黒い猟犬たちと硝煙立ち込める少女たちの戦場   作:土門一家

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久々の投稿。
自分の好きなゲームからの二次創作です。
作者はあまりガチ勢ではないのでそこまでストーリーが進んでいる訳ではありません…


第一章 偶発的戦闘
大零話 プロローグ


 20**年、人口の減少により人間は自分たちの代わりの労働力として機巧人形を作るようになった。

 サービス業や工場での無人化の促進、細かな人の生活のサポートなどを行うようになった。

 

 この機巧人形は次第に、軍や傭兵部隊、PMC社も保有するようになり、正規採用されたり、要人警護や代理戦争をするためにも使われるようになった。

 

 この機巧人形を保有している軍やPMC社の中で群を抜いて高性能で優秀な機巧人形を保有しているPMC社がある。

 

 そのPMC社の名前を「BLACK HOUND」社と呼ぶ。

 

 社長と幹部以外の構成員は全て機巧人形という例を見ない異色のPMC社である。

 また、社長や幹部・機巧人形たちは全員女性であり、その点も異色である。

 彼女たちは自分たちのことを花の名前で呼び合い、実名を出すことはない。

 危険がない訳ではないため、そういった不利益となる要素を排除するためにコードネームで呼び合うようになった。

 

 軍などに数多くの仕事で協力をしてきたため、独自の基地、戦車などの戦術機巧兵器等の保有も許可されてきた。

 基地には製造などを行う大規模な工廠や地下格納庫、簡易的な滑走路や着陸場などもあり、司令部施設や格納庫、練習場などはあるが社長たちの住んでいる場所は司令部施設の住居エリアだ。

 彼女たちの基地のある場所はアメリカの都市部から離れた荒野である。この辺境なら騒音などの公害も起きないため、重宝されている。

 基地は大きな壁に覆われており、検問には警備担当の機巧人形と自社製の重機関銃も設置されている。

 

 機巧人形たちはBLACK HOUND社では戦術機巧人形と呼ばれ、作業を行う者も同様に呼ばれている。

 

 彼女たちは月に一度、大規模な集会を開く。この集会の目的はPMC社の目標の設定、問題の有無の確認や社長からの話をするためである。

 この集会を行う日は決まっているため、その付近での派遣などは一切されず、PMC社の全員が揃う。

 

 

 

 

 そして、今日は彼女たちが集会を開く日である。

 朝ながらも天気も良く、雲も気持ちが良さそうに広大な空に散らばっている。

 

 そんな中、司令部施設の前にある広大なグラウンドにはBLACK HOUND社を構成する社長と幹部、そして全部隊が揃っている。

 

 社長とその副官である幹部が統率するBLACK HOUND社の構成員の大部分を占める部隊、

 

 『第一部隊「HOUND」』。

 

 その他の幹部と副官が統率するそれぞれの部隊、

 

 『第二部隊「SHIELD』」

 『第三部隊「OWL」』

 『第四部隊「HEAVY」』

 『第五部隊「GUARDIAN」』

 『第六部隊「BACKUP」』

 

 戦術機巧兵器と戦術機巧人形を同時に使用できる用途で作られた部隊、

 

 『特型部隊「CRUSHER」』

 

 戦術機巧兵器の操作を専門とした操縦担当の部隊、

 

 『戦術機巧兵器専用部隊』

 

 そして、BLACK HOUND社の中で最高峰と呼ばれている戦術機巧人形だけで構成された部隊、

 

 『666小隊』

 

 という、そうそうたるメンバーが揃っている。

 

 その周囲にはアサルトライフルを装備した警備担当の戦術機巧人形たちが立っている。

 

 

 グラウンドに整列しているそれぞれの部隊の前に立つのは制服を着たそれぞれの部隊の隊長と副官を務める幹部が立っている。

 

 演説台の側には副社長である黒と白の混ざった長髪で顔に口元だけを隠すガスマスクを着けた女性が立っている。その後ろには黒赤色の短髪で左眼に切られた古傷のある女性が制服を着て立っている。

 

 ガスマスクを着けた女性の名は、「クロユリ」。PMC社の副社長を務めながら第一部隊の副官を務め、社長を常に補佐している。

 

 そして、クロユリの後ろに立っている人物こそこのPMC社の社長である「クロバラ」である。

 このPMC社を一から作り上げた人物であり、第一部隊の隊長も務めている。

 

 クロユリが右手に持っていたマイクを口元に近付け指示を出す。

 

「社長が演説台に登壇、幹部敬礼」

 

 部隊の前に立っていた幹部は敬礼する。その敬礼を横目に見ながらクロバラは演説台に向かい、登壇する。

 

 登壇し、クロバラも幹部たちに敬礼をする。クロバラが先に手を下ろし、クロユリに幹部たちに休めをかけるようにアイコンタクトする。

 

 クロユリは軽く頷き、幹部たちに体を向けて指示を出す。

 

「直れ、休め」

 

 幹部たちは敬礼を止め、休めの姿勢を取り、そのまま顔をクロバラに向ける。

 

 クロバラは演説台のマイクの電源を入れ話し始める。

 

「諸君、おはよう。我々の活動は勢いを衰えさせず、順調に行うことができている。このままの調子でいけばよい、何も特別なことをやれと言っている訳ではない。

 最近は大きな仕事がなかったため、各人で自らの練成をしていたと思う。ぜひ、継続して欲しい。

 

 我々は他とは一線を画す存在であるという自覚を持ち、何が起きても問題がないようにしt……!」

 

 クロバラの演説が終盤に向かい始めた瞬間…

 

 突如、経験したことのないような揺れを起こす大地震が発生した。

 

 幹部や戦術機巧人形もこの突然の事態には焦ったが、副社長が緊急事態及び避難することを優先させるように指示を出した。

 

 警備担当の戦術機巧人形たちは何も格納していない空いた格納庫に避難するように誘導を始める。副社長は社長を助けに動きながら幹部たちに司令部施設への避難を指示する。

 

 全員が避難を終えても揺れは収まらず、さらに基地の周囲を黒い霧が覆い隠すように現れ始めた。

 

 そして…黒い霧が基地全てを覆い隠した瞬間、突如迸った白い閃光が全員の視界を一瞬で奪った。

 

 

 

 

 彼女たちは白い閃光の影響が収まり始めた時には、揺れが収まり、黒い霧が基地から晴れ始めた……

 

 しかし、その先に広がる光景は彼女たちが見ていた先程までの光景ではなかった。

 

 薄暗い雲が空を覆い、数多の廃墟が立ち並び、硝煙の匂いが辺りに立ち込めている見たことのない土地だった……

 

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