黒』
『蒼』『赫』『茈』『黒』
「うんうん術式の展開速度、威力、呪力上がってるねいつまでも成長期だよぉこの空間なら試せるし領域も確認しようか」
「言われなくても試すさ」
『領域展開、無量空処』
『領域展開、無量空処』
複数の領域展開に六眼もなくできるなんてやっぱこの人は頭おかしいや
半分しか領域を広げることができなかったか
「こっちも良くなっているね呪力効率が上がって全体の五割程度の消費で出せて
ふむ、戦闘継続にも問題無しと
実に素晴らしい終わりにするよ領域破壊っと」
一切の抵抗なく領域を破壊されたそれに
「なんで今初めて使った術式を使えた」
「そのことね、キミの先祖が似たようなことをしてきたのがいたからかな他人の術式弄るのも楽しいから色々考えてたんだよ」
「それじゃあ、あの子の面倒はキミが見てといてね」
「上層部がさ、宿儺の指一本程度に警戒するなんて私がいる時点で心配する必要なんてないだろうに
だからさ「言ってもらえれば全ての呪霊を祓えるけど、まだ君たちお金と地位ほしいでしょ」
って言ったらね
「欲しいです」
だってよ笑えるよね」
「それはたしかに笑い話だな、その宿儺を祓ったのがあんた『領域の王』なのにな」