転生したがケツ龍皇(♀)に子作り要求されるこの世界はおかしいっ!! 作:鳩は平和
深い………底無し沼に沈んでいるような感覚しかなかった。もがいてももがいてもより深く沈んでいく。
俺………死んだんだ………どうなるんだろう………俺……幸いなのが………泣いてくれる家族がいなかったこと………俺がいないことで少しは原作路線に戻ってくれると嬉しい。
ふと家族で思い出したのが………ティアマト、伊吹童子……ヴァーリ…それにオーフィスだった。あいつら………ちゃんとご飯とか食べるかな……そもそも、敵キャラに遭遇しないのかが心配だ。
ヴァーリとオーフィスに至っては大丈夫だろう……チートキャラとラスボスだし……けど、ティアマトと伊吹は違う……伊吹は力をほとんど失い……ティアマトは自分の力を使いたくないと拒絶していた。
だから、俺は……平穏に暮らしたかった。彼女たちとただ……慎ましく生きたかった………けど、その考えはどうやら甘かったらしい。
死んだ……その事実だけは今もある……伊吹にもティアマトにも会えない……何も思いつかない………何か何か……このままここで沈み……目を閉じ死を受け入れることしかできない。
これで終わり
……になんて出来るか!!
今も帰りを待っている彼女たちのためにも……その絶望から目を逸らすなッ、考えろ!!平凡なりにも……自分はこの世界でも生きていいと言う証を…止まるなっ!!今ここで諦めて……何になる。
手足の感覚が無くなろうと………いままで、自分は全てを投げ出し、今の現状に甘えるなっ。
もがくが沈むそのときだった上から一つの光が降り注ぎ、一つの人間と形成した、目も口も鼻もないのっぺらぼうの顔、あの影の出来損ないとは違い恐怖はなく、それを見ると涙が止まらなかった俺は手を掴んだ。
「あんたは………」
『────
俺には理解できなかった……しかし、闇が光に呑み込まれていき……… 黄金の稲穂が広がる平野だった、そこに一つの家があった。見たことない……いったこともない景色にどうして……俺は目の前の景色に懐かしむんだ。
心臓の鼓動が早くなりすぎて胸が痛い………息がくるしい……頭が痛い。まるでそれ以上先に行くなと身体が警告しているような感覚だ。
稲穂の平原の中央に一つの祭壇があった………そこには一つの剣が刺さっていた。
「おや?……抜かないのかい?」
「だれ?」
そこにいたのは真っ白なローブを纏い、片手には水晶が施された杖を持っていた。
「ごきげんよう、私は………そうだなぁ、花のお姉さんとでも呼んでくれ。ほら見ての通りの綺麗なお姉さんさ!」
フードを取ると白い髪に……特徴的に尖った耳をしていた。そその時自身の頭に鈍器で殴られたような痛みが襲いかかる。
「俺は……あなたに……出会ったことが……ある?」
どこで……思い出せない……ここじゃないどこかで俺は……もどかしい。しかしなんの話かわからない女性は首を傾げた
「はて?そう言われても……新手なナンパかい?……それでどうするんだい?」
「どうするって………」
女性は祭壇に刺す剣をみた。
「これを抜くのかい?」
「抜く……うぐっ!!」
見ようとすると何かを警告するように頭痛が酷くなる。眩暈もする吐き気もする……まるで俺自身がその剣を拒絶するように……それをみた女性は静かに笑っていた。
「そうかい、それを抜かないんだね………それも一種の選択だ……君はどうするんだい?」
俺の後ろから現れたのは金髪の青年だった……青年はその剣の柄を握る。
「それを手に取る前にきちんと考えた方がいい」
やめろ……やめてくれ、お前がその剣を手にしたら……それは、お前にとって最悪の結末に……そう口に出そうとするが、喉に何かつまり、口に出せなかった。
「それを手にしたら最後……君は人間で無くなるよ」
「いいや、僕は見てきた……多くの人が笑っていた……それは決して……」
青年はその剣を祭壇から抜き、空へと掲げた。それと同時に……この国に新しき王が誕生したことを祝福するかのように、光が注がれた。
「間違いではないはずさ」
それをみた俺は………悲しさしかなかった……お前にはその道しかなかったのか◼️◼️◼️◼️◼️◼️。そしてその道を平然と選べるお前に俺は……嫉妬し、自分の内側がジュクジュクと腐っていくのを感じた。
ー○●○ー
体が重い………熱い………なんか柔らかいものに包み込まれているような。俺……生きてるのかな………
ゆっくりと目を開ければそこは………いつもの天井だった。俺………生きているんだ。俺………生きているんだ。じゃあこの重さと熱さはなんだよ。
下に視線を向ければ驚き唖然とした………そこにいたのはティアマト、伊吹、オーフィスが眠ってる。
「俺………実は死んでいるんじゃないか?」
そうじゃなきゃ、前世で彼女=年齢を背負った俺がここまで幸せな出来事が起こるはずじゃない。
うん?……いま……自分の身体に違和感を感じ……違う声にも違和感があった。そして布団から見てもわかるぐらいに胸が膨らんでいることに気づき……恐る恐ると布団を捲ると寝着がはだけ……女性の胸が露出している。
「は………いやいや!!なんでぇぇぇ!?」
俺の絶叫で3人が起きた………まだ眠いのか、瞳を擦った。
「むぅ……まだ眠い……余達は夜から本番というのに………何事じゃ?」
「えっ!?いや……ごめん……じゃなくて!!これっ!!俺、女の子になったんだよ!!」
しかし、3人は顔を見合わ、首を傾けた。
「ふむ、そのことなんだが………とても言いにくいのだが、貴様は一度死んでおる」
「は?………死んだって………そういうことか」
つまり、あれは夢じゃなく現実だったということ………それは納得しよう……しかし、女の子の姿になっていることについては理解できない。そしてなぜ生きているのかも……
「お主は悪魔の下僕となってしまったのだ」
「ああ……なるほど」
もう……なんか、色々と否定出来ないけどそうなったんだ。
「一つ聞きたいんだけど……その悪魔にさせた人は?」
「この部屋の隣に寝ておる……貴様をここまで移動させたのは中々苦労した」
誰なんだろうな〜二択なんだけど……どっちにしろ地獄のような気がしてきた。
そう考えている途中だった………服の裾を引っ張られた。そこにいたのはティアマトだった。その目は………潤んでいた。
「もう………離れないで……」
「………ごめん……心配かけて……よっぽどじゃない限り離れないよ」
俺はティアマトの頭をなでながら……これからをどうしようかは…いや、一択しかないよな。
「それで3人はバレてないの?」
「この部屋……我作った……マヒトの家と次元の狭間を繋いだ。」
オーフィスが親指をたてた……なるほど、だから俺の部屋と全く同じ………なんてなると思うか?いや、何やってくれてるの、この
「なあ、オーフィス………どうやってここから出ればいいの?」
「普通に?」
俺の質問にオーフィスは首を傾けながら答える……なぜ、疑問系なんだろう。扉を開けると……真っ暗な闇が広がっていた。
「なあ、本当に大丈夫?一歩間違えたら絶対に死ぬ奴じゃん」
「うん……問題ない……多分」
多分という言葉を恐れつつ、俺は意を決して足を一歩踏み出す………なんということでしょう、あんなにも闇が広がっていた次元の狭間ではなく……我が家であった。
「よかった………転生して早々死亡とか本当に笑えないから……3人はそこで待っているんだよ」
コクリと3人は頷き扉をゆっくり閉めたのを確認した俺は………その隣の本来の部屋の襖の扉を開けた。ベットではなく布団であるために……誰が入っているのかはすぐにわかった。
「よしっ、大丈夫だ……何、別に死ぬわけじゃないし……大丈夫……大丈夫なはず」
俺はそこに眠る人を確認するために布団を捲る。そこにいたのは雪のように白い肌……それと対照的に髪は血のように紅い髪の女性だった。すぐに誰かわかった俺は天井を見上げた。
本当に………世界っていうのは理不尽に理不尽を織りなした世界だよ。
ー●○●ー
「ごちそうさま……」
「はい、お粗末です」
リアス先輩が起き……裸で寝ていたために俺は一旦部屋の外に出た。着替え終えたあとはご飯を食べたリアス先輩。
「まあ、その身体を見る限りじゃあ自分の身体が異常というのはわかるわね」
「まあ、そうですね……これ何がどうなっているのかわからないんですけど……これがリアス先輩の趣味ですか?」
「そんなわけないわ………あなたにとあるものを入れたら……そうなったのよ」
もうわかった……あれでしょう……悪魔にしちゃう魔法のチェスの駒。
「あるものってなんですか?」
「……これよ」
そう言い、リアス先輩が取り出したのは紅いチェスの駒だった。ほらやっぱり……俺、なんでも知っているんだから……
「これは
「はぁ………先輩って悪魔なんですか?」
「そうよ……驚いたかしら?」
そう言い俺にウィンクするリアス先輩……まあ、驚くけど……俺の家今……龍神さんがいるからそこまで驚くことは出来なかった。
「けど、悪魔って……こう、召喚したら願いは叶うけど魂をいただくとか………けっこうブラックなイメージがありました」
「そうね、そういうのは一昔前に流行っていたらしいわね……けど私はそういうのしないわよ」
わかってますよ、先輩が眷属に優しくて人にも優しいって言う人は……けど今思ったら羨ましいな、原作主人公……くそっ!!家の中を歩くたびに柱やタンスの角に小指をぶつけてほしいわ。
「俺……化け物に襲われて死にかけたものの……悪魔に生まれ変わったんですね」
自分でそういうとめっちゃ落ち込んだ………正直、この世界に転生しただけでも最悪なのに、悪魔になるとか……運がいいのはリアス先輩の眷属として三度目の人生を楽しむということか……
「その辺りはまた……そうね、明後日辺りに迎えを寄越すわね……あなたの手続きも色々変えないと……ね?」
なんだろう、聞くのが怖い…………
「あの……リアス先輩」
「なにかしら?何か質問でも?」
そう、これだけは聞かないとダメだ。
「あの、俺を助ける時………何か言いませんでしたか?」
俺がそういうと、リアス先輩は考えんだ。
「……いいえ、私は何も言っていないわ」
「そうですか……とりあえず、質問は特にないです……また次で会った時に……よろしくお願いします」
「ええ、よろしくね」
俺はリアス先輩を送り………考えた。たしかに……あの時、声が聞こえたはずなんだ。日本語……じゃないなにかを……そう……
「
そういうと俺の頭がまた鈍器で殴られたような痛みが襲ってきた。まるで何かを警告しているよう……思い出してはいけないナニカを。
「ああ、本当に……最悪だなぁ」
そう思いながら……服を着替えるが胸がキツくて服が着れないことに静かに涙を流した。
ー●○●ー
「晩御飯……どうしようかな〜」
やることがない俺は家計簿チェックしながら今日の献立を考えること。ぶかぶかのパーカー着て……
ピンポーン
家のチャイムがまた鳴った……どうしてだろう………嫌な予感しかしない。そう思いつつも、俺は玄関の扉まで向かった。
「はーい、どちら様?」
「私だよ、君の愛人さ」
あー人違いですね、俺に愛人なんていないんで……さて、早く晩御飯に行く準備をしないといけないよな。
ガラッ
扉が開き、平然と中に入ってくるヴァーリに俺は唖然とした。
「どうやって入ったんだよ」
「こんな時のために合鍵をつくったのさ」
もう、俺の安らぎは遠いどこかに消えてしまったのかな?
「…直人……君、女装の趣味があったのかい?そんなに女性に飢えているなら私を襲えばいいんだよ」
「そんなわけあるかっ!!俺は至ってノーマルなんだよ……それにそんなことしたら俺は堀の中で過ごさないといけないだろう……それでなんのようだよ」
俺がそういうと扉を開けた、中に入ってきたのはシスター服を着た少女だった。それを見た俺は唖然とした。
「彼女をしばらく預かってほしいんだ……」
「あ、アーシア・アルジェントと言います!!」
ベールを取り、小さくお辞儀し、吸い込まれるほどに綺麗なエメラルド色の瞳を見た俺はまた天井を見上げた。
本当っ今日という今日ほどついていない日はないだろう。
花弁の化け物
はぐれ悪魔のほかに各地にて暴れだす謎の生物。首筋から花弁を撒き散らすことから名付けられた。一体いつからいたのかは分からず突然現れたことから陣営の長たちは警戒にあたる。
オリ主の神器
防御系・カウンター
影を操る防御系の神器。攻撃を防ぐ以外にも影の中に攻撃を吸いこみ別の影から放出することが可能。しかし、直人のは亜種神器セイクリッド・ギアであるために、影を実体化し様々な形に出来る
デメリットは光が必要であり、夜では光がなければほとんど使えない。
ー○●○ー
【挿絵表示】
???「直人、この格好好きって………鳩が」
直人「鳩ォォォォォ!!」
ー○●○ー
ぶっちゃけ、これと似たような世界観でまた書こうと思います………怒りますか?ドラゴン系の作品がめっちゃ書きたいのです。挿絵もどんどん描いていこうか……
Ps
最近カンピオーネ買いました。久方ぶりの主人公強強の作品なのでドキドキします
カンピオーネ、新妹、D×D……問題児……Fate……神座…はっ!?
あと、お題報告でこんなドラゴンいるよとか〜こんなの能力とかあるよ〜が有れば次回作に使いたいので是非に……基本的にハイスクールD×Dキャラは全員好きです。